1ヶ月前に、私は、県内の建設業を営んでいるA社から相談を受けました。A社は、2次下請けに入っていましたが、1次下請けのB社が、会社更生法の申請を行い、代金の一部が入金されていません。
建設業法41条に「下請け業者への支払いが遅滞した場合、元請けが、立替払い出来る」とする規定があります。私は、この規定を生かし、A社に、未払い代金が支払われるように元請けのC社が立替払いするよう働きかけを行ってきました。今回のケース、元請けのC社は国から特定建設業者の許可を得ていました。この許可を出した国土交通省には、未払い金の立替払いを元請けが行うように勧告できるとの規定も建設業法41条にあります。
本日の午前中に、私は、A社の役員の方と一緒に、東京都内にある元請けのC社を訪ね、A社へ未払い代金を立替払いするよう直接働きけました。
午後には、わが党の仁比参議院議員の控え室を訪ね、国が元請けのC社に、A社へ未払い代金を立替払いするよう働きけを行うよう要請してほしいとお願いしてきました。
私は、県内で同様のケースは多々生じているのではないかと思います。県内の建設業者ので同様の問題でお悩みの方は、その状況は私にお教えください。
数ヶ月前に、私に1本の電話がありました。「息子のE夫が亡くなったが、遺産が受け取れない」という相談です。電話の相手は、市内に住む70代のA子さんでした。A子さんは、B夫さんと結婚しました。B夫さんと前の妻のC子さんには、D子さんとE夫さんという二人の子どもがいました。D子さんは、C子さんが育て、A子さんは、B夫さんが亡くなった後も、E夫さんが亡くなるまで一緒に暮らしました。E夫さんは結婚しないまま亡くなりました。E夫さんが勤めていた会社の共済組合から死亡一時金が出たのですが、A子さんは受け取れません。それは、A子さんが、B夫さんが亡くなった後、E夫さんと養子縁組をしていなかったからです。
B夫さんも、C子さんも亡くなり、E夫さんの遺産を相続できるのは、D子さんだけとなりました。E夫さんに遺産があることを知っているのは、A子さんだけです。A子さんは、このことをどうしてもD子さんに伝えなければなりません。しかし、D子さんの居場所が分かりません。A子さんが、唯一持っていた戸籍書類に、A子さんが、広島県のある市でF夫さんと結婚したことが書かれてありました。私は、広島県のその市の役場に電話し、事情をお話しました。そしてようやく、昨年末に、A子さんの所に、D子さんのその後の戸籍書類が届きました。その書類には、D子さんは、その後山口市に住んでいたと書かれてあります。
そして、今日、私は、A子さんと一緒に、D子さんの足跡を残す山口市のある総合支所を訪ねました。私も懸命に、役場の職員の方に、A子さんの事情を話しました。そしてやっとD子さんの住まいが分かりました。D子さんは、G夫さんと再婚され、山口市内に住んでいました。
私は、思い切ってA子さんと一緒にD子さんの家を訪ねてみることにしました。もしD子さんが居ない場合は、A子さんが後日、D子さんに連絡を取るしか方法はありません。
家に到着しました。チャイムを鳴らすと何とD子さんらしき方の声です。D子さんもA子さんにとても会いたかった様子でした。
私は、A子さんに同行した事情だけをD子さんにお話し、家を後にしました。
私は、帰り道、「A子さんとD子さんは約半世紀を埋めるどんな話しているのだろうか」との想いを巡らしました。
私は議員生活18年。この間、様々な相談を受け、様々なドラマに遭遇しましたが、これほど劇的な場面に出逢ったことはありません。事実は、小説より奇なりです。この話を浅田次郎や重松清なら、鮮やかに涙涙の大河小説を綴るでしょう。
まさに、事実は小説より奇なりを実感した一日でした。
私は、A子さんの積年の想いを解決する手伝いが少しばかり出来て嬉しく思います。今日は、本当に、いい一日でした。
新年からまた新しい事に挑戦です。それは、中国語講座です。中国語講師であり、太極拳教室の会員でもある上田さんのご援助で、今日から教室がスタートしました。太極拳講師の岳先生も参加していただき充実した内容です。
中国語は、一つの言葉で4つの読み方があり、発音を覚えるだけでも大変です。まず、その発音からみっちり教えていただけるようです。太極拳もそうですが、中国語も皆さんの最後を遅れないようついていきたいと思います。
簡化24式太極拳の「式」の呼称の発音練習もしながら、中国語を覚えていくそうです。秋頃に、中国旅行も計画されているようです。第一回目の今日は、打ち合わせが中心でしたが、次回の13日から本格的にスタートします。生徒は大募集中です。次回は、13日火曜日の午後6時から宇部市野球場の2階第二トレーニング室です。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
今日から仕事はじめです。今日は、7時30分から定例の大沢での早朝宣伝から活動がスタートしました。その後、子どもを学童保育に送って行って、宇部日報社に新年のあいさつに行きました。その後、宇部市新年互礼会に参加しました。藤田宇部市長も最後のあいさつでしたが、経済不況を反映したものとなりました。
その後、党北南事務所で党旗びらきでの志位委員長のあいさつをCS放送で視聴しました。志位委員長は、自民党政治の「司令塔」が破たんしてきているという話をしました。ひとつは、財界。二つ目は、アメリカ。二つともこれまでの路線からの転換が求められているが、行き先を決めかねている状況だと話しました。
夕方は、地元の西宇部校区の新年互礼会で、私は来賓あいさつを行いました。あけましておめでとうございますとは言いましたが、やはり、今日の深刻な雇用の実態について語らざるを得ませんでした。私は防府天満宮の臥牛のように「浮足立たず」牛歩であっても「地域と社会が良くなる年にしましょう」と話しました。
その後、参加者の方々と対話をしていますと、「青年が勉強して、これから社会に出ようという時に、『あんたはいらない』という社会はおかしい」などと、私の話に共感して下さる方が多数おられました。
私は、仕事はじめの今日一日。社会の深刻さを痛感すると同時に、転換への決意を新たにしました。
最後の正月休みの本日。予定では、釣りに行く予定でした。しかし、3日にテレビのローカルニュースを見ていたら、「十種ヶ峰でスキーを楽しめます。」の報道に接し、急きょ、今日は山口県内唯一のスキー場である「十種ヶ峰スキー場」に行きました。
スタッドレスタイヤではありますが、用心をして、ゆっくりめの午前9時30分に我が家を出発。阿東町に入ると一面の銀世界です。徳佐から須佐方面に曲がり、いよいよスキー場方面に入るとさすがに道路の雪も増えましたが、何とか現地に11時30分頃到着しました。
長男と二男は午後からリフトで最終の5時まで滑り通しでした。長男は、慎重な滑り。次男は、直線のスピードが特徴の滑り。それぞれ楽しんでいました。私は、午後1番に一回リフトで頂上から滑ってみたのですが、いまいちだったために、三男と一緒に講習を受けることにしました。まさにスキー板を付けるのは初めての3男と一緒に、スキーの基礎を1時間じっくり学びました。「膝を離さずに」「止まる時は、踵を開いて」など、昔の感覚が徐々に戻ってきました。
講習を受けてリフトに乗ってみると、随分落ち着いて滑ることができました。別人のように、ほぼこけることなく、ゲレンデまで行けました。スキーも楽しいですね。
三男も粘り強く練習を重ね随分上手になりました。4歳の長女は、妻や兄さんと一緒にそり遊びを楽しみました。
十種ヶ峰スキー場は、家から近いし、料金も良心的だし、混んでいないし、とても気に入っています。これからもチャンスがあればまた行きます。
長男はとても上手に滑れるようになりました。
二男と長女がソリ遊びをしています。
三男も講習を受けてかなり上手になりました。
リフトを降りた地点からゲレンデ方面を望みます。
年末にテレビで映画「オリヲン座からの招待状」を放映していました。前から観たかった映画で思わず観入ってしまいました。宮沢りえはいいですね。
そして、年末年始、浅田次郎が直木賞を受賞した短編集を読んでいます。映画の原作の「オリヲン座からの招待状」と「角筈にて」を読みました。
「オリヲン座からの招待状」は映画とはまた違った温かさが心に広がりました。「角筈にて」も心にずしりとくる読後感です。
「角筈にて」について、作者は、あとがきで、「私のいまわしい幼児体験を書いた。むろんありのままではないが、おおむね実話である。」と書いています。
解説で北上次郎氏は、「本書はリトマス試験紙のような作品集だ。」と書いています。「読み手の年齢、性別、経験、環境、人生観などによって、このように感じいる作品が異なるからである。」と書いています。
浅田次郎の「鉄道員」は150万人が読んだベストセラーです。あなたはどの作品に感動しましたか。私は、今のところ「オリヲン座からの招待状」が好きです。皆さんの感想をお教えください。
読書はいいものですね。