誉田哲也さんの「あなたが愛した記憶」を読んでいます。
文庫本の裏表紙を写します。
「興信所を営む曾根崎栄治の前に、女子高生・民代が現れる。19年前に突然姿を消した恋人・真弓が産んだ栄治の娘だと主張する彼女は、二人の人物を探して欲しいと依頼する。半信半疑ながら栄治が調査を進めるうち、民代は、調査対象者のどちらかが世間を騒がす残虐な連続監禁殺人事件の犯人だと言い出し・・・。この子は一体、何者なのか。犯人の正体は何なのか。ノンストップ恋愛ホラーサスペンス!」
今読んでいるのは、民代が連続殺人事件の犯人を知っていると言い出す場面です。
民代は何者なのか。犯人の正体は何なのか。これらが大きな山場です。
これまで、ノンストップで読んでいます。
久々に、ハラハラドキドキのサスペンスものです。
誉田さんの作品は、キャラクターが立っていて、どんどん引っ張っていってくれます。
小説の後半が楽しみです。
誉田ファンの皆さん、あなたのお勧め作品をお教え下さい。
環境NPO「気候ネットワーク」が一目でわかる「石炭発電所新設ウォッチ」をホームページで公開しています。
これによると、全国で石炭火力発電所の新規建設計画が計48基に上り、これらが全て稼働した場合、推計で年間約1億4100万トンの二酸化炭素が排出されることが分かりました。
この内、山口県内には、防府市に、2018年運転開始予定のエア・ウォーター&エネルギア・パワー山口((株)の発電所と宇部市に2023年開始予定の山口宇部パワー(株)による西沖の山発電所(仮)1号機があります。
24日付の読売新聞によると、環境省が地球温暖化を防ぐ観点から異議を唱えている石炭発電所が全国で5カ所あり、その内の一つが、宇部市の山口宇部パワー(株)による石炭火力発電所です。
世界ではいま、温室効果ガス削減のため「脱炭素」の大きな流れが起きています。
イギリスでは今月、2025ン’までに石炭発電所の「全廃」方針を明らかにしました。アメリカでは、既存・新設の発電所にCO2排出規制を導入。フランスでも発電所の閉鎖が進められています。
一方、安倍政権は石炭を原発と並ぶ「重要なベースロード電源」とし、推進する姿勢を見せています。
イギリスシンクタンクE3Gはこうした日本の秕政を、G7の中で唯一、石炭発電所を新設するなど「孤立」し、「国際的にも悪影響」を及ぼしていると指摘しています。
私は、温室効果ガス削減のために、「脱炭素」を進めるべきだと思います。
全国で進められている48もの石炭発電所の新設は中止すべきだと思います。
取り分け宇部市で進められている石炭火力発電所計画は、環境相からも異議が出されているものであり、ただちに中止すべきだと思います。
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
昨日、本願寺山口別院で行われた帰敬式に参加しました。
浄土真宗必携「み教えと歩む」に帰敬式とは、「阿弥陀如来・宗祖親鸞証人の御前で浄土真宗の門徒としての自覚をあらたにし、お念仏申し日暮らしを送ることを誓う、最も大切な儀式です。帰敬式を受け、仏弟子となった方には、本願寺住職(ご門主)より法名が授与されます。法名をいただくということは、み教えに生かされてて生きていくことへの決意をあらわす名をいただくことです。」とあります。
今年4月、浄土真宗本願寺派山口教区宇部北組常光寺の責任役員を引き受けました。
帰敬式を契機に、常光寺責任役員としての役割をなお一層果たしていきたいと思っています。
帰敬文の最後に「この上は、ますます聞法にいそしみ真宗念仏者の本文をつくし報恩謝徳につとめます」とあります。
これからは、念仏者の一人としてしっかり勉強していきたいと思います。
本願寺住職よりいただいた法名は、「釋諦観」です。
諦観の解説文がありました。
「顕浄土真実教行証文類」「化身土巻」に「言諦観彼国浄業成者」という言葉があり、その一部から諦観を取ったとありました。
広辞苑で諦観とは「(仏)明らかに真理を観察すること」とあります。
「諦」はあきらめるとも読みます。
仏教TVというインターネットサイトによると、「あきらめる」は「あきらかにみる」が元で短縮されて「あきらめる」になったとあります。
「あきらかにみるとはその原因を明らかに見よということ」「あきらめるとは180度正反対の努力家になること」とあります。
私は、20代の頃から科学的社会主義を勉強してきました。
そして、50代になって仏教の勉強をはじめました。
これからの人生はこの二つ視点で物事をあきらかにみていきたいと思います。
諦観(たいかん)。いい法名をいただきました。
彫刻家の重枝新治さんに木彫の阿弥陀如来像の作成をお願いしておりましたが、丁度昨日、私の手元に届きました。
頂いた釈迦如来像は、昔の箪笥の引き出しだった桐の箱の中に入っていました。
この桐箱が今日から我が家の仏壇になりました。
ほんのり微笑む重枝さんによる阿弥陀如来を拝んで一日をスタートさせました。
帰敬式と木彫、これらのご縁に感謝したいと思います。
高三の長男は、関西地方の国公立大学への入学を目指し受験勉強を続けています。
日本共産党は、20日、「安倍政権による学費の連続値上げは許さない-大学予算削減を学費値上げでまかない方針を撤回させるために、力をあわせよう」と題するアピールを発表しましたが、受験生の保護者の一人として、学費値上げ撤回に向けて保護者の皆さんと一緒に力を合わせたい気持ちで一杯です。
10月26日、財務省は、政府の財政制度等審議会財政制度分科会に、「(国からの)運営費交付金に依存する割合と自己収入割合を同じ割合とする」として、国立大学への国の支出を大幅に削減し、残りは大学が「自己収入」を増やしてまかなう、という財政方針を提案し、了承を得明日。今後15年間で国からの支出を1948億円削減する一方で、大学の「自己収入」を2437億円増やせというのです。
大学の「自己収入」の主力は、学生から集める学費です。この計画を仮に授業料値上げだけで「穴埋め」しようとすると、毎年2万5000円程度、15年後に現在の約53万円から40万円増の93万円程度になります。
これは、現行の私立大学授業料平均額(約86万円 2013年)を上回りますから、私立大学にも波及し、国立・公立・私立の学費値上げの連鎖が引き起こされます。
高3の長男は、高校授業料が免除された最後の世代です。
自民公明政権の元、高校の学費が取られ、大学の学費は上がり続けることで、子育て環境が悪化することは明らかです。
安倍政権の「新三本の矢」の一つは、出生率の向上です。
4人の子育て真っ最中の私の実感として、高校大学の教育費の負担を増やすことは、出生率を低下させる大きな要因となります。
安倍政権は、言うこととやることが全く違うことが、今回の財務省の大学予算削減方針で明らかです。
安倍政権がそれでも「出生率を上げる」と言うんだったら、即刻、大学予算削減を学費値上げでまかなう方針を撤回すべきです。
大学の学費を上げざるを得ないような大学予算削減の方針が財務省から示されました。
皆さんは、このことをどのようにお考えでしょうか。ご意見をお聞かせ下さい。
西本願寺大谷光真前門主の「人生は価値ある一瞬」を読んでいます。
線を引きながら読んでいると、本が真っ黒になりました。
一言一言が心に沁み渡ります。浄土真宗中興の祖、蓮如上人は、「御文書」を作り、仏教を分かり易く庶民に広めました。
この本は、現代の私たちにとっても「御文書」ではないかと思います。
私のこれから人生の「座右の書」として大切にしていきたいと思います。
この本の中には、二律背反な出来事が出てきますが、これらがそれとしてあることが真実なのだと書かれてあります。
「不安の中で生きる」の項では、「目の前に起こる一つひとつの出来事に、一喜一憂せざるをえないとしても、自分の人生そのものを賭けてしまわないことです。そして、いのちのつながりというもっと広い別の世界があることに目を向けることです。」と書かれてあります。
「放任と自由」では、「子どもの成長に親として一喜一憂しつつも、わが子に一つひとつの行いを、手出しせず、に辛抱強く見ていることで、子どもの自主性・自律性を見守り育てようとする姿勢が自由です。」と書かれてあります。
「寄り添う」では、「相手と同じ立場になかなか立てないと自覚しつつも、なんとか立とうと努力する。」と書かれてあります。
「孤独を恐れない」では、「人間は孤独であると同時に、目に見えない部分で支え合って今を生きています。」と書かれてあります。
「二元論でいいのか」では、「善か悪か、早くどちらかに決めて安心したいのでしょうが、少し我慢し、物事を深く考える余裕を持ちたいものです。」と書かれてあります。
悩まないほうがいい、孤独でないほうがいいなど日々、二元論で結論を急ぎ生きてきたように思います。
大谷前門主の言葉に、悩んでいい、孤独でいい、しっかり考えて前に進もうと励まされる想いです。
「人生の転換点を上手に受け入れる」では、「不本意なことに出遭っても、それによって視野を狭くしたり窮屈な世界から解放されて、狭い世界にとらわれない生き方をすることができれば、新しい道も見つかるでしょう。」と書かれてあります。
私も、これまで20年以上続けてきた議員という立場から離れるという、今年は転換点の年でした。
一方で、PTA連合会長やお寺の総代として多くの事を学ぶ機会を得ました。
この本に出合えたのも、一つの転換点で新しい道が広がった証左だと思います。
悩むのが人生ですが、時々、この本に帰って、自分を見直す時間を作りたいと思います。
一人でも多くの皆さんにこの本を読んでいただきたいと思います。
これからも少しづつ、大谷前門主の別の著作も読んでいきたいと思っています。
昨日、うべ憲法共同センター主催で、憲法研究者による「安保法制」の出前講座が行われました。
75名の市民が参加しました。
会場には、75名の参加者が集いました。
「安保法制のどこが、憲法違反なのか」と題して広島修道大学高橋利安教授が講演を行いました。
憲法9条について詳しく語る高橋広島修道大教授
高橋教授は、9条を理解する視点として「憲法9条1項にある『国権の発動たる戦争』の否定は、第一次世界大戦後制定された不戦条約の精神が具現化されたものである。『武力による威嚇又は武力の行使』の否定は、第二次世界大戦後制定された国連憲章の精神が具現化されたものである。第二項の『国の交戦権は認めない』などは、これまでの国際的な基準の地平を拓く内容を持っている。」と憲法9条の世界史的意義を語りました。
高橋教授は、「イタリア国会で、政府提出法案が提案された場合、1条づつ逐条での審議が行われる。それに対し何千もの修正案が出されて審議が行われる。また、憲法適合性についても国会で審議するルールがある。」と語り、「イタリアと比較して、安保法制の国会審議は、強権的なものと言わざるを得ない」と語りました。
最後に高橋教授は、「多くの憲法学者が、安保法制に異議を唱えたのは、安倍政権が、これまでの一線を超えて立憲主義を踏みにじったからである」と語りました。
参加者から「アメリカに守ってもらっている以上、安保法制もやむを得ないとの意見もあるが」との質問に、高橋教授は、「米軍が日本を本気で守ってくれるのかを見極めなければならない」と語りました。
憲法全文及び憲法9条について深く学ぶことが出来て有意義な学習会でした。