議員日誌

立山紘毅山大教授講演会

 昨日、総がかり行動うべ実行委員会主催で、山口大学教授の立山紘毅さんを講師に「改憲の動きにどう立ち向かうか」と題する講演会を行い、60名の市民が集いました。

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 総がかり行動うべの学習会での立山教授

 立山教授は、日本国憲法と比較して、自民党憲法改正試案(自民党試案)の問題点を指摘しました。

 まず、前文です。自民党試案には、日本国憲法前文に明記されている「平和的生存権」が存在しません。一方で、「歴史と伝統」「規律」が強調されています。立山教授は、「『天皇をいただく国体』まがいの言及」と指摘します。

 自民党試案19条3項に「国及び地方自治体その他の公共団体は、特定の宗教のための教育その他の宗教的活動をしてはならない。」とあります。問題は次の「ただし、社会的儀礼又は習俗的行為の範囲を超えないものについては、この限りではない」です。

 この部分について、立山教授は、「『国旗・国歌の掲揚・斉唱』『元号の使用』は慣習だから、個人の宗教的確信とは関係がなく、法律のみならず命令でも制限して良い」と解釈できると解説しまた。

 立山教授は、自民党試案の財産権は、「公共の福祉」ではなく、「公益および公の秩序」による制限が出来る規定になっていると指摘します。この点について立山教授は「公共事業を理由とする収用を楽にするためか、軍の活動に邪魔な住居等の排除を容易にするためか」と指摘しました。

 総がかり行動うべ実行委員会としては、これからも憲法について学習していこうと話し合っています。

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 学習会には60名の市民が参加しました

 参加者は、学習会参加後、市内をデモ行進しました。

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 参加者は小雨が降る中、市内をデモ行進しました

 安倍政権が憲法を変えようとしています。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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