本日、3度目の学力テストが実施されました。県下では、約300の小学校6年生と、約160の中学校3年生、約2万6000人が学力テストを受けたそうです。
我が家では、長男が、小学校6年生なので、初めて学力テストを受けました。
私は、学力テストの問題に関連して、昨年の12月議会(12月11日)で登壇し、「やまぐち学習支援プログラム」の問題について質問しました。
山口県は、昨年10月から学力向上のためのプログラムを、各小中学校に配布しました。その中に、「確認問題の実施」という内容がありました。
11月25日に県教委が文書を市町教委に出して、今年1月8日締切りで、国語と算数・数学の確認問題をしなさいという指導が行われました。
対象は、次年度に学力テストを受ける小学校5年生と中学校2年生。
私は、「なぜ、小学校5年生と中学校2年生が対象なのか」質問しました。
藤井教育長は、「県独自で学力調査を行った。その対象が小学校5年生と中学校2年生だったから」と答えました。
しかし、私は、学力テスト対策として「確認問題」が行われたことは否定できないと思います。
私は、山口県が「確認問題」を実施すること自体が学力テストの弊害だと思っています。
更に、私は、再質問で、「県教委は、今後、市町教委との対応で、市町の名前や学校名を明らかにした公表はしないというスタンスか」と質しました。
藤井教育長は、「この公表が序列化や過度な競争になることを避ける必要がある。県教委としては、各市町、各学校のそれぞれの状況が具体的にわかる公表は考えていない。各市町教委と各学校において公表することは、それぞれが判断するところ」と答えました。
さて、私は、4月17日の読売新聞の報道を見て驚きました。
私が驚いたのは「県市町教育委員長・教育長会議」での藤井教育長の「学力テスト」に関わる発言についての記事です。
「積極的に結果を公表することで、課題を保護者らと共有し、学力向上に取り組んでもらいたい」と藤井教育長が発言したとあります。
12月県議会での私の質問に藤井教育長は、「公表が過度な競争を避けるために、各市町や、各学校のそれぞれの状況が具体的にわかる公表は考えていない」と答えました。その藤井教育長が、市町の教育長には、「積極的に公表しろ」と発言したと言うのはとても納得できません。
この藤井教育長の発言に対して、4月20日、県教組、高教組、高職組が「全国学力・学習状況調査に関わる県教委の学校現場への不当介入撤回を求める要求書」を県教委に提出しました。
要望書の中で、教育長の発言の翌日から「県教育長の直接の御達しで、テスト対策をすることになった」「山口県は空欄が多かったので、回答欄を埋めるように指導すること」「解答用紙を子どもに複写させ独自採点を行い市が集約する」など、さまざまな指示が学校現場に下りていることが示されています。
教育長は、「学力テストで過度な競争は避ける」と議会では発言しながら、教育現場へ「過度な競争」を押し付ける発言は撤回すべきです。
私は、この問題について直接質問をおこなった議員として藤井教育長の発言に強く抗議します。
私が所属している新極真会の空手雑誌「空手ライフ」の5月号に掲載されていた柚井ウルリカさんの連載記事に納得しました。
ウルリカさんは、スエーデン出身です。21歳で来日して、故大山倍達氏の国際秘書を務め、現在は、東京西支部で、指導員として働いておられます。
ウルリカさんは、「道場にいる一般男性を見ると、『日本の男性って大変だなあ・・・』と思います。」で連載を始めます。
「なかなか稽古には行かせてもらえない」
「スエーデンでは労働時間は基本的に8時間までと決まっています。(日本みたいに残業などはありません)。ですから、家族全員夕方5時か6時には家にいます」
「スエーデンでは、よく『人生の質』という言葉を使っています。つまり自分の人生をいかに充実させることができるかということです」
「日本では労働時間が長く、休暇がないのは当たり前にこと。まだまだ、日本の男性は必死でがんばっていくしかないのでしょうけどね」
私は、ウルリカさんの記事を読んで、志位委員長が3月3日に外国特派員協会で講演をした時のある外国人記者の質問を思いだしました。
「日本では、8時間労働制といわれていますが、12時間労働などがまかり通っています。フランスでは、週35時間労働制で、さらに労働時間を削減しようとしています。労働時間は短いのに、日本より社会保障ははるかにしっかりしています。どうしてなのでしょうか。日本共産党は、誰もノーといえないこの日本の恐ろしい状況を、どうしようとしているのでしょうか」
志位委員長は、「いまのご質問は、日本社会がかかえている非常に深刻な問題についてのご質問です」と切り返しました。
そして、「残業時間の法的規制がどうしても必要です。労働時間規制は、私たちが『ルールある経済社会』をつくる場合の大きな柱です」と結びました。
外国で暮らし日本に来た方が一番奇異に思うのは、「日本人の働き方」のようです。
「必死でがんばる」のをやめて、「誰もノーといえないこの日本の恐ろしい状況」を変えていきましょう。
そして、「人生の質」を高める生き方が日本でも出来る社会を一緒に作っていきましょう。
本日、日本共産党北南地区委員会が主催して、渡辺翁記念会館で市田忠義党書記局長を迎えて行われた演説会は、1000人の参加者で大盛況でした。
まず、10時から市田書記局長を囲んで派遣切りにあった労働者との懇談会が行われました。
マツダを解雇されたある派遣労働者は、「派遣労働者として5年間働いてきた。昨年末にモノのように使い捨てにされた。辛い年末となったら労働組合に出会い精神的な支えを得た」と訴えました。
また、別の労働者は、「3年以上マツダで働いてきて、解雇された。マツダは、非正規労働者を労働者と思っていない。志位委員長の質問で希望の道が開けた。」と語りました。
市田書記局長を囲んで訴える非正規労働者の方々
10時30分からは、演説会が行われ市田書記局長は、1時間じっくり参加者に訴えました。
私が、市田さんの話を聞いてなるほどと思った点の第一は、元プロ野球選挙の張本さんのエピソードです。
張本さんは、広島で被爆しています。数年前に、初めてそのことを新聞のインタビューで語りました。
「8月6日を暦から消してほしい」と。
この新聞記事を読んだ12歳の少女が張本さんに手紙を書きました。
「被爆者の方々が語らないと何も分からない」
この手紙に張本さんは目を開かされました。今、核兵器廃絶のために、東奔西走の張本さんの姿があります。
二つ目の話は、中小企業対策の脆弱さです。
現在、国の中小企業予算は、1890億円。全国に420万事業所ありますので、一事業所当たりにすると4万5000円です。
一方、米軍への思いやり予算は、2879億円。米兵は3万5千人いますので、一人当たり811万円になります。
市田さんは、「思いやる方向が間違っている」と国の中小企業対策を増やせと主張しました。
第三の話は、農業対策の脆弱さです。
水の入ったペットボトルの標準的な価格は、128円。
ペットボトルに米を入れた場合の価格は、57円。
米農家の時給を計算すると179円にしかならない。
市田さんは、「作れば作るほど赤字になる米農家を救うため、価格保障制度を導入しなければならない」と語りました。
私が、大学を卒業して宇部市で党の活動に参加して20年が経過しました。これまで、数回、渡辺翁記念館で演説会を行ってきましたが、残念ながら600名程度が精いっぱいでした。
今日は、1階はほぼ満席で、2階にも参加者の姿がありました。この20年で最高の参加者が市民館を埋めました。
演説会後、参加者に私はあいさつをしましたが、どの方も「笑顔、笑顔」でした。
私も含めて市田さんの話に皆が元気をもらいました。
さあ、市議補欠選挙、総選挙に向けてダッシュです。
やさしい方語り口で参加者に訴える市田書記局長
我が家にミニミニ緑のカーテンが出来ました。
今日は、少し時間が取れたので庭に野菜を植えました。
我が家には、大きな掲示板がありますが、その裏にネットを張ってゴーヤの苗を植えました。一昨年は、上手にゴーヤが出来ました。
野菜としては、子どもたちは「苦い」と不評ですが、夫婦で食べようと思います。
その他は、長女のリクエストでトマトを植えました。
そして、作りやすく皆が好きなサツマイモを植えました。
そして、アスパラと昨年成功したしょうがも植えました。
去年植えたみょうがは元気に芽を出していました。
心配なのはトマトですが、その他は、食卓に並ぶことでしょう。今から楽しみです。
長女が一生懸命手伝ってくれました。
我が家のミニミニ緑のカーテンは準備完了です。
米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転に関連して、移転計画が決まった2006年5月1日の直後に、国が岩国市内に5ヶ所の米軍住宅候補地を挙げて検討していたことが、日本共産党が行った防衛省への情報公開の請求で明らかになりました。
今日行われた日本共産党県議団会議で、久米議員から報告を受けました。同時に、内部資料のコピーを私も入手することが出来ました。
問題の文書は、H18年5月22日、防衛庁施設部施設企画課から広島防衛施設局施設部に出された「米軍家族住宅等の建設に係る適地検討について」というものです。
「去る5月1日の日米安全保障協議委員会において、厚木飛行場に配備されている空母艦載機の岩国飛行場への移駐等が承認され、このため、(黒塗り)の米軍家族住宅及びその支援施設の建設が検討すべき課題の一つになっているところであります。
本件住宅等の建設については、本年度中に作成される岩国飛行場の包括的なマスタープランの中で、施設・区域内を含め検討することになりますが、本件住宅の整備戸数を踏まえれば、相当規模の面積(黒塗り)の確保はもとより、かかる移駐の時期(2014年までに完了)を踏まえた整備期間も考慮する必要があり、これら要件を考慮しつつ、岩国飛行場周辺(同飛行場(正門)から(黒塗り))において、あらかじめ本件住宅等の建設に係る適地検討を行うこととしております。」
そして、同年6月12日に今度は、広島局施設部施設企画課から本庁施設部施設企画課あてに、「米軍家族住宅等の建設に係る敵地検討について(回答)」との文書が届けられています。内容は、全て黒塗りですが、米軍住宅適地の5ヵ所が挙げられています。それぞれ、所在地、土地の状況、岩国飛行場(正門)からぼ距離・時間、都計法等による法的規制等、米軍家族住宅等の建設に係る地元情勢など表としてまとめられ資料として添付されています。
すでに国は愛宕山を米軍家族住宅の有力候補地と認めているので、この5ヶ所の中に、愛宕山が入っていることは安易に想像がつきます。
日本共産党は、この部内資料をもとに、14日、中国・四国防衛局に申し入れを行いました。申し入れ書は、「『基地外住宅』は日米地位協定にも規定のない、協定違反のものである」「愛宕山に米軍家族住宅を建設することについて岩国市民は強く反対しており、絶対に容認できないものである」「岩国市民は基地の外に住宅が建設されることに強く反対しているのであり、国におかれては、日本の領土内に新たに米軍家族住宅を建設しないよう求めるめるものである」としています。
米軍家族住宅反対署名は、11万人を超えました。反対集会には、2000人が結集しました。
愛宕山にもその他の地域にも、日本の領土内に新たな米軍家族住宅が建設されないように、党県議団は力を尽くそうと話し会いました。
レッドクリフⅡを観ました。
後漢の宰相曹操が80万の軍勢を率いて迫るのを、呉の孫権と蜀の劉備の連合軍がわずか5万で立ち向かいます。
「製作費100億円!ハリウッドを凌駕するスケール」と映画のパンフレットにありましたが、「赤壁の戦い」を壮絶に描き出しています。
ジョン・ウー監督は、戦いを描くだけではなく、友情を描いています。
孫権の妹、尚香と曹操軍の孫叔材との友情です。呉軍の尚香は、男装して曹操軍に潜入します。そこで、孫叔材と出会います。
純粋な孫に尚香は友情を芽生えさせます。しかし、敵味方。ついに決戦となり、孫の最期を尚香が看取ります。
このエピソードは、ジョン・ウー監督のメッセージでしょう。
もう一つジョン・ウー監督が訴えたかったのは愛と平和です。
周瑜の妻、小喬が、単身、曹操の元へ乗り込み、戦争をやめるよう命がけの嘆願を行います。
4月19日号の赤旗日曜版には、小喬を演じたリン・チーリンさんのインタビューが掲載されています。
「監督は小喬という人物を通して、愛と平和のメッセージを伝えたいと考えたのだと思います」
「はじめ、小喬の愛は家庭的なものでした。しかし戦争の悲惨さを目の当たりにして、社会に対する大きな愛へと発展してゆきます」
とリン・チーリンさんは、インタビューに応えています。
命を産み育てる女性は、平和を求める願いが深いのだと思いました。
12日に、私は、岩国に行けなかったけれど、「愛宕山を米軍住宅にするな」と集まった2000人の方が最後に掲げた泣いた赤ちゃんのマークが連なった写真を新聞で観ました。
私の車にもこの泣いた赤ちゃんのシールが貼ってあります。
「赤壁の戦い」は、208年に起きました。それから、1800年たった今も世界で戦は絶えません。
戦の度に女性は、平和を求め続けてきました。
戦を起こすのも人間ですが、止めるのも人間です。
戦を止める想いは、命を大切にする想いです。
今こそ小喬の想いに学び、世界から岩国から戦の火種を消していくときではないでしょうか。
少なくともこれ以上戦の砦、基地を岩国で広げないことは当然です。
私の車には、泣いた赤ちゃんのマークがあります。