議員日誌

沖縄スパイ戦史

 三上智恵・大矢英代監督の映画「沖縄スパイ戦史」を観ました。

 沖縄本島北部での少年ゲリラ兵部隊「護郷隊」にまつわる戦史、沖縄県南部の波照間島で強制移住によるマラリア大量感染にまつわる戦史、二つには共通する「スパイ戦史」がありました。

 「護郷隊」を率いた二人の兵士、波照間島で強制移住を率いた兵士は、皆、陸軍中野学校出身者でした。

 沖縄県北部のスパイ戦史では、「スパイ容疑の住民リスト」が作成され、多くの住民が虐殺されました。

 陸軍中野学校出身の偽名「山下虎雄」の指示で波照間島から西表島に移った住民のうち、500人が命を落としました。

 映画の後半では、南西諸島で進められている自衛隊の増強とミサイル基地配備の状況を描いています。

 ライターの武田砂鉄さんは、映画のパンフレットにこう書いています。

 「いつの時代も、偉い人は、そこまで偉くない人に向けて、何がしかを強制する。そして、その強制を見えないようにさせる。最終的に偉くない人同士をぶつけて、争うごとを発生させる。うまくいったら自分たちのもの。うまくいかなかったらそいつらのせい。静かに絞り出された声を聞き取りながら、いつの時代もちっとも変わらない支配の構図が炙り出されていく様におののく。あの時、為政者は逃れたのだ。この時代にも逃れようとする姿がいくつも見える。そのくせ、なぜか堂々としている。なぜ堂々としているのだろうか。なの時と同様、群衆を舐めているからなのだろう。」

 歴史を繰り返してはなりません。戦争か平和化の分岐点の今、この映画を一人でも多くの人に観ていただきたいと思います。

 「沖縄スパイ戦史」を制作された三上智恵・大矢英代監督に感謝します。

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