映画「スパイの妻」を観た映画館で、映画「約束のネバーランド」のチラシを見て、原作のコミック「約束のネバーランド」を今までに3巻、読みました。
そして、テレビアニメ「約束のネバーランド」(第1期)を観ました。
過去に大ヒットした「進撃の巨人」は、次男が大好きで、全巻何度も読んでいました。「鬼滅の刃」も読んでみました。
過去に嵌った漫画作品に浦沢直樹さんの「20世紀少年」がありました。子どもたちと一緒に読み、実写版の映画「20世紀少年」もワクワクしながら観ました。
「約束のネバーランド」は「20世紀少年」に匹敵するワクワク感で原作・アニメを楽しんでいます。
コミック第一巻の裏表紙から本作のアウトラインを引用します。
「母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは・・・。」
コミック1巻の後半でエマの次のセリフがたまりません。
「ないならつくろうよ 外に 人間の生きる場所 変えようよ世界」
私は、この言葉で、一気にこの作品に惚れました。
12月18日から実写版「約束のネバーランド」が上映されます。
来年からテレビアニメ(第二期)がスタートします。
海外ドラマの制作も進行しています。
年末・年始は、「約束のネバーランド」漬けになりそうです。
「約束のネバーランド」ファンの皆さん、感想をお聞かせ下さい。
11日、NHK山口放送局は、米軍岩国基地の幹部にインタビューした内容を次のように報じました。
「ことし中国・四国地方でアメリカ軍岩国基地の所属とみられる戦闘機などの目撃が相次いでいる背景には、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、基地周辺の中国・四国地方への訓練空域の集約化があることがNHKの取材で分かりました。山口県にあるアメリカ軍岩国基地は、おととし、神奈川県から戦闘機などおよそ60機が移転するなど、機能強化が進められていて、山口・広島両県をはじめ中国地方の各地で訓練飛行による騒音が増加しているほか、ことしは岩国基地の所属とみられる戦闘機などの飛行ルートとなっている、四国の高知県でも目撃情報が急増しています。これについて、岩国基地に所属するアメリカ海兵隊第12海兵隊大隊のダグラス・デウォルフ大佐は、NHKの取材に応じ、『以前より、騒音が増えているとすれば新型コロナウイルスの影響で、岩国基地の周辺を飛んでいるからだ』と述べ、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、訓練空域を基地周辺の中国・四国地方とその沖合に集約していることを明らかにしました。その上で、デウォルフ大佐は、『地元から求められれば、飛行を禁止するなど最善を尽くしている』と述べ、訓練空域がある自治体には理解を求めていると説明しました。」
11日、しんぶん赤旗は、鳥取市で米軍機の低空飛行訓練の目撃が相次いでいるとして次のように報じています。
「鳥取市で米軍機の低空飛行訓練が相次いでいます。目撃した市内各地の住民らが10日、市危機管理課に『低空飛行をやめさせてほしい』と要望しました。日本共産党の岡田まさかず衆院鳥取1区候補、伊藤幾子、荻野正己の両市議が同席しました。同市和奈見地区の下田和美自治会長は、けさも昨日も目撃したとして『5月3日はひどかった。河原(かわはら)町の西郷谷を通って曳田(ひけた)で急旋回し、パイロットの顔が見えるほど低空で爆音をとどろかせて佐治町の方に飛んで行った』と報告しました。曳田の男性は『畑仕事をしていて、2機が立て続けに行った。元自衛隊の男性はF35だと言っていた。妻はその場にしゃがんでしまった』と述べました。佐治町の女性は『山すれすれのところを飛んでいて、ものすごい爆音で恐ろしかった』と話しました。河原町で聞き取りした岡田候補は、『家がガタガタ震え、1982年の米軍機墜落を思い出した』(釜口=かまくち=の女性)、『2階で見ていたが、振動で心臓が止まるほど圧迫された』(天神原=てんじんばら=の男性)などの証言を紹介しました。市危機管理課長は『目撃情報は県を通じて国に上げる。騒音、振動、恐怖感、健康被害などの状況を知らせてほしい。広報で市民に情報提供を呼びかけたい』と答えました。」
NHKのインタビューに、デウォルフ大佐は、『地元から求められれば、飛行を禁止するなど最善を尽くしている』と述ています。大佐が言うように米軍が、地元からの飛行禁止要求に応じたケースはあったのでしょうか。
そもそも、自治体から米軍に飛行停止の要望が上がっているのでしょうか。
この辺りに詳しい方は、情報をお教え下さい。
中国四国地方で、米軍機の訓練がどのように増加しているのかもお教え下さい。
基地のある県の県議として、しっかり発言していきたいと思います。皆さんのご協力をお願いいたします。
私が、毎月発行している県議会報告「かえる通信」の最新号の「かえるレポ⑧」は、子どもの医療費助成制度を特集しました。
かえる通信最新号に私が寄稿した文書は以下の通りです。
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山口県は、今こそ子どもの医療費助成制度を拡充すべき
県議会議員 藤本一規
11月県議会環境福祉委員会に、2021年度から2024年度を期間とする「山口県子どもの貧困対策推進計画2期計画」(素案・以下素案)が示されました。
素案には、「医療費に係る負担軽減」があり、次のように書いています。
「子育て家庭の経済的負担を軽減するため、小学校就学前の乳幼児医療費の自己負担の助成を行います。また、ひとり親家庭等の親及び子どもが安心して必要な医療が受けられるよう、医療費の自己負担分の助成を行います。」
私は、委員会で「この表現は、計画期間中に、医療費助成制度の対象拡大は行わないということか。」と質しました。
山﨑厚政課長は「厳しい財政状況の中、将来にわたり持続可能な制度とするため現行水準の維持が基本と考えている。」と答えました。
私は、「この表現が、計画期間中の制度拡大を妨げないというのであれば、この部分の表記を『子どもの医療費の自己負担分を助成します』などと抽象的なものにすべきだ。」と質しました。
清水こども・子育て応援局長は「意見として承る。」と答えました。
今年度、子どもの医療費助成制度について、県内市町で制度を拡充したのは次の通りです。
〇対象年齢拡大
長門市 小卒→高卒へ
〇所得制限撤廃
下関市 3歳未満児、小1~中卒、(通院)小卒
山口市 小卒→(入院)中卒、(通院)小卒
長門市 小卒→中卒
柳井市 撤廃無し→(入院)中卒、(通院)小卒
田布施町 撤廃無し→就学前
平生町 撤廃無し→就学前
〇一部負担金緩和
山陽小野田市 2割→1割(小1~中卒まで)
その結果、今年度、子どもの医療費助成制度が、対象年齢が就学前、所得制限が市町村民税所得割136700円以下世帯という県制度と同一の市町が無くなりました。
厳しい財政状況の中、県内全ての市町は、子どもの医療費助成制度について、県制度より上乗せし対応しているのです。
都道府県でも制度を拡充させています。2018年4月1日時点と2019年4月1日時点を比較すると、茨城県が、対象年齢を入院15歳年度から18歳年度に引き上げました。静岡県は、対象年齢を通院・入院とも15歳年度末から18歳年度末に引上げ、所得制限を撤廃しました。沖縄県は、通院の一部負担金をなくしました。更に、沖縄県は、来年度から通院の対象年齢を就学前から中学校卒業までに拡大すると報じられています。
県内で、全国の都道府県が、厳しい財政の中、子どもの貧困を解消するために子どもの医療費助成制度を拡充しています。山口県の対象年齢が就学前、所得制限有、一部負担金有は、あまりにも低水準と言わなければなりません。県内と全国の努力を学び、山口県は、新年度、子どもの医療費助成制度を拡充する時です。
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引き続き、県政全般に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
昨日で、11月県議会が閉会しました。私は、討論で登壇しました。
2020年11月県議会最終日に提案された議案の討論を行う私
私が行った討論は以下の通りです。
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日本共産党を代表して、本会議に提案された議案に対する討論を行います。
反対する議案は、第1号から7号、16号、継続審査中の14号及び16号です。
まず、議案1号から7号についてです。これら議案に反対する理由は、給与の減額が含まれた内容になっているという点です。
先の9月議会では新型コロナへの対応に追われ、1カ月間の時間外勤務が266時間にも及んだ職員までおられたことが明らかになりました。月266時間といえば、毎晩午前様で帰宅し、土日もほとんどないような働かせ方です。
このようにコロナ禍の最前線で対応に当たっておられる職員の期末手当を削減することは認められません。よって、関連する補正予算に反対します。
その上で、議案第1号一般会計補正予算について発言します。
本予算には、トビイロウンカ被害の救済策としての「やまぐち米次年度生産応援事業」や新型コロナウイルス感染症対策に関する予算が含まれます。これらについては、積極的な対応を要請します。
また、今議会の環境福祉委員会で私は、生活福祉資金特例貸付の原資の9億4260万円増額補正に関する質疑を行いました。この中で、昨年度は43件に過ぎなかった緊急小口資金の貸付件数が、特例措置が講じられた3月25日以降、10月31日時点で4564件と100倍以上に増加していることが明らかになりました。申請に対する決定率はほぼ100%との説明もありました。
今後とも県民によりそった対応を行い、今年度で終了する特例措置が来年度も延長されるよう、国に強く求めることを要望します。
次に、議案第16号一般国道490号道路改良工事の請負契約の締結についてです。この道路は小郡萩道路の一部区間である「絵堂萩道路」の雲雀(ひばり)峠に延長619.5㍍の雲雀山トンネルを建設するものです。
巨大プロジェクトは見直し、今は、新型コロナウイルス感染症の感染防止のための検査・医療体制の拡充にこそ、県財政を集中すべきと考えます。
次に、決算特別委員会に付託した議案の内、議案第14号と第16号に反対いたします。
議案第14号は、2019年度県歳入歳出諸決算についてです。
一般会計に係る県債発行額は812億3968万円ですが、うち国の地方交付税特別会計の財源が不足し、地方交付税として交付するべき財源が不足した場合の穴埋めとして地方自治体自らに地方債を発行させる臨時財政対策債が240億円を占めています。
地方交付税法にもとづいて、地方交付税率を引き上るなどの措置を講じて、こうした禁じ手は一刻も早くやめるよう国に強く要請すべきです。
また、今年6月に、新型コロナウイルス対策に係る対策を講じるためとして、行財政構造改革の取組が一時凍結されたところですが、2019年度は、行財政構造改革として、総人件費の縮減など310億円に着手したところです。その一方で、やまぐち維新プランに掲げる産業維新などを推進するために、大型プロジェクトをすすめた結果、土木債などが増加したことは否めません。
行財政改革による県民サービスを縮減させる一方で、巨大プロジェクトを進め県債を増大させた令和元年度歳入歳出決算であった点を指摘します。
次に、議案第16号は、2019年度工業用水道事業会計の決算についてです。
山口県公営企業会計決算審査意見書で監査委員は、第1に、未契約水と未稼働水を次のように指摘しています。
「企業の撤退による大幅な減量により、全体の契約水量は減少しており、当年度末においては、15万4千㎥/日の未契約水があり、加えて、従前からの事業休止による14万5千㎥/日の未稼働水を抱えている状況にある。」
未契約水は、前年度より約2万2000㎥増加しています。未契約水と未稼働水を合計した水量は、厚東川工業用水道の計画給水量の約4分の3に匹敵します。これら、未契約水と未稼働水を放置された状況が放置され、その量が拡大している点を強く指摘しておきます。
監査委員は、第2に、弥栄ダム未事業化分について次のように指摘しています。
「一般会計へ移管した弥栄ダム未事業化分(先行水源)については、県民共有の貴重な財産であることから、企業局としても引き続き、多面的な活用方策の検討に積極的に参画されたい。」
小瀬川第二期工業用水道事業の計画給水量は、日量5600㎥ですが、当初は3万7600㎥でした。差し引き3万2000㎥の未利用水は2012年度に一般会計に移管されましたが、その際、155億円余は一般会計に押しつけられました。移管後、残された企業債4億5千万円余は一般会計で負担しているほか、毎年約4千万円のダム分担金の支出が続けられています。
この未利用水の利活用策については、県庁全体で組織されている「水資源対策推進協議会」の利用部会において、活用方策の検討が進められていますが、それ以降、利活用策は見いだせず、一般会計からの支出は膨らむばかりです。
「当時の判断に間違いはなかった」と繰り返すことはやめ、こうした事態を招いた政策選択の誤りを率直に認め、その要因をしっかりと検証して、再発防止策を講じることが不可欠であることを厳しく指摘しておきます。
最後に請願についてです。
請願1号「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求めることにつて」の請願を不採択とした商工労働委員会の委員長報告に反対いたします。
本請願は、政府に最低賃金を直ちに1000円以上に引き上げ、時給1500円以上を目指すことなどを求めるものです。
全労連が実施した最低生計費試算調査では、25歳単身者・賃貸ワンルームマンション(25㎡)に居住という条件で試算した場合、時給を1600円以上にする必要があるという結果でした。山口県の最低賃金は、現在、829円です。1000円以上に引き上げ、時給1500円以上を目指すことを求める請願は、山口県に暮らす若者の定住促進にとって、極めて常識的な内容であり、不採択とした委員長報告に反対します。
次に、請願4号「行き届いた教育(少人数学級の実現、私学助成の増額、教育費の父母負担軽減、障害児教育の充実等)を求めることについて」です。本請願の内、2項目から5項目、及び7項目、8項目、12項目を不採択とした文教警察委員長報告に反対します。
特に、第2項目の「全ての学校で3密を防ぐためにも少人数学級を実現すること」を不採択にしたことに強く反対します。
私が本議会の一般質問で指摘したように、10月16日、中央教育審議会は、「『令和の日本型学校教育の構築を目指して』について」とする「中間まとめ」を了承しました。「中間まとめ」は新型コロナウイルス対策などとして「教室等の実態に応じて少人数編成を可能とするなど、少人数によるきめ細かな指導体制」を明記しました。
この会議で村岡知事は「本県が進めてきた35人学級の取組と、これまでも国に要望してきた少人数学級の推進について発言した」と私の質問に答えました。
山口県知事も中教審もコロナ禍の中「少人数によるきめ細かな指導体制」が必要だと主張している時、山口県議会が本請願の全ての項目を採択し、新年度、山口県の子どもたちに少人数学級をプレゼントすることが重要だと考えます。よって、本請願は採択されて当然であり、不採択とした委員長報告に反対します。
以上で討論とします。
・・・
11月県議会は、一般質問、環境福祉委員会での質疑、討論と皆さんの声を議会に届け続けてきました。
引き続き、皆さんの付託に応え、皆さんの声を議会に届ける決意です。
皆さんの声を藤本にお届け下さい。
ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した、黒沢清監督の映画「スパイの妻」を観ました。
宇部市での上映は、昨日までということで、ラストチャンスに恵まれました。
映画のパンフレットのイントロダクションを引用します。
「1940年、神戸で貿易会社を営む優作は、赴いた満州で偶然、恐ろしい国際機密を知り、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。聡子は反逆者と疑われる夫を信じ、スパイの妻と罵られようとも夫を信じ、その身が破滅することも厭わず、ただ愛する夫とともに生きることを心に誓うのだった。すべての国民が同じ方向を向くことを強いられていた太平洋戦争開戦間近の日本。正義を貫くためには、誰かを陥れなければならない。正義、欺瞞、裏切り、信頼、嫉妬、幸福・・・。相反するものに揺れながら、抗えない時勢に夫婦の運命は飲まれていく・・・。昭和初期の日本を舞台に、愛と正義を賭けた、超一級のサスペンスが誕生した。」
サスペンスだと分かっていても、時代背景を綿密に調査した上での脚本に、リアリティを感じながら引き込まれる作品でした。
映画のパンフレットに黒沢監督のインタビューが掲載されていました。
黒沢監督が本作にかける思いが伝わりました。紹介します。
「古い時代に題材をとった作品を手掛けるのは初めてでしたが、社会の行く末が歴史的に既に決定してしまっている中で、当時の人間が未来に何を目指して葛藤していたのかを想像することは、たいへん興味深い作業でした。戦争とは何か?それを定義するのはた易くありません。世界の歴史の中には正義の戦争もあれば、侵略の戦争もあるでしょう。また、抵抗の為の戦争もメンツの為の戦争もあったでしょう。政治家や兵士たちは何も悪魔にとりつかれて暴力を遂行した訳ではないと思います。ただ民衆の側からひとつ言えることがあるとしたら、国家が些細なプライドや欲望を出発点にして知らぬ間に常軌を逸し、国民も次々とその狂気に感染していってとうとう全員が大殺戮を肯定する狂乱状態へと突き進んでしまうこと、それが最も身近な戦争なのではないでしょうか。1940年前後の日本がまさにそうした状況にありました。その中で何としても正気を保っていこうとする人間の姿を、僕はこの映画の夫婦を通して描こうとしました。聡子と優作にとって以前はごく普通であったことがだんだんと普通ではなくなり、ついにこの狂気の外側へと脱出するのか、それとも内に留まってこれに耐えるのかの選択を迫られる、そんな二人の葛藤が現代の人々にどれほど共感されるか、僕にはわかりません。しかし、表面的には自由と平和が保障されたかに見える現代社会でも、我々は明日にも狂気の沙汰へと転落していく危機と隣り合わせであるように思います。この映画から、その危機のリアリティを少しでも感じ取っていただければ幸いです。」
主人公の聡子が、終戦前に病院に入院させられます。見舞に来た旧知の野崎医師に次のような主旨のセリフを聡子が吐きます。
「私は、正気です。しかし、社会全体が狂気の中、一人正気の私は病気なのかも知れません。」
このセリフは、この映画のテーマを凝縮したものだったのだということを、黒沢監督のインタビューを読んで感じました。
同時に、黒沢監督の「現代社会でも、我々は明日にも狂気の沙汰へと転落していく危機と隣り合わせであるように思います。」という言葉を重く受け止めたいと思います。
今日のしんぶん赤旗に、大分大学教授であり、社会政策学会代表幹事の石井まことさんが、「#学術会議介入に抗議します」というインタビュー記事で、次のように述べています。
「戦前の言論弾圧事件、滝川事件にしても、その是非は別として『理由』は示されました。今回の『説明なき排除』がいかに特異なものであるかは明らかです。時の政府、権力による威嚇や脅し、『説明なき排除』が大学に広がり、若手研究者が学生の中に忖度や同調圧力がまん延していくのではないかと危惧します。自由に物を考える大切さを体現できない教育からは、萎縮した人材しか輩出できませんし、それはやがてこの国の文化、イノベーションに深刻な影響を及ぼすことになるかもしれません。」
菅首相による学術会議への介入は、黒沢監督が指摘する「現代社会の狂気の沙汰」の現れの一つかも知れません。
現代社会が「狂気の沙汰へ転落していく危機」から回避するカギは、石井教授が指摘する「自由に物を考える大切さ」なのかも知れません。
黒沢清監督の映画「スパイの妻」は、危うい今だからこそ、多くの皆さんに観ていただきたい作品です。
私は、蒼井優作品を連続して二作品観ました。「おらおらでひとりいぐも」で、1960年代を演じた蒼井さん。「スパイの妻」は、1940年代を演じた蒼井さん。どちらもどんぴしゃ嵌っていました。
蒼井さんは、日本の30代を代表する俳優さんの一人だと実感しました。
映画館に行くと、次に観たい作品が見つかります。
私が次に観たいのは平川雄一郎監督の映画「約束のネバーランド」です。
早速、原作のコミックを読み始めました。久々にコミックにも嵌っています。
映画は、人生を豊かにしてくれ活力を与えてくれます。
さあ、明日は、最終本会議。討論を行う役目です。
議会は言論の府です。明日もしっかり発言してまいります。