議会だより

厚東川通信No384(2014年11月1日)

藤本県議が米価暴落に対する無利子融資の創設求める

 

JAが融資制度創設を検討

 

無利子融資になるよう県の支援求める

 

 九月県議会で藤本県議は、米価暴落に対する無利子融資制度を創設すべきと質しました。野村農林水産部長は「本県の生産者団体においても、稲作農家に対する独自の緊急融資の検討が進められていることから、県としては、当面、こうした動きを注視しながら、適切に対応してまいりたい」と答えました。
 日本農業新聞は、十月十六日、「JAグループ山口は十五日、二〇一四年産米の価格下落と米の直接支払交付金の減額で稲作主体の組合員の収入が大幅に減少することを受けて、緊急融資対策を行うことを決めた。JAと出荷契約を結んでいる稲作農家や法人を対象に、緊急対策資金と低利の資金融通の仕組みを創設する。JAと県連合会・県本部が利子補給をし、農家の資金繰りを支援する。融資限度額など制度の詳細については今後決定し、十二月をめどに県内JAで取扱いを始める予定。」と報道しました。
 山口県でJAが米価暴落に対し融資制度を創設することは評価します。その上で、山口県はJAを支援して、「無利子融資」としてスタートさせるべきです。このことを山口県に強く求めます。

 

人口減少・地域活力維持対策特別委員会

 

藤本県議が中山間地域の集落維持求める

 

 十月二十四日、人口減少・地域活力維持対策特別委員会が行われ、「子育て世代や高齢者が暮らしやすいまちづくり」をテーマに執行部から説明を受け、質疑を行いました。
 まず「地域での見守り・支え合い体制」についてです。
 藤本県議は、「新聞に認知症の見守り事業を近隣の市町で共同して実施している道府県が十二あるとの報道があった。山口県でも対応できるようにすべき」と質しました。
 縄田長寿社会課長は「山口県でも近隣の市町での見守りが共同実施できるよう指導助言していきたい」と答えました。
 最後は、「中山間地域における集落機能の維持」についてです。
 藤本県議は「島根県では集落支援員が二〇一名に対し山口県は一〇名、地域おこし協力隊が島根県では六九名に対し、山口県は十四名。山口県の中山間地域を支援する人材を増やすべき」と質しました。
 平屋中山間地域づくり推進課長は「山口県の中山間地域を支援する人材を増やす施策を進めていきたい」と答えました。

 

仁比参院議員が同席し、党県委員会が政府交渉行う

 日本共産党山口県委員会は、十月十四日、政府交渉に取り組みました。
 交渉には、藤本、木佐木両県議、河合、松田の両県議予定候補らと中国ブロックの石村さん、仁比参院議員が参加し、県民要求の実現を迫りました。

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政府交渉を行う藤本県議と仁比議員(左から4番目)

 

一気

 

毎日新聞い二井元知事のインタビューが掲載されました▼二井元知事は、「原発事故を受け、国では新設に対する考え方や安全基準をどうするかが検討されていましたが、いずれも結論は出ていませんでした。新設については今もそうです。そうすると、埋め立ての前提となる土地利用計画は無くなったと判断すべきだと考えました。従って免許を延長する正当な理由もなく、免許は失効されるべきだと。延長申請をしてきてもダメだという考え方を取りました。」「一般論で言えば、上関原発が実質的に国のエネルギー政策に位置づけられた時、再度埋め立て免許の判断をする方が県民のみなさんには分かりやすいでのではないでしょうか。」と述べています▼村岡知事は、これ以上の裁量権の濫用はやめて、二井元知事の立場にたち、ただちに許可・不許可の判断を行うべきです。

厚東川通信No383(2014年10月15日)

藤本県議が10月1日、一般質問で登壇

 

特別警戒区域に10高校

 

日米地位協定改定へ知事会で検討

 

 藤本県議は、一日に一般質問で登壇しました。藤本県議は、岩国市・和木町の豪雨災害対策を取り上げました。藤本県議は、岩国市新港地区の災害について「避難勧告は災害発生後に発令されたのではないか」と質しました。渡辺総務部長は「岩国市によれば、新港地区の避難勧告発令の時刻は、災害発生の後であったとのことだ」と答えました。
 浅原教育長は、土砂災害特別警戒区域内にある県立学校の数が十校あることを明らかにしました。その上で、「擁壁の設置を検討する学校については、今後学校ごとに行う調査に基づいて、決定したい」と答えました。
  岩国基地問題に関し、藤本県議は、「米軍構成員等が日本で起こした犯罪の第一裁判権は日本がもつことを日米地位協定で明らかにするよう国に求めるべきだ」と質しました。大谷総務部理事は、「米軍属に対する裁判権の枠組みを地位協定で明確にすることを国等に求めることについては、今後、渉外知事会の場において、関係都道県とともに検討したい」と答えました。
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  本会議場で一般質問を行う藤本県議

 

従軍慰安婦歪める意見書可決

 

 九月議会に「『慰安婦問題』に関する適切な対応を求める意見書案」が提案されました。
 この意見書は「吉田証言に端を発した国際問題化等の影響は、国内にも及び、報道や一部の歴史教科書において、『従軍慰安婦』や『強制連行』をあらわす記述がなされるなど、国民に史実に基づかない誤った歴史認識をもたらす要因にもなっている」との現状認識の元「慰安婦問題について、国内外に広がった、我が国及び日本人に対するいわれなき批判や、誤った認識を是正し、客観的事実に基づく正しい歴史認識が形成される」よう国に求めたものです。
 藤本県議は、意見書は「河野談話」など政府が認定した「強制性」を否定するもので、これこそ「史実に基づかない誤った歴史認識をもたらす」ものであると反対討論を行いました。採決の結果、この意見書は、自民・公明などの賛成多数で可決しました。
 宇部市選挙区の県議で、この意見書に反対したのは、藤本・佐々木県議。賛成したのは、小泉・岡村・二木・篠崎議員でした。
 

ウベボードが来年3月末で解散すると発表

 

 宇部興産は、ウベボードを来年三月末で解散すると発表しました。業務の一部は、四月一日に静岡県富士市に設立される新トキワ興産(仮称)に移管される見込みです。関係する従業員は合計で二二五人です。山口労働局と山口県と宇部市は、「地域経済と雇用面に配慮し従業員の雇用の安定に万全を期す」ことなどを求める要請文を宇部興産に提出しました。

 

一気

 

島根県中山間地域研究センターで日本共産党中国ブロック事務所主催の研修会が行われ参加しました▼藤山センター研究統括監の「田園回帰の現状と戦略~人口と所得の一%を取り戻す~」と題する講演は目から鱗が落ちる想いでした▼藤山さんは、「地域人口全体の一%の定住増加で、人口、高齢化率、子ども数の安定を達成することができる」と語りました。更に、「外部調達額の一%の取戻しで、所得一%増が達成され、定住一%増を達成していける」と展望を語りました。藤山さんは、「定住を支える地域現場からのボトムアップ型政策形成」の大切さを強調しました▼私は、藤山さんの話で、中山間地域での定住促進は出来るし、日本の未来のためにもしなければならないと痛感しました。大変充実した研修会に参加することができました。今後の活動に生かしたいと思います。

厚東川通信No382(2014年10月1日)

藤本県議が2012年9月議会で質問

 

祢・長門に総合支援学校の分教室

 

分教室は来年度からスタートの見込み

 

 藤本県議は、二〇一二年九月県議会で美祢・長門地域への総合支援学校の新設について質問を行いました。田辺教育長(当時)は、「現在、特別支援教育ビジョン第二次実行計画の見直しを行っている」と答えました。
 今年三月、「山口県特別支援教育ビジョン実行計画(第二期)」が見直され、この程、県教育委員会は、①居住地から総合支援学校への通学に一時間以上を要する地域②法に定める学級人数六人が継続的に見込まれる地域などに該当する地域として、美祢地域と長門地域が該当することを明らかにしました。
 県教育委員会は、具体策として、総合支援学校に在籍する地域の児童生徒数、通学の利便性、交流及び共同学習の視点から、美祢市・長門市に総合支援学校の小・中学部分教室を設置することを九月の県教育委員会議で明らかにしました。
 また、美祢市・長門市への総合支援学校の分教室設置の時期について、県教委の担当者は、「来年度からスタートさせたい」と話しています。

 

宇部市万倉の県道小野田・美東線に側溝新設を要望

 藤本県議は、県宇部土木建築事務所に県道小野田・美東線への側溝の新設を要望しました。要望は、宇部市万倉の県道で、未整備の所に側溝を整備してほしいというものです。担当者は、「現場を調査したい」と話ました。 
 また、藤本県議は県道宇部・停車場線の宇部駅から北側の歩道にせり出している草を刈ってほしいと要望し、この程、完了しました。

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 側溝新設の要望が出ている県道小野田・美東線

 

藤本県議が10月1日に一般質問で登壇

 

 9月定例県議会が9月24日から始まりました。藤本県議は、10月1日午前10時から一般質問で登壇する予定です。質問項目は以下の通りです。多くの皆さんの傍聴をお待ちしています。
1、防災対策
①ハード対策 ②避難勧告 ③被災者支援制度
2、原発問題
①原発に依存しない県政推進 ②公有水面埋立問題
3、再生可能エネルギー問題
4、岩国基地問題
①新たな基地交付金 ②沖縄知事選挙をめぐる状況
③愛宕山に係る諸問題
5、農業問題
①米価下落問題 ②安倍「農政改革」に関する諸問題

 

一気 

 

早見和真さんの最新刊「イノセントデイズ」を読みました。これほどまでに一気読みできる本に出合ったのは久しぶりです。私がこれまで読んだ本の中でも一気読み度屈指の作品です▼確定死刑囚、田中幸乃の人生がきめ細かく描写されています。彼女に関わった人物の描写も丁寧で、彼女への想いも伝わってきます。早見和真さんの正義感と人間味とが混在となり、とにかくページをめくりたくなる筆致に感服です▼この小説も「ひゃくはち」「ぼくたちの家族」に続いて映画化を期待しています▼今は、「6シックス」を読んでいます。この作品は、東京六大学(東大、早稲田、慶応、立教、明治、法政)にまつわる人々が一章づつ描かれたものです。早見作品ですから、主人公はレギュラー選手ではなさそうです。その辺りに読み応えありです。読書の秋を満喫するこの頃です。

厚東川通信No381(2014年9月15日)

日本共産党県議団が9月3日から福島県を視察する

 

山口県に原発はいらないを痛感

 

今も12万7千人が避難生活を送る

 

  日本共産党県議団で福島県を視察しました。三日(水)、「原発事故の完全賠償をさせる会」の佐藤さんの案内で、被災地を訪ねました。車は、居住制限区域(ほとんどの人が避難生活を送っている地域)の富岡町へ。更に、帰宅困難区域との境界(夜ノ森地区)まで行きました。帰宅困難区域は、昼夜問わず、入ってはいけない地域です。原発災害の被害を受けた被災地の困難さを実感しました。
 四日(木)は、福島県庁で、原発災害後の対策について説明を受けました。福島県は、現在でも十二万七千人を超える人々が避難生活を送っています。原発の危険性は続き、災害対策本部を解除せず対応していました。
 五日(金)は、独立行政法人産業技術総合研究所が運営する福島再生可能エネルギー研究所を視察しました。太陽、風力、地熱に係る再生可能エネルギーに関する研究が進められていました。
 「山口県に原発はいらない」「山口県を再生可能エネルギーの先進県に」このことを痛感する視察でした。

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  福島県いわき市浜風商店街を視察しました。

 

みんなの県政つくる会が知事に要望書を提出する

 

 みんなの県政をつくる会(福江俊喜代表世話人)は、一〇日、村岡知事に対して「県民の願いにこたえた県政への転換を求める要望書」を提出しました。要望書提出後、県担当者と交渉を行いました。
 第一は、「岩国基地の拡大強化」に関する諸問題です。空母艦載機部隊の岩国基地移駐問題で、磯村基地対策室次長は「『普天間基地の移設の見通しが立たないいちに空母艦載機部隊の移駐のみを切り離して進めることは認められない』との見解は変わっていない。」と述べました。
 藤本県議は、「名護市議選では、辺野古への新基地建設反対派が多数を占めた。普天間基地の辺野古移設は困難になった中、空母艦載機部隊を岩国に移駐できない状況は高い」と指摘しました。
 第二は、「原発ゼロ」に関する諸問題です。土木建築部港湾課の末富主幹は、中電の公有水面埋立の審査について「埋立法に基づき、審査している。土地利用計画が確定していなければ、埋立法上の正当な事由がなくなる。土地利用計画が確定しているかどうかを審査している」と述べました。
 

マツダ派遣切り裁判報告集会

 七日、山口市内で「マツダ派遣切り裁判 和解・解決報告集会」が行われました。
 マツダ共闘会議の藤永代表、マツダ訴訟弁護団の内山団長らがあいさつを行い、日本共産党からは仁比参議院議員が挨拶を行いました。

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  報告集会の最後に原告団の皆さんが一堂に

 

一気

 

岩国市と和木町を襲った豪雨災害から、一ケ月以上が経過しました▼中国新聞は、岩国市と和木町の豪雨で、人家が被災した土石流と崖崩れは計三二ケ所で発生したと報じました。その内、三一ケ所は土砂災害警戒区域で砂防ダムや擁壁の設置はされていなかったと報じました▼私は、青年が亡くなった新港地区を訪ねました。青年が亡くなった場所の東側には砂防ダムが設置されていませんでした。土砂災害警戒区域であったようですが、土砂災害特別警戒区域にはされていませんでした。死亡事案が発生した新港地区に限って言えば、①土砂災害警戒区域でありながら土砂を防止する擁壁等設置していなかった②特別警戒区域かどうかの調査が行われていなかったなどの問題があります▼岩国・和木災害の問題を来る九議会で発言する予定です。質問は一〇月一日の予定です。

厚東川通信No379(2014年8月15日)

普天間の空中給油機15機が岩国基地へ移設完了

 

先行移駐は公約違反

 

辺野古新基地建設を加速させるもの

 

 沖縄・普天間基地の空中給油機は、七月八日から岩国移駐が開始される予定でしたが、台風八号の接近により延期され、十五日から開始されました。
 八月一日、岩国基地報道部は「海兵第一五二空中給油輸送中隊(VMGR―一五二)に所属するKC―一三〇Jスーパーハーキュリーズ、航空機の輸送が八月一日までに完了した。部隊は装備や人員の移転作業を続けており、予定通り残りの駐在作業完了を目指している。」とのコメントを発表しました。
 山口県は、「普天間基地の移設の見通しが立たない前に空中給油機部隊の岩国基地受け入れはしない」としてきた県民への公約を投げ捨て、先行移駐を認めました。
 空中給油機部隊の岩国移駐は辺野古新基地建設への道を加速させるものです。山口県は、「普天間基地閉鎖・撤去、県内移設断念」の「建白書」で示されたオール沖縄の願いを共有し、空飛ぶガソリンスタンド=空中給油機部隊は、アメリカ本土に帰れの声を強める時です。
 空中給油機十五機岩国移駐完了に抗議します。

 

山口・島根豪雨災害から1年

 

約8割の復旧工事が発注済み

 

 死者二人、行方不明者二人を出した山口・島根豪雨災害は、発生から一年を迎えました。
 日本共産党中国ブロック事務所の調査で、山口県内の災害復旧事業の進捗状況が明らかになりました。
 まず、国交省関係の災害復旧事業の進捗状況です。今年の六月末現在で、山口市では、県・市町合わせて一九一件中、完了が五五件、発注済みが一一九件、未発注が一七件となっています。萩市では、五二四件中、完了が、三九件、発注済みが四四一件、未発注が、四四件となっています。合計、七一五件中、完了が九四件、発注済みが五六〇件、未発注が六一件となっています。
 次に農林水産省関係の災害復旧事業の進捗状況です。今年七月時点、山口県全体で、農地・施設合計九四三件中、工事着工件数は、七五六件となっています。
 山口県内では、国交省・農林水産省関係の災害復旧事業の内、約八割が工事に入っている状況です。
 災害復旧工事が早急に完了するよう働き掛けていきます。

 

今年度の真締川の河道掘削は時雨川との合流点

 

 七月二五日、地元県議に対する今年度の公共事業説明会が行われ、五〇〇万円の予算で真締川の河道掘削が行われることが明らかになりました。
 工事は、川津橋以南の時雨川との合流地点の西岸に堆積している土砂を撤去するものです。今月中にも工事が開始される見通しです。

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  今年度、真締川の河道掘削が行われる箇所

 

一気

 

米林宏昌監督の映画「思い出のマーニー」を子どもたちと観ました▼本作は、高畑・宮崎両監督が関わらない初のジブリ作品。パンフレットに「『高畑・宮崎のいないジブリはこんなものしか作れないのか』とは言わせない」との決意で米林監督が作成したものだとありました▼パンフレットに作家の三浦しをんさんが「映画『思い出のマーニー』は、娯楽作品としても、より魅力的な装いとなった、謎めいた屋敷と、そこに住むマーニーの描写はホラー映画のようである。杏奈とマーニーの楽しい日々は冒険活劇の要素がたっぷりだし、マーニーの正体を探る局面では、ミステリーの緻密な緊迫感を味わえる。」と書いています▼私は、ミステリーの部分に心奪われました。主人公・杏奈の一夏の成長に目を奪われる作品でもあります。この夏一押し映画です。ご覧ください。

厚東川通信No378(2014年8月1日)

愛宕山に新たな軍事基地はいらない7・12市民集会

 

米軍いいなりの工事強行は許さない

 

藤本県議が6月県議会報告を行う

 

 七月十二日、岩国市の愛宕神社前公園で、愛宕山を守る市民連絡協議会主催の「愛宕山に新たな米軍基地はいらない七・十二市民大集会」が行われました。
 日本共産党から藤本県議と中国ブロック国会議員事務所長の石村智子さん、木佐木県議が参加しました。
 藤本県議は、六月県議会で愛宕山での米軍家族住宅やスポーツ施設建設にあたり開発許可も行わない県政の問題点を指摘したことを報告しました。
 一㌶以上の野球場や陸上競技場は開発許可が必要です。しかし、山口県は、平成二〇年の国交省が出した一片の「事務連絡」の文書を盾に、愛宕山は米軍に提供される用地だからとの理由で、中国四国防衛局に野球場などの開発許可を行いませんでした。
 藤本県議は、「国・県が都市計画法をアメリカ言いなりに解釈して開発許可を免除していることについて許すことが出来ない」と訴えました。
 最後に、参加者一同で、「怒」と書かれたうちわをかざし、愛宕山に新たな米軍基地はいらないとアピールしました。

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 集会参加者全員で「怒」のうちわをかざしました

 

国民平和大行進が宇部市を通過

 

 七月二十四日、国民平和大行進が宇部市を通過しました。九時三〇分から宇部市役所前で出発式が行われました。
 出発式では、宇部市長のメッセージが代読され、通し行進者の紹介が行われました。
 沖縄から広島まで通し行進される東京都の渡辺さんは、手作りの旗を背中に立てての行進です。
 宮崎から広島まで通し行進される静岡県の山崎さんは、浜岡原発再稼働させるなの願いを込めての行進です。
 鹿児島から広島まで通し行進される東郷さんは、川内原発再稼働させるなの願いを込めての行進です。
 行進は、宇部市役所から常磐公園入口まで行われました。行進者には、こぐま保育園の園児らも参加し、沿道の市民の注目をあびていました。
 行進に参加した藤本県議は、「上関原発を絶対に建てさせない想いと核兵器廃絶の願いを込めて行進した」と感想を述べていました。
 来年は、第三回NPT再検討会議が開かれます。参加者は、「核兵器のない世界」を願い行進しました。

 

県政・市政報告会行われる

 七月一九日、宇部市内で、日本共産党宇部市議団と藤本県議が「県政・市政報告会」を行いました。
 藤本県議は、「憲法改正の実現に向けた議論を求める意見書」が自民・公明などの賛成多数で可決した問題などを報告しました。

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 藤本県議は、6月県議会の報告を行いました

 

一気

NHK連続テレビ小説「花子とアン」で仲間由紀恵さんが演じる蓮子のモデルは、柳原白蓮です。白蓮は、天皇の従妹として生まれ、筑豊の炭鉱王と結婚し、東京帝大生の宮崎と駆け落ちをします▼白蓮が宮崎と結婚した後の事を作家の永野朝子さんがしんぶん赤旗に書いていました。白蓮と宮崎との子どもの内、長男が招集され、戦死します。戦後、白蓮は、戦争で子どもを亡くした母親たちに呼びかけ「慈母の会」を結成します。白蓮の原爆投下を憎み「人の世にあるべきものか原爆のいくさは遠く根の国へゆけ」と歌っています。永野さんは「『戦争反対』の声は連日、首相官邸をとりまき膨れ上がっている。その中に数多くの白蓮の姿が、ありありと、私の目には映っている。」と書いています▼白蓮の平和への想いを学び、その想いをを引き継ぐ夏にしたいと決意を新たにしました。