今朝の赤旗日刊紙の「朝の風」に藤沢周平の未刊行エッセイ集の話題が掲載されていました。藤沢周平ファンを自称する私としては、いてもたっても居られません。書店に直行して購入しました。
「朝の風」では、この本の中の「雪のある風景」という項目が触れられています。「朝の風」には、藤沢周平さんが生涯の中で、唯一政治家の応援演説をした。のが、元共産党山形県議の小竹輝也氏だったと書かれてあります。「藤沢氏と小竹氏は、旧山形師範学校時代の同窓、帰省の折には四時間の車中をしばしば共にした。」とあります。
原作の「雪のある風景」では、並々ならない藤沢さんの決意が書かれています。「私は鶴岡に帰ったらO氏の方から電話があるかも知れない、と思い、話をしろと言われたらやるしかないと思っていた。」とあります。
藤沢氏は、なぜ、O氏=小竹さんの応援演説を行ったのか理由も書かれています。「O氏は、人間の政治に対するナイーブな願望を政治のうえに生かそうと懸命であるだけでなく、彼自身政治とはそうしたものでありたいと願っていると私には見える。それは、権謀術数の中で、多くの政治家が失ってしまった、政治に対する初心のことである。政治家を志したとき、彼が抱いたであろうその初心は、いまも変わることなく、営々と彼を人のためにつくさせるのである。彼がやるように、誰かが出来るかと問いたい。」と藤沢氏は書いています。
藤沢氏は政治に対するナイーブな願望とは、「人間が人間らしいゆとりを持って生きられる時代がくるという期待」と書いています。
私は、小竹さんの後輩の日本共産党の地方議員として、藤沢氏が小竹氏に行った評価に私自身合致出来るように今後とも努力していきたいと思いました。
午後まであると思っていた党の会議が午前中で終わり、急遽、我が家の小学生3人と、県立博物館の「ロボット展」に行ってきました。親は、両方ともど文系なのですが、どの子も理科が大好きなようで、このような企画にはとても興味を示します。
今回のロボット展の中で圧巻は、「セグウェイ」の試乗でしょう。2輪にハンドルが付いたゼグウェイの姿は、テレビなどでご承知でしょう。対象は、小学校2年生以上で、1年生の3男は試乗できませんでしたが、長男・次男・そして私も試乗しました。これは、乗った人にしか分からない感覚でしょうが、とにかく快適でした。自分の意思がスムーズに車輪に伝わり、すべるように移動できる道具です。アメリカでは、ゴルフ場などで普及しているようですが、これは、近い将来、世界に大きく広がるのではないかと思いました。
そして、ステージの企画も大変興味をそそられるものでした。宇部高専の学生が作成したロボットバンドの演奏に続き、2時から行われた歩行ロボットの実演。3時半から行われたロゴ社のロボットの実演に子どもたちは興味津々でした。ロゴ社のロボットの実演では、我が家の子どもたち全員が直接参加しました。プログラミングした通りにロボットが動くことに子どもたちは感動していました。
県立博物館に企画には、昨年の昭和展から参加しています。来年の夏の企画展にも期待大です。
22日には、長男が宇部市少年少女発明クラブに加入している関係で、山口県少年少女発明クラブ交流会に次男も一緒に参加する予定です。その中では、「はこアニメ」の製作などが出来るようです。24日には、防府市青少年科学館(ソラール)の夏休み特別企画「おもしろサイエンス」に行ってこようと思います。その中で、ロボット工作教室に参加しようと思っています。
どの子も科学には興味を持っています。その興味を引き出す企画を子どもたちは待っているのだと思います。
簡単な練習を終え、セグウェイの試乗を始める次男
プログラミングしたロボットを動かす子どもたち
今日は、今から私の故郷、吉部地区の地区別ソフトボール大会に参加してきます。8時から開会式で、今日もハードな一日になりそうです。
さて、今日、夕方に妻と子どもたちが帰ってきます。明日から、我が家に平常が戻ります。ラジオ体操に、学童に、保育園に習い事に宿題にと賑やかになります。
盆の間は、三谷幸喜脚本・監督の映画をDVDで観ました。「ラヂオの時間」「みんなのいえ」「THE有頂天ホテル」は、脚本・監督映画です。観終わった爽快感は共通しています。私は、自分で、自分の家を建てた経験が重なり、「みんなのいえ」はとても面白く観ました。
もう少し時間があったので、三幸喜さんが脚本を担当し、星護さんが監督した「笑いの大学」を丁度、終戦記念日の8月15日に観ました。テーマが深いし、笑わせるし、泣けるし、最高でした。時代は、戦争に向かう昭和初期。検閲する役人と検閲を受ける喜劇の脚本家とのやりとりを描いたものです。検閲官は「お国のため」という言葉を入れろと注文を付けます。それを喜劇の脚本家は、「芸者さんのお国のために」としたり、お国をお肉にして「お肉のために」と脚色します。役人は当然「不謹慎」とやり直しを求めます。そのやり取りがとてもナンセンス。しかし、やりとりがよりナンセンスな程、時代背景の深刻さが際立ちます。
脚本のやり直しが繰り返される中で、検閲官と脚本家に何やら友情が芽生えます。最後に、脚本家に「赤紙」が届きます。「お国のため」と書けと強要していた検閲官が、脚本家に、「生きて帰って来い」と涙を流すのです。「生きて好きな脚本を書け」と言うのです。このラストが泣かせます。
当時の時代背景からすれば、「生きて帰ってこい」と言う検閲官はいなかったかも知れませんが、ここでも、冷酷な検閲官さえも、戦争に向かう時代に疑問を持っていたと思わざるを得ないという三谷幸喜さんの脚本に強いメッセージを感じました。
63回目の終戦記念日に「笑いの大学」を観る事が出来てとてもよかったと思います。「笑いの大学」は、戦争の深刻さを伝えるとてもいい映画です。ぜひ多くの人に観ていただきたい映画です。
他の三作品は当然ですが、「笑いの大学」もプロデューサーは、私の同級生「重岡由美子」さんでした。
今日は、厚狭高同窓会総会に行ってきました。県議になって以来来賓として案内があり、今年で10回目の参加となります。
当番幹事が、同窓会の準備から当日に運営までにあたります。今年の当番幹事は、昭和54年卒の方々でした。私は、昭和58年卒ですから、4年後に幹事が回ってきます。幹事の当番が回ってくる前年には、アトラクションの最後に幹事の紹介がある関係から、同窓会への参加が急に増えます。しかし、それより前は、あまり参加がありません。ですから、ここ数年は、昭和58年卒の同級生は、私と厚狭高の教員をしている方の二人だけでした。しかし、今日は、O君の姿が見えました。O君は、今、下関市で小学校の先生をしています。O君のお姉さんが今年の幹事で、「そろそろ総会の様子を見ておいたほうがいいよ。」とアドバイスされ、参加したとのことです。来年以降は、同級生の参加がだんだん増えてくるでしょう。楽しみです。同級生3人で、4年後の打ち合わせとなりました。「幹事長は○○君がいい。」「司会は、藤本君と司会業している○○さん。」などと話が盛り上がりました。
毎年お会いするサッカー部の先輩方や恩師の先生方に今年もお会いでき、とても穏やかな気持ちになる総会でした。
吹奏楽部が校歌を演奏し、みんなで合唱しました
今日から、吉部の実家に帰省します。妻と子どもたちは、今週から妻の実家である大阪に帰省中ですので、私一人で吉部に帰省します。
帰省中は、草刈りが待っています。残りは、「THE有頂天ホテル」を観て、「20世紀少年」を読んで、北京オリンピックをチェックしながら過ごします。明日の夕方からは、実家で、同級生と農業シンポジウムの反省会を焼肉をつつきながら行います。
明後日は、母校厚狭高の同窓会のため西ヶ丘に戻ります。実は、明々後日は、吉部地区ソフトボール大会に参加のため、再び吉部に戻ります。
それでは、当面、今日と明日は実家に戻ります。ですから、明日のブログはお休みしますのでご了承ください。
皆さんにとっても楽しいお盆となりますように。
私の故郷、宇部市吉部で自宅に隣接する河川が崩れかかっているので何とかしてほしいという相談を受け、今朝、現地に時田市議と一緒に出向きました。相談者は、重岡さん。重岡さんの次女の由美子さんと私は小学校時代同級生でした。重岡さん宅では、相談が半分で、思い出話が半分となりました。重岡由美子さんは、小学校4年生時に、吉部小学校に転校してこられました。中学校は、香川学園付属中学校に行かれたので、机を並べたのは3年間だけでしたが、小学校6年の時は、私が児童会長、重岡さんが副会長でした。重岡さんと一緒に様々な学校行事を準備したり、運営したりした思い出があります。
その重岡由美子さんが、大学を卒業後、フジテレビに入社されたのは風の便りで聞いていたのですが、何と今は、映画のプロデューサーをされているのです。
重岡さんのお宅で、三谷幸喜さんを特集した「ブルータス」という雑誌(6月15日号)を見せていただきました。その中に重岡由美子さんへのインタビュー記事がありました。その冒頭に「Q三谷に最も近い人物だと聞くが?Aどうでしょうかね?『ラヂオの時間』から12年間ご一緒させていただいてますが、近いかどうかは分からないです。」というやり取りがあります。
三谷幸喜さん脚本・監督の映画は、これまでに4本。重岡由美子さんは、全てプロデューサーとして関わっているのです。前から三谷映画は観たいと思っていたのですが、同級生が映画のプロデューサーとあらば観ないわけにはいきません。早速、重岡さん宅の帰りにビデオレンタル屋に行って「THE有頂天ホテル」を借りてきました。家に帰って調べてみると最新作の「ザ・マジックアワー」は何と市内の映画館でまだ上映しているではありませんか。先ほど、「ザ・マジックアワー」を観てきました。映画のエンディングでしっかり「プロデューサー重岡由美子」の文字も観てきました。
映画はとてもよかったです。喜劇映画として貫徹してあり、ハラハラの中にも笑いが、笑いの中にも涙が。見終わって気持ちがスッキリする映画でした。映画のタイトルがいいですね。「マジックアワー」とは、「太陽が消えてから、周囲が暗くなるまでのほんの僅かな時間」のことを言うそうです。明日も元気出していこうという気持ちにさせてくれる映画です。宇部市では、8月29日までの上映のようなので、皆さんも急いで映画館に足を運んでください。
明日は、「THE有頂天ホテル」のDVDを観ることにします。今月中に「ラヂオの時間」「みんなのいえ」も観ることにしましょう。
重岡さんと、三谷幸喜さんは通じるところがあるような気がします。小学校時代の重岡さんは、面白真面目な人だったように記憶しています。
今日こそが、私にとっての「マジックアワー」だったような気がします。人生の出会いはかけがえのないものですね。
同級生の重岡さんを通じて、三谷映画に出会うことが出来たことを喜びたいと思います。
重岡さんありがとう。これからもいい映画をプロデュースしてください。応援します。
忙しいと思うけど、今度、同級会する時には来てくれると嬉しいです。せめて、メッセージだけでもいただければ最高です。同級会万年幹事の一規より。