月別アーカイブ:2009年1月

エリアの騎士

 「エリアの騎士」を4巻まで子どもたちがゲットしました。「メジャー」70巻は、買ってやる一方で、読んでいなかったのですが、「エリアの騎士」は最初から子どもと一緒に読んでいます。主人公は、逢沢駆です。兄の傑は、U-15日本代表のエースでしたが、不慮の事故で亡くなってしまいます。同じく事故に遭った駆は心臓にダメージを負いますが、脳死状態の兄の心臓が移植されます。

 一時期は、サッカーから遠ざかっていた駆でしたが、移植後、サッカーを本格的に取り組みます。駆がどう成長するのか目が離せません。

 現在、「エリアの騎士」は、13巻まで刊行されています。3兄弟が本気で本を読んでくれたら、あっと言う間に、追いついてしまいます。

 野球→サッカーと来たので、今度は、再び野球でしょう。今度の野球物のコミックと言えば「ダイヤのエース」ではないでしょうか。

 しかし、「ダイヤのエース」も13巻位しか刊行されていないのですが、当面は、この順番で、子どもたちの読書を促し、コミックのゲットを保障したいと思います。

 皆さん、スポーツ物に限らず、小学生でも読めて、現在連載中で、尚且つ長期連載のお勧めのコミックがあれば紹介下さい。

群馬県は、中3まで医療費無料へ

 今日の朝日新聞の夕刊に、「医療費中3まで無料―群馬県、制限設けず」の文字が躍っていました。

 記事によると、群馬県は、来年度予算25億6800万円をかけて中学校3年生までの入通院の医療費について、所得制限や一部負担金なく無料にするということです。

 二井知事は、日本共産党の予算要望の際に、「財政難だからしかたがない。」「持続可能な制度にしていくために、一部負担金と償還払いを導入したい。」と述べました。

 財政難は、全国共通ではないでしょうか。持続可能な山口県を築いていくためにも、安心して子育て出来る環境を整えていくことが重要です。

 もし、二井知事が今の改悪案を強行するならば、群馬県との格差は、取り返しのつかないものになります。

 「住みよさ日本一」「子育て日本一」の公約は、二井知事は投げ出してはなりません。

「メジャー」のサッカー版のようなサッカー漫画を教えて下さい。

 我が家に「メジャーゲットノート」があることは、既にお知らせしています。一般の本を読んで感想を書けば、コミックの「メジャー」が1巻ゲット出来る仕組みです。子どもたちは、順調に本を読んでくれて、コミック最新刊の70巻に到達しそうです。

 「メジャー」には、家族ではまり、「劇場版メジャー」にも足を運びました。「メジャー」は面白いです。

 私は、兄弟に次ぎのコミックを決めるように言いましたが決まりません。「メジャー」が野球ですから、三男はサッカーがいいと言います。サッカーの漫画と言えば、「キャプテン翼」ですが、現在進行中の漫画がいいですよね。そうなると、「エリアの騎士」か「YATAGARUSU」でしょうか。

 同時に長期連載物がいいですね。その点で最新刊は、「エリアの騎士」が13巻、「YATAGARUSU」が18巻です。長期連載で選べば「YATAGARUSU」になりますが、「YATAGARUSU」は月刊マガジンに連載、「エリアの騎士」は週刊マガジンに連載です。ということは、「エリアの騎士」の方が、早いテンポで、次の巻が楽しめるのでしょうか。

 そうなるとやっぱり「エリアの騎士」がベストでしょうか。

 どちらも、講談社コミックですね。小学館などのサッカー漫画の連載中のものはないのでしょうか。などなど、考えてしまいます。

 子どもが楽しめる「メジャー」のサッカー版のような面白いお勧めの漫画はありませんでしょうか。お教え下さい。

内田麟太郎

 今日、移動中のNHKラジオで、童話作家の内田麟太郎さんがゲストとして出演されていました。

 内田さんの作品は、「がたごとがたごと」など多数あります。私は、内田さんの幼少時代の話に涙しました。継母との確執。内田さんは、お母さんに手を上げたことを告白されました。包丁まで取り出してしまって、東京に逃げるように家を出て、看板屋さんに就職され、絵本作家への道を進みます。

 内田さんは、「さかさまライオン」で絵本にっぽん賞を取ります。そのことを電話でお母さんに伝えたらお母さんが涙を流して喜ばれました。

 内田さんがお母さんを許そうと思った決定的な場面は、内田さんが、講演で郷里に帰り、久しぶりに実家に寄られた時だそうです。ふと、お母さんが、「麟ちゃんを愛せなくてごめんね。」と告白されたそうです。

 ナンセンス作家として活躍してこられた内田さんに、このような過去があったとは全く知りませんでした。

 辛い幼年時代を過ごした内田さんの心を癒したのは、喜劇だったそうです。だから、自分もナンセンス作品を作るのではないかとも分析されていました。

 母を許し、お母さんが亡くなられて内田さんは、母をテーマとした作品を発表されています。

 私は、その一冊「おかあさんから 生まれたんだよ」を手にしました。子どものころラジオから「うみのはは」と言う言葉を聞いた。ははは海にいるのかと探したけれど、いなかった。年を取ってそれは、「生みの母」だったと気づいた。人は誰しもおかあさんから 生まれる。という内容の絵本です。

 内田さんの母を求める幼少期の戸惑う心を感じます。しかし、大人になって、生みの母からも 育ての母からも 生まれたことを実感した内田さんの姿が読み取れます。

 私も田舎の母にも、その後、様々な人たちに育てられたことを実感します。私は、母ではないけれど、父として、わが子には愛を注いでいきたいと思う絵本でした。

 内田麟太郎さんの作品に注目して、私の人生を豊かにして行きたいと思います。いい放送でした。 

福祉医療制度の維持を求める県内医療界の動き

 本日、午前中は、岡本宇部市議と午後は、荒川宇部市議と一緒に、県の福祉医療制度の継続を求める署名のお願いで、市内の小児科・保育園・幼稚園を回りました。今日だけで、5ヵ所小児科と7か所の幼稚園と6ヵ所の保育園の合計18ヵ所を回りました。ほとんどの所が快く署名の協力を約束していただきました。

 私が、今日驚いたのは、県内医療界の活発な動きです。複数の小児科の先生から県内の医療界の動きを教えていただきました。時系列で紹介します。

 まず、山口県医師会です。木下会長名で昨年12月25日付けで、二井知事に要望書が提出されています。要望項目は、次の2点です。①一部負担金は、低所得や不況で離職を余儀なくされた世帯等について現行の措置を維持するなど、きめ細かな配慮をすること。②自動償還払い方式への移行については、一時的に多額な医療費負担が家計を圧迫するとともに受診を抑制し、病気の発見の遅れや病状の悪化など県民生活に大きな影響を与えることから現行の現物給付方式を維持すること。

 次に、下関市医師会です。1月6日に付け下関医師会理事会として、「山口県福祉医療費助成3事業の償還払い方式への変更および一部負担金の導入に反対することを決議する」とした決議文が採択されました。決議文は、「『住み良さ日本一』をめざす山口県におかれては、独自の運用で全国に冠たるこの制度を是非堅持していただくよう強く要望する。」で結ばれています。

 次に、山口県小児科医会です。砂川会長名で、今年1月14日付けで、二井知事に「山口県乳幼児医療費助成制度等の現行制度の維持について」とする決議書が提出されています。要望書には、「今回の制度の改正は乳幼児を抱える家庭に受診の抑制を招き、ひいては病気の重症化を招く恐れがあり、山口県小児科医会としてはこのような改正には断固、反対します。」と書かれてあります。

 次に、宇部市医師会です。福田会長名で、今年の1月14日付けで、二井知事に「山口県乳幼児医療費助成制度等の現行制度の維持について」とする要望書が提出されています。要望書は、「今回の制度の改正は乳幼児を抱える家庭に受診の抑制を招き、ひいては病気の重症化を招く恐れがあり、宇部市医師会としてはこのような改正には断固、反対します。」と書かれてあります。

 次に、小野田市医師会です。1月15日付けで小野田市医師会理事会として「山口県福祉医療費助成3事業の償還払い方式への変更及び一部負担金の導入に反対することを決議する。」とした決議文を採択しています。決議文には、「一部負担金の導入は経済的に多くの負担を強い、『現物給付方式』から『償還払い方式』へ変更は手続きの負担が発生し、家庭を直撃し受診の抑制を招き、しいては病気の重症化を招く恐れがあります。小野田市医師会としてはこのような改正には断固、反対します。」と書かれてあります。

 山口県は、昨日、市町担当者会議を開いてあくまでも一部負担金の導入と償還払い方式へ移行したい旨を説明したようです。その後、グループに分かれて市町の意見が表明されたようですが、償還払いへの移行は、市町からの批判の声が出されたようです。

 二井知事は「しっかり聞いてしっかり実行」とも言われています。知事は、これだけ広かった県内の医療界の声をしっかり聞いて、制度改悪の取消の実行を決断すべきです。

  

厚東川通信No246(2009年2月1日)

日本共産党県委員会と県議団が知事へ新年度の予算要望行う

 

福祉医療制度は現状守れ

 

合計9分野224項目を要望

 

 一月一九日、日本共産党山口県委員会と日本共産党山口県議会議員団は、二井知事に対して「二〇〇九年度山口県の施策並びに予算編成に関する申し入れ」を行いました。全体は九分野、二二四項目に及びます。その内、新規は、五二項目でした。
 二井知事に直接要望した項目は、①非正規労働者を中心とした大量解雇が広がるなかで、国に万全の雇用確保対策を求めるとともに、県独自に直接雇用に乗り出す②福祉医療制度の根幹を崩す改悪は許さず、制度の拡充をすすめる ③空母艦載機部隊の岩国移注に反対し、愛宕山地域開発事業の中止、売却方針は撤回し、住民合意で利用計画を練り直すでした。
 第二の福祉医療制度の改悪をするなという点に対し、知事は、これから最終的な判断を行っていくことになるが、現時点では、「一部負担金導入と償還払い制度の導入をせざるを得ない状況」と説明しました。

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二井知事へ予算要望する藤本県議ら
 
 
 NEC山口工場に雇い止め中止を求める

 

 一月二十六日、吉田党県国会議員団事務所長と五島党北南地区委員長と藤本県議と荒川宇部市議は、NECセミコンダクターズ九州・山口(株)山口工場長に対して「派遣労働者の雇い止めの再検討を求める要望書」を提出しました。
 参加者は、①これ以上の派遣労働者の雇い止めを中止してほしい②違法な解雇、解雇権の濫用をおこなわないよう労働法制の順守をしてほしい③労働者の解雇によって路頭に迷うことのないよう万全の対策を講じてほしい、の三点について会社に要望しました。
 

12月議会報告シリーズ④

 

医療福祉制度の後退は公約違反


 藤本県議は、福祉医療制度の問題を「やまぐち未来デザイン二一第六次実行計画」の素案の中身から追及しました。「乳幼児医療費助成等の充実」の中身は、「就学前の乳幼児の医療費助成の実施」と「第三子以降三歳児未満児の保育料等軽減対策の実施」です。藤本県議は、「保育料等軽減制度も現状のまま、乳幼児医療費助成制度を含む福祉医療費助成制度に、一部負担金を導入し、現物給付方式を見直すのは、『充実』ではなく、『重大な後退』であり、公約違反ではないか。」と追及しました。
 これに、二井知事は、「財政状況が大変厳しい状況にある中、この制度を長期的に維持可能なものにするためには、一部負担金の導入等についても検討しなければならない。」「必要な制度の充実については、加速化プランの四年間で検討していきたい。」と答えました。

 

一気

 

私が卒業した日本福祉大学の先輩である田辺昭夫さんが党候補者の一人としてたたかった倉敷市議選挙の応援に行きました▼応援に行って驚いたのは、岡山県の子どもの医療費無料化の対象年齢の広さです。対象年齢を中三までにしているのが、美作市、和気町、久米南町、新庄村、奈義町、美咲町、勝央町、備前市、西粟倉村となっています。岡山県の半数以上の自治体で、対象年齢が中学三年までとなっているのです。訪ねた倉敷市でも来年度から入院だけですが、小学校6年まで、医療費を無料にするそうです▼岡山県の状況を知るにつけ、山口県の遅れを痛感します。少子化の中、子どもの医療費助成制度は、後退させる時ではなく、むしろ前進させる時です。二井知事には、是非、岡山県の状況をつぶさに視察していただきたいと思いました。