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私学助成の切り下げに反対する要請に同行

 実は、今朝から自治体問題研究所主催の第34回自治体政策セミナーIN姫路に、参加の為に、山口を出発する予定でしたが、諸課題が山積しており、本日夕方、姫路に向かうことにしました。

 本日、12時から、山口民医連主催の「後期高齢者医療制度の中止撤回」「山口県の福祉医療改悪反対」を求める座り込み行動が宇部市役所前で行われます。私は、この行動に参加する予定です。

 今日は、後期高齢者医療制度の6回目の保険料天引きの日です。繰り返し本ブログで書いていますが、このまま、4月を迎えると、県内で、7240人の方に、保険証が届かないことになります。私は、後期高齢者医療制度の廃止と、福祉医療費改悪反対への声を参加者とともに上げていきたいと思います。

 午後3時からは、私学助成をすすめる会が、県に対して私学助成の切り下げに反対する要請を行います。私は、この行動に同行する予定です。

 昨日、私学助成を所管する県学事文書課の職員から状況を聴取しました。担当者は、私に、「新年度国が引き上げる7818円に対して、その内、交付税措置の2000円が減免補てん分である。その外、私学共済補助分・私学退職金財団補助分を除いた額は、5388円になる。」と説明しました。

 今朝の、NHKラジオで、県は、新年度、私学助成の高校の単価を3500円程度引き下げることを検討していると報道していました。

 そうなりますと、県は、新年度、国の引き上げ分を入れると、生徒一人当たり88888円もの私学助成の切り下げを行う計画であるということになります。

 私は、担当者に、①国の補助金や交付税の引き上げ規模が新年度より多い年はあったのか②県は、私学助成を過去切り下げたことはあるのか、の調査を依頼しました。

 今、その結果が届きました。国の財政措置の状況ですが、過去最高は、H9年の10570円です。しかし、H16年移行では、新年度が最高の補助額となる見込みであることが分かりました。

 また、県として過去に、私学助成の補助単価を引き下げたことはないということも分かりました。

 もし、近年にない大規模な国の財政措置がある年に、過去例のない切り下げを県が行おうとしているのなら、愚行としかいいようがありません。

 何よりも、生徒を取り巻く経済状況がこれだで冷え切っているときに、私学助成の切り下げを行うことは、子どもたちの教育を受ける権利を侵害することになりかねません。私は、今日の午後、私学の先生方と一緒に、子どもたちの窮状を大いに訴えていきたと思います。

 そして、今晩から、姫路に入り、明日は、自治体政策セミナーで、「自治体病院、地域医療と医療制度構造改革」の分科会に参加しようと思います。山口県は、昨年末、「県立病院改革プラン」(骨子案)を明らかにしました。この中で県は、今後の方向性について「独立行政法人が、最もふさわしいと考えるところであり、今後、地方独立行政法人への早期移行に向けて、具体的な検討を進める。」としました。地域医療の崩壊が進む中で、これを再生していく上で、地方独立行政法人化は、ふさわしい形態なのか。しっかり勉強してこようと思います。

福祉医療費助成制度に関する共同要請

 本日、社団法人山口県精神障害者福祉会連合会(石部壽雄会長)、特定非営利活動法人山口県腎友会(吉村隆会長)、山口県保険医協会(高橋泰昭会長)は共同で、二井知事に対して、「福祉医療費助成制度への償還払い方式および医療費一部負担金を導入することに反たしし、その撤回を」要請しました。

 この要請行動には、日本共産党から水野県議と私、社民党から佐々木県議、無所属の会から渋谷県議が参加しました。

 障害者団体の代表者からは、「障害者は、大変な暮らしぶりである。このような中で、一部負担金と償還払いによる窓口負担は出来ない。」との発言が相次ぎました。保険医協会の開業医の先生方からは、「医療が崩壊しようとしている中、これ以上の崩壊を生まないように、患者の安全・安心を守る制度の維持は重要である。」との意見が相次ぎました。

 要請に対して、渡辺厚生課長は、「福祉医療費助成制度は、昭和53年から実施しており、県民に大きな貢献をしてきた制度だと思っている。」「しかし、県の厳しい財政状況から一部負担金等の導入を検討している。」「県の昨年から各団体に理解を得る努力をしているところだ。」「最近の様々な要望を受け、現在、最後の判断を知事が行っているところだ。」と説明しました。

 参加者から、まず、「新年度予算で建設的経費のマイナス20%シーリングに触れていないのはなぜか。」との質問が出されました。これに渡辺課長は、「コメントできない。」と答えました。これに水野県議が、「財政問題との関連については、事前に提出された要望書にも書かれてある。それが分かっていながら、財政問題に関して答えることが出来ない課長が対応することは、要望者に対して不誠実ではないか。謝罪すべきだ。」と指摘しました。これに、渡辺課長は、「この点については、謝罪する。」と答えました。

 私は、「市町や関係団体の理解は得れていると思うのか。」と質問しました。渡辺課長は、「市町においては、一部負担金の導入については、一部の自治体で理解は得れているが、関係団体には、理解が得れていない。」と答えました。

 今日の交渉には、知事か副知事が対応すべきであったことをこの場でも私から指摘をしたいと思います。

 日に日に広がる、この問題での県民の怒りを 知事は 真摯に受け止めるべきです。知事のマニュフェストには、「初心を忘れず、全力で、そして、より誠実に」と冒頭に大きな字で書かれています。

 知事はくれぐれもこの制度を改悪すべきではありません。今日もこのことをこの場で訴えたいと思います。

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 福祉医療費助成制度の改悪反対の共同要請

 

あいお荘

 今日、午後から予定があったのですが、キャンセルとなり、久しぶりに完全休養としました。

 午前中は、家でやり残したことを少しづつこなしました。我が家には、玄関に巨大なゴムの木とクラッスラ(金のなる木)が一鉢づつあります。この鉢を温かくなってきたので、玄関の外に出しました。

 次に、庭のかんきつ類の木の葉っぱに黒い煤が付いたようになっているのが前から気になっていました。これを駆除したいと思いながら時間がなくて、そのままにしていました。今朝からインターネットで調べると、その名も「スス病」だと分かりました。ホームセンターに行って従業員の方に聞いてみると「黒い煤のようなものは、カイガラムシの排泄物のよなもの。」「この時期に、マシン油を噴霧するといい。」と言われました。そう言えば、先日、母が「冬の果樹にマシン油を噴霧すると実りが良くなる。」と言っていたのを思い出し、昼前に、我が家の果樹に散布しました。

 そう言えば、昨年、我が家の柿が青い実のまま落下してしまいました。これは、どのような症状で、対処はどうしたらいいのでしょうか。ご存じの方がありましたらお教え下さい。

 午後は、資料の整理などをして、夕方から家族みんなで、温泉に行きました。30分程度で行ける所で、妻が行ったことがないところで選んだ結果、あいお荘に行きました。

 数年前、高校の同級生数名と宿泊した時、露天風呂のロケーションに酔ってしまった経験からここを選びました。

 今日は、少し霞んでいましたが、夕日が、瀬戸内海の島々の間で沈むところを見ることが出来ました。

 たまった疲れも今日で少し解消されました。充電した力で、県民の命と暮らしが守られる新年度予算になるように力を尽くしたいと思います。

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 風呂から上がって、あいお荘のテラスから撮影

厚東川通信No247(2009年2月15日)

県民の暮らし切り捨ては、福祉医療費助成制度だけはない

 

私学助成も引き下げの動き

 

部長が「引き下げも考慮に」と発言

 

 一月二十二日、山口県私学助成をすすめる会(松倉正義会長)は、二井知事に、私学助成の大幅増額などを求める陳情書を提出しました。
 陳情に対して三好総務部長は、「これまで、私学振興助成法の趣旨に則り、努力してきた。来年度についても何とかしたいが、増額は困難で、補助単価の引き下げを考慮しなければならない段階。」と答えました。
 県私学助成をすすめる会は、二月六日にも、二井知事に対し「文科省私学助成予算と地方交付税確定について」とする要請書を提出しました。
 要請書は、「先般発表された文科省予算、地方交付税予算は、国基準では、高校生一人当たり単価は合計額は三十九万二千九百四十三円(前年度比七千八百十八円増)となっています。」とし、「来年度の予算編成においては、政府が示した方針に沿って、教育予算を減額されないように要請いたします。」と訴えています。
 全国私教連によれば、長崎県が、来年度、私学助成の単価を七千八百円増額する見込みだと言うことです。山口県は、国の財政確保を受け、来年度、私学助成の単価を引き上げるべきです。

信号機が設置・改善される 
 

 藤本県議が、地域住民の要望を県警宇部署に伝え、信号機が相次いで設置・改善されています。一つは、国道一九〇号線と市道白土・柳ヶ瀬線との三叉路です。この箇所に押しボタン式信号が設置されました。二つ目は、県道宇部船木線と市道宇部駅小野田線との三叉路です。この箇所の信号が右折し易いように時差式信号に変更されました。

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信号機が設置された国道190号線

 

12月議会報告シリーズ⑤

 

国体競技力向上に22億円

 

 藤本県議は、「財政難といいながら、国体に向けた競技力向上対策事業には、今年度までに二十二億円を投じている。」「県外選手の確保対策として、警察・行政等3人、教員十人を採用するという取り組みについて、天皇杯獲得を錦の御旗に公平であるべき人事をゆがめてはならない。」と質しました。
 藤井教育長は、「山口国体後も、引き続き、本県で活躍し、地域スポーツの振興に寄与したいという希望を持っている選手について、確保を図っている。」「教員への就職希望を持っている者については、採用試験において、定められた手続きによってその資質や能力を評価して、厳正・公正な選考を行っているところであり、警察や行政についても同様に厳正・公正な試験が行われることと考えている。」と答えました。 

 

一気

 

日本共産党県国会議員事務所吉田所長と、私は、県に県福祉医療費助成制度を堅持させるため諸団体と懇談を行いました▼山口県身体障害者団体連合会では、番屋会長、大平事務局長と懇談しました。対話の中で、具体的なケースが出されました。山口市内に住むある五〇代の男性。福祉作業所に通いながら自立して生活しています。月八万の年金ですが、家賃と食費で残りは一万七千円程です。このような暮らしの中で、窓口での負担や一部負担金が導入されたら大変になるという状況です▼県小児科医会の砂川先生とも懇談しました。砂川先生は、「子どもの病気に対する気遣いが必要で、見落とすことなく対応するためには、現行制度の維持は必要。」と話されました▼県民の命綱を切るようなことを県は決してしてはならないと、私は、多くの方々と対話して痛感しました。

私学助成も引き下げの動き

 1月22日に、山口県私学助成をすすめる会(松倉正義会長)は、二井知事に、私学助成の大幅増額などを求める陳情書を提出しました。
 私学助成の大幅増額を求める陳情に対して三好総務部長は、現在検討中としながら「これまで、私学振興助成法の趣旨に則り、努力してきた。来年度についても何とかしたいが、増額は困難で、補助単価の引き下げを考慮しなければならない段階。」との趣旨の答弁を行っていたことがこの程、分かりました。
 県私学助成をすすめる会は、2月6日、二井知事に対し「文科省私学助成予算と地方交付税確定について」とする要請書を提出しました。
 要請書は、「先般発表された文科省予算、地方交付税予算は、国基準では、高校生一人当たり単価は文科省予算52743円(前年度比418円0.79%増)、地方交付税250200円(前年度比7400円2.96%増)合計額は302943円(前年度比7818円2.58%増)となっています。これは、未曽有の経済危機にも係わらず、国が教育に対して示した意思であると私たちは考えています。」とし、「来年度の予算編成においては、政府が示した方針に沿って、教育予算を減額されないように要請いたします。」と訴えています。
 全国私教連によれは、長崎県が、来年度、私学助成の単価を7800円増額する見込みだと言うことです。
 山口県は、平成20年度予算で、私立学校運営費補助の生徒等一人当たり補助単価を前年度比、全日制高校で3000円、幼稚園で2000円引き上げました。その結果、鳥取県を除く中国地方で一番高い単価となっています。
 県内で現在授業料減免を受けている生徒は、平成20年度で約1904人(全生徒の19%)となっています。来年度は、今日の厳しい経済状況を反映し、受給者は更に増加することが予測されます。山口県は、国の財政確保を受け、1月22日の部長見解を見直し、これまでの努力を継続し、来年度、私学助成の単価を引き上げるべきです。

 県民の暮らしを切り捨てる動きは、福祉医療費助成制度だけではありません。私学助成引き下げの動きに対しても急いで、県民の批判の声を県に上げていきましょう。
 

警官の血

 この土日、テレビ朝日系で、佐々木譲原作「警官の血」のドラマが放映されました。両日とも仕事は早めに切り上げてばっちり観ました。

 原作は、上下2巻の長編ですが、今下巻の前半を読んでいます。

 派出所勤務の清二の謎の死を同じく警官になった息子と孫が真相解明を図っていくと物語です。

 原作の上巻では、犯人は誰なのか全く分かりませんでしたが、ドラマでは、清二が殺される様がありありと映し出されていました。

 このドラマを演出した鶴橋康夫監督のインタビュー記事が赤旗日刊紙に掲載されていました。

 鶴橋監督は、「佐々木さんの原作には、ドストエフスキーの『罪と罰』のような原罪を追い求めるという確かなテーマがあった。」と語ります。

 この記事を書いた板倉記者は、「全編を貫いて通奏低音のように流れるのは、人間を人間と思わない国家権力の正体です。」と書いています。

 清二の息子の民雄は過激派のスパイを命じられ、精神を病みます。民雄の息子の和也も暴力団担当を命じられし良心を投げ捨てる場面が映し出されていました。

 そしてドラマの鍵を握る清二の同期だった早瀬は、激戦地レイテ島から復員した人物です。人間性を捨てながら生きてきたことが映し出されます。

 早瀬は、「アメリカ軍に包囲されて何万人も死んで、それこそ飢餓と・・・、つまり国は撤退命令を出さない代わりに補給もない、援護もない。生きて帰ってきた人は、口をつぐんだまま、この世を去ろうとしている。俺が出来るのは、たった一つ。レイテ島から生還した男は、一体、何を考えたか想像すること」と語ります。

 また、早瀬は、自分をとことん追い込んだ者に対し、「オレは一度だって、そいつらから謝罪の言葉を受けたことはない!」と叫びます。(せりふは赤旗の記事から引用)

 今、私は、ドラマの余韻を感じながら、活字の「警察の血」を読んでいます。

 やっぱり佐々木譲はいいですね。今年の秋には、映画「笑う警官」が封切られます。今年は、じっくり佐々木譲の作品に浸りたいと思います。