今日から県議会の委員会審議が始まりました。私は、総務政策委員会の初日に、様々な問題で議論を行いました。
今日、私が取り上げた問題の第一は、管財課が発注した県庁関係の入札についてです。
この入札の中に、「県庁昇降機設置定期保守業務」があります。この入札結果を過去5年遡って検証して驚きました。
指名競争入札に毎年6社同じ業者が参加し、落札業者が総べて同じ「日立ビルシステム」でした。更に驚いたのは、落札金額が、1637万4960円と5年連続同一金額であったということです。
H16年に山口県で「清掃談合」が明らかになりました。その時に、公正取引委員会は、入札参加業者に課徴金の納付命令を出しました。
課徴金の中には、同一業者が同一額で落札していた入札が多数含まれていました。つまり、公正取引委員会は、同一業者が同一額で落札することを違法と見なし課徴金の納付命令を出したのです。
ならば、この入札についても「談合」を疑い、調査する必要があるのではないかと私は質しました。
秋本管財課長は、「全国の実態調査」を約束しました。そして、岡田総務部長は、「県民に誤解を与える入札であるなら検証が必要」と答えました。
更に、S60年にこの業務委託が始まって以来、連続してこの会社が受注し続けていることも明らかになりました。
私は、管財課が、県庁改築後S60年から10件の業務委託を行っているが、その中で、同一業者が連続受注しているケースは何件あるのかと質しました。
秋本管財課長は、2件は随意契約で、8件は競争入札。競争入札の内の5件は、S60年から契約業者が同一であることを明らかにしました。
私は、管財課全体の委託契約の問題点を整理する必要があると質しました。
秋本課長は、「全国の状況も調査し、管財課派発注の委託契約を12月議会までに検証したい」と答えました。
次に私は、非常勤嘱託職員の問題を取り上げました。
私は、非常勤嘱託職員で10年以上勤務している方が何人いるのか質しました。
村田人事課長は、「28人。最長は、35年。」と答えました。
その中で、消費生活センターの消費生活指導員の3名が含まれていました。私は、消費生活指導員の正規と嘱託職員の数を聞きました。
村田人事課長は、「消費生活指導員は全体で11名。正職員が2名で非常勤嘱託職員が9名。」と答えました。
私は、消費者庁設置法案の参議院の付帯決議の重要性を指摘しました。
付帯決議には、「地方公共団体における消費者行政の一層の充実を図るため、正職員化を含め雇用の安定を促進するための必要な措置を早急に講じること。」とあります。
この立場を県行政に生かすべきだと私は主張し、「非常勤嘱託職員の生活指導員の処遇を改善し、正職員化を進めるべきだ。」と質しました。
これに村田人事課長は、「消費者庁設置法成立の動向を注視し、今後の対応を考えたい。」と答えました。
今日は、充実した議論が出来たと思っています。明日もよく準備をして精力的に議論を行っていきます。
さあ、これから明日の準備です。
昨日は、十五夜―中秋の名月でした。雲が少しかかっていましたが、満月を眺めることができました。
日本共産党宇部市西部後援会がお月見会を行うということで私も参加しました。
そして、恒例の句会も行いました。入選句は、山口民報に掲載します。その後に、このブログにもアップします。
古川柳には、こんな句があります。
「満月を取ってくれよと泣く子かな」
私は、こんな句を作りました。
「満月に近づきたくて雲に乗る」
私が見た満月は少し雲がかかっていました。雲に乗ったら満月を近くで見ることができるだろうなとふと思いこんな句を作りました。
皆さんも「月」をテーマに一句ひねってみられてはどうでしょうか。
大野宇部市議宅から眺める中秋の名月
芸術の秋です。議会中なので満喫とまではいきませんが、宇部市では、現在、第23回UBEビエンナーレが開催中です。
昨日は、表彰式に、本日は、開会式に参加しました。
宇部市で開催している現代日本彫刻展をUBEビエンナーレと呼んでいます。ビエンナーレとしては、23回目ですが、宇部市の彫刻展の歴史は、約50年になるそうです。
これだけ歴史のある彫刻展は世界でも珍しく、今回の作品展にも、ドイツ、アメリカ、ギリシャ、フランス、韓国の作家からの応募がありました。
大賞を受賞してのは、韓国のヨム・サンウクさんの「Self-consciousness」という作品でした。昨日の表彰式にはご本人が奥様と一緒に参加されていました。
昨日は、悪天候でしたが、今日は、絶好の野外彫刻展日よりです。
常盤公園で行われているUBEビエンナーレにどうぞみなさんご参加ください。
大賞を受賞した韓国の作家の作品です
今議会は、傍聴の多い議会でした。
まず、原発問題で、反対派住民の方々が傍聴席を埋めました。
今日は、長門3校統合問題で、統合反対の方々が傍聴席を埋めました。
傍聴は、議員と執行部の間の緊張感を高めます。
質問する方も答える方も必死になります。
傍聴席も必死なのか、今回は取り分け熱が入っていました。
二つの問題とも、県民本位で問題解決が図られたらと思います。
特に、長門3校統合問題は、今議会に議案が提案されている緊急問題です。
私は、今日の水野議員の質問を聴きながら、やはり教育委員会のやり方は拙速だと痛感しました。
この対立を残したまま統合を強行すれば、将来に禍根を残すことは必至です。
3校統合の議案はやはり白紙撤回しかありません。
皆さんのご意見をお聞かせください。
充実感半分、残念な思いも半分の一般質問でした。
充実感は、いくつかの前進があったことです。
第一は、厚東川ダムの管理に関わる問題です。厚東川ダムの制限水位は、7月15日までは、37メートルとなっています。
7月16日からは、38メートルとなり、7月21日豪雨の時には、水位が38メートルでした。
7月21日の降雨前の水位は、37.7メートルでしたので、37メートルだった場合は、70センチは治水に活用できたはずです。
私は、制限水位を38メートルにあげる時期を7月16日と定めず、梅雨明けとすべきだと質しました。
この質問に柳橋土木建築部長は、私の指摘を認め、可能な限り、来年の梅雨時期までに、37メートルの制限水位の期限の見直しについて関係市と協議したいと答えました。
第二は、農地転用問題です。私は、農地転用完了報告書が提出されていなかった宇部市の事例を示し、県下で他にも例はないのか質しました。
この質問に松永農林水産部長は、報告書が提出されていない事例が8件あったと答えました。松永部長は、この8件を精査した結果、農地法違反が疑われるケースがなかったことも報告しました。
第三は、新規高卒者の県職員としての採用問題です。私は、県内の有効求人倍率が0.83倍である状況を受けて、県職員としての採用枠を拡大すべきと質しました。
この質問に岡田総務部長は、今後の求人倍率の動向や県職員枠の必要性など様々検討すべき課題はあるとしながら、採用枠拡大について「検討する」と答えました。
充実感の大きな二つ目は、地元の問題を数多く取り上げることが出来たことです。
その一つは、小野湖上流に計画されている産業廃棄物最終処分場計画についてです。今までは噂に過ぎなかった問題がしっかり議事録に記されました。
そして、吉崎環境生活部長は、県が計画をすすめる業者に、「小野湖周辺の住民への説明と承諾が必要だと指導した」ことを明らかにしたことは今後の足がかりになる答弁だと思います。
残念だったの第一は、豪雨被災者の様々な声を届けましたが、大きな前進がなかったことです。
また、不登校対策について、十分な答弁が引き出せなかったことも残念です。
更に、今回も質問時間が足りない思いも残りました。しかし、それだけ多くの県民の想いを今回もしっかり議会に届けることが出来た証拠でもあると思うことにします。
さて、来週から始まる総務政策委員会の準備です。議会閉幕まで引き続き頑張ります。
皆さんのご要望を引き続きおよせください。
今朝、ラジオからウルフルズの音楽が流れていて、そうだ「トータス松本」の歌が聴きたいと思い、帰りに、初のオリジナル・ソロアルバム「FIRST]を買いました。
幅広いバリエーションが楽しめるアルバムでした。人間の喜怒哀楽がよく表現されています。
喜は、「エビデイ」なんかどうでしょう。軽くシャウトするようなメロディが心地よいです。
怒は、「涙をとどけて」でしょう。思い通りにいかない日常への怒り。でも「明日をとどけて」というメッセージが心に沁みます。
哀は、「花のように 星のように」です。「この想い 遠く遠くへ」。さて、想いは届いたのでしょうか。
楽は、「みいつけた!」ですね。「僕のうぼみ なにが咲く」。とても前向きな歌です。
一番好きになったのは、「みいつけた!」でしょうか。
今日の議会は、原発反対の住民の方の願いが傍聴席を埋めました。
「花のように 星のように」の中に、「目の前の現実と僕の理想が いつかはかさなる たしかにかさなる」と言う詞が出てきます。
原発建設が中止され、山口県民が笑顔で語り合える日が一日も早く来ることを願わざるを得ません。
いよいよ明日は、私の質問です。県民一人一人のつぼみに花が咲くような県政にしていくために、力を尽くしたいと思います。
トータス松本のアルバムを聴きながら、明日は、ハッスルすることにします。