月別アーカイブ:2010年2月

終末のフール

 最近は、伊坂幸太郎ばかり読んでいます。「ゴールデンスレンバー」に続いて、「魔王」「モダンタイムズ」「あるキング」を読んで、今、「終末のフール」を読んでいます。

 今まで読んだ伊坂作品の中で、今読んでいる「終末のフール」が一番面白いかも知れません。懲りすぎてなく、シンプルでいい話です。

 舞台は、「8年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから5年が過ぎた頃」の仙台北部の団地です。

 余命3年という時間の中に人生が凝縮されていきます。8つの短編が集まった本です。ようやく子どもが宿った夫婦が子どもを産むかどうかの選択で悩む「太陽のシール」。

 親子関係で悩む「終末のフール」。妹が無くなった原因と思われる人物の所を訪ねての物語の「籠城のビール」。どれも考えさせられるし泣ける話です。

 今まで読んだ中では、「籠城のビール」が一番面白かったです。

 奇想天外なシュチュエーションですが、その中で、人々は、真っ当に悩み、正しい選択をしているような気がします。

 あと3年と言われてしまうと、人生の彩りは濃くなってきます。ですから物語も鮮やかになってくるような作品です。

 今から、「終末のフール」の続きを読みます。至極の時です。

春季山口県下空手道交流大会

 本日、宇部市武道館で新極真会山口中央支部主催の県下空手道交流大会が行われました。

 広島県や岡山県からの参加もあり、幼児から一般まで109名の選手が参加しました。

 私は大会会長として以下のあいさつを行いました。

「2010年山口県下空手道交流大会にご参加の選手の皆さんおはようございます。大会にあたり一言ごあいさつを申しあげます。
 新極真会の緑代表が、空手ライフのインタビューで「若手選手には、実力でも精神面でも同世代のスポーツ選手に負けないでほしい」と述べています。
 今、バンクーバーオリンピックが行われています。フィギュアスケート男子フリーで銅メダルを取った高橋選手の演技は、皆さんもテレビで見られたと思います。
 高橋選手は、『ガラスのハート』と言われ、大舞台で力が発揮できませんでした。しかし、一昨年に右ひざの靭帯断裂の大けがを負いました。
 高橋選手は、『あのつらい経験が、ぼくを変えた。自分にとってスケートがどんなに大切なものか、そして、支えてくれる人たちがいかにありがたいものか、それを教えてくれた』と言っています。
 皆さん、高橋選手の精神面の強さを学び、支えてくれたご家族や指導者の方々のためには、今日は、持てる力を出し切ってほしいと思います。
 最後に、本大会の運営にあたっておられるスタッフの皆さんと応援のご家族の皆さんに感謝を申し上げて開会のあいさつとさせていただきます。」

 今日は、日本共産党北南地区委員会の党会議の日でもあり、あいさつを済ませるとすぐ会議の会場に移動しました。

 党会議では、人事案も協議され、五島地区委員長が再選されました。私は、引き続いて、北南地区委員を務めることになりました。

 夏の参議院選挙と来年の県議・市議選勝利のため決意を新たにしました。


 

宇部地域SNS「うべっちゃ」1周年

 本日、宇部稚気SNS「うべっちゃ」1周年の集いがありました。

 私は、会員相互の親交を深める「うべっちゃ交流会」に参加しました。

 「うべっちゃ」の会員だけではなく、松江や尾道のSNSの方々の参加もありました。

 私は、ハンドルネーム「一兎」の名札を付けて参加しましたが、もう少し、「うべっちゃ」に関わっていこうと思いました。

 地産地消の情報発信のツールとして「うべっちゃ」はなくてはならないものだと思います。

 その中で「小野湖の水を守る会」のコミュニティーの紹介もありました。

 様々な出し物もあって、宇部市でのSNSの1年間の発展を多いに示す内容でした。

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   ブログの更新数の多い方の表彰風景です

福祉医療費助成制度

 昨日、県市長会が行われ、県への要望項目が明らかにされました。

 その中に、周南市提出として「山口県福祉医療費助成制度における一部負担制度の撤回について」があります。

 要望は「現下の厳しい経済状況にあって、受給者、団体、保護者及び医療関係者等からも切望されている福祉医療費助成制度における医療費無料化継続は、社会的・経済的に弱い立場にある方々の安心安全と健康を確保するためにも、最優先の福祉施策であると考える」としています。

 県が今年度から福祉医療費助成制度の一部負担金を導入しましたが、宇部市以外の全市町が県が減額した分を含め助成をし、無料制度を継続しました。

 宇部市も、障害者を無料にするなど一定の改善を検討しています。

 私は、福祉医療費助成制度の一部負担金導入反対の論戦をこの間、繰り返し行ってきました。

 その立場から市長会の要望は当然だと思います。山口県は、新年度から一部負担金を撤回すべきです。

 また、私は、11月県議会で、「昨年4月現在で、北海道など9都道府県が、入院の場合、医療費助成の対象を小学生以上に拡大しいる」ことをあげ、県の制度拡充を求めました。

 しんぶん赤旗の報道で、岡山県が新年度から子どもの入院医療費を小学校6年生まで無料にする検討を行っていることが明らかになっています。

 山口県も、子どもの入院医療費の年齢拡大に踏み出すときです。

 「社会的・経済的に弱い立場にある方の安心安全と健康を確保する」社会を実現してこそ、山口県は、「住み良さ日本一の元気県」といえるのではないでしょうか。

 二井知事の英断を強く求めます。 

厚東川通信No271(2010年2月15日)

山口県議会・宇部市議会報告会を行う

 

ロングランプ計画は白紙に

 

 十一日、男女共同参画センターで、日本共産党山口県議会・宇部市議会報告会が行われ、七〇名の市民が集いました。
 市議会報告では、宇部市議団の各議員が報告し、藤本県議が宇部市の問題を中心に報告しました。 まず、豪雨対策では、浸水解消のために、厚東川の堤防設置など「厚東川水系河川整備計画」を策定中であることを報告しました。
 小野湖上流の産業廃棄物処分場建設計画の問題では、「要綱に基づく手続きに至る前に、計画者に対し、小野湖周辺関係者に詳細を説明し、その理解を得るよう指導している」との答弁を引き出したことを報告。この小野湖関係者には宇部市だけではなく山陽小野田市の市民も関わることも報告し、計画を中止していくために力を尽くすと訴えました。
 宇部湾岸道路問題では、宇部興産道路を活用したロングランプ計画を白紙撤回するように求めていることを報告。県道妻崎開作小野田線から2階部分に乗り入れる計画に変更するよう求めていることを報告しました。


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  県議会・市議会報告会で報告する藤本県議


11月県議会報告シリーズ⑤

 

自主参加の全国学力テスト

 

 新年度から全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が抽出方式になります。政府の新年度予算案では、抽出率三〇%となりました。抽出からもれた市町村は希望すればテストが配布されることになります。
 問題は、自主参加の場合の採点・集計等の費用です。県教委は、今日の私への説明に対しても「費用を出す考えはない」と明確に答えました。現時点で、市町教委で、自主参加のテストの採点・集計等の費用を出そうとしているのは、宇部市だけと言われています。 そうなると、教職員負担による自校採点となります。
 藤本県議は、十一月県議会で、「希望利用方式」として、自治体負担を大きい時には、導入しないことも検討すべきと教育長に質問しました。教育長は、「市町教委と協議しながら、適切に対応してまいる」との答弁でした。
 このまま実施すれば、学校または、教育委員会職員の負担増になることが明らかです。今からでも自主参加方式は中止すべきです。
 

宇部湾岸線を土木委員会が視察

 

 二日、県議会土木建築委員会の県内視察で、宇部湾岸線の視察が行われ、藤本県議が参加しました。
 宇部湾岸線は、八百六十億円の事業費で、現在までに、八十七%の工事が進捗しています。平成二十三年度で事業完了の予定と報告されました。 しかし、宇部興産道路を使ったロングランプの建設が予定されていますが、未だに接続されていませんでした。
 

一気

 

映画「アバター」を観ました。キャメロン監督は、アメリカ人でありながら、アメリカ帝国主義の侵略性を二一五四年を舞台にしながら露骨に描きだしています▼舞台は地球から五光年離れたパンドラという惑星です。ナヴィという民族が暮らしています。この星の鉱物資源を目当てに人類は、ナヴィを殺戮し、資源を奪おうとします。ナヴィ民族の精神的支柱が壊される時には怒りを感じました。人類に立ち向かうナヴィの闘いに心からエールを送りました。映画の中で、人類の中にも、ナヴィの立場に立とうとする人々がを描いたシーンを観ながら涙が出ました▼キャメロン監督が、平和と民主主義に危機を感じ、立ち向かう勇気を持とうとメッセージを送っていることに励まされました。監督の次回作は、「はだしのゲン」だそうです。キャメロン監督から目が離せません。 

 

かんしゃじょうとおたふくかぜ

 今日、小学校で、1年・2年・3年の参観日でした。

 2年生の三男が、昨日から、「どうしても来てほしい」と言います。理由は、「言えない」といいます。とくにかく、私が行くことにしました。

 三男が来てほしいというだけあって忘れることの出来ない感動的な参観日となりました。

 子どもたち一人一人が皆の前で、生また頃の様子を話します。その後、得意なことを披露して、親へ感謝状を渡します。

 親への感謝状を読みながら感極って泣きだす子どももいました。参観に行っていた親たちももらい泣きです。

 三男は、生まれた時の話では、保育園での思い出を話しました。山羊や羊や犬の思い出を話しました。

 得意なことは、ピアニカでした。二人の友だちの応援を得て「こぐまの2月」を上手に吹きました。

 親への感謝状を紹介します。

 「ありがとうおかあさん 

  ぼくは、学校ではじめて、おかあさんが子どもをうむのに、いのちをかけてうんでくれたことをしりました。

 いのちをかけてうんでくれて、ありがとう。とても大へんだったろうね。

  ぼくが、びょうきのとき、おかあさんは、わざわざしごとをやすんでくれて、ありがとう。

  みんな兄弟、ぜんいん、もらったものなのに、ぼくだけかってもらったランドセルです。わすれられません。これからもたいせつにします。」

 それに、本物の「かんしゃじょう」ももらいました。

 「父母へ

 母へ

 いつもごはんとかつくってくれてありがとう。いっぱいかんしゃしたいです。ありがとう。ありがとう。

 父へ

 学校のノートとかわすれたときとか、ノートをとどけてくれてありがとう。ありがとう。ありがとう。

 かぜひいたときに、すぐ、びゅういんにつれていってくれてありがとう。」

 まだまだ幼いと思っていた三男ですが、ずいぶん成長していることを知り嬉しくなりました。

 この作文と「かんしゃじょう」は我が家の宝として大切にしたいと思います。

 命の授業をしていただいた担任の先生に感謝いたします。ありがとうございました。

 三男が我が家の子どもでいてくれて感謝する一日でした。

 そして、親として忘れられない出来事のもう一つは長男が今日、「おたぐくかぜ」になったことです。

 今日、午前中に病院に連れていって分かりました。

 長男は夕食が取りづらいようで苦しんでいます。明日も学校は休むことになるでしょう。

 親としての役割を実感する一日となりました。