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かえる通信No12(2016年4月1日)

上関原発を建てさせない山口県民大集会に2000人集う

 

原発ゼロ 安倍政権ノー

 

村岡知事は埋め立てを不許可に

 

 三月二十六日、山口市維新公園・野外音楽堂で、中国電力による上関原発建設計画の白紙撤回を求める「上関原発を建てさせない山口県民大集会」が行われ、県内外から二〇〇〇名が参加しました。
 福島県飯館村の酪農家・長谷川健一さんは、福島県内で一六〇人の子どもたちが甲状腺ガンだと診断されたことを報告し、「放射能災害は全てをバラバラに破壊する。山口県の人にわれわれのような思いをしてほしくない。反対の声を上げ続けよう。」と訴えました。
 集会では、「村岡知事、どうか山口県民をはじめ、日本各地や全国から寄せられる『上関原発はいらない』との声を聞き、奇跡の海といわれる田の浦の埋め立てを不許可にしてください。そして今を生きる世代だけでなく、将来の山口県を担う子どもたちのためにも、上関原発建設計画を白紙撤回してください。」との集会宣言を採択しました。
 最後に参加者一同で、上関原発ノーの意思を示す「NON」の紙を掲げました。その後、会場周辺をパレードしました。

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上関原発を建てさせない山口県民大集会のパレード

 

3.13重税反対全国統一行動

 三月十四日、ヒストリア宇部で、「三・一三重税反対全国統一行動宇部地区集会」が行われました。
 集会後に、宇部税務署までデモ行進を行いました。申し入れ書を宇部税務署長に提出しました。

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重税反対全国統一行動宇部地区大会のデモ隊

 

ドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」上映会

 

一人のアメリカ人が米軍への思いやり予算の矛盾を問う

日時 5月7日(土)午後2時~4時
場所 宇部市シルバーふれあいセンター第3講座室
入場 無料(カンパ歓迎します。)
映画監督 リラン・バクレーさんプロフィール
1964年アメリカ・テキサス州生まれ/アメリカで大学院修了後、日本の大学院で日本文学を専攻/青山学院大学で英語講師、英会話スクール経営/現在神奈川県在住、家族は妻、長男、次男の4人
主催 うべ憲法共同センター
   山口民医連内 ℡ 0836-35-9355
   事務局 藤本携帯090-3747-2855

 

一気 

 

山口市の浄土真宗本願寺徳證寺で、福島県双葉郡双葉町の浄土真宗本願寺派光善寺副住職・藤井賢誠さんを講師に「原発事故現状報告会・福島の苦しみから学ぶ」と題する講演会に参加しました▼藤井さんのお寺のご門徒は、福島第一原発周辺に集中しています。ご門徒の九十九%が原発事故後、いわき市などに避難されています。いわき市では、賠償金が支給される原発事故で避難された方とそうでない方との間で感情の溝が出来始めていると藤井さん。NHKは、いわき市の団地のコンクリート壁に「原発賠償御殿 仲良くしない やりすぎ」と書かれた落書きを放送しました▼藤井さんは「福島で起きた原発事故の事を震災の事をこれからも忘れないでほしい。教訓として山口県でも生かしてほしい」と語ります。上関原発を建てないことが原発事故の教訓を生かす道です。

制服向上委員会

 上関原発を建てさせない山口県民大集会のゲストとして出演した制服向上委員会のメッセージは私の心を鷲づかみにしました。

 会場で、制服向上委員会の42枚目のアルバム「戦争と平和」を購入して、移動中の車内で聴いています。

 表題曲の「戦争と平和」の歌詞は実にストレートです。

 「人と人が殺し合う 戦争はいらない 国と国が争い合う 戦争を止めよう」

 「経済優先 危険な 原発はいらない 便利な社会にさようなら 原発を止めよう」

 この歌の中は、日本共産党の小池晃副委員長(参議院議員)がボーカルの一人として参加しています。

 制服向上委員会は「社会問題に果敢に取り組み女性グループ」なのです。

 私がこのアルバムの中で、一番共感したのは、「カヤポ」という曲です。

 「日の出には 歌い 笑い 踊り 祈る いくらかの恵みい感謝して 陽が沈み 森が闇を包む中で 静かに宇宙と ひとつになる」

 カヤポとは、南アメリカ・アマゾンに住む先住民族のことのようです。

 この曲に魅かれるのは、今、上橋菜穂子さん原作の「精霊の守り人」の本を読み、ドラマを見ているからかも知れません。

 上橋さんは、オーストラリアの先住民族オオリジニの研究者。

 「精霊の守り人」は、異世界ファンタジーですが、上橋さんは、自然と共存して生きていく術を私たちに説いているのではないかと感じています。

 制服向上委員会の「カヤポ」は歌います。

 「みんなが生まれる前からある 太古の森 湧き出る水 みんなが生まれる前からある 小さな生命と 星をみつめ」

 私は、山口県の山村で生まれ育ちました。

 生まれた時には、土間があって、かまどでご飯を炊いていました。

 この50年で山口県の農村の暮らしとは劇的に変わりました。

 しかし、私たちが生まれる前からある森や水を大切にしたいと想い、ささやかながら母と一緒に先祖から伝わっている農地を耕しています。

 このような私の思いが、この歌ととけあいます。

 この歌は、「独占ではなく 分けあう心で 今も生きる」とも歌っています。

 人間だけの地球ではない。

 この事を人類は考えなければならない事は確かなようです。

 制服向上委員会ではう「SKI基金」を作り、熱帯森林保護団体に寄付をする活動などを行っているそうです。

 制服向上委員会に出会ったばかりの私ですが、グループの活動に賛同します。

 これからも応援していきたいと思います。

 制服向上委員会のファンの皆さん、お勧めの曲をお教え下さい。

 

上関原発を建てさせない山口県民大集会

 昨日、山口市維新公園・野外音楽堂で、中国電力による上関原発建設計画の白紙撤回を求める「上関原発を建てさせない山口県民大集会」が行われ、県内外から2000名が参加しました。

 集会の最初に、制服向上委員会が歌を披露しました。

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 原発をなくそうと歌う制服向上委員会のメンバー

 共同代表である児童文学者の那須正幹さんは、中電による埋め立て免許延長申請の可否判断を引き延ばす県を批判し「臭いものはもとから絶たないといけない。それは安倍政権をぶっつぶすことで、参院選で山口から原発ノーを掲げる議員を出すことが第一歩になる」と話しました。

 共同代表である上関原発を建てさせない祝島島民の会代表の清水敏保さんは、「中国電力も県も諦めていない。34年となる祝島のたたかいは高齢化で容易ではないが、今日を契機に計画をなくすまで頑張りたい」と挨拶しました。

 共同代表である田川章次弁護士は、「先日、大津地裁で高浜原発の運転差し止めの判決を下した裁判長は、直前まで山口地裁におられた山本裁判官。大津地裁判決の山口県民の運動が反映したもの。県内で行われている住民訴訟などでも画期的な判決を勝ち取ろうではないか。」と訴えました。

 福島県飯館村の酪農家・長谷川健一さんは、福島県内で160人の子どもたちが甲状腺がんだと診断されたことを報告し、「放射能災害は全てをバラバラに破壊する。山口県の人にわれわれのような思いをしてほしくない。反対の声を上げ続けよう。」と訴えました。

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 福島の苦しみを繰り返すなと訴える長谷川さん

 集会では、「村岡知事、どうか山口県民をはじめ、日本各地や全国から寄せられる『上関原発はいらない』との声を聞き、奇跡の海といわれる田の浦の埋め立てを不許可にしてください。そして今を生きる世代だけでなく、将来の山口県を担う子どもたちのためにも、上関原発建設計画を白紙撤回してください。」との集会宣言を採択しました。

 集会では最後に参加者一同で、上関原発ノーの意思を示す「NON」の紙を掲げました。

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 参加者全員で「NON」の紙を掲げました。

 その後、参加者は、会場周辺をパレードしました。

 

 私は、山陽小野田・宇部実行委員会の事務局メンバーの一人として直行バスに乗り参加しました。

 当日はとてもいい天気でした。この青空を子どもたちに残そうと決意を新たにする日でした。

 制服向上委員会のメッセージには感動しました。

 制服向上委員会のことについては明日以降のブログで紹介することにします。

 参加された皆さん、感想をお聞かせ下さい。

 上関原発建設計画に対する皆さんのご意見もお聞かせ下さい。

はじめての親鸞

 先日、浄土真宗本願寺派山口教区宇部北組門徒総代会が行われ、私は総代会会長に選ばれました。

 同時に開かれた宇部北組臨時組会におきまして、教区会議員に推薦されました。

 このような時に、五木寛之さんの「はじめての親鸞」を手にし、一気に読了しました。

 五木寛之さんは、私が一番多く読んでいる作家さんの一人ではないかと思います。

 小説では、「青春の門」「親鸞」

 「日本人のこころ」や「百寺巡礼」のシリーズ。

 岩波新書の「蓮如」も私の心に沁み込んできます。

 この度読んだ「はじめての親鸞」も平易な言葉で親鸞の魅力が深く広く語られた作品だと思います。

 私が印象に残った点を紹介します。

 金子みすずさんの「大漁」が紹介されています。

 山口県に住む私たちにはなじみのある詩です。

 「浜は祭りの ようだけど 海の中では 何万の 鰯のとむらい するだろう」

 もう一人幕末の頃に活躍した福井の橘曙覧という学者の言葉が紹介されています。

 「たのしみは まれに魚烹て 児等皆が うましうましと いひて食う時」

 五木さんはこの2人の言葉を引用して親鸞の「悪人正機」の意味を解説します。

 「親鸞のいう悪人とは、人すべて悪人であるという意味での悪人であり、いい人と悪い人がいるという意味ではない。人間は全部同じ条件を背後にせおって、そして悪人として日々生きているのだ、そのことを自覚せよ、と。」

 「私たちは半分金子みすずであり、半分は橘曙覧であるということです。魚を食べておいしいと喜ぶことを生の喜びとして片方では受け入れつつ、片方では海の底では鰯が葬式をしているだろうと考える。その両方の気持ちを併せ持って、生きていかなければならない。非常に難しい、あわいのところで生きている人間という存在を考えざるを得ないのです。」

 私の心に沁みる五木さんによる親鸞聖人の「悪人正機」の解説です。

 五木さんは、昭和7年生まれの83歳。私の父と同じ世代です。

 親鸞は90歳まで生きた人です。

 親鸞は80歳を過ぎて沢山の和讃を書いています。

 五木寛之さんには今後とも親鸞聖人の教えを分かりやすく私たちに伝えていただきたいと思います。

 五木さんには、小説としての作品を今後も期待しています。

 五木さんのご講演を直接聞きたいと思います。今後その機会に恵まれますように。

 五木さん心に残る作品をありがとうございました。

米海軍省が「F35岩国に来年1月配備」と米議会で報告

 今朝のしんぶん赤旗は、「米海軍省のスタックリー次官補(研究・開発・調達担当)は23日、下院軍事委員会の小委員会の公聴会で、海兵隊仕様のステルス戦闘機F35の飛行機を2017年1月に岩国基地に配備する予定だと証言しました。米軍は昨年7月末、F35Bが最低限の運用能力を獲得し、配備可能な状態に達したと認定、17年から飛行隊を岩国に常駐させると発表しました。」と報じました。

 平成25年10月3日に開催された日米安全保障協議会の共同発表は「①海上自衛隊部隊を岩国飛行場に残留させる。②空母艦載機の移駐は2017年ごろまでには完了する。③15機のKC130空中給油機が平成26年6月から9月の間に岩国基地に移駐する。④F35Bの国内配備は、2017年に開始する。⑤祖生通信所に鉄塔や通信局を整備する。」との内容が含まれていました。

 私は、平成25年11月県議会の一般質問で、「岩国基地には、海上自衛隊の電子データ収集機EP3など17機が残留し、KC130は、12機から15機にふえています。これは、いれまで県が容認できないとしてきた、これ以上の負担増に当たるのではありませんか、お尋ねします。(中略)加えて、移駐する空母艦載機部隊が59機から61機にふえ、さらにF35Bの岩国基地配備も取りざたされています。現在、示されている騒音予想図は、全面的に見直すよう国に求めるべきだと思いますが、お尋ねします。」と質しました。

 小松総務部理事(当時)は、自衛隊機の残留やKC130の機数増加で航空機騒音の状況にほとんど変化がないとする国の説明は理解できると回答した上で、騒音予想コンターの全面的な見直しを求めることについては、「国によれば、厚木基地から岩国基地へ移駐する空母艦載機の機数を変更する旨を米側から正式に提案された事実はなく、整備整備に当たっては、59機が移駐することを前提に行っていることのことであります。また、F35Bの国内配備につきましては、このたびの日米合同安全保障協議委員会において、2017年に日本国内への配備を開始することが確認されておりますが、国からの説明によれば、現時点において、騒音予想コンターの全面的な見直しを国に求めることは考えておりません。」と答えました。

 今年2月25日の日本共産党大平衆議院議員の質問に対し岸田大臣は、F35Bについて「配備先も含めて、詳細については引き続き日米間で協議していくことになると承知している」と答え、岩国基地が配備先とは認めませんでした。

 冒頭の報道通りなら、岩国基地へのF35Bの配備まで、残り、10ケ月です。日米整備は、F35Bの配備先を明らかにし、岩国基地配備ならば、山口県と岩国市など関係自治体に早急に説明すべきです。

 そして、国は、F35Bの配備を加えた新たな岩国基地周辺の騒音予測を行い、結果を山口県と岩国市に示すべきです。

 山口県と岩国市は、F35Bの岩国基地配備について国に照会を行い、騒音予測の実施などを求めるべきです。

 山口県、岩国市は、「これ以上の負担増は認められない」を基本スタンスにしています。

 F35Bの岩国基地配備が明らかになり、騒音、安全性等の基地周辺住民の生活環境が現状より悪化することが明らかになったならば、F35Bの配備の中止を国に求めるべきです。

 F35Bが岩国基地に来年1月にも配備されることがアメリカの議会で報告されたとの報道がされました。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

 

 

 

 

 

宇部市の認可保育所で入所が決定していない児童が31人

 時田宇部市議の宇部市への資料請求によって、宇部市内の認可保育所で入所が決定していない児童の数が、3月18日時点で31人いることが明らかになりました。

 特定の園を希望し、その園が空くまで待つとしている児童数は25人。希望の園の利用ができないことを伝えて現時点で返答がない児童数が6人。合計31人となっています。

 宇部市は、定義上の待機児童はゼロとなっていました。

 待機児童には、①小規模保育、家庭的保育②地方自治体が補助する施設③育休を延長④自宅で休職中⑤自治体が提示した入所先を断った⓺幼稚園の預かりを利用しているなどが除外されています。

 塩崎厚生労働大臣は、18日、錯塩’4月時点で少なくとも4.9万人の『隠れ待機児童』がいたことを認めました。

 京都華頂大学の藤井伸生教授は、しんぶん赤旗のインタビューで待機児童について「見せかけの数減らしではなく、正確に数をつかみ、それに見合った認可保育所の増設こそ必要です」と強調しました。

 宇部市の保育園の入園定員(公立私立)の定数と入園数は、3月1日現在で、定員2550に対して2748人で107.8%になっています。

 それに、入所が決定していない児童数が明らかになったことから、宇部市では早急に認可保育得所を増やすべきです。

 藤井教授は、「児童福祉法で国と自治体に認可保育所を整備する必要があるにも関わらず、その規定を形骸化する保育得制度の改悪を続けたことが根本的な原因である」「2000年代のは初めから公立保育所の運営費や施設整備費を一般財源化して国の責任を投げ捨て、民営化を進めてきたことに象徴されています。」

 公立保育所は2004年には1万2358か所あったのが14年には9791カ所へ3割近くも減らされています。

 保育研究所所長の村山祐一さんはしんぶん赤旗のインタビューで「大事なことは、地域で子どもたちが安心して通える場所、安心して子どもを預けられる場所として認可保育所を地域に何か所か作るという視点を持つことです。特に各地の小学校区との関連で保育所をどう位置付けるか、そして保育所にどんな質が求められるかという中長期的な視点を持つことが必要です。国や一部の自治体には、この考え方が抜け落ちています。」と指摘しています。

 宇部市も公立保育所の民営化を含めたあり方を検討していますが、むしろ公立保育所を増やす検討こそ行うべきだと思います。

 宇部市の認可保育所で入所が決定していない児童が31名いることが明らかになりました。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。