藤本かずのりサポーターズ はじめました

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総務政策委員会二日目の審議終わる

 本日の総務政策委員会で二日目の審議が行われました。

 私は、まず、基地問題でいくつかの質問を行いました。

 基地問題での第一は、岡山県津山市で3月2日に低空飛行訓練により、民家が被害を受ける事件が発生した問題です。

 低空飛行訓練直後に、津山市のIさん宅の土蔵が全壊する被害が発生しました。

 岡山県平和委員会の分析によると、低空飛行訓練をしていた飛行機は、F/A18ホーネットと見られます。

 ホーネットは、厚木基地と岩国基地に配備されており、被害を起こしたのは岩国基地所属機であることが濃厚です。

 実際に、事故翌日、中国四国防衛局は、岩国基地に対し、津山市における低空飛行訓練の事実関係を照会しました。

 米軍からの回答は未だに行われていません。

 昨日は、中国四国防衛局業務課の職員が現地視察を行いました。

 私は、岩国基地所属機であるなどの事実が明らかになった段階で、再発防止策などを県として岩国基地に求めるべきだと質しました。

 小松基地対策室次長は、「岩国基地への対応は、岩国市と協議し検討したい」と答えました。

 岩国基地問題の第二は、KC130空中給油機の機数増についてです。

 昨日、田村岩国市議がアメリカ海軍のホームページに、KC130空中給油機の機数が15機になっていると指摘しました。

 私は、この問題を取り上げ県の見解を質しました。

 小松基地対策室次長は、「ホームページの原文を検証したい。その上で、必要な照会を国に行うことを検討したい」と答えました。

 私は、その上で、「SACO合意には、岩国基地への移駐は、KC130空中給油機12機となっている。15機移駐となれば、基地機能強化になるのではないか」と質しました。

 小松基地対策室次長は、「KC130空中給油機12機移駐が基地機能強化になるかどうかで、岩国市と協議し、認めた経緯がある。今後、15機になれば、機能強化になるかどうか改めて岩国市と改めて協議することになる」と答えました。

 私は、次に国体問題について質しました。

 県職員住宅に国体選手が特例措置で入居している問題です。

 私は昨日、この問題を質問し、今日の中国新聞で報道されました。

 私は、この住宅の家賃がどのような経費で支出されているのかを質しました。

 議会閉会日までに、県体育協会に事情を聴き、家賃の支出先を明らかにしてほしいという私の要請に、吉岡総務企画課長は、「そのよのようにしたい」と答えました。

 私は、外郭団体以外の団体トップへの県OBの就任状況について質しました。

 人事課から示された資料は以下の通りです。( )は連続就任年数。

 5代連続が、山口県信用保証協会(22年)。4代連続が山口県火災共済協同組合(22年)、㈱FM山口(18年)。

 3代連続が、山口県社会福祉事業団(9年)。2代連続が、(財)山口県学校給食会(16年)

 1代連続が、山口県立大学(5年)、山口宇部空港ビル(株)(4年)、(社)山口県動物保護管理協会(12年)、山口県産業技術センター(2年)、(財)山口県建築住宅センター(11年)

 私は、①22年連続して県OBがトップを務めている②1代であっても12年連続して県OBがトップを務めている状況については、県民への十分な説明が必要だと指摘しました。

 任期最後の委員会が終了しました。質疑した内容に対して、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

総務政策委員会の一日目の審議終わる

 本日、総務政策委員会の一日目の審議が行われました。

 私は、財政問題に関連して公社廃止問題などをテーマに審議に参加しました。

 新年度の県財政のプライマリーバランス(公債費-県債)は、-117億円となっていますが、今年度が-228億円ですので好転しているようにも感じます。

 しかし、現在、105億円となっている公社廃止のための第三セクター債の発行が今後どうなるか次第では、更なる財政悪化の可能性も広がります。

 まず、105億円新年度発行予定の第三セクター債について池田財政課長は、「105億円は、総務省から許可を受ける最大の金額だ。新年度、土地売却などに努めて、実際に発行の手続きをするのは、2月補正予算(24年2月)の時期になるだろう」との見通しを述べました。

 私は、住宅供給公社の損失補償などの状況について質問しました。

 まず、愛宕山の損失補償ですが、263億円を県2岩国市1で負担する見込みです。

 県の負担額が約180億円ですが、現在までに売却に至っているのは、社会福祉施設のみで、H24年3月の住宅供給公社廃止時に、4分の1の民間エリアをはじめ、国へ売却を求めている土地を含めて、土地が売却に至らない事態が有りうることを、小松基地対策室次長が認めました。

 たとえ、近い将来、土地の売却が完了しても、当面、H24年3月の時点で、県の損失補償の責任額180億円を県財政で補う場合も出てくる可能性が明らかになりました。

 住宅供給公社の住宅団地の未分譲区画の簿価は10億円です。

 この処理も入れて、住宅供給公社の債務処理のための財源はどのように担保するのかと私は質しました。

 池田財政課長は、「第三セクター債に頼ることも考えられないでもないが、法的な制限もあるようだ。詳細は新年度調整することになる。」と何を財源に住宅供給公社の債務処理をするのか明らかにしませんでした。

 次に私は、国体問題を取り上げました。

 土曜日の読売新聞に大きく国体参加資格問題が取り上げられていました。

 「『地元が天皇杯を獲得してこそ国体は盛り上がり、成功する』という神話の継続を、県民も競技者も望んでいないだろう。」などの記事を私は委員会の場で紹介しました。

 更に、日本体育協会第三者委員会の答申書に、「『開催地絶対優勝主義』(中略)が、山口県に生じた参加資格違反問題の一因となった可能性があることは否めない」という主旨の文章があることを私は紹介しました。

 私は、以上の点から「それでも山口県は開催地Vを目指すのか」と質しました。

 太田局長は「都道府県対抗方式の改革を日本体育協会に要請している」「総合優勝のみを目指しているのではなく、国体を通して様々な県民の取組みが広がるよう努めている」と答えながら、「あくまでも総合優勝を目標にする」ことに変更はないと答えました。

 今日は、公社廃止と国体問題を中心に審議しました。これらの問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

 総務政策委員会二日目も審議に参加します。今から準備を始めます。その他の問題でも皆さんのご意見をお聞かせください。

我が家にも居た伊達直人

 先日、自宅で風呂に入っていると、おもちゃの人形が目に入りました。

 それは、私が、小学校低学年の時に、父から買ってもらったものです。

 当時、流行していたタイガーマスクです。当時は、ビニールで出来たマスクもあったのですが、今はありません。

 子どもが生まれ、実家にあった人形を持って帰りました。

 子どもも大きくなり、忘れられたタイガーマスクでしたが、昨今の伊達直人ブームでふと人形の存在を思い出しました。

 今のおもちゃと違い、手と足が動くだけの人形ですが、子どもの頃、よく遊んでいたことを思い出します。

 伊達直人は、児童養護施設にランドセルをプレゼントすることで有名になりました。

 我が家の末の子どもである長女が、この春、小学校に入ります。

 彼女のランドセルは、保育園の仲間のお姉さんのおさがりです。

 彼女は数日前から、そのランドセルを引っ張り出して、かばんの中をあれこれいじくっています。

 彼女なりの、小学校への不安や期待の現れでしょう。

 妻の弟、彼女の叔父さんからは、文房具が届きました。

 私の母、彼女の祖母からは、筆箱を買ってもらうことになっています。

 懐かしい、伊達直人の人形を見つめながら、全国の新入生に幸あれと願います。

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 私が小学校の時に父に買ってもらった伊達直人

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  この春、小学校に入学する娘のランドセル

 

TAROの塔

 岡本太郎生誕100周年を記念してNHKドラマ「TAROの塔」が放映されています。

 第1回目は見逃しましたが、今日、妻が録画したDVDで観ました。壮絶な生い立ちに釘付けで観てしまいました。今日の、第二回目がとても楽しみです。

 岡本太郎は、私が子どもの頃は、テレビによく登場していました。変わったおじさんというイメージでした。

 彼は、太陽の塔を作っただけではなく、大阪万博のチーフプロデューサーを務めたのですね。

 ドラマで、太郎がプロデュ―サー就任の記者会見で「『人類の進歩と調和』というテーマに反対だ。しかし、私は危険な道を選ぶ」と言った場面は実話なのでしょう。

 私は、幼稚園の年長でしたが、両親と万博に行きました。太陽の塔を見た記憶はありませんが、動く歩道には驚いた記憶があります。

 我が家に岡本太郎著「青春ピカソ」があります。再読しています。

 彼が、東京美術学校に入学後、両親とパリで暮らし始めた頃の話しです。

 ルーブル美術館で、セザンヌの絵を見て、画商の店でピカソを見て涙を流した姿が赤裸々に描かれています。

 特に、ピカソの絵を見て、下宿に帰るバスの中で、「あれこそ、つきとめる道だ」と繰り返し心に叫んだ姿は、岡本太郎誕生の瞬間に出会えた臨場感がありました。

 この小説には、「芸術家として名を成した両親を持つ者が対世間的にも、自分自身にも常に高いレベルを保持しなければならない宿命を苦々しく嘗めたものである。」と、青春時代の太郎の苦しみも描かれています。作家の岡本かの子を母とし、漫画家の岡本一平を父とする太郎は苦しんでいたのですね。

 「TAROの塔」の二回目は、パリでの太郎の姿を描いたもののようです。「青春ピカソ」の時代そのままです。

 文筆家として名を成した太郎の作品を読みながら、ドラマにも注目していきたいと思います。

 岡本太郎ファンの皆さんご示唆下さい。

本日、一般質問行う

 本日、一般質問を行いました。

 いくつかの前進がありました。その点に限り報告します。

 第一は、公社廃止問題です。知事は、「県議会はもとより、県ホームページ等を通じて、県民の皆様に説明を重ねていく努力をしてまいりたい。」と答えました。

 第二は、産業団地についてです。知事は、「長期の経済情勢の変化を読み切ることができなかったことは、私の不徳のいたすところ」と述べました。

 第三は、パワーハラスメント対策についてです。岡田総務部長は、「パワーハラスメントに関する指針を今月中に策定する」と答えました。

 第四は、国体参加資格違反問題についてです。知事は、「競技団体あるいは県体協に勇み足があったと思う」(違反が問われた選手には)「お詫び申し上げたい」と答えました。

 第五は、障がい者を県職員として採用する問題についてです。岡田総務部長は、「今後、発達障害者や精神障害者への拡大について検討する」と答えました。

 第六は、住宅耐震化についてです。山本土木建築部長は、「耐震診断員の派遣の導入などを検討している」と答えました。

 さあ、来週からは、総務政策委員会です。任期最後の議会。しっかり県民の負託に応えていきたいと思います。

 引き続き、県政に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

新撰組幕末の青嵐

 「漂砂のうたう」で第144回直木賞を受賞した木内昇さんの「新撰組幕末の青嵐」を読んでいます。

 この小説は、一遍づつ、土方や沖田や近藤や斎藤や永倉など、一人の人物が主人公となって綴られている連作です。

 これでいて、新撰組が結成される前、武州で、薬売りをしていた土方や、天然理心流の道場試衛館の後を継ぐことになった近藤の若かりし姿が活写されています。

 彼らは武士にあこがれて、京都護衛の任を受けてやがて新撰組を結成します。

 後半は、鳥羽伏見の戦いでの彼らの姿までが描かれているようです。(まだ読んでいませんが。)

 連作でいて、一人一人人物を丁寧に追いながら、歴史の激動が端的に描かれ、心騒ぐ作品となっています。

 列伝というか、新撰組の面々の群像が生き生きと描かれています。

 文庫の解説で松田哲夫さんが、「土方が作者の憑依し」とか「沖田も木内さんに憑依して」などの表現がありますが、新撰組の一人一人の呼吸が聞こえてくるような文章です。

 木内さんは、この作品を発表した7年後に直木賞を受賞した訳ですが、その片鱗がこの作品にも確かにあります。

 激動の春ですが、新撰組の彼らの生きざまを読みながら、議会と選挙を乗り切っていこうと思います。

 忙中閑有。この作品は一遍づつが短いので忙しい中でも読みやすいです。

 読書は心を豊かにしてくれますね。

 木内ファンの皆さん、あなたは、どの作品が好きですか。