15日の中国新聞は「広島県北広島町の上空で、米軍機とみられる機体が火炎弾「フレア」の射出訓練をした可能性があることが14日分かった。複数の住民が目撃した。フレアは向かってくるミサイルを回避するためのおとりの熱源で、専門家は『民家が点在する地域での訓練は記憶にない』としている。」と報じました。
17日のしんぶん赤旗日刊紙はフレアについて「ジェットエンジンの排気口などの熱源に向かって飛行し攻撃する赤外線追尾ミサイルを避けるため『おとり』として射出し燃やす火炎弾。FA18戦闘攻撃機用のフレアはマグネシウム、フッ素樹脂、フッ素ゴムなどを原料とした燃料物です。通常は人家などのない海上などで射出訓練を行います。空中で燃え切らずに地上に落ちれば、笠井の原因になる危険もあります。」と解説しました。
日本共産党北広島支部と美濃孝二町議は16日、射出に抗議し低空飛行訓練中止を求める要望書を小野寺防衛相、河野太郎外務相あてに送付しました。
しんぶん赤旗日刊紙は「北広島町の箕野博司町長は16日、フレア射出に『大変遺憾』だと表明し、速やかな調査と情報公開を求めるコメントを発表。広島県は同日午前、中国四国防衛局に対し事実確認を要請しました。」と報じました。
広島県、島根県、山口県にまたがり米軍が独占的に使用している自衛隊訓練空域「エリア567」の中に北広島町があります。このエリアでは、頻繁に、米軍機による低空飛行訓練などが行われています。
低空飛行訓練でも騒音など住民から抗議の声が上がっているのに、火炎弾の使用は言語道断です。
私も今回のフレア射出が事実なら厳しく抗議をしたいと思います。
この事は、昨夜の「報道ステーション」でも取り上げていました。
米軍機の今回の火炎弾の射出を皆さんはどうお考えですか。
選挙の移動中に、武蔵野大学名誉教授で、浄土真宗本願寺派法善寺前住職の山崎龍明さんの近著「平和への道-憲法9条は仏の願い」を読んでいます。
山崎先生は、「この国が戦争の多大な惨禍の中で誓った『戦争放棄』『交戦権を認めない』という日本国憲法にしっかりと軸足を置いて、世界平和に寄与する道を模索すべきと考えます。」と述べ、この総選挙について「国政選挙次第で、この国は戦争国家になっていくかも知れません。そうなったら、もう後戻りはできません。」と意義を語ります。
山崎先生は、「人間は傲慢なものです。そのおごりはとどまるところをしりません。その私たちのおごりが自然を破壊し、社会を滅びに導くのです。そして、その根底にあるのが私たちの物欲にあると言ったら、言い過ぎでしょうか。その物欲を満たすために、戦争までも起こそうとしている人々が多くいることを私たちは気づかなければなりません。」と指摘し、「生き物の中で人間ほど恐ろしいものはありません。」と書いています。
しかし、山崎先生は、「人間は同時に叡智を持っています。お金儲けのために人殺しの武器を作り出すのも人間ですが、その非をいさめる叡智を持っているのも人間です。いま、そのバランスが大きく崩れかけているのです。いや、崩そうとしている人々が主流になっている世界というのは、なんとも悲しく恐ろしいかぎりです。」と書いています。
山崎龍明先生は、総選挙の公示を前に、日本共産党躍進への期待を寄せてた各界の著名人67人の内の一人です。
この国を戦争国家にしないために、私は、日本共産党の比例候補者の一人として力を尽くします。
比例代表は日本共産党に大きなご支援をお願いいたします。
15日付しんぶん赤旗「日曜版」で、喜劇人協会会長の小松政夫さんが「この人に聞きたい」のコーナーに登場されています。
NHK土曜ドラマ「植木等とのぼせもん」を毎週楽しみに観ているものとしてとても楽しいインタビューでした。
ドラマで伊東四朗さんが演じている植木さんのお父さん・徹誠さんのことがインタビューの最後に出てきます。
「親父(植木)さんは、こういっていました。『俺の名前の等は平等からつけられたんだよ。父が坊さんだったから、御仏の前では万人が平等という意味だろうな』植木さんには、小さいころにお父さんから聞いた忘れられない言葉がありました。『私の仕事は死人を供養することだけではなく、生きている人の善き相談相手になること』という言葉です。戦争中、戦争や差別に反対して投獄されたりと、すごいお父さんでした。(徹誠さんは戦後、共産党に入党。植木さんの家で、しばしば顔を合わせました)選挙が近づくと、『おう、小松、どこへ投票するんだ?』と聞かれました。それで私は、「もちろん共産党です」と。本当に投票しましたよ。(日曜版は長年の読者です)女房に相談せず購読しましたので、最初は『間違って入っているわよ」と(笑い)。日曜版にはいっぱい俳優さんさんが出ていますね。」
植木さんのお父さんの人生については、植木等さんが書いた「夢を食いつづけた男」に詳しく書かれています。
これからも自由に喜劇が演じられる国でありつづけますように。
平和な世の中が続きますように。
今度の総選挙で比例代表選挙は日本共産党をよろしくお願いいたします。
それでは、今日も、比例候補として活動を続けます。
今晩は、下松に泊まり、明日は、山口に泊まります。
明日は、ブログは更新できません。
日々の活動は、私のフェイスブックやツイッターをご覧ください。
今日の「植木等とぼっけもん」は録画して後日じっくり観たいと思っています。
10日から総選挙がスタートしました。
私は、10日には岩国に泊まり、11日、12日は、鳥取県に泊まり、比例候補として活動していました。
ブログの更新は、自宅のみにしています。
10日の私の出発式での訴えの要旨を下記の通り掲載します。
フジグラン宇部前での出発式で決意を述べる
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日本共産党比例中国ブロック候補の藤本一規です。お訴えします。
今度の選挙の最大の争点は、安倍暴走政治をこのまま続けていいのかです。安倍自公政権が行ったことは、安保法制、秘密保護法、共謀罪、全てが憲法違反の法律を強行しました。憲法をないがしろにしてきた政権はかつてありません。沖縄の新基地建設を強行し、原発の再稼働を進める。こんなに民意を踏みつけにした政権はかつてありません。森友・加計疑惑、こんな異常な国政私物化疑惑にまみれた政権もかつてありません。憲法を壊し、民意を踏みつけにし、国政を私物化する。こんな暴走政治を続けていいのかが問われています。市民と野党の共闘の前進と日本共産党の躍進で、安倍政権を退場に追い込んで、国民の手に政治を取り戻しましょう。
今度の総選挙は、消費税増税ストップが大争点です。安倍首相は、小税の増税分を教育、子育てに使うといいますが、国民の切実な願いを逆手にとって増税を進めることには反対です。15年に8%に増税し、41カ月たちますが、家計消費が前年同月比でプラスになったのは、たったの4カ月で37カ月はずっとマイナスです。安倍さんは、増税の影響は一時的といいますが、一世帯22万円の消費が落ち込んでいます。これで増税をやれば、家計も経済も壊すことになります。10%増税は中止すべきです。
安倍政権の元で、労働者の実質賃金は10万円下がる一方で、大企業は400兆円を超える内部留保を積み増ししています。上位40人の富裕層の資産は安倍政権下で2000億円から4000億円に2倍になっています。1%のための政治ではなく、99%の政治を。消費税は大企業と富裕層に応分の負担を求める、民主的な税制改革で財源をつくるべきです。
総選挙の争点の二つ目は、安倍9条改憲は許さないことです。安倍さんは、9条3項に自衛隊を書き込むとしています。政府は自衛隊は戦力にあたらない、必要最小限度の実力組織だ」と説明してきました。しかし、3項に自衛隊が書き込まれたら2項は空文化・死文化することになります。
今度の選挙で、自民党、維新の会、希望の党が9条改憲を公約に掲げています。日本の平和にとって命運のかかった状況です。私は、自民党、維新の会、希望の党の改憲3党に改憲発議ができる3分の2を与えてはならないと思います。中国ブロックから改憲を許さない野党の4議席を。
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日々の活動は、フェイスブック・ツイッターを参照してください。
8日(日曜日)深夜放送されたNNNドキュメント‘17「放射能とトモダチ作戦」を観ました。
この番組は、東日本大震災で救援活動「トモダチ作戦」に従事していたアメリカ海軍の兵士らが、福島第一原発事故が原因で被ばくしたとして東京電力に損害賠償などを求めている問題を追ったドキュメントです。
トモダチ作戦では、アメリカ海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」に乗船していた約5000人の水兵たちが、東北地方の海域で被災者の捜索や救援物資の輸送など、約80日間にわたる救援活動を行いました。
裁判に参加している原告は約400人。既に放射能による健康被害で9人が死んでしまいました。
原告の一人、ウィリアム・セラーは、当時をこう振り返ります。「3月13日、午前8時頃、艦上で働いていたら、熱い空気の塊を感じた。アルミホイルを噛んだような鉄の味が口の中に広がった」。
当時、福島第一原発では、炉心溶融が発生し、放射能が屋外に排出されました。
当時の記録を照合すると、丁度、放射能が放出された帯の中に、原子力空母「ロナルド・レーガン」が居たことが分かります。
NNNの取材に応じた原告の人たちに共通したのは、「3月13日に口の中で鉄の味が広がったこと、それ以降、下血がした」ことなどです。
原告の一人は「福島の人たちを守る傘になるために裁判で勝訴したい」と語ります。
私は、「トモダチ作戦」での被ばくの実態を知り驚愕しました。
いよいよ今日から総選挙。日本共産党の原発・エネルギー政策を紹介します。
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「原発の再稼働反対。原発ゼロの日本、再生可能エネルギー先進国をめざします」
☆再稼働せずに原発ゼロにすすみます
どの世論調査でも、再稼働反対は国民の中の揺るがない多数派です。約2年にわたって「稼働原発ゼロ」となり、日本社会が原発ゼロでやっていけることも証明されています。「原発ゼロ」をめざすのであれば、再稼働は必要ありません。しかも、原発を再稼働すれば、計算上わずか6年で、すべての使用済み核燃料貯蔵プールが満杯になります。「核のゴミ」(使用済み核燃料)の問題を深刻化させるだけです。再処理をすればプルトニウムが出ますが、日本は、すでに国内外に47トンものプルトニウムを保有しています。ほんらい核拡散防止の観点から利用目的のないプルトニウムの保有はできません。
――「原発ゼロ」の政治決断を行い、原発の再稼働を中止し、すべての原発で廃炉のプロセスに入ります。再稼働させた原発は、停止します。原発の輸出をやめます。
――核燃料サイクル(プルトニウム循環方式)からただちに撤退します。再処理工場などの関連施設を廃止します。
原発再稼働のために福島事故を「終わったこと」にする政治は許せません
東京電力福島第一原発事故から6年半たっても、6万8千人の福島県民が避難生活を余儀なくされています。福島の深刻な状況が続いているにもかかわらず、安倍政権は、原発再稼働と原発輸出のために、福島第一原発事故を「終わったこと」にしようとしています。
――被災者を分断する上からの「線引き」や「打ち切り」の押しつけをやめさせます。完全賠償と徹底した除染をすすめ、すべての被災者が生活と生業(なりわい)を再建できるまで、国と東京電力が責任を果たすことを強く求めます。
――東電まかせにせず、国の責任で、福島原発事故の収束に全力をあげること、徹底した情報公開を求めます。困難な作業にあたっている労働者の労働条件を改善します。
――子どもたちをはじめ、福島県民の健康をまもるため、国が責任をもって長期の健康診断を実施します。
――福島県民の総意である「福島第二原発を含む全基廃炉」を実行します。
☆2030年までに電力の4割を再生可能エネルギーで
再生可能エネルギーの普及は世界の大きな流れです。「原発ゼロ」に踏み出したドイツでは、再生可能エネルギーが2015年に発電量の30%に達しました。日本の再生可能エネルギーによる電力供給はいま14~15%にすぎず、2030年度でも22~24%にすぎません(政府の「需給見通し」)。「原発固執政治」が、再生可能エネルギー普及の最大の障害となっています。
――2030年までに電力の4割を再生可能エネルギーでまかなう目標をかかげ、省エネ・節電の徹底と、再生可能エネルギー大幅導入の計画を立てて、実行していきます。
――電力会社による再生エネルギー「買い取り拒否」をやめさせます。家庭や市民共同のとりくみに、適正な買い取り価格を保障します。
――乱開発にならないよう、環境保全や住民の健康に配慮しながら計画的に推進します。
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被災者の生活と生業を再生できるよう、引き続き力を尽くします。
福島県の人々の健康を守る政策をすすめます。
上関原発をストップさせ、原発再稼働を許さず、原発ゼロの日本を実現します。
皆さんは、原発をどうお考えですか。
NHKラジオで高橋源一郎さんがアーサー・ビナードさんの「知らなかった、ぼくらの戦争」という本を紹介していました。
先日、広島に行った際に購入し、今、読んでいるところです。
この本は、2015年4月~2016年3月に放送された文化放送の番組「アーサー・ビナード『探しています』」のうち、23名の戦争体験談を採録し、加筆・修正して、再構成したものです。
「パールハーバー」に関する記述は納得しました。
パールハーバーの定説は「大日本帝国は予告もなく一方的にアメリカのハワイ州真珠湾に卑怯な奇襲攻撃を加え、多くの貴い命が奪われ、太平洋戦争の正義の戦いはそこから始まって、すべて当然のお返しだった」です。
アーサーさんは、「1941年12月の時点で、米軍はすでにレーダーを開発していたので、日本艦隊の動きをとらえ、特別な地位についた一部の人間は、事前に把握できていたはずだ。『人的ミスによって現場への情報伝達が遅れた』というエクスキューズは、あまりにも白々しく響き、本当はルーズベルト政権が血眼になってさがしていた『対日対独宣戦布告』の口実に、もってこいの軍事的行動だった。戦力的に価値が低く、すぐに代わりを用意できるアリゾナ号のような戦艦は、そのままパールハーバーに無防備に並べられていた。けれど、沈没されたら困る大事な航空母艦はすべて前もって、みごとなタイミングでハワイから遠い海域へ避難させたのだ。」と書いています。
真珠湾攻撃に参加した原田要さんは「帰ってきた攻撃隊のパイロットたちに『空母は何隻いたのか?』と聞くと、『一隻もいなかった。』というんだよね。『戦艦、巡洋艦、駆逐艦、そして格納庫を爆撃した』と喜んでいるのに、『空母は全然ない』」と語っています。
アーサーさんは「驚いたのは、安倍総理が真珠湾でこう話したことだ。『戦争が終わり、日本が、見渡す限りの焼け野原、貧しさのどん底の中で苦しんでいたとき、食べるもの、着るものを惜しみなく送ってくれたのは、米国であり、アメリカ国民でありました。皆さんが送ってくれたセーターで、ミルクで、日本人は、未来へと、命をつなげることができました』いくらなんでお原爆投下を完全無視して、この期に及んでだれかの古着と粗悪な脱脂粉乳のお礼を述べるなんて、演出のやりすぎで馬脚をあらわした」と書いています。
オバマ大統領が広島の慰霊碑に献花して、安倍総理がパールハーバーの慰霊碑に献花する。
アーサーさんは「いまさら『ヒロシマはパールハーバーのお返しだった!』とストレートにいうと、野暮な感じがして逆に怪しまれる。したがって、なんとなく両者のつながりをサブリミナルに、タイミングでもほのめかしながら、大統領が献花して慰霊、総理も献花して慰霊、既視感たっぷりの『お互いさまの演出』で歴史のペテンをさりげなく補強できたのだ。」と書いています。
安倍総理は、加害にも被害にも責任が取れない指導者と言わなければなりません。
皆さんは戦後処理の問題をどうお考えですか。お教え下さい。