昨日の衆議院予算委員会で、日本共産党の赤嶺政賢議員が、沖縄県宜野湾市長選挙に関し、防衛省沖縄防衛局が選挙介入していた疑惑を内部告発をもとに明らかにしました。
赤嶺氏が暴露したのは、沖縄防衛局の総務部総務課人事係が局内各部の庶務担当者あてに送った2通の電子メールです。
メールには、同局が選挙権のある職員や親族らのリストを作成し、対象者を集めて真部朗局長が「講話」を行っていたことが明記されています。
赤嶺氏は、「沖縄防衛局が職権を使って有権者リストをつくらせ、局長の『講話』をきくように指示・命令していた」「国家機関の選挙に対する中立・公正の義務、選挙における地位利用の禁止に反することは明らかだ」と追求しました。
野田首相は「とにかく事実確認をさせてください」を繰り返すだけ。田中防衛相は「至急確認をする。そうゆう事実があってはいけない」と答弁。
宜野湾市長選挙は、普天間基地の無条件撤去と新基地建設反対を掲げるイハ元市長と自公支援候補の一騎打ち。
新基地推進勢力は、イハ氏を当選させないことが、新基地反対の県民総意を切り崩せる契機になるとみています。
九電のやらせメール事件につづいて、沖縄選挙介入メール問題は、日本共産党の大スクープです。
新基地を押し付ける国家権力による選挙への不当な介入問題を皆さんはどうお考えですか。
この程、宇部市西宇部北の県厚東川工業用水道事務所西側の法面保護工事がスタートしました。
地域住民の方からの要望を工業用水道事務所に伝え、工事が実施されるものです。
工事は、延長約140m、高さ約15m、来年度までの2ヶ年で行われ、今年度は、約110m行われます。
工事中は、周辺地域の方にご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
工事が始まった工業用水道事務所西側の法面
昨日、投開票で行われた岩国市長選挙。「住民投票を力に豊かな岩国をめざす会」の吉岡みつのり候補の勝利には至りませんでした。
選挙の結果を受け、吉岡みつのり候補は、「非常に残念な思いです。福田、井原両候補が艦載機移駐問題で争点かくしを行う中で、私が立候補しなかったら、この問題が争点にならなかったと思います。支持してくださった有権者の皆さんや支えてくれたスタッフのみなさん、教え子たちも、私の知らないところで応援してくれました。県内外からも支援にかけつけてくださったみなさんに、おわびを申し上げるとともに、お礼をいいたいと思います。一つ一つの政治戦の勝ち負けで、たたかいの火は消えたわけではありません。福田市政がいまの市政を変えなければ、2014年の艦載機移駐問題の期限がくるが、必ず矛盾が大きくなります。これからさらに市民のたたかい、運動を広げていくためにがんばる決意を表明します」とのべました。(岩国の会ニュースNo26より)
今日の中国新聞には、「『普天間解決』を条件とする福田氏と、2年後に移駐を予定する国の動きが今後の焦点となる」と報じています。
沖縄県では「普天間の県内移設反対」の世論は、「オール沖縄」の様相を益々強めています。沖縄に連帯した岩国でのたたかいが重要です。
中国新聞は、「井原、吉岡両氏の獲得票は移駐後の市民の不安を反映している」とも報じています。
私も吉岡候補の決意に学び、沖縄のたたかいに連帯し、艦載機部隊移設に反対する運動を高めるために力を尽くそうと決意を新たにしました。
岩国市長選挙の結果について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
今日も妻と一緒に、山口昔ばなし大学基礎コース第二回講座二日目を受講しました。
午後に、小澤俊夫先生の「昔話の語法」の講座がありました。
福音館書店から小澤俊夫著「昔話の話法」という本が出版されています。
著者から直接、自著について解説していただくとはなんと贅沢なことでしょう。
今日は、昔話の語法を、スイスのマックス・リュティの理論から学びました。
リュティは、「われわれはこの平面的叙述はすべて無能力から生まれるのではなくて、昔話の非常に断固とした、たしかな形式意思から生まれるものであることを感じる」と述べています。
小澤先生は、自著で「昔話に固有の形式意思ありと認めたのは、リュティの大きな功績です。」と述べておられます。
小澤先生は、このような立場から「昔話を崩さないで引き継いでいきたい」と今日も話されました。
リュティは、「昔話は具象的世界をつくりかえ、その諸要素に魔法をかけてべつの形式をあたえ、そうやってまったく独自な刻印をもった正解をつくりだすのである」と述べています。
絵画に抽象絵画と具象絵画があるように、文学の世界で考えると、昔話は抽象的様式を持っているという理論です。
そう考えると、リュティが前段で「無能力から生まれるのではなく」と述べた意味が分かります。
昔話は、形式意思を持った抽象的様式を持った文学だったのです。
昔話という地平の広さを感じた今日の講義でした。
予習・復習を少しづつ行い、10月に行われる第3回講座を首を長くして待ちたいと思います。
小澤俊夫先生という日本を代表する「知の巨人」のお話が宇部市で聴ける贅沢を感じた一日でした。
小澤先生、スタッフの皆さんありがとうございました。
今日と明日、宇部市立図書館で、「山口昔ばなし大学第2回講座」が行われます。
小澤俊夫先生の話に魅せられ、第1回から夫婦で参加しています。
今日の第二回も弁当を持って夫婦で参加しました。約100名近い受講者が県内外からありましたが、何と会場で男性は、私と小澤先生だけという状況でした。
今日は、岩手県遠野の昔ばなしの語り手である鈴木サツさんが実際に語っているビデオが上映されるなど充実した内容でした。
私は、小澤先生の社会をみつめる確かな眼に常々共感しているのですが、今日もそのような話しが聴けました。
小澤先生は、「近代技術において、やっていい事とやってはいけない事がある。」「やってはいけない事をやらないという倫理が必要だ。」「3.11に、最高の技術で作られた原子炉が事故を起こし、古代からの方法である水で冷やすしかなかったことは教訓的だ。」「どんなに頑張っても人間は自然を支配できないことを知るべきだ。」「還元出来ないことをやってはいけない。」
私は、今日の講座で、小澤先生のこの辺りの話しに一番共感し、感動しました。
80歳を越えたという小澤先生。朝から夕方まで3つ講座を一人で話されました。
強靭な体力をお持ちだと夫婦で話していました。
明日も、小澤語録をしっかりメモして帰りたいと思います。
明日は、何の発見があるか楽しみです。
夫婦の絆も深まる講座となり満足しています。
小澤先生・スタッフのこのようば場を与えていただき、感謝いたします。
6回欠かさず講座を受けられるように頑張ります。
中国電力島根原発2号機が今日から定期点検のために停止します。これで、中国地方で稼働中の原発は「ゼロ」になりました。
この事を受けて、本日、日本共産党山口県委員会(佐藤文明委員長)と同県議団は、二井県知事と中国電力に対して「原発ゼロ」を求める申し入れを行いました。
申し入れには、佐藤県委員長、五十嵐衆議院3区予定候補をはじめ、私も同席しました。
二井県知事に対する申し入れには、福田商政課審議監らが対応しました。
二井知事に原発ゼロを申し入れる(右端が私)
申し入れ書は、「『安全な原発はない』ことが明らかになった今、一刻も早く原発ゼロの日本を実現させなければならない」とし以下を要望しました。
①上関への原発建設計画は中止すること
②工事中の3号機を含め、島根原発は廃炉にすること
中国電力に対する申し入れには、山口支社の後藤マネージャーらが対応しました。
中電に原発ゼロを申し入れる(右から二人目が私)
申し入れ書では、中国地方で稼働中の原発がゼロとなったことを契機に「島根原発3号機と上関原発の建設計画を中止すれば、中国地方から『原発ゼロ』を実現できる」とし、県知事と同じ2点を要望しました。
私は、「原発がなくても電力需給は大丈夫ではないか」と指摘しました。
後藤マネージャーは、「この冬の見通しはほぼ立っているが、夏以降は分からない」と答えました。
後藤マネージャーは、「申し入れの内容は、社長をはじめ、役員等に伝えていく」と答えました。
現在稼働中の原発は、3基となり、近く、全国の原発が定期点検のために停止します。
再稼働を許さず、新増設を許さず、原発「ゼロ」の日本を実現していきましょう。
この問題での皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
追伸 昨日のケーキは好評で、数十分でなくなりました。また挑戦します。