19日付しんぶん赤旗は、「米国防省運用試験・評価局が1月に米議会に提出した最新の年次報告書で、米軍と自衛隊が次期主力戦闘機として配備を進めているF35ステルス戦闘機の最新段階(ブロック3F)の試験機に関して、「重大な276項目の欠陥を特定した」と明記していることが分かりました。」と報じました。
しんぶん赤旗は、「実戦配備された前段階の機種についても、『欠陥が次の段階に引き継がれた』『非現実的な開発日程に合わせるため、(前段階からの)問題を残したまま配備された』としており、3月までに航空自衛隊に納入された4機(F35A)や、岩国基地(山口県)に配備された海兵隊10機(F35B)にも重大な欠陥が含まれている可能性があります。」「報告書は『F35の全面的な戦闘能力を伴う初期運用試験・評価は早くても2018年後半から19年前半になる。実際は20年以降になるだろう』と指摘しており、現状では『戦闘機』として訳に立たないことを指摘。その背景として、F35の開発部門に、8月までに実戦配備に向けた段階の一つである『初期運用試験・評価』を行うよう『圧力』がかかり、必要な日程の短縮が迫られた結果、276の欠陥が残ったとしています。」と報じています。
しんぶん赤旗の解説で竹下岳記者は「米国防相のF35開発部門に何らかの『圧力』がかかり、欠陥を放置したまま開発・配備が進められています。そこには、巨大軍需企業を中心とした軍産複合体の影が見え隠れします。オバマ前政権に任命された国防総省の担当官は退任直前の今年1月、米議会に提出報告書で開発計画の延長を提言しました。」「安倍晋三首相は米国製兵器の購入で『米国の経済や雇用にも貢献する』(2月15日、参院本会議)と答弁しましたが、垂直離着陸オスプレイを含め、『欠陥商品』の大量購入はやめるべきです。」と報じています。
県民の反対の声を無視して、米海兵隊岩国基地に駐留米軍基地では初めてF35B10機が配備されました。
実戦配備された前段階の機種についても「結果’が次の段階に引き継がれた」「非現実的な開発日程に合わせるために、(前段階からの)問題を残したまま配備された」F35が、岩国基地のF35Bが含まれるのならば、山口県民の命に係わる大問題です。
私は、これまでもF35の欠陥を指摘し、岩国基地配備撤回を求めてきましたが、この報告書を受けて、改めて、配備されたF35Bの米国への帰還と、新たなF35Bの配備撤回を訴えたいと思います。
F35に重大な276項目の欠陥があることが明らかになりました。
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