藤本かずのりサポーターズ はじめました

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12月議会の一般質問の原稿書き開始

 今朝から、12月議会の一般質問の原稿書きをはじめました。書きはじめてみると、あの資料がいる、この資料がいるとなるものです。作業が少々遅れていますが、この土日で書きあげようと思います。原稿を書く時が議員としての力量が問われる瞬間でしょう。大変ですが、嬉しい時でもあります。今議会も精いっぱい力を尽くしたいと思います。

 さて、相変わらず、共働きの我が家は綱渡りの毎日です。

 今週の月曜日。夕方、こぐま保育園としての無認可保育園の県の助成拡大の署名を提出しました。提出後の懇談が5時を過ぎてしまい、学童保育に子どもを6時に迎えに行けそうもなく、学童の先生に「子どもたちだけで帰らせてください。」と電話しました。車での移動の途中で、家に電話したのですが、誰も出ません。6時過ぎに家についてみると、次男と三男が玄関前で待っていました。そうです、長男は、剣道に行く日で、入れ違いになり、カギのない次男と三男は、30分以上、家の前で待っていたのでした。「待たせたね。」と子どもたちに詫びました。

 さてさて、今朝、テレビを観ていますと、徳島県で難病とたたかう6才の女の子の姿が特集されていました。彼女が書く素朴な詩が紹介されていましたが、涙が止まりませんでした。

 これからも、綱渡りの毎日だと思いますが、我が子とすべての子らの未来を切り開くために力を尽くしたいと思います。

日本共産党の緊急経済提言を持って経済団体と対話

 本日、吉田貞好党県国会議員事務所長と一緒に日本共産党が先月の11日に発表した緊急経済提言を持って県内の経済団体の方々と対話を行いました。

 まず訪れたのが、山口県商工会連合会。河野専務理事と対話しました。河野専務は、「原油高の影響もあり、会員に対して緊急調査を行った。」「独自に窓口を設置し、県と連携して、会員の不安除去にあたりたい。」と話されました。

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県商工会連合会の河野専務理事との対話

 次に、県中小企業団体中央会の河野専務理事と対話しました。河野専務理事は、「受注はあるが利潤が出ない状況から、受注も利潤も出ない状況になりつつある」「現在、国が取り組んでいる地域力連携拠点事業など、受注が地域で増えるような仕組みを作ることが重要だ。」と話されました。

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 県中小企業団体中央会の河野専務との対話

 次に、建設山口の奈良事務局次長と対話しました。奈良事務局長は、「資材高騰から利益が生まれない会員の状況を打開していこうと9月と11月に東京で大きな集会を行った」「自動車の売上が大幅に下がっていると言われているが、個人消費を伸ばす対策を講じないと、会員の状況は打開できない」と話されました。

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 建設山口の奈良事務局次長との対話

 最後に、山口県中小企業家同友会の岡野事務局長と対話しました。「『借金が多いので今は死ねない』という会員がいたが、厳しい状況が続いている」「下請けいじめが酷い。中小企業の経営を守る下請け単価を確保していくための対策が必要」と話されました。

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 県中小企業家同友会の岡野事務局長との対話

 今日から12議会が始まりました。二井知事は議案説明で「経営支援特別資金の融資対象要件を緩和するとともに、経営安定資金の新規融資枠を現行の80億円から100億円へ拡大する」などと述べました。県の制度融資を大いに改善しながら、中小企業の仕事を確保する対策の強化が求められていることを痛感する対話となりました。

無認可保育園への県の補助金拡充を求め要望書提出

 昨日、こぐま保育園とこぐま会運営委員会は、無認可保育園に対する県の補助金拡充を求める要望書を二井知事に提出しました。署名を集めたは、わずか2週間でしたが、1391筆集まりました。

 署名を受け取った重政こども未来課長は、①認可外であっても認可に移行する努力をおこなっていtだきたい。②県としても多子世帯に対する支援など様々な対策を講じていることを理解していただきたい。と答えましたが、要望については、「要望は知事に伝える」としながらも、「財政が厳しい」ことを繰り返していました。

 署名活動は、引き続き取り組み来年1月末に再度提出することにしています。皆さんのご協力をお願いいたします。

 新しい資料として、山口県が無認可保育園に助成をしている58万円は、平成19年度の当初予算の金額であり、決算額は、30万2080円であることが明らかになりました。懇談の中で、重政課長は、「山口県もがんばっている」ことを強調しましたが、これらの数字を見ると、課長の話に説得力を感じなかったことも事実です。

 無認可保育園は、県下で約150施設存在します。子どもの数は、約3500人です。山口県の子育てに十二分な役割を果たしていることは明白です。これらの施設に、山口県全体で昨年度30万円の予算しか執行されていないという事実は認可園と無認可園に格差があることを示すものです。

 県の担当者は、「認可園も無認可園も県内の子どもが健やかに成長する場に変わりない」と言います。また、県庁には、今、入口に、「住み良さ日本一の県づくり」のパンフレットが置いてあります。その中に分野Ⅳ子育て・人づくりとして「安心して育てられ、個性豊かな人材を育む地域社会の実現」と書かれています。ならば、知事は、この状況を放置していていいはずがありません。

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 重政課長に署名を提出する中村園長(左が私)

NECの派遣労働者解雇中止を求める要望書を提出

 本日、日本共産党県委員会は、宇部市にあるNECセミコンダクターズ九州・山口(株)山口工場の派遣労働者解雇を中止させるよう求める要望書を山口労働局と山口県に提出しました。要望書提出には、吉田貞好党県国会議員団事務所長、五島博党北南地区委員長、時田市議と私が参加しました。

 NECは、10月30日に景気悪化の影響で今年度の営業収益の予想の下方修正を発表しましたが、それでも1200億円の営業利益を見込んでいます。要請書は、「こうした事実は、人員削減の必要性もなければ、解雇回避の努力もされていないことを示している。」として、「同工でおこなわれている派遣労働者の解雇は明らかに無効」と指摘しています。

 私たちは、具体的に、式会社アウトソーシング山口営業所からNECに派遣されている30代の労働者が、来年3月31日まで契約期間がありながら、来年の1月末で雇い止めされようとしている事実などを提示して、これは、労働契約法第17条1項の「使用者は、期間の定めのある労働契約について、やむをえない事由がある場合でなければ、その契約期間が満了するまでの間において、労働者を解雇することができない」という規定に違反しているではないかと指摘しました。

 その上で、山口労働局には、同工場の非正規労働者解雇の実態、すなわち①非正規雇用労働者数②そのうち解雇対象数③解雇者のうちの契約期間満了の更新拒否数と契約期間中の契約解除数、④雇用対策法第27条で定める「大量の雇用変動の届出」はいつだされたのか、を調査し明らかにすることなどを求めました。

 対応した西方職業安定部長らは、私たちの申し入れに「派遣を受けている事業所や派遣会社に対して、国の指針が順守されるよう、指導している」「NECの派遣労働者の実態については、詳細をつかんでおらず、これから調査することになる。調査した情報は、企業が発表するかどうかは分からない。労働局として出せる情報に関しても守秘義務があるものがある」と答えました。

 私は、国が11月25日時点の情報として発表した山口県で派遣の非正規労働者のが4か所の事業所で合計833名、雇止めされているという内容について質しました。これに担当者は、守秘義務を理由に、具体的な会社名などを明らかにしませんでした。

 山口県は、工藤労働政策課長らが対応しました。「山口労働局に対し、同工場の非正規労働者の解雇をやめさせるための行政指導をおこなうよう求めること」などの要望に、工藤課長は、「これまで、マツダ・MCSには県としても企業に働きけを行ってきた。今後とも労働局と連携して適切な対応をしていきたい」「NECについては、企業が県への報告義務もないことなどから、現時点で県は状況をつかんでいない。必要な場合は、適切に対応したい」と答えました。

 私は、「NECは、山口県が誘致した企業として県税が多く投入されてきた。このことからもNECの社会的責任の発揮を県は求める根拠はある」「マツダなどで、派遣労働の雇い止めをされた労働者がホームレスになるケースが生まれている。今後、市町や県がどのような対応をするか検討していく上でも、派遣労働者の雇い止めの数の把握は必要。労働局は守秘義務をかざして公表しない場合もあると言っているが、NECをはじめ雇い止めの実態を明らかにするよう労働局に働きけるべきだ」と指摘しました。

 会社が数字を発表している派遣労働者の雇い止めの数は氷山の一角で、NECをはじめ県内の多く会社で派遣労働者の雇い止めが横行しているのではないかと危惧を抱く交渉となりました。

 今回も申し入れは、マスコミ各社が取材に訪れ、雇用悪化の関心の高さを私自身痛感しました。

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労働局への要望書を読み上げる吉田所長(左が私)

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  県知事への要望書を読み上げる吉田所長

星野哲郎さんに学ぶ

 先日、東京に出張した新幹線の中で、佐藤健著「演歌・艶歌・援歌 わたしの生き方 星野哲郎」を一気に読みました。PTAの日帰り旅行で周防大島の星野哲郎記念館に行って買ってきたものです。北島三郎・水前寺清子の楽曲の中に、星野さんの詩がいかに多いのかも感動しましたが、「黄色いさくらんぼ」も「男はつらいよ」も星野さんの作詞だとは知りませんでした。郷土が生んだ偉人の一人として誇らしく思います。

 星野演歌の決定的なキーワードは、「20代の星野哲郎を苦しめた結核である」と佐藤さんは記しておられます。結核がなかったたら星野さんは、船乗り人生を全うされたでしょう。大作詞家星野哲郎は生まれなかった。また、星野演歌の限りない優しさを作ったのが、この病気の経験だと佐藤さんはこの本で書いておられます。

 星野さんは、今でも1日1曲書くことを目標にされているということもこの本には書かれてありました。この本を読むと私も表現したくなりました。私には、ささやかながら続けてきた川柳があります。しかし、最近、忙しさにかまけて、作品を作ることが極端に減ってきました。星野さんのように1日一句なら私にもやれそうな気がします。私も表現者のはしくれとして、言葉を磨く努力を続けていこうと決意しました。

 明日から、12月。明日から新しい手帳にチェンジします。この手帳には、広々かける日記帳が付いています。この日記帳に一日一句を目標に記していこうと思います。それを「川柳援歌」というコーナーとして、ブログに載せていこうと思います。いつまで続きますやらこうご期待。

池上永一

 10日位前だったでしょうか。NHKラジオのニュース番組に作家の池上永一さんがゲストとして話をしていました。話題は、彼の最新作「テンペスト」でした。彼は、この作品を2年かかって作りあげたそうです。その間は、電話にも出ず、テレビも観ず、物語を紡ぎ出すことに集中したそうです。今どきこんな作家がいるのかと思い書店で、「テンペスト」を手にしました。今、上巻のちょうど真ん中あたりを読んでいます。琉球王国の末期が生き生きと描きだされつつ、だたの歴史小説に留まらず、物語がとてもスリリングでグイグイ読者を引っ張っていきます。これら議会に突中しますが、今年の内に読み上げたいと思います。

 同時に、彼のエッセイ「やどかりとペットボトル」を買って一気に半分読みました。彼は、1970年生まれ、那覇で生まれ石垣島で育ち、早稲田大学在学中に、「バガージマヌバナス」が第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞して作家活動を続けています。

 この本には、彼の子どもの頃の話や島での暮らしがほのぼのと書かれています。彼は、子どもの頃から本が大好きで空想癖があり、変わり者扱いされていたようです。周りから押し付けられる子ども像との狭間で、悩まされたようですが、この時代の経験が今の彼が描く物語の根底となっていると思うと、親として子どもを育てる視点が広くなくてはならないと痛感しました。

 アジアの中心に近い沖縄。亜熱帯の沖縄。地上戦を経験した沖縄。軍事基地に占領されている沖縄。沖縄には様々な魅力や学ぶべき点が多いと思います。沖縄の作家も多いですが、独自の視点で、独創的に沖縄の歴史と今と未来を紐解く彼の作品にも今後大いに注目していきたいと思います。