藤本かずのりサポーターズ はじめました

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みんなの県政をつくる会が知事に要望書提出

 本日、みんなの県政をつくる会が二井知事に対して「県民の暮らしと福祉、平和を守るための重点要望」を行いました。

 要望項目は、5点です。第一は、米軍岩国基地問題について。

 「米軍再編」に伴う空母艦載機の岩国移転を許さないよう求めました。

 この中で、二井知事は、米軍再編の閣議決定が白紙に戻されるのであれば、空母艦載機部隊の岩国移転には反対の立場であることが明らかにされました。

 第二は、上関原発問題についてです。

 事業者に対して反対派住民との協議を持つよう県とし働きかけるよう求めました。

 県担当者は、協議を持つかどうかはあくまでも事業者の責任としながら、今後も事故が起きないよう県として事業者に働きけていくこと答えました。

 第三は、福祉医療助成制度についてです。

 一部負担金の撤廃などを求めました。

 県担当者は、今月、市長会から「一部自己負担制度の撤回を含め、県福祉医療費助成制度における県負担のあり方の再考について」という要望が知事に行われたことを明らかにしました。

 第四は、新型インフルエンザ対策についてです。

 医療・相談体制の強化を求めました。

 県担当者は、宇部市や山口市の休日・夜間診療所で医師体制の強化が図られていることを明らかにしました。また、休日の行政対応についても職員体制整備などを検討していることも明らかにしました。

 第五は、森林づくり県民税についてです。

 森林税を廃止し、一般財源で森林整備を行うよう求めました。

 年間4億円の財源は、県単独事業で行うべきだとの意見が参加者から出されました。

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    要望書を提出する福江筆頭代表世話人

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    私も交渉に参加し発言しました(右端)

「不正経理」の再発防止と改善を求める要望書

 本日、日本共産党山口県議団は、二井知事に対して「国庫補助事業にかかわる『不適正経理』の再発防止と改善を求める要望書」を提出しました。

 会計検査院による国庫補助事業事務費の経理検査で、山口県においても「差替え」などの不適正経理が指摘されました。

 要望書では、「国庫補助事業とはいえ、原資の一部は県民の税金であり、不適切な使われ方は許されることではありません」と指摘しています。

 具体的には、①「差し替え」「翌年度・前年度納入」「補助の対象外」の指摘を受けるに至った原因と再発防止策を明らかにすること

 ②国庫補助事業の対象外とされた臨時職員の賃金、旅費の支出については、県として指摘の合理性を改めて検証するとともに、国に対し、現場の実態に応じたものに改善するよう要望すること

 の2点を求めました。

 回答を行った村田人事課長らは、「職員の法令順守の意識が不十分な結果起きた問題」として、以下の三点の改善を行うとしました。

 ①職員の意識改革②物品管理の厳格化③内部牽制の強化

 県議団は、これらの回答を受けて、県の特別監査で明らかになった「差し替え」を含めどこまで国に返還するのかと質しました。

 これに村田課長らは、「今後、国と調整することになる」と答えました。

 また、県独自の検証はこれで終わるのかとの質問に、担当者は、「現時点でこれ以上の独自調査は考えていない」と答えました。

 更に、今後事態を精査しながら「職員の処分も検討していきたい」とも答えました。

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     申し入れをする党県議団(左端が私)

宇部原水協 岩国見学ツアー

 本日、宇部原水協主催の岩国見学ツアーに参加しました。

 久し振りの岩国見学は学ぶことが沢山ありました。

 講師は、岩国平和委員会の吉岡事務局長でした。岩国に生まれ育った吉岡さんの説明は、岩国への愛情に満ちたものでした。

 午前中の室内での講義後、まずは、沖合移設工事が行われている新滑走路北側に向かいました。

 到着後、FA18ホーネットが2機飛び立ちました、それを待っている戦闘機マニアの方が大きなレンズを付けたカメラを抱えて多数おられました。

 現在FA18ホーネットは、36機配備してあります。厚木から岩国に移設が計画されている空母艦載機部隊には、FA18ホーネットが49機所属しています。

 ホーネットとはすすめばちの意味です。まさに、大きな騒音をまき散らすことを実感しました。

 米軍再編が強行され、このようなホーネットが、岩国基地に85機にもなると岩国市民の方々の苦労は計り知れないものになうと痛感しました。

 また、自衛隊のヘリコプターも轟音を鳴らして飛び立っていきました。

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   頭上を飛行する自衛隊ヘリコプター 

  次に、現在の基地周辺を視察しました。下の写真は、基地内の子どもたちが通う学校です。通称ペリースクールと呼ばれるところです。

  1学級あたりの児童・生徒数は、25名だったものが、最近では18名になったそうです。

  そのための増築工事も全て思いやり予算で行われたと説明を受けました。

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  正面の2階建ての建物がペリースクール

  次に、愛宕山に向かいました。愛宕神社で説明を受けました。15haの市が新たな都市計画を策定している地域を近くで見ることができました。

  現在、国立病院と特別養護老人ホームなどの誘致が決まりつつあります。

  同時に、防災公園などの整備が予定されていますが、これらは、米軍住宅が前提となった計画ではないかと吉岡さんは指摘します。

  愛宕山で残った土地は、米軍住宅の可能性が高い国への売却ではなく、住宅も含めて土地利用計画を再構築すべきだと吉岡さんは強調します。

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  市が新たな都市計画を策定しようとする地域

 最後に、愛宕山から市街地及び基地が見渡せる高台で説明を受けました。

 山裾の地域まで、うるささ指数75W以上の地域であるとの説明でした。眼前の全域に岩国爆音訴訟の原告がおられる事実を知って問題の深刻さを痛感しました。

 ここから見ると、二つの川に挟まれた一番肥沃なデルタ地域に米軍基地が居座っていることがよく分かります。この風景そのものが、岩国市民の不満の深さを物語っていると感じました。

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  愛宕山から臨めば、奥に基地が広がっています

第6回くすのきカントリーマラソン

 映画「風が強く吹いている」を観て以来、ジョギングを始めて1ヶ月半が過ぎました。

 ここ数日は、持久走大会を控えた小学生3人も一緒に走っています。

 カルガモの親子よろしく私を先頭に子ども3人、計4人が連なって走っています。

 さて、最近は、大会に出場したい気持ちも高まってきまして、家族で相談した結果、来年3月14日に開催される第6回くすのきカントリーマラソンに出場することにしました。

 私は、初のフルマラソンに挑戦したいと思います。妻が20キロに。小学生3人が2キロに挑戦することにしました。

 末の娘は私の母に見守ってもらって家族全員で参加する予定です。

 私も初のフルで、制限時間の5時間をクリアーして完走するのが目標です。初のフルにこの大会を選んだのは何といっても故郷の大会だと言うことです。

 また、来春以降は、自分の選挙で何かと忙しくなると思われますので、この時期に挑戦することにしました。

 大会まで、約110日前です。この冬、じっくり走り込んで大会を迎えたいと思います。

 妻も、久し振りの20キロに、意欲を燃やしています。

 ジョギングを始めたときは、2キロを走りきるのが精いっぱいでしたが、最近は少し走る感覚を得ることが出来きます。この調子でフルをがんばりたいと思います。

 

サヘル・ローズ講演会

 本日、憲法と暮らしを守る宇部地域共同センター主催で「サヘル・ローズ講演会」を開催しました。参加者は、約100名でした。

 彼女は、イラン出身。彼女が4才の時に、空爆が街を襲います。村中で生き残ったのは彼女だけという状況でした。その後彼女は、孤児院に預けられ生活を送ります。

 彼女を救出した女性が養母となりました。彼女が8才の時に日本にやってきます。彼女は、養母の彼から虐待を受け、ホームレス生活を送ります。

 その後、通っていた小学校の給食調理員の方の努力で、家を見つけ普通の生活に戻ります。

 彼女が中学生の時に、強烈ないじめに合います。ある日、彼女が辛い想いで家に帰ると母も暗い部屋の中で泣いていたそうです。

 「二人で死のうか」と考えましたが、彼女は、「母のために行きよう」と決心したそうです。

 現在は女優になった彼女ですが、将来の夢は、母国に孤児院を作ることです。

 憎しみの連鎖を断ち切るためにも自分自身が孤児の癒しになりたいと彼女は語りました。

 彼女は講演の中で二度涙を流しました。最初は、養母が迎えに来て孤児院を離れる所です。

 当時は、嬉しいばかりだったけれど、孤児院を離れられない子どもたちの気持ちを考えると辛いと涙を流しました。

 二回目は、中学校時代のいじめと母が泣いている姿を見た場面でした。自分がいるばかりに母を苦しめのだと思ったと涙を流しました。

 彼女は最後に、「人と人とのつながりは、血ではなく、心と心だ」と語りました。

 講演の後はサイン会も開かれて、彼女の本が27冊売れました。彼女は1冊1冊丁寧にサインをしていました。

 帰りの飛行機までの時間、実行委員の皆で彼女を囲む会を開きました。

 その場でも彼女の強さとやさしさを感じました。

 彼女は、今、「東京島」という映画を撮っているそうです。来年上映予定のようですが、皆で応援しようと話しました。

 彼女の講演会の企画は、私が言いだしっぺで、今日まで不安と期待が交錯していました。

 参加者の感想文を読むととても好評のようだったのでひと安心です。

 彼女の話は、これからも一人でも多くの方に聞いてほしいと思います。本当にいい講演でした。サヘル・ローズさんに感謝します。

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      講演をするサヘル・ローズさん

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    100名の参加者が会場を埋めました

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    自分の本にサインをするサヘルさん

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    喫茶店で行った囲む会でのサヘルさん

ボーナスマイナス改定

 11月県議会に向けて本日、議会運営委員会が行われました。

 今議会の一つの焦点は、給与関係条例の「改正」でしょう。

 今日、示された提案では、職員給与を期末・勤勉手当で、人事委員会勧告通り4.5月を4.15月に0.35月引き下げるものです。

 これら給与議案は、今月中に結論を出すために、27日の開会日に委員会付託まで行い、30日に採択を行う予定です。

 都道府県の人事委員会の勧告の状況を調べてみると、全ての都道府県が、「ボーナス改定」は引き下げですが、全国最低の下げ幅は、鳥取県の0.16月の引き下げです。

 山口県の0.35月の引き下げは、長野県の0.70月引き下げに次ぐ高さです。

 また、「ボーナス改訂」を引き下げる最大の理由を月給の公民格差を上げています。全国で公民格差が一番大きいのは北海道です。北海道では、公務員の方が民間のより5488円高い状況です。

 一方、全国で民間の方が公務員より月給が高い県が、三重県と岡山県と山口県です。山口県は、民間の方が公務員より月給で183円高いという結果です。

 月給が民間の方が高いのならなぜ、ボーナスをマイナス改定する必要があるのでしょうか。景気後退の中で公務員のボーナスを下げることが得策でしょうか。

 当然、公務員は民間よりも賃金水準などはいい傾向ですが、公務員の給与が下がれば、それが民間の給与を引き下げる要因にもなります。

 結局、労働者全体の給与の低さを公務員給与の低さが下支えしているというマイナススパイラルの状況があるのではないでしょうか。

 そうなると益々景気後退が続く結果となるのではないでしょうか。

 私は、総務政策委員として直接、この給与問題の質疑を行います。多くの県民の皆さんのご意見をお聞かせください。