3日付、しんぶん赤旗日刊紙は、小学校・中学校とも給食費を無償化している自治体が256に広がっていると次のように報じました。
「子どもにとってかけがえのない大切な学校給食。小学校・中学校とも給食費を無償化している自治体が256に広がっていることが、本紙の調べでわかりました。(学校給食無償化調査チーム)調査によれば、小・中学校とも給食費が無償の自治体は256、小学校のみは6、中学校のみは11でした。青森市(人口27万人)や山口県岩国市(同13万人)など、大きな自治体も無償。東京都葛飾区(同46万人)千葉県市川市(同49万人)などで来年度から無償です。少しでも保護者負担を減らそうと▽半額助成▽第3子から無償▽中3のみ無償ーなど、一部無償の自治体が多数あります。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の拡充で創設された『コロナ過における原油価格・物価高騰対応分」などを活用し、期間限定で実施する自治体も広がっています。『一部補助ではなく無償に』『恒久的な制度として実施を』など、充実を求める運動も。こうした声にこたえて、臨時交付金による期間限定ではなく『来年度も継続する』と表明した自治体も。中学校で無償の群馬県太田市(同22万人)は来年度から小学校も無償にするなど、対象の拡大が進んでいます。「一日も早く無償化に』との切実な願いを実現させたいと、日本共産党の地方議員が奮闘。国の責任による給食無償化を求める声も高まっています。」
しんぶん赤旗学校給食費無償化調査チームによると、小学校・中学校とも学校給食費を無償化している県内の自治体は、岩国市、和木町です。中学校のみ無償化している県内の自治体は、萩市です。
県レベルでは、千葉県が第三子から無償にすることを発表しています。
山口県として、一部でも学校給食の無償化に踏み出すよう、明日行う質問で、この問題を取り上げる予定です。
学校給食費の無償化が全国で広がっています。この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。
中国新聞は3日、知事が、ゼロカーボンシティを宣言したと次のように報じました。
「県は2日、県庁で環境政策推進本部の会議を開き、脱炭素社会の実現に向けた産業分野の戦略と新たな温暖化対策の素案を発表しました。村岡嗣政知事は2050年に県内の二酸化炭素(Co2)排出量の実質ゼロを目指す『ゼロカーボンシティ』を宣言した。産業分野の戦略は、事業者の取り組みを促すため、燃料転換によるコンビナートのCo2削減や森林資源の循環利用など17の柱を掲げた。徳山下松港など次世代エネルギーの供給拠点の検討といった30年度までの計画を示した。新たな温暖化対策は、温室効果ガスの30年度の排出量を13年度より35・1%減らす目標とした。6つの重点プロジェクトを掲げ、再造林率を2倍以上に引き上げるなど評価指針を設けた。県の事務・事業による排出量を減らすため、公用車に電動車を採用する。地球温暖化実行計画として昨年3月に策定していたが、国の計画と大幅な開きが出たため見直した。村岡知事は『山口県のCo2排出は産業部門の割合が多い。中小企業にも財政や人材の支援をしながら実行したい』と話していた。」
私は、過去の議会や環境福祉委員会で、繰り返し、県が「カーボンニュートラル宣言」を行うよう求めてきました。この立場から、知事が宣言を行ったことを歓迎したいと思います。
11月県議会の一般質問と委員会質疑の中で、カーボンニュートラル宣言や地球温暖化対策実行計画改定版(素案)についてしっかり発言したいと思います。
知事が、ようやく、ゼロカーボンシティ宣言を行いました。この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。
昨日、11月県議会一般質問の通告が締め切られました。
私は、6日(火)午後2番目、午後1時半過ぎ~一般質問で登壇します。
通告した項目は、以下の通りです。
・・・
1、県政の重要課題について
(1)気候危機打開への対応について
(2)ジェンダー平等について
2、教育行政について
(1)県立高校再編整備計画について
(2)生徒指導提要改訂について
(3)教員不足の解消について
3、上関原発計画について
4、子育てしやすい環境整備について
(1)子ども医療費助成制度について
(2)学校給食の無償化について
(3)国民健康保険の均等割について
5、県保有の「塩漬け」資産について
6、その他
・・・
この土日、一般質問の準備をしっかり行いたいと思います。
県政全般に対する皆さんのご意見をお聞かせください。
1日付けしんぶん赤旗日刊紙は、神奈川県が子どもの医療費助成制度を小学校6年生までに拡大する方針を示したと次のように報じました。
「神奈川県議会で30日、黒岩祐治知事が、子どもの医療費の市町村制度を支える県の助成制度の対象を現在の就学前から小学校6年生まで引き上げる方針を示しました。県民からの要望も強く、日本共産党県議団が繰り返し求め続けてきたものですが、黒岩知事はこれまで『本来、国の社会保障制度の中に位置付けられるべきだ』として、応じませんでした。県議会では、県民から多くの署名とともに提出された制度拡充を求める請願に賛成するのは、共産党だけでした。井坂しんや党県議団長は『やっと拡充に踏み切ったことは非常に重要だ』と歓迎する一方、『県内の市町村は中学3年まで無償化している。県も中学3年まで引き上げて市町村を支援し、子育てしやすい環境をつくるべきだ』とコメント。『拡充は県民の運動で切りひらいたもの。さらなる拡充を目指し引き続きともにがんばる』と決意を述べました。新日本婦人の会の田中由美子会長は『請願署名を届け、毎年対県交渉をして要求してきました。これを受けて市町村が高校生まで拡充するよう運動を強めたい』と話しています。」
今年5月、山口県市長会は、村岡知事に、要望決議を提出しましたが、その第一は、「子どもの医療費に係る全国一律の保障制度の創設と山口県福祉医療費助成制度の拡充について」です。
県市長会は、福祉医療費助成制度について「少子化対策に貢献する重要な子育て支援施策」とし、山口県に福祉医療費助成制度の「所得制限の撤廃や自己負担の無料化、対象年齢の拡大など、制度の拡充を強く要望」しています。
先日のブログで、来年度から東京都が子どもの医療費助成制度を中学卒業から高校卒業に対象年齢を拡大させる方針であることを紹介しました。
今日は、神奈川県が対象年齢を就学前から小学校卒業前に拡大する方針であることを紹介します。
人口の多い首都圏のこの努力を対象年齢を20年以上変えない山口県に学んでほしいと思います。
11月県議会で、県に、子どもの医療費助成制度の対象年齢拡大するよう求める質問を行いたいと思います。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。
NHK山口放送局は、11月25日、山口県が温室効果ガス排出量の削減目標を大幅に引き上げると次のように報じました。
「山口県は、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする『カーボンニュートラル』の実現に向け、2030年度の削減目標を現在の2倍近くまで引き上げる新たな目標をまとめたことが関係者への取材でわかりました。国は温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにするカーボンニュートラルを目指していて、10月末時点で全国43の都道府県が取り組むことを表明しています。一方で、山口県は排出量の7割近くを占める産業界への影響から、慎重に検討が進められてきて、このたび、取り組むことを表明するとともに、新たな目標を定めたことが関係者の取材でわかりました。NHKが入手した地球温暖化対策に向けた県の実行計画の素案では、2030年度の温室効果ガスの排出量について、2013年度から17.8%削減するとしていた目標を、2倍近い35.1%まで引き上げるとしています。また、2030年度の再生可能エネルギーの導入目標については、従来の240万キロワットから300万キロワットまで引き上げるとしています。県はこれらの方針を12月2日に県庁で開かれる環境政策推進本部で発表するとしていて、目標の達成に向けた具体的な工程などはあわせて検討が進められることになっています。」
11月29日、山口県産業戦略本部第二回全体会合が行われ、「やまぐち産業脱炭素化戦略」(素案)が示されました。
11月県議会の常任委員会に素案が示され、パブリックコメントを行った後、来年2月に開催予定の山口県産業戦略本部第三回全体会合で、「やまぐち産業脱炭素化戦略」(最終案)が示される予定です。最終案は、2月県議会の常任委員会に示され、年度内に戦略が策定・公表される見通しです。
地球温暖化対策実行計画については、12月2日に山口県環境政策推進本部本部員会議が開かれ、素案が示される予定です。
地球温暖化対策実行計画(素案)について、11月県議会の常任委員会に素案が示され、パブリックコメントを行った後、来年2月に開催予定の山口県産業戦略本部第三回全体会合で、「地球温暖化対策実行計画」(最終案)が示される見通しです。
最終案は、2月県議会の常任委員会に示され、年度内に実行計画が策定・公表される見通しです。
私は、今年9月県議会で、①現在改訂中の地球温暖化対策実行計画における2050年の目指す将来像について②県の2050年二酸化炭素排出実質ゼロ宣言についてー2点の質問を行いました。
藤田環境生活部長は、①について「その具体的な内容についてはお示しできる段階に」ないと答え、②について「やまぐちコンビナート低炭素化構想を核として策定する、やまぐち産業脱炭素化戦略や実行計画などの検討状況を踏まえ、慎重に判断したい」と答えました。
さて、冒頭のNHKの記事にある「温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにするカーボンニュートラル」について「このたび、取り組むことを表明する」は重要です。
「このたび」とは、12月2日に県庁で開かれる環境政策推進本部本部員会議のことだと思われます。
環境省は、2050年ゼロカーボンシティの表明の方法を例示しています。
①定例記者会見やイベント等において、「2050年CO2(二酸化炭素)実質排出ゼロ」を目指すことを首長が表明
②議会で「2050年CO2(二酸化炭素)実質排出ゼロ」を目指すことを首長が表明
③報道機関へのプレスリリースで「2050年CO2(二酸化炭素)実質排出ゼロ」を目指すことを首長が表明
④各自治体ホームページにおいて、「2050年CO2(二酸化炭素)実質排出ゼロ」を目指すことを表明
環境省は、地方自治体が2050年ゼロカーボンシティの表明を検討している場合、事前に環境省大臣官房地域生活課へ相談することを求めています。
また、環境省は、表明した地方自治体は、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく地方公共団体実行計画(区域施策編)の改定等の際に、「2050年CO2(二酸化炭素)実質排出ゼロ」を目指す旨の記載をするよう求めています。
NHKの記事の方向で、県が意思表明を行おうとしているのなら、県は、環境省大臣官房地域政策課に相談をしているものと思います。この辺りを県に確認したいと思います。
12月2日に開かれる環境政策推進本部本部員会議で示される地球温暖化対策実行計画(素案)に「2050年CO2(二酸化炭素)実質排出ゼロ」を目指すことが明記され、知事がこの会議の前後に、そのことを記者会見などで表明するのでしょうか。この辺りも県に確信したいと思います。
いずれにしても、県に「2050年CO2(二酸化炭素)実質排出ゼロ」を表明することを県議会や環境福祉委員会で求めてきた議員の一人として、県が明日の会議で表明を行う意向ならば、歓迎したいと思います。
昨日から始まった11月県議会の中でも、しっかりこの点を確認したいと思います。
県が明日にも「2050年CO2(二酸化炭素)実質排出ゼロ」を表明するのではないかと報道がなされました。この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。
昨日、宇部西高校を存続させる会は、宇部西高校の存続を求める1万7534筆の署名を県教育長に提出しました。
宇部西高校の存続を求める1万7534筆の署名を県教委に提出し、記者会見に応じる岡本清代表
このことについて、昨日、NHK山口放送局は次のように報じました。
「県立高校の再編整備計画の素案で、再来年度(令和6年度)に生徒の募集停止が示された宇部西高校の卒業生らが、学校の存続を求めて集めたおよそ1万7500人分の署名を県教育委員会に提出し、結果を急がず議論を尽くすよう訴えました。県教育委員会は、先月(10月)、県立高校の再編整備計画の素案を示し、このなかで、宇部西高校について、再編統合は困難だとして、再来年度に生徒の募集を停止する方針を明らかにしました。これを受けて、卒業生などでつくる『宇部西高校を存続させる会』のメンバーが県庁を訪れ、11月1日からおよそ1カ月間で集めた1万7534人分の署名を県教育委員会の担当者に手渡しました。あわせて、計画を急ぐ理由や、募集停止にした理由などを訪ねる質問状も提出しました。このあと、メンバーからは、結論を急がず議論を尽くしてほしいとか、学校を減らして子どもたちの選択肢の幅を狭めないでほしいといった意見が相次ぎました。これに対し、県教育委員会の担当者は、『子どもの数が急激に減るなかで、どうしたらよりよい教育を提供できるのか考えて出した案だが、署名は重く受け止めたい』と述べました。卒業生で『宇部西高校を存続させる会』の岡本清代表は、『署名は県教育委員会への不信感だと思っている。何らかの形で学校を残してほしい』と話していました。」
昨日、宇部西高校を存続させる会が県教育委員会に提出した「山口県立宇部西高校の募集停止(素案)についての公開質問状の項目は次の通りです。
1、10月4日「県立高校再編整備計画前期実施計画(2022年度~2026年度計画)」(素案)が公表され、山口県立宇部西高校については令和6年度(2024年度)をめどに募集停止とすることが示されましたが、あまりにも拙速すぎます。急がなければならない理由を尋ねます。前期5年をかけて十分議論してもいいのではないでしょうか。
2、山口県立宇部西高校について、なぜ分校化ではなくいきなり募集停止なのか、その理由をお尋ねします。
3、「県立高校再編整備計画前期実施計画(2022年度~2026年度計画)」(素案)について、県教育委員会として宇部市や宇部市教育委員会から意見等をうかがう機会をもたれたのかお尋ねします。また、機会をもった場合、どのような意見があったのかお尋ねします。
4、県立高校再編整備計画地域説明会の対象について、中学生とその保護者、教職員、地域住民等としていますが、周知をどのように行ったのか、とりわけ住民への周知をどのように行ったのかお尋ねします。
5、10月27日に開催された宇部地区の県立高校再編整備計画地域説明会では、参加者からの意見や質問に対し「持ち帰って検討したい」との答弁でした。11月15日に開催した説明会では、検討の結果は示されず、再び「持ち帰って検討したい」との答弁が繰り返されました。持ち帰って検討した内容と検討結果をお尋ねします。また、3回目の説明会の開催は検討されているのかお尋ねします。
6、11月24日開催の山口県教育委員会会議では、議題「県立高校の再編整備について」が非公開とされました。教育委員会会議は「人事その他」を除き、公開が原則です。非公開とされた理由をお尋ねします。
7、県教育委員会がこの間、宇部市議会各会派との会談を特定の会派を除きもったとの情報があります。もし、会談をもったのであれば、その目的と内容をお尋ねします。
宇部西高校を存続させる会は、以上の公開質問状を12月6日までに文書での回答を求めています。
私は、宇部西高校を存続させるために、今日から始まる11月県議会でしっかり発言してまいります。