議員日誌

内田樹さんの「いま言いたい」

 しんぶん赤旗「日刊紙」に「いま言いたい」というコーナーがあります。

 各界で活躍する方々が今の政治に直言するコーナーです。

 10日付には、神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんが登場しました。

 内田さんは、安倍政権の支持率が下がっても「一強」と言われる理由を二つ述べています。

 一つは、「民意を空洞化する安倍政権」のやり方です。

 「選挙で何度くり返し民意を示しても政府は動かない。『ゼロ回答』が続くうちに、国民が無力感にとらわれて、『もう(お上)に抵抗するのはやめよう。それより政府に迎合して、少しでも金や理研を引き出そう。その方が現実的だ』という考え方をする人が出てくる。選挙で示された民意を空洞化することを安倍政権はずっとやってきました。モリ・カケ問題から全部そうです。」

 二つ目は、アメリカの属国としての役割を果たすことです。

 「属国の『代官』として日本の国益を犠牲にしてでもアメリカの国益を優先しているわけですから、アメリカにとって安倍政権ほど都合の良い政権は他に望み難い。基地を提供する。武器を買う。アメリカの企業や投資家が日本の国富を吸い上げる仕組みは整備する。安倍政権が永遠に続いてほしいとアメリカは思っているはずです。」

 その上で、内田さんは、野党共闘の重要性を強調します。

 「沖縄県知事選で野党が共闘すれば勝てるということはわかった。他の選挙でもそれを実現するためには沖縄と同じように具体的で、喫緊の政治課題についての合意が必要です。政権交代したら、どういう政策を、どうゆう順番に実現していくのか、具体的にどういうふうに社会が変わるのかを有権者に開示することです。」

 アメリカの中間選挙では、トランプ政権に対する批判が大きく広がりました。

 この変化を支えたのが若者や女性でした。

 いまこそ、野党と市民の共闘の力を強め「安倍1強」の化けの皮をはがし、国民のための政治を実現していきましょう。

 内田樹さんの分析と提言に大いに納得した今日この頃です。

 みなさんいま政治に言いたいことは何ですか。お教え下さい。

 

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