藤本かずのりサポーターズ はじめました

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山口県産ヒノキの名刺もうすぐ完成

 「小野湖の水を守る会」の講演会で、富山和子さんのお話を聞いたことは度々書いてきました。

 その後、富山さんの本を数冊読みましたが、「自然を守るとは自然を利用すること」という言葉がよく出てきます。

 その具体的な例として「割り箸バッシング」への批判があります。

 富山さんは「環境問題とは何か」の中で、「割り箸批判はたちまちにして広がり、大都市から地方への大合唱となった。懸命に山に止まり、山を守りながら割り箸を作ってきた山村の人たちは、どれほど胸をえぐられる思いだったろう」「実は割り箸は『ものを大切にしてきた日本文化』の象徴だったのである。」と書いています。

 私は、目から鱗が取れたような想いでした。

 我が家は、半分以上の部材に県産材が使われています。

 これまでも県産材の利用促進には気を付けてきたつもりですが、富山さんの話しと本を読んで、今まで以上に、県産の木を使おうと思ったのです。

 そんな時、ある方から山口県産桧で出来たボールペンとシャーペンをいただきました。今、そのペンを使っています。

 そして、県農林水産部の職員の方が木で名刺を作っておられるのを想い出しました。

 丁度、新しい名刺を作る時期だったので、県農林水産部の方にお聞きし、県産材の名刺を注文しました。

 注文した吉川林産興業の担当の方から毛筆書きの手紙をいただきました。

 手紙には「県内産のヒノキのアピールに議員さんが先頭に立って努めて頂ける事、大変嬉しく有り難く感謝申し上げます」と書かれてありました。

 そして、印刷屋さんに名刺を持ちこみ、今日、レイアウトが決まりました。

 数日後には完成する予定です。皆さんの手元に届く日も近いことでしょう。

  これからも少しづつでも県産材の利用とアピールに努めていきたと思います。

 そして、近い将来、わが実家の山にも入ってみたいと思っています。

 

小野湖上流の産業廃棄物処分場計画地を歩く

  今日、小野湖の水を守る会主催で、産業廃棄物処分場計画地を歩くツアーに家族全員で参加しました。

 天気もよくとても気持ちのいい一日となりました。50人を超える多くの参加者に大いに励まされた一日でした。

 午前10時、参加者は、アクトブレッジおのに集まり、行程の説明を受けました。

 アクトビレッジおのには、厚東川水系の大きな地図があるので、建設予定地周辺などがよくわりました。

 もちろんこの地図の中には、わが実家もありました。

 そして、現地に移動しました。宇部市小野・中宇内の集会所付近から山を越えて、大きな堤の所に到着しました。堤の北側一体が産業廃棄物建設予定です。

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 堤の北側に産業廃棄物処分場が計画されています

 現地で、地元の中村さんという方が「産業廃棄物処分場の水は、この堤を通り、大田川に流れるでしょう。この付近は周辺より雨や雪が多い地帯です。何年か先に影響が出ることは避けられないでしょう。」と話されました。

 そして、堤の周辺で昼食を食べて、皆で記念写真を撮りました。「市民の命の水を守ろう!」のスローガンを皆で持ちました。

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  50人を越える参加者が横断幕に集まりました

 その後に、上宇内の芝川自治会長が「年末に、自治会で集会を行ったが、参加した全員が産業廃棄物処分場の建設には反対との意思でした。廃棄物処分場から出た水が地下水を汚染して、基幹産業の米づくりに影響することが心配です。」と話されました。

 芝川会長さんにあいさつすると「あなたのお父さんの事はよく知っています」と話していただきました。

 最近の状況について事務局の津島さんが 「業者が関係者などに承諾を取りに廻っています。県の指導要綱では、生活影響調査を終え、住民説明会を終えた後に、関係者への承諾獲得という手順になっているのに、おかしい状況となっています。県がそのことを指導しているのなら尚更おかしい事です。業者が計画の全容を明らかにしないままで、関係者に承諾を取ることはやはりおかしい事です」と話されました。

 百聞は一見。計画されている産業廃棄物処分場が建設されたら、その水が大田川に流れてくることを現地に立って実感しました。

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   堤の堤防の下は棚田、その下が大田川です

 今日、見たり聞いたりしたことを議会に反映していきたいと思いました。

阪神・淡路大震災15年

 明日で、犠牲者6434人、家屋の全半壊(焼)約47万世帯という未曽有の被害を出した阪神・淡路大震災から15年になります。

 1995年1月17日ですから、私は、市議会議員1期目で、2期目の選挙を目前にしていた頃です。

 妻が大阪府出身ですので、親戚の方々の事などを心配したことを思い出します。

 山陽本線が不通になり、バスで一部区間を移動した時期もありました。青いビニールシートが点在していた神戸の風景が思い出されます。

 皆さんも様々な想いで明日をお迎えのことと思います。

 あの災害を受けて、98年に被災者生活再建支援法がつくられ、2度にわたる改定で住宅本体へ最高300万円の支給が実現しました。

 しかし、阪神・淡路の被災者には適応されません。また、昨年、山口県は豪雨災害の被害を受けましたが、結局、被災者生活再建支援法の適応を受けた世帯はごく一部に留まるなど、更なる制度の拡充が求められています。

 災害に強い山口県を作っていくために、引き続き急がれるのは、学校の耐震化でしょう。全国最低クラスの耐震化率の状況を急いで改善しなければなりません。

 同時に、最近、気になるデータが、厚生労働省から発表されました。それは、病院の耐震改修状況調査です。

 全国の病院の耐震化率は、56.2%でした。山口県はそれよりも低い51.0%でした。

 更に、災害拠点病院及び救命救急センターの耐震化率は、全国平均が62.4%だったのに対し、山口県は、50.0%でした。

 国は、09年度の補正予算で「医療施設耐震化臨時特例交付金」を創設し、病院の耐震化をすすめる計画です。

 共同通信の調査では、この交付金が山口県に約26億5千万円交付され、8施設の病院の耐震化工事を計画していると報道されました。

 この8施設にいくつ災害拠点施設等があるかどうか県は公表していないようです。

 山口県で149病院のうちすべての建物に耐震性がある病院は、76施設にとどまっています。県内の耐震拠点施設等12の内、耐震化工事が完了しているのは6施設にと留まっています。

 まず、災害拠点施設等の耐震化を急ぐ。そして、病院全体の耐震化を県内で大きくすすめることが求められています。

 ハイチで大地震が発生しました。国内でも地震が頻発しています。阪神・淡路大震災15年。その教訓を山口県で汲みつくす対策を更に求めていきたいと思います。

 

 

第142回直木賞

 第142回直木賞の選考会が昨日行われ、佐々木譲さんと白石一文さんが受賞しました。

 佐々木譲さんは、数年前からのファンで、私自身とてもうれしく思っています。

 3回目の候補での受賞というのは「苦節」の域ではないのかも知れませんが、本当によかったと思います。

 私が彼の作品で読んだのはまだまだごく一部ですが、人を見る目の暖かさを強く感じます。

 彼の扱う分野は①歴史・時代小説②第二次大戦史素材の小説③社会的テーマの同時代小説④経済小説⑤ノンフィクションと幅広いものです。

 彼の作品でまだまだ勉強できることが楽しみです。

 この数年は、警察小説と呼ばれる分野が中心ですが、今後は、彼がどのような分野に移行していくのかも楽しみです。

 佐々木譲さん直木賞受賞おめでとうございます。

厚東川通信No269(2010年1月15日)

みんなの県政つくり回が知事に申し入れ行う

 

県が愛宕山問題は封印と市に指示

 

藤部総務部理事は「事実ない」と答弁

 

  六日、みんなの県政をつくる会(福江俊喜代表世話人)は、二井関成知事に対して「知事選挙における地位利用の疑義に係る申し入れ」を行いました。 
 昨年末、一部情報公開された岩国市の協議報告書(平成二〇年四月七日、愛宕山地域開発等に係る市長協議)には、県・国から意向確認がされていたとして、七項目が協議されています。
 この中に、「知事選までは愛宕山問題は封印することの再確認」という項目があり、県と市の協議結果は「了解」とされています。
 申し入れ書は、「同年八月に行われた知事選挙を有利にたたかうために、国・県・市が愛宕山開発事業を遅らせていたとするなら、絶対に許されないことであり、重大である」「公職選挙法に触れる恐れがあることも指摘しなければならない」としています。
 藤部総務部理事は、「そのような確認を市に行った事実はない。よって意図的に愛宕山事業を遅らせたこともない」と答えました。


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   地位利用問題で知事に申し入れを行う
 

11月県議会報告シリーズ③

 

不正経理問題の改善について

 

 藤本県議は、会計検査院による国庫補助事業にかかわる調査で、山口県でも四千五百万円余りの不適切な経理処理が指摘された問題を取り上げ、再発防止策を明らかにするよう追求。請求書と違う物品を納入させる「差替え」という手法は、複数見積もりをとらないなど、明白な会計規則違反であり、県民への裏切りだと指摘し、今後の対応を質しました。
 岡田総務部長は、指摘を受けたことは遺憾であり、今後、適正な執行を徹底すると陳謝。「差替え」については、会計規則等の法令の遵守意識が低かったことや内部牽制機能が不十分だったと述べ、再発防止に万全を期すと答えました。
 藤本県議は、会計管理局長に「複数見積もりを行っていないケースについて徹底調査すべき」と質しました。河嶌局長は「全所属長に対して、自主点検の実施を求め、その結果を報告する」と答えました。

 

藤本県議・宇部市議団で新春街宣


 一日、一〇時から琴崎八幡宮前で藤本県議と宇部市議団が新春宣伝を行いました。藤本県議は、新年度予算に、愛宕山住宅造成事業跡地に空母艦載機部隊移駐計画に絡む関連施設用地取得費として一九九億円が計上された問題を訴えました。

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   新春の街頭宣伝を行う私と宇部市議団

 

一気


今年は、トラ年ですね。山口県の美祢市では、トラの化石が発掘されているそうです。約40万年から1万年前には日本列島にトラがいたそうです。しかし、そのトラたちは今、絶滅に瀕しています。ロシアと中国の国境に生息する野生のアムールトラは、500頭しかいないそうです。今年は、トラ年ですから、トラたちにもやさしい暮らしをしたいものだと思います。森を守り地球を守る暮らしを心がける年にしたいと思います▼トラにまつわることわざも多数あります。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ということわざがあります。思い切った決断を促す意味です。経済や暮らしが大変な時期ですが、今年は、皆さんの暮らしを守るために、政治家をとして決断の時だと思っています▼今年も、皆さんのお役に立てるように少しでも力を尽くしていける一年にしたいと思います。

Wの悲劇

 先日、テレビドラマで夏樹静子さん原作の「Wの悲劇」を放映していました。

 私たちの世代では、薬師丸ひろ子主演で映画化もされているようですが、それも見逃しており、ドラマに見入ってしまいました。

 久しぶりにミステリーもいいなと思い、原作を昨夜読破しました。ドラマもよかったのですが、原作も緻密で最高でした。そして、今、「蒸発」を読んでいます。

 「蒸発」の解説で作家の森村誠一さんが、「推理小説の面白さは謎の構成にある」「超常的な謎が極めて合理的に、まさに快刀乱麻を断つごとく解かれたとき、読者は芳醇な美酒に酔うような読後の快感をおぼえる」と書いています。「Wの悲劇」はまさにその通りでした。

 そして「蒸発」も、「満席で飛び立ったジェット機内から、一人の女性が消えた」ところから始まり、今、私は謎の中です。これからどのように謎が解けていくのかとても楽しみです。

 森村さんは、ミステリーの謎は、①犯人はだれか②犯行動機③犯行方法に大別されるとして、探偵小説は、①と③が主で、社会派推理小説は②が重視されると述べています。

 「Wの悲劇」のWとは、悲劇の主役である和辻家のイニシャルであり、WomenのWを意味します。女性の悲劇をも描きだした作品でもある点で、社会派推理小説として楽しめます。

 「蒸発」は、1972年に発表された作品です。今から38年前の作品です。私の小学生時代を思い起こしながら、時代背景も楽しみながら読んでいます。

 夏樹作品にしばらく浸りたい今日この頃です。

 全国の夏樹ファンの皆さん。お薦めの作品をご紹介ください。