昨日、妻と子どもたちが妻の実家から帰ってきました。
今日、仕事から帰り、夕方は、まず、新入学の三男の教材を買いに行きました、仮入学の時は、最小限の教材購入にしたので、買い足しです。二度手間でした、反省しています。お道具セットの名前書きがこれからの私の仕事です。時間をみつけて早めにしましょう。
そして、次男の空手教室の送り迎えをしました。迎えに行った時、東岐波道場の責任者の方に話しかけられました。新年度から川上地域のある自治会館で、新しい教室がスタートすることになったという報告でした。会場の選定と交渉には私も関わったので、感謝されて私も嬉しい限りです。最近、自らの空手の鍛錬はさぼりがちですが、このような形で道場に協力できてよかったと思っています。
そして、家に帰ると、米の精米を頼まれました。我が家の米は、わが実家で作った米です。玄米で保管しているので、精米に行きます。幸い、歩いていける距離に精米所が出来たので、長女と三男と私と三人で、小雨の中、精米に行きました。
こうして、激動の我が家の日常が戻ってきました。
そうそう、ホームセンターで、「しょうが」と「みょうが」を買ってきました。庭の草を抜いたあと、畑に植えたいと思います。我が家の春が、ガタゴトと賑やかにやってきました。
我が家の庭には、前に住んでいた方が植えられ木が残されています。もちの木と柿と桜。この桜は、私が両手を広げた位の直径で、毎年りっぱな花を咲かせます。我が家の桜の蕾もようやくほころんできました。
桜は春の訪れを知らせてくれる「喜び」の象徴であると同時に、「別れ」の象徴でもあります。それは、桜が年度替わりの時期に咲く花だからでしょうか。春は出会いと別れの季節です。また、桜は、裸木からいきなり花を付ける大胆さとその花が全て散る潔さがある木です。その花が散る様子は、「別れ」そのものです。
ですから、桜を見ると、「喜び」と「悲しみ」が同時に去来します。
今日は、今からSさんの葬儀に参加します。Sさんは、私が24才で、市議会議員に立候補を決意して、厚南地域の日本共産党後援会を再構築した時の創立メンバーのお一人です。Sさんは、いつも飄々として、皆の議論をいつも傍らで見守り続けるような方でした。それでいて、酔うとシャンソンを歌われたり、詩を創作される、とても粋な方でした。細身の総髪で、いつまでも若々しかったSさんとお別れするのはとても残念です。
私も市議会議員に立候補を決意して、20年になります。あの当時から私を支えてくださった。Nさん、Tさんも天国に旅立たれました。そして、Sさん。だんだん淋しくなります。あれから20年と言っても私は、まだ40代。Sさん、この先も天国のNさん、Tさんと一緒に私を見守り続けてください。Sさん、この20年間、本当にありがとうございました。
Sさん、ほころんだ桜とともにお別れいたします。
今日、午前中は、残していた実家の田を耕しました。この田は、昨年の作業中に、トラクターが転倒したところで、かなり緊張しましたが、今日は、少々タイヤがはまったものの、無事に作業を終えることができました。
午後は、時田宇部市議と一緒に、宇部市の農業委員さんに日本共産党が発表した「農業再生プラン」を届けて回りました。
旧楠町の全ての農業委員さん宅を訪ねました。「私が生まれた1960年代は、80%あった食料自給率が今日40%を割っています。食料と農業を守る問題は、国を守る問題です。」「米一俵、1万7000円以上の生産者価格を実現します。現在の米価との差額を埋める『不足払い制度』の創設を提案しています。」と私は、語りました。
お会いできたどの農業委員さんも、私たちの提案への異論はありませんでした。異論があったのは、今の自民党農政です。「品目横断対策などと言いながら、まったく私たちの実態を理解していない。」「今のままの経営を応援する農政が必要だ。」「自動車を海外に売りつけるためのつけが私たちにきている。」「生活していける価格にしないと農業は継続しない。」などなど、一つ一つの言葉に私たちは頷くばかりでした。
「私たちの提案は、党派を超えた、これらの日本の国づくりにとって重要なものだと思います。」と、私は、自信を持って語りました。私は、今日の宇部市農業委員さんとの対話を通じて、誰が政権を取っても、価格保障による、暮らしていける農業の確立なくして、日本農業の再生はない、ひいては、食料自給率の向上はないことを痛感しました。
来月、4月1日、2日、3日は、美祢市の農業関係者の方々に、日本共産党の「農業再生プラン」を届けます。私も農家のはしくれとして、大いに、山口県の農業者の方々と農業の未来を語り合いたいと思います。
妻は4月から新しい職場に移ります。転職前につかの間の休みが取れました。そして、子どもたちは春休みということで、二日前から、妻と子どもたちは、妻の実家に里帰りです。
議会もなく、子どももいないので、久々にゆっくりした時間を家で過ごしています。昨日までは、ついついテレビを観すぎてしまいました。今は、4月からの番組再編成前で、特別番組のオンパレードです。1~2時間はあっという間に過ぎてしまいます。
今日は、今読んでいる角田光代さん原作の映画「空中庭園」のDVDを借りてきて観ました。家族再生がテーマで、終わりにいくにしたがっていい映画に思えてきました。
東京郊外の「ダンチ」に暮らす京橋家。「何事もつつみ隠さず、できるだけすべてのことを分かち合う」が京橋家のきまりです。しかし、家族の絆は、薄く、透けてしまいそうです。家族の絆を守ろうと張り詰めていた母が崩れてしまいそうです。しかし、最後は、それぞれの歪みを認め合う家族の姿がが映し出されていました。
その母を小泉今日子が演じます。小泉今日子と言えば、私たち世代のNo1アイドルでした。本当に小泉今日子の生い立ちは映画の通りだったのではないかと思わせるほどの熱演でした。父は、板尾創路。私たちの世代では、ダウンタウンの番組でコントをやっていた彼を思い出します。頼りない父親を好演しています。
この作品は、現代社会が抱える危さをリアルに描いた角田光代の世界を上手く映像化しています。大上段ではないけれど、確かな明日を感じさせてくれるところも角田光代の世界を上手く描いています。
さあ、あさってには、妻と子どもたちが帰ってきます。わが家族についてもゆっくり問い直すいい時間を与えていただきました。リフレッシュして新年度から、子どもたちと新たな関係を築きたいと思います。
本日、日本共産党山口県委員会(山本丈夫委員長)と日本共産党山口県地方議会議員団(水野純次団長)は、山口県後期高齢者広域連合に、「後期高齢者医療制度の改善を求める要望書」を提出しました。
いよいよ来月から後期高齢者医療制度が山口県でもスタートしますが、課題山積です。要望書では、1、後期高齢者医療制度については、国に対し、制度の撤回・廃止を求めること。2、高齢者の医療については、以下の点の実現を図ること。①保険料負担を軽減する②保険料の独自減免の実現③高齢者からの保険証のとりあげは行わない④健康診断は公費で⑤差別医療の導入は許さない⑥広域連合議員の定数の改善と運営委員会に県民の公募枠を 求めました。
広域連合は、1については、「法律で定められている事項なので、国への要望については考えていない。」と答えました。2の①については、山口県の場合は、調整交付金など国からの財源は確保される見込みである。また、県や市町からは、それぞれ100億円を越える負担をしてもらっているので、新たな負担を求める考えはない。」と答えました。2の②については、「法定減免がある。また、条例の17条に基づく減免規定(災害時などの減免規定)があるので、それ以上の減免は考えていない。」と答えました。2の③については、「特別な事情がある場合は、資格証明書の発行はしないことにしている。実態にそくした対応としたい。また、保険証が小さいという点については、次回更新時の検討課題とした。」と答えました。2の④については、「県や市町から新たな負担を求めることは考えていない。」と答えました。2の⑤については、「広域連合は、保険の実施機関であるので、医療サービスの内容について国に改善を求めることは考えていない。」と答えました。2の⑥については、「定数の増加については、22市町の決定を変更する必要があるので、広域連合としては対応できない。次期料金の改定時には、懇談会を設置したい。」と答えました。
その後の懇談の中で、広域連合に、今月だけで、500件を超える県民からの意見が寄せられていることが分かりました。また、独自の減免を行なっている都道府県広域連合が複数あることが明らかにされました。県広域連合として全国の実態を調査すべきとの私たちの指摘に、県広域連合は、「全国の減免の実施状況の調査結果を明らかにする」ことも約束しました。
参加者からは、「制度のフレームに大きな問題がある。国にしっかり発言すべきだ。」「県や市町に負担を求め、被保険者の負担を少しでも軽減すべきだ。」との意見が出されました。
私たちは、今後とも後期高齢者医療制度の中止・撤回を求めつつ、皆さんの不安や負担の軽減のために、努力していく決意です。
後期連合に要望書を提出(左端が私)
先日、ある会議の最中に、「角田光代が読みたい。」とふと頭に浮かびました。それは、数日前に、NHKラジオで、彼女の旅のエッセーの朗読を聞いたからです。彼女の旅は、私などは、とても真似の出来ないものです。彼女の作品から、その旅がいかに雄大で、おおらかなものなのかが伝わってきました。
同時に、書店の平積みの彼女の作品の帯に、「大田光も絶賛」の文字があったことを思い出しました。大田光は、「憲法9条を世界遺産に」以来、気になる作家です。
そして、数日前に、その帯のついた本、「八日目の蝉」を手に取り、今読んでいます。(もう少しで読み終わります。)
この作品は、不倫関係にある彼の子どもを衝動的に奪い、その子を育てる女性の物語です。
子どもを奪ったことが、ついに、新聞に報道されます。彼女は、子どもと逃げます。子どもはどんどん大きくなります。
否日常の出来事だけれど、私の隣の家で実際起きているようなリアルさのある作品です。それが、作家の腕なのでしょう。
今、この作品は、2008年の「本屋大賞」に最終の10作品の中の一つとしてエントリーされています。本屋大賞とは、全国の書店の店員さんが、今、いちべん売りたい本をエントリーしてもらい、まず、10作品を選び、その10作品から投票によって大賞を選ぶものです。
私は、昨年、小川洋子の「博士の愛した数式」を読みましたが、この作品も過去の大賞作品です。
2008年の大賞発表は、4月8日だそうです。今、ひそかに、この作品が選ばれたらなあと思っています。
時々、一気に読んでしまう「ドキドキ」する本に出会います。この本は、私が、今年出会った本の中では最高の作品と言えます。先日、読んだ、海堂尊の脂ぎった「とんこつラーメン」のような作品もいいけれど、角田光代のさっぱり「しょうゆラーメン」のような作品もいいですね。(角田光代は、さっぱりしていて、後を引く作品なのかも知れません。)
これから、少し角田光代も読んでみようと思います。やっぱり読書は、楽しいですね。