山口県バイオマス活用推進計画は、いよいよ今年度末までに成案がまとまり、発表される見通しとなりました。
私は、過去の議会で、国のバイオマス活用推進法に基づく県のバイオマス利用促進計画を策定するよう求めてきました。
昨年6月議会では、北野農林水産部長が「県再生可能エネルギー推進指針との整合を図りながら、策定の時期も含めて検討している」と答えました。
その後、順調に作業が進められ、ようやく県バイオマス活用推進計画が発表されます。
2月県議会農林水産委員会に示された計画(案)では、2020年を目標に、バイオマスの利用率を上げる目標が種類ごとに示されています。
また、重点プロジェクトとして①食品廃棄物活用プロジェクト②林地残材活用プロジェクト③新技術活用プロジェクトに取り組むことが明らかにされています。
島根県では、バイオマス発電を誘致する取組みを行うとの報道もありました。
山口県でもこの計画に基づき、バイオマスの活用が推進されることを強く望みます。
知事が中電の公有水面埋立免許延長申請の判断を
一年程度延長すると表明
藤本県議が「不許可」すべきと質問
上関原発建設計画における公有水面埋立免許の延長申請に関する自民党の代表質問に山本知事は、「中国電力からは、上関原発を位置付ける重要電源開発地点の指定について、現時点に至るまで、何らの変更はなく、それを否定する国からの指導等も一切ないと」の主張がなされていることなどを理由として、「法律上の要件である正当な事由の有無を判断できることになれば、埋立免許権者として、許可、不許可の行政処分が出来るとの認識に至りました。」「今後も審査を継続し、事業者に対して、その主張の根幹である重要電源開発地点に指定された上関原発の位置付けが形式的でなく、実質的に何ら変わらないことについて一年程度を期限に、さらに補足説明を求めることにしたところです。」と答えました。
藤本県議は、六日、二井知事が、上関原発が「新たなエネルギー政策に位置付けられても」「延長申請は認められない」と答えた立場から「不許可」すべきと一般質問しました。
原発問題などで一般質問を行う私
公立高校入試中騒音控えよと基地に申し入れ
オスプレイが、岩国基地を拠点に、六日から訓練を行いました。藤本県議は、一般質問で、オスプレイ問題を取り上げ、小松理事は、オスプレイについて「目視を含めた監視体制を強化している」「岩国日米協議会の確認事項が堅持されることが望まれる。違反事項があったら国に改善を求める」と答えました。
田辺教育長は、「四日に公立高校入試を控え、騒音防止の措置を取ってほしいと基地側に申し入れた」と答えました。
県からの補助「特別な理由」あるか
藤本県議は、県議会地域商工委員会で、小瀬川第二期工業用水道未事業化分の一般会計から企業局に貸し付けた一五五億円を同額の補助金によって相殺する問題を取り上げました。県が一般会計から企業会計へ行う補助金は、地方公営企業法一七条の三によるものです。
法律では、「特別な理由」がある場合のみ補助金を支出することができるとされています。藤本県議は、九七年秋田地王裁判所で秋田県が秋田県企業局に支出した補助金が、「特別な理由」にあたらないとして、違法との判決が下された事実を示し、「県の補助金は特別な理由があるのか」と質しました。渡邉地域振興部長は旧自治省が示したハンドブックに「特別な理由」について「当該事業の未売水の発生状況等により、既存の受水企業との料金設定に関する交渉等の関係において客観的に不可能な場合に限り認められる」と記述されていることなどを挙げ、山口県からの補助金は特別な理由にあたると答えました。
一気
私は、数回の県議会の一般質問においてスクールソーシャルワーカーの増員を要望してきました。その結果、新年度からこれまで、二名だったスクールソーシャルワーカーが十一名に増員されることが分かりました▼県教育委員会が新年度から取り組む「いじめ問題等対策推進体制整備事業」の中で、スクールソーシャルワーカーが増員されます。周南市・光市・下松市・山口市・防府市・宇部市・長門市・美祢市の八市に一名ずつのスクールソーシャルワーカーが配置されます。それ以外の地域をカバーしていくために、西部・県央・東部と三名のスクールソーシャルワーカーが配置されます。以上、合計十一名のスクールソーシャルワーカーが新年度から配置され、いじめ問題等の対策にあたります▼スクールソーシャルワーカーの増員で子どもの問題の軽減を望みます。
受験中の長男との約束で、昨日、映画「脳男」を見てきました。
私も息子も首藤瓜於さんの原作を読んでからの観劇でしたが、原作より数倍の迫力を感じる映画でした。
後半は、まさにスクリーンに釘付けといった感じでした。
12才以上でないと観ることができない映画ということもあって、バイオレンス部分もありましたが、釘付けになった映画という点では、私の映画人生の中でも屈指の作品といえるでしょう。
主役の鈴木一郎を演じる生田斗真さんの演技は、一皮むけたものでした。
小説の脳男には、「指し手の顔 脳男Ⅱ」という作品があります。
ラストシーンからこの作品の続編ができるのではないかと期待されます。
長男と早めに映画館のあるショッピングセンターに行き、彼の買い物にも付き合いました。
二人でゆっくり買い物したり映画を観たりする機会も彼が高校に入学すると少なくなるだろうと思います。
昨日は、彼と充実した時間を過ごすことができました。
議会終了後、防府市に向かい、君塚良一監督の「遺体―明日への十日間」を観ました。
原作は、石井光太著「遺体―震災、津波の果てに―」。君塚監督は、パンフレットで「この原作は何としてでもいろんな人に伝えなければいけない」と感じ、製作に入ったと語っています。
舞台は、東日本大震災で津波が襲来した岩手県釜石市。映画は、津波で命を落とした方々の遺体 安置所が廃校になった中学校に開設されてからの10日間をリアルに描き出しています。
震災後、生き残った被災者を描いた映像は、私自身、何度も目にしてきました。しかし、津波で命を奪われた方々がどう扱われたかを描いた映像を観る機会はありませんでした。
西田敏行演じる民生委員の相葉は、語りかけながら遺体に向き合います。その姿が遺体安置所の雰囲気を変えていきます。
日本共産党県議団は、震災2ヶ月後の6月、岩手県宮古市でボランティア活動を行いました。宮古市を離れた後、南下し、山田町や大槌町や釜石市を車で通過しました。
津波が建物や人々を飲み込んだ光景は、今でも私の脳裏から離れません。これからもこの光景を忘れることはないでしょう。この映画は、釜石市の一つの遺体安置所の物語でしたが、どの町でも、遺体に向き合う人々がいたことを思い知らせてくれました。
君塚監督は、「被災者の方々から『もし批判されたとしてもこの作品は撮らなければならない』と全責任を負う覚悟で作りました。監督の気迫が伝わる映画でした。
君塚監督作品は、今回初めて観ましたが、これからは大いにチェックしていきたいと思いました。
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昨日は、公立高校の合格発表日でした。午後からの委員長質疑の準備をしながら、10時の発表が気になります。長男から「合格」のメールが届き安心しました。このメールのことも私の脳裏から離れることはないでしょう。
本日、2月議会が閉会しました。
本日、私は、中国電力が上関原発建設のために申請した公有水面埋立免許の延長問題に関し土木建築委員会の委員長報告に対する質疑を行いました。
公有水面埋立法13条の2に「正当な理由が認められるときは、期間伸長も許される」とあります。
愛媛大学の本田教授は「知事が議会で説明した国の重要電源開発地点の指定解除問題は、埋立権者の工事の遅れの原因とは何ら関係ない」とズバリ指摘をしています。
上関原発が重要電源地点で実質的にあるのかどうかという問題と埋立の延長を認めるのかというかという問題は、「法体系」を別にした問題です。
県は、公有水面埋立法に立って、中国電力の延長申請に正当な理由があるのか審査すべきなのです。
中国電力の延長申請に「社会的・経済的な条件の変化」や「気象・海象の異変など「埋立権者の責めに帰すのが酷」な「正当な理由」があるかどうかを審査すればいいのです。
私は、「閉会中に、土木建築委員会を開いて、この問題の集中審議を行うことなどは委員会で議論されたか」質問しました。
秋野土木建築委員長は「委員会において閉会中に集中審議すべきなどの議論はなかった」と答えました。
本会議が終了しましたが、上関原発問題をはじめとして、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
本日、ルネサスリストラ「合理化」対策実行委員会(藤永佳久会長)は、ルネサスエレクトロニクス㈱鶴丸哲哉社長に対して「工場売却・閉鎖撤回の申し入れ」を行いました。
申し入れ書は①雇用、地域経済を守るために山口工場、柳井工場の売却・閉鎖を撤回し、地元自治体と十分に協議をつくすこと。②早期退職に応じた従業員の内、再就職が決まっていない方が、現在でも400名以上にのぼっている。こうした人たちの再就職に最後まで責任を果たす具体的対策を明確にすること。③上記対策をすすめていくために政府に協力・支援を要請すること、を求めています。
山口工場に対する申し入れは、実行委員会から高根事務局長と私と時田宇部市議らが行い、山口工場人事総務部の山本富美雄課長が申し入れ書を受け取りました。
申し入れを行う実行委員会のメンバー(左から二人目が私)
山本課長は、「申し入れ書は上司に届ける」と答えました。
私は、新たなリストラもあるのかと質しましたが、山本課長は、「現時点では、これまでの通りの計画だと聞いている」と答えました。
ルネサスリストラ問題に対する皆さんのご意見を引き続きお聞かせ下さい。