議会だより

厚東川通信No247(2009年2月15日)

県民の暮らし切り捨ては、福祉医療費助成制度だけはない

 

私学助成も引き下げの動き

 

部長が「引き下げも考慮に」と発言

 

 一月二十二日、山口県私学助成をすすめる会(松倉正義会長)は、二井知事に、私学助成の大幅増額などを求める陳情書を提出しました。
 陳情に対して三好総務部長は、「これまで、私学振興助成法の趣旨に則り、努力してきた。来年度についても何とかしたいが、増額は困難で、補助単価の引き下げを考慮しなければならない段階。」と答えました。
 県私学助成をすすめる会は、二月六日にも、二井知事に対し「文科省私学助成予算と地方交付税確定について」とする要請書を提出しました。
 要請書は、「先般発表された文科省予算、地方交付税予算は、国基準では、高校生一人当たり単価は合計額は三十九万二千九百四十三円(前年度比七千八百十八円増)となっています。」とし、「来年度の予算編成においては、政府が示した方針に沿って、教育予算を減額されないように要請いたします。」と訴えています。
 全国私教連によれば、長崎県が、来年度、私学助成の単価を七千八百円増額する見込みだと言うことです。山口県は、国の財政確保を受け、来年度、私学助成の単価を引き上げるべきです。

信号機が設置・改善される 
 

 藤本県議が、地域住民の要望を県警宇部署に伝え、信号機が相次いで設置・改善されています。一つは、国道一九〇号線と市道白土・柳ヶ瀬線との三叉路です。この箇所に押しボタン式信号が設置されました。二つ目は、県道宇部船木線と市道宇部駅小野田線との三叉路です。この箇所の信号が右折し易いように時差式信号に変更されました。

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信号機が設置された国道190号線

 

12月議会報告シリーズ⑤

 

国体競技力向上に22億円

 

 藤本県議は、「財政難といいながら、国体に向けた競技力向上対策事業には、今年度までに二十二億円を投じている。」「県外選手の確保対策として、警察・行政等3人、教員十人を採用するという取り組みについて、天皇杯獲得を錦の御旗に公平であるべき人事をゆがめてはならない。」と質しました。
 藤井教育長は、「山口国体後も、引き続き、本県で活躍し、地域スポーツの振興に寄与したいという希望を持っている選手について、確保を図っている。」「教員への就職希望を持っている者については、採用試験において、定められた手続きによってその資質や能力を評価して、厳正・公正な選考を行っているところであり、警察や行政についても同様に厳正・公正な試験が行われることと考えている。」と答えました。 

 

一気

 

日本共産党県国会議員事務所吉田所長と、私は、県に県福祉医療費助成制度を堅持させるため諸団体と懇談を行いました▼山口県身体障害者団体連合会では、番屋会長、大平事務局長と懇談しました。対話の中で、具体的なケースが出されました。山口市内に住むある五〇代の男性。福祉作業所に通いながら自立して生活しています。月八万の年金ですが、家賃と食費で残りは一万七千円程です。このような暮らしの中で、窓口での負担や一部負担金が導入されたら大変になるという状況です▼県小児科医会の砂川先生とも懇談しました。砂川先生は、「子どもの病気に対する気遣いが必要で、見落とすことなく対応するためには、現行制度の維持は必要。」と話されました▼県民の命綱を切るようなことを県は決してしてはならないと、私は、多くの方々と対話して痛感しました。

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