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憲法施行72周年にあたって

 憲法施行72周年記念日にあたり、日本共産党の小池晃書記局長が談話を発表しました。

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憲法施行72周年にあたって 日本共産党書記局長 小池晃

1、今年の憲法記念日は、安倍首相による改憲策動が、平和、民主主義、基本的人権など現行憲法の原則を守ろうとする国民の世論と真っ向から対決するなかで迎えている。

 安倍首相は『自分の任期中の改憲』に固執し続けている。政権・与党、なかんずくその最高責任者が、自らへの制約をとりはらう改憲議論を強引におしすすめることは、それ自体が立憲主義の破壊であり、絶対に許されないことである。しかし、安倍首相が改憲の旗を振れば降るほど、改憲に賛同する国民は減少し、「安倍政権下での改憲反対」は、世論調査でも5割を超えている。安倍政権がすすめる改憲策動に、道理も大義も、国民の支持もないことは明らかである。

 いまこそ、安倍政権による9条改憲の策動をきっぱり断念させるときであり、間近に迫った参議院選挙で国民がきびしい審判を下すことを心から呼びかける。

1、安倍政権の『ウソと忖度、隠蔽の政治』は、目を覆うような惨状を呈している。公文書の改ざん、国会での虚偽答弁、自衛隊や厚労省、法務省などの情報隠し・隠蔽、そして、ついには基幹統計のねつ造と廃棄まで明らかになった。『ウソと忖度、隠蔽の政治』が国政の土台を揺るがしている。この根っこには、憲法破壊の安倍政治がある。安倍政権は、『集団的自衛権は認められない』という歴代政権の憲法解釈を一内閣の閣議決定で覆し、特定秘密保護法、安保法制=戦争法、共謀罪と、次々に憲法の原則を否定する違法立法を強行するなど、憲法蹂躙の政治をエスカレートさせてきた。最高規範である憲法を蹂躙してはばからない安倍首相の政治姿勢こそ、深刻なモラルハザードの元凶である。安倍政治を終わらせ、憲法に基づく公平・公正な政治を実現しなければならない。

1、変えるべきは憲法ではなく、憲法をないがしろにし、国民の権利と民主主義を蹂躙する安倍政治である。日本共産党は、政治的立場の違いをこえて、広範な市民・団体が共同でとりくんでいる「安倍9条改憲NO!3000万人署名」を成功させるために、多くのみなさんとともに力をつくす。そして、市民と野党の共闘を力強く前進させて、改憲策動に終止符をうつために全力をあげる。

 憲法記念日にあたり、平和と民主主義、個人の尊厳、基本的人権をはじめ、日本国憲法を生かし、憲法が花開く政治を実現するために、いっそう力をつくす決意を表明する。

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 皆さんの憲法への思いをお聞かせ下さい。

かえる通信No49(2019年5月1日)

宇部市議4名全員当選

 

宇部市議選4名全員当選にあたって

 

4月21日 宇部市議選選対本部長 藤本かずのり

 

 21日、投開票された宇部市議選で、日本共産党は、4名全員当選を果たすことができました。
 合計得票数は、前回得票数との比較では69%という厳しい結果でしたが、17年総選挙比例票との比較では115%の得票を獲得しました。今回の宇部市議選の結果は、今後の前進に向けた足がかりを築くものでした。
 宇部市議選で日本共産党の候補に支持を寄せていただいた有権者のみなさん、党躍進のために日夜奮闘していただいた支持者、赤旗読者、後援会員、党員のみなさんに心からお礼を申し上げます。
 宇部市議選で、日本共産党の候補者は、「消費税10%の増税中止」「国保料の値上げではなく値下げを」「『住民福祉の増進』という自治体本来の姿をとりもどす」「9条改憲を許さず平和を守る」など、政治を変える希望と展望を語ったことは、多くの有権者の心をとらえ、支持と共感を広げました。
 日本共産党は、復活した藤本県議とともに、4人の宇部市議団が連携して住民福祉増進の宇部市政を作っていくために、更に、力を尽くす決意です。
 県議選宇部市選挙区での勝利につづく、宇部市議選の全員当選を力に、夏の参議院選挙の勝利を切り開き、「安倍政治サヨナラ」を実現してまいりましょう。

統一選挙万歳(2019年)

市議全員当選が決まり万歳をする市議・県議

 

真締川の浚渫工事がスタート

 

 藤本かずのり県議と時田ようすけ市議会議員は、地元の要望を受け、宇部土木建築事務所に、真締川の浚渫を再三要望してきました。
 その結果、6月末までの工期で、真締川の浚渫工事が行われることが明らかになりました。
 浚渫される箇所は、川添地域の南に掛かる川津橋から、川添地域の北に掛かる石田橋の区間です。
 溜まった土砂の除去と樹木の伐採が行われます。
 引続き、県管理の河川や道路の改修を進めてまいります。

真締川

 溜まった土砂の除去工事が始まった真締川

 

一気

 

障害者スポーツ大会(キラリンピック)は、2017年度まで春と秋に開催されていましたが、2018年度から春のみの開催となりました。大会経費は、秋が、80万で、春は500万円程度です▼障害者スポーツ大会を年2回開催していた2017年度の「障害者スポーツ県民参加促進事業」の事業費は約2千827万円でした。今年度の同事業の事業費は約2千599万円です。予算は、一昨年より今年が、228万円少なくなっています。障害者スポーツ大会秋大会の開催費は80万円ですので、それ以上に予算が削減されています。県の担当者は、「秋大会は中止したが、形を変えて、様々な取り組みは継続している」と説明しますが、その財政的裏付けは脆弱と言えます▼来年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される年です。障害者スポーツの振興が東京大会に向けて、トップアスリートの育成事業だけに集中してはいけないと思います。少なくとも2017年度程度の予算は確保されるべきです。

かえる通信No48(2019年4月1日)

藤本県議が議席回復

 

藤本県議の議席回復にあたって

 

2019年3月29日 宇部市統一選対本部長 時田洋輔

 

 みなさんのご支援のおかげで、県議選は無投票で藤本県議の議席が回復しました。
 定数削減の中で400票足りずに議席を失った前回の悔しさをかみしめ、この四年間、日本共産党は藤本さんを先頭に闘ってきました。「市民と野党の共闘」の広がりと、その先頭に立った藤本さんへの共感は、「安倍さんやめて」という無党派層や様々な傾向の人々の間に「今度は藤本」の期待となり、「自公四人は多すぎる」「県政にやっぱり藤本が必要」の訴えへの共感が広がりました。
 一方、宇部市での自民党を支えてきた「企業ぐるみ」の締め付けはさらに通用しなくなり、安倍政権への批判の広がりを背景にした自民党の派閥争いは、自民三人目の候補擁立をあきらめさせました。
 宇部市での県議選の勝利は、県議四議席への躍進をめざして大激戦を闘っている県内各地への大きな激励となり、私たちが支援している野党候補のみなさんへの激励にもなるでしょう。
 日本共産党は、復活した藤本県議を先頭に、宇部市民の声を県政に届け、県政の改革を進めるために全力をあげます。
 ひきつづき、14日告示で、市会議員選挙が始まります。日本共産党の四議席確保と得票の躍進で「消費税増税ストップ、国保料値下げ」など、市民の要求にこたえる力を強めます。県議選につづく市議選の勝利で、この夏の参院選の勝利を切り開き、「アベ政治さようなら」の流れを加速させましょう。
 みなさんの引き続くご支援をよろしくお願いします。

万歳(2019年3月)

 当選が決まり万歳をする藤本県議(中央)

 

一気

 

志位委員長は1月の会議で「安倍政権の強権政治、ウソと隠蔽の政治がいよいよ極まっています。これは、安倍政権の強さの表れではありません。強権とウソでしかこの国を統治できない。それはこの政権の破たんの証明にほかなりません。」と述べました。県議選宇部市選挙区で自民党が3議席から2議席となり、私が議席を回復できたことは、安倍政権の破たんが宇部市で明らかになった証左です▼4年前、安保法制の強行という歴史的な出来事がありました。宇部市でも「戦争させない・9条壊すな総がかり行動うべ実行委員会」が結成され、私が事務局長に就任しました。その後、「安倍改憲NO!!全国市民アクションうべ」が結成され、私が事務局長を務めています。全国で広がった市民と野党の共闘で、安保法制を廃止し、安倍改憲をくい止めようという運動が、私を県議会に戻す力になりました▼私の勝利を宇部市議選の勝利に繋げ、参院選でも勝利し、「安倍政治サヨナラ」を実現しましょう。

天皇「代替わり」テレビ報道 どうみるか

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙に「天皇の『代替わり』テレビ報道 どうみるか」と題する特集記事が掲載されました。

 元NHKディレクターの戸崎賢二さんのコメントを紹介します。

 戸崎さんは、天皇の地位についての憲法規定を引用し次のように指摘しています。

 「『天皇の地位は主権の存する日本国民の総意に基づく』という憲法の規定は、いわば『与えられたもの』であって、現在の国民が作り上げたものではありません。この規定を実質的なものとするために、天皇の地位がどうあるべきか、私たちひとひとりが考えなければならないでしょう。『総意』を形成する主権者として、これは必要なことです。」

 戸崎さんは、ここ数日の天皇代替わりに関するテレビ報道を次のように指摘しています。

 「残念ながら、そのような『主権者の意識』を問う報道はテレビではほとんどみられませんでした。天皇制や元号制度に批判的な見解はまったく伝えられず、新しい時代が始める、というメッセージが繰り返され、人びとの期待と喜びの声など、代替わり関連のトピックスが洪水のように放送されのが特徴ではなかったでしょうか。」

 戸崎さんは、天皇制について考えるとき、大きな惨禍をもたらした戦争の歴史を忘れてはならないと次のように指摘しています。

 「5月1日、即位の儀式で、新天皇が受け継いだもっとも重要なものは剣、勾玉、といった三種の神器です。三種の神器は、これを受け継ぐことが天皇の証しとされる宝物です。昭和天皇は、敗戦が濃厚になった1945年、アメリカ軍の空襲から三種の神器をどう守るかに心を砕いたと言われています。天皇と重臣たちの最大の関心は、降伏後も天皇制を護持できるかどうかであり、三種の神器の無地をはかることでした。一方で戦争終結の決断は遅れ、その間に沖縄地上戦があり、アジア口で日本兵が次々に戦病死していったのです。『剣爾』が何かは伝えられましたが、こうした歴史に目を向けた報道は見当たりませんでした。」

 戸崎さんは、最後にこう指摘しています。

 「政治の現実への批判精神と、歴史の検証を欠く天皇報道は、天皇『元首化』という復古的な意図に貢献する危うさがあります。主権者である私たちの警戒と自覚が改めて求められます。」

 自民党は、「憲法改正草案」で「日本国は長い歴史と固有の文化をもち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家」などとし、第一条で「天皇は日本国の元首」としています。

 天皇の名で行われ、大きな惨禍をもたらした戦争の歴史の検証を十二分に行うことが今求められます。

 そのことは、日本とアジアの未来にとって極めて重要です。そのことを正面から報じるテレビであってほしいと思います。

 皆さんは、天皇「代替わり」のテレビ報道をどうお考えですか。

天皇「代替わり」儀式の問題点

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙に「天皇『代替わり』儀式の問題点」と言う特集が組まれていました。

 私が敬愛する宗教学者の島薗進さんが、まず、大嘗祭と即位儀式について次のように問題提起をしてきます。

 「新穀を天照大神にささげ、天皇が神と共に食するという大嘗祭は、大正期以前は宮中の限られた空間で行われ、国民の多くは関与していません。大規模な代替わり儀式は大正になるときからです。天皇が神聖な存在だと国民に印象づける大がかりな国家的行事や明確な神道儀式がある大嘗祭への公費支出は疑念があります。即位儀式とされた剣爾等継承の儀は、神話の中で天照大神が天孫に受けたという『三種の神器』を引き継ぐもので、日本の王権が神聖である根拠だという宗教的理念に深く関わるものです。これを国事行為とすることは政教分離の点で問題です。」

 その上で、島薗さんは、天皇代替わりの儀式の政治的問題点について次のように指摘しています。

 「新憲法下で皇室祭祀は皇室の私的なものとなりましたが、同時に天皇は日本国の象徴、国民統合の象徴であり公的な存在なので、そこに曖昧さがあり、天皇代替わりに露呈します。皇室祭祀を公的なものとするのは、信教の自由と政教分離を定めた憲法20条に反します。現憲法の下では、特定の宗教や信念体形が国民に押しつけられてはならないのです。皇室祭祀を足場とする申請天皇を求める動き、例えば天皇の役割は宮中祭祀にこそあるという主張や、靖国神社に国家的性格を与えようという日本会議などの運動が続いています。それに対する歯止めとして、思想・良心の自由を保障した憲法19条、それとミス美着いた20条、公金の宗教団体への支出を禁じた89条があります。戦前、国家神道、天皇崇敬は一般の宗教とは別だとして国民に押しつけられ、広められ、多くの国民が天皇のため命を投げ出すという悲劇的結末に追い込まれました。植民地化や侵略など対外的な膨張主義はむろん、国民自身の命も軽んじられた歴史があります。近代の形成期につくられたものは根が深く、新憲法による転換が押し戻される可能性もあるわけです。ことに歴史を肌身で知る盛大がいなくなる中で、メディアや教育でも認識が甘くなっています。」

 山口県でも県知事が山口県護国神社に公式参拝を続けています。

 これは、信教の自由と政教分離を定めた憲法20条に反する疑念があります。

 皇室祭祀を足場として天皇の神聖化が進められ、新憲法の原則がなし崩しになることは許されません。

 天皇代替わりの日に、改めて、島薗進さんの指摘を胸に刻む時だと思います。

 天皇代替わりに関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

落語 昭和の名人極めつき

 「落語 昭和の名人極めつき」のCDマガジンを購読しています。

 最新号は、「柳家小さん」②です。「笠碁」「粗忽の使者」「親子酒」どれも「極めつき」です。

 「親子酒」は、二代目桂枝雀の落語が印象的です。

 2011年に作成された「落語 昭和の名人完結編」の第一回が枝雀でこの中に「親子酒」があります。

 小さんの「親子酒」は13分06秒、枝雀は、24分11秒。枝雀が約倍の長さです。

 枝雀の「親子酒」は、息子とうどん屋とのやり取りが爆笑を誘います。その部分が小さんの「親子酒」より長くなっています。

 小さんの「親子酒」は枝雀程のスピードはありませんが、父親の語りが中心で、何とも言えない「間」に唸ります。

 枝雀と小さんの「親子酒」どちらも素晴らしいです。

 親子で同じ演目を演じた作品を楽しむこともできます。

 「落語 昭和の名人極めつき」①は、古今亭志ん生で、「猫の皿」があります。

 2011年に作成された「落語 昭和の名人完結編」の第二回は古今亭志ん朝でこの中に「猫の皿」があります。

 志ん生は29分、志ん朝は22分、台詞はほぼ同じです。

 志ん生70歳。脳出血で倒れる直前の「猫の皿」です。

 志ん朝40歳。まだまだ若い時期の「猫の皿」です。

 古道具屋と茶屋の親父とのやり取り。

 皿が買えないと分かり、猫を邪魔ものにする台詞は、やはり、志ん生の枯れた味に私は軍配を上げたいですね。

 しかし、若い志ん朝の「猫の皿」もイキでいいですね。

 同じ演目を違う名人が演じる音源が聴けることに幸せを感じます。

 今年に入ってからは、移動中の車の中は、最新のCDを繰り返し聴いています。

 何度も同じ演目を聴いていると、その時々の発見があり、嬉しくなるものです。

 小さんの「粗忽の使者」や三遊亭金歯の「ずっこけ」など聞いていると、「小さなことは気にするな」と元気づけられる自分を感じます。

 しばし落語に耳を傾けながら、心の洗濯をしています。

 話す機会の多い私。話術の参考にもしています。

 川柳が趣味の私ですが、落語も私の趣味の一つとなりました。

 今年は、「落語 昭和の名人極めつき」とともに落語を聞く毎日です。

 いつか、生の落語を聞きたいと思っています。

 皆さんの好きな落語家は誰ですか。好きな演目は何ですか。

 お教え下さい。