藤本かずのりサポーターズ はじめました

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関寛斎

 引き続き、高田郁著「あい~永遠に在り~」を読んでいます。

 70歳を過ぎた寛斎・あい夫妻は、全ての財産を捨てて、北海道で開拓を行う道を選びます。

 江戸時代の末期、徳島藩で、御典医を務めた地位を捨てて、晩年に北海道に開拓に向ったのです。

 あいは、12人の子どもを産みますが、半数の子どもたちとの別れを経ての北海道行きでした。

 残り70ページ。北海道での寛斎・あい夫婦の暮らしぶりをこれから読み進めます。

 

 

政府レクチャーから帰ってきました。

 昨日から日本共産党県議団と同中国ブロック事務所による政府各省庁とのレクチャーに参加ました。

 県議団とともに、先の衆議院選挙で中国ブロック候補だった石村智子さんも参加しました。

 各省庁の主な内容を報告します。

政府担当者からの説明を聴く県議団。右から二人目が私

 昨日は、まず、厚生労働省からレクチャーを受けました。

 厚生労働省では、生活保護基準の切り下げの問題を議論しました。

 この中で、政府担当者は、生活扶助基準の見直しに伴い他の制度に影響が及ばないように対応していきたいと述べた上で、地方単独事業について「国の取組を説明の上、その趣旨を理解した上で、各自治体において判断していただくよう依頼したい」と答え、近く、国の意向を地方に伝えることを明らかにしました。

 雇用問題では、地域雇用創出のための「基金事業」の対応状況について議論しました。

 政府担当者は「平成24年度予算800億円を積み増し、基金事業の実施期間を来年度末までに延長した」ことを明らかにしました。また、若者サポートステーションを今年度の補正予算で44ヶ所増やす対応を行っている」と答えました。

 更に、ダニが媒介するウイルス感染症について議論しました。

 国の担当者は、「この感染症を近く法律に位置付けるようにする。そうなれば、知事が調査などを行えるようになる。また、この感染症の検査が地方でも出来るように近く対応する」と答えました。

 次に環境省の関係では、安定型最終処分場について議論しました。

 国の担当者は「維持管理積立金制度を創設した。また、5年毎に検査を行うなど、安定型最終処分場の維持管理を強化した」ことを説明しました。

 次に、原子力規制委員会の関係では、上関原発問題を議論しました。

 私たちが公有水面埋立免許が失効した場合の対応を尋ねたことに対し、政府の担当者は「原子炉の許可と公有水面埋立の許可は別々の法律であり、関連はない。しかし、仮に原子炉の許可が出た場合であっても、公有水面埋立免許が失効しているなら、工事着工を国土交通省が認めないのではないか」と答えました。

 文部科学省の関係では、教職員の配置について議論しました。

 国の担当者は「新年度予算28億円計上し、7千人の放課後や土曜日における学習、補充学習など学力向上等のための学校サポーターを配置したい」と答えました。

 国土交通省の関係では、第二関門橋について議論しました。

 政府の担当者は、2008年に計画の具体化を中止したことを明らかにした上で、「その後は、何も検討しておらず、計画を新たに進める動きはない」と明確に答えました。

 外務省とは低空飛行訓練問題について議論しました。

 国の担当者は「地元への影響が最小限になるように、その都度米側に要請している」との説明を繰り返しました。

 防衛省とはオスプレイ問題について議論しました。

 政府の担当者はオスプレイが中国地方での飛行(ブラウンルート)について「可能性は否定できない」と答えました。

 また、沖縄でのオスプレイの飛行実態について「現在、沖縄県などのデータと沖縄防衛局の独自のデータなどを突合するなど資料の精査を行っている」ことを明らかにしました。その結果を踏まえ、米軍に新たな対応が必要かどうか防衛省として考えたいという内容を説明しました。

 二日間、みっちり政府からレクチャーを受けました。

 これらは、可能な限り2月議会に生かしていきたいと思います。

 引き続き、県政全般の要望をお寄せ下さい。

 

政府レクチャーに行ってきます。

 今日と明日、東京霞が関に出向き、日本共産党中国ブロック事務所と日本共産党県議団が共同で、政府関係省庁レクチャーです。

 防衛庁と外務省は、米軍基地関連の諸問題についてです。

 国土交通省では、高規格道路やダム問題について、環境省では、廃棄物処分場について、原子力規制委員会については、原発関連の諸問題について、文部科学省では、少人数学級や特別支援教育などについて、厚生労働省では、国保・生活保護やダニを媒介にするウイルスや雇用問題について政府からレクチャーを受けます。

 明日、帰ってきますので、報告をしたいと思います。

 勉強してきたことは、早速、2月県議会に反映していきたいと思います。

 引き続き、県政全般に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

平成25年度当初予算(案)の概要が発表される

 本日、議会運営委員会が行われました。

 例年通り、本日、平成25年度当初予算(案)の概要が発表されました。

 県民運動により長年求めていた30人学級化について、小学校1年生の30人学級化が県内10市各1校で行われることになりました。私は、小学校1・2年生の完全30人学級化が新年度に実施されるのではないかと期待していましたが、実施規模は小さいものですが、山口県が30人学級化に向けて一歩踏み出したことを率直に評価したいと思います。

 一方、高速交通道路網調査費として、「地域高規格道路下関北九州道路」がリストアップされていることに大きな疑問を抱きます。2008年3月28日の予算委員会で、我が党の仁比参議院議員(当時)の追及で、関門海峡道路を含めた六大海峡横断プロジェクトの調査について冬柴国交大臣(当時)は、「個別的なものについての調査研究は一切、もうやめる」、「お金は出さない」と答弁しました。

 このことに伴い、山口県もそれ以降、下関北九州道路の調査費は計上してこなかった経緯があります。

 第二次安倍自公内閣が発足し、国土強靭化計画が打ち出され、大型公共事業が推進される中で、山本知事が、下関北九州道路に新年度調査費をつけることに大きな疑問を抱きます。

 日本共産党県議団は、中国ブロック事務所とともに、明日・明後日と省庁ヒヤリングを行います。

 国交省とは「第二関門橋」構想について「事業化に向けた検討は行われているのか」についてヒヤリングの項目に入れています。

 第二関門橋=下関北九州道路について、最新の国の考えを聴取してきたいと思います。

 さて、議運の中では、平成24年度2月補正予算概要について報告が行われました。

 この中に、155億円の「弥栄ダム先行水源移管対策事業」が計上されています。

 これは、企業局の小瀬川第二期工業用水道事業の未事業化分に係る県からの長期借入金について、返済できない部分を県から補助金を受けて処理しようとするための事業です。

 未事業化分で言えば、一滴の水も工業用水として工場に送ることが出来なかった工業用水道事業の負債、155億円について、県に1円も返済されることなく、県が丸々補助金を企業局に支出して、処理しようとするものです。

 一部新聞では、企業局の債権を県が放棄するものと報道されていますが、まさにその通りです。

 これからは、日量3万2千tの水が県のものとなります。今後は、一般会計で、残余の未事業化部分の負債(約4億円)とダム分担金を払い続けることになります。早速、25年度一般会計予算の中で、未事業化分の新たな負担が計上されるものと思います。

 県は、この水は、県の今後の財産といいますが、私は、工業用水という目的がなくなった今、利用目的が確定しない迷惑な水だと感じています。

 155億円のお金があれば、30人学級化の拡大をはじめ、知事の公約で、新年度に反映されなかった返済義務のない奨学金の創設などが行えたのではないでしょうか。

 155億円が、工業用水道事業への実質的な債権放棄に消えたことを県は県民に謝罪し、丁寧に説明すべきです。

 新年度予算や補正予算に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

西ヶ丘地域の環境改善を要望

 この間、私が住む宇部市西宇部校区西ヶ丘自治会の住民の方から寄せられた要望を関係機関に伝えました。

 第一は、県厚東川工業用水道事務所周辺に関わる問題です。

 事務所西側からの道路の側溝が現在拡幅されていますが、その水を受ける枡が狭隘ではないかとの要望を事務所に伝えたところ「今年度予算で改善したい」との回答が私に寄せられました。

   厚東川工水事務所が改修を約束した枡

 第二は、厚東川工業用水道事務所西側以北の法面の改修と、その西側の住宅の間を流れている側溝の改善です。

 これらの要求は、宇部市住宅課(以前、この地域が市営住宅であったことにより、法面は市のものであり、側溝も市によって設置された経緯から)に伝えました。

 市の担当者は、「法面については、現地を確認したい。側溝については、ゴミを受ける柵などをこの間設置するなど改善を行った。その他の改修が可能かどうか現地を確認したい。」と答えました。

 宇部市によって新たに設置されたゴミ除けの柵

 私の住む地域の環境改善のために、引き続き力を尽くしていきたいと思います。

 身近な要望をお寄せ下さい。

あい~永遠に在り~

 私が敬愛し、全ての著作を読了している高田郁さんの最新作「あい~永遠に在り~」を読んでいます。

 幕末から明治にかけて活躍した医師・関寛斎の妻・あいが主人公の物語です。

 寛斎もあいも農民出身ですが、医師とその妻として時代を生きていきます。

 寛斎は徳島で藩医を務めるまでに出世します。

 今、そこまで読みました。

 寛斎は、晩年に、北海道に渡ります。その後の人生がどうなり、あいは、寛斎をどう支えるのか続きが楽しみです。

 本の最初に家系図があります。それによると、あいは、8男4女を儲けています。

 つまりあいは、12人を出産したことになります。

 激動の時代に激動の夫を支えつつ、あいは多くの子どもたちを育てたことに強さと敬意を感じます。

 この物語は、いつか、NHKの大河ドラマになればとも思います。

 高田郁さんの作品には、とにかく惹きつけられる私がいます。

 この作品が読める幸せを感じつつ、高田さんには、是非「みをつくし料理帖」の新刊の刊行に大いに期待しています。

 これからも高田郁さんを応援していきたいと思います。