議員日誌

終戦記念日に「笑いの大学」を観ました。

 今日は、今から私の故郷、吉部地区の地区別ソフトボール大会に参加してきます。8時から開会式で、今日もハードな一日になりそうです。

 さて、今日、夕方に妻と子どもたちが帰ってきます。明日から、我が家に平常が戻ります。ラジオ体操に、学童に、保育園に習い事に宿題にと賑やかになります。

 盆の間は、三谷幸喜脚本・監督の映画をDVDで観ました。「ラヂオの時間」「みんなのいえ」「THE有頂天ホテル」は、脚本・監督映画です。観終わった爽快感は共通しています。私は、自分で、自分の家を建てた経験が重なり、「みんなのいえ」はとても面白く観ました。

 もう少し時間があったので、三幸喜さんが脚本を担当し、星護さんが監督した「笑いの大学」を丁度、終戦記念日の8月15日に観ました。テーマが深いし、笑わせるし、泣けるし、最高でした。時代は、戦争に向かう昭和初期。検閲する役人と検閲を受ける喜劇の脚本家とのやりとりを描いたものです。検閲官は「お国のため」という言葉を入れろと注文を付けます。それを喜劇の脚本家は、「芸者さんのお国のために」としたり、お国をお肉にして「お肉のために」と脚色します。役人は当然「不謹慎」とやり直しを求めます。そのやり取りがとてもナンセンス。しかし、やりとりがよりナンセンスな程、時代背景の深刻さが際立ちます。

 脚本のやり直しが繰り返される中で、検閲官と脚本家に何やら友情が芽生えます。最後に、脚本家に「赤紙」が届きます。「お国のため」と書けと強要していた検閲官が、脚本家に、「生きて帰って来い」と涙を流すのです。「生きて好きな脚本を書け」と言うのです。このラストが泣かせます。

 当時の時代背景からすれば、「生きて帰ってこい」と言う検閲官はいなかったかも知れませんが、ここでも、冷酷な検閲官さえも、戦争に向かう時代に疑問を持っていたと思わざるを得ないという三谷幸喜さんの脚本に強いメッセージを感じました。

 63回目の終戦記念日に「笑いの大学」を観る事が出来てとてもよかったと思います。「笑いの大学」は、戦争の深刻さを伝えるとてもいい映画です。ぜひ多くの人に観ていただきたい映画です。

 他の三作品は当然ですが、「笑いの大学」もプロデューサーは、私の同級生「重岡由美子」さんでした。

 

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