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厚東川通信No349(2013年5月15日)

7月の参議院山口選挙区に日本共産党は

 

藤井直子さんを擁立

 

藤井さん記者会見で決意語る

 

 日本共産党山口県委員会は、十日、七月に行われる参議院山口選挙区選挙に、四月の参院山口補選に立候補した前周南市議の藤井直子氏(六一)を擁立すると発表しました。
  県庁で記者会見した藤井氏は「参議院山口補選で、県民の要求が渦巻いていることを実感し、終盤になるにつれて手ごたえを感じていた。平和と民主主義、暮らしを守るため、今度こそという思いで立候補を決意した」と語りました。
 佐藤文明県委員長は、「参議院山口補選の投票率(三十八・六八%)は異常な低さで、今の政治の不信感が大きかったのではないか。そういった声に応えるように活動していきたい」と述べました。
 藤井氏の略歴 一九五二年生まれ。立命館大学二部経済学部卒業。徳山市議(一期)、周南市議(二期)を歴任。党県委員。党中部地区委員。県くらし・雇用対策本部長

 県庁内で行った記者会見で決意を述べる藤井さん

 

ボーイング787型機運航再開

 

 ANAボーイング787型機が、山口・宇部空港を離陸して、香川・高松空港に緊急着陸する事故以来、787型機の運航が中止されていました。
 ANAは、九日、六月からボーイング787型機を運航させると発表しました。ANAは、運航開始の理由として「国土交通省の『耐空性改善通報』の改訂版が発行され、当社が保有する17機に対して、ボーイング社のサポートチームと連携し、順次バッテリーの改修作業を実施している」ことをあげています。
 六月から山口宇部空港から羽田便三便、羽田から山口宇部空港便三便がボーイング787型機になります。
 米国と日本の運輸安全委員会などの調査はまだ続行中です。ボーイング787型機運航再開の見通しですが、安全を置き去りにした再開は、空の交通への信頼を失わせる結果になりかねません。

 

議長・副議長・所属常任委員会決まる

 

 五月臨時議会で、議長・副議長の改選が行われました。議長選での各候補の得票数は次の通りです。
 柳居俊学二十九票、山手卓男十票、加藤寿彦六票、藤本一規二票、佐々木明美一票。投票の結果、議長は柳居俊学氏に決まりました。
 副議長選での各候補の得票数は次の通りです。
 畑原基成二十九票、田中文夫十票、西嶋裕作五票、木佐木大助二票、佐々木明美二票。投票の結果、副議長は畑原基成氏に決まりました。
 又、日本共産党県議団の所属委員会が変わりました。総務企画委員会 藤本一規。議会運営委員会・環境福祉委員会 木佐木大助。

一気

 

漫画好きの次男がここ最近読んでいたのが、ほったゆみ原作、小畑健作画の「ヒカルの碁」です▼連休で、実家に帰った途端、父が遺した碁盤を長男と次男が囲みます。自宅に帰る直前まで、子どもたちは五目並べや囲碁に興じていました。次男が母に、「碁盤を持って帰っていいか」尋ねました。母は、「孫が貰ってくれるんだったら、天国でじいちゃんも喜んでいるだろう」と返事▼こうして、父が遺した碁盤と碁石は我が家にやってきました。この碁盤は、私が子どもの頃、碁盤の表面を削って、線を引き直してもらったものだと思います。囲碁好きの父の顔が浮かびます。子どもたちが囲碁に親しむことには、私も大賛成です▼母の言う通り、自分が遺した碁盤を囲む孫たちを観て、天国で父は笑っていることでしょう。私は、「ヒカルの碁」を読みながら子どもの応援に徹します。

同胞

 山田洋次名作映画DVDマガジンVol.10「同胞」を観ました。

 1975年の作品です。

 統一劇場の演劇を岩手県松尾村青年会が、公演するまでの物語。

 青年団長は、寺尾聰。当時、27才。酪農家の純朴な高志を好演しています。

 高志が気持ちを寄せる佳代子を演じる24才の市毛良枝が愛くるしくていいですね。

 青年会が公演を主催するかどうか、実によく議論します。

 総会は、夜2時にまで及びます。

 山田洋次監督がマガジンで「いま思い返してみると、民主主義の物語だったと思う。」と述べていますが、その通りの議論が描き出されています。

 その議論が、実に明るいのです。

 一人一人を大切にする雰囲気があるのです。

 この映画を観て、「一人一人を大切にする」ことが、今、社会全体で希薄になっていることに気付かされました。

 未来は青年のものといいますが、今の青年に変わらない輝きがあることを信じたいと思います。

 映画の終盤、公演を成功させて、青年会長の高志が、倍賞千恵子演じる統一劇場のオーガナイザーの秀子に寄せた手紙が朗読されます。

 その中に「なんであんなに夢中になれたのか。不思議な気がします。」というくだりがあります。

 私の20代にこの言葉を当てはめると、大学のサークル活動だったのかなと思います。

 その後は、4年毎の自らの選挙活動でしょうか。

 夢中になれるものがあるということは素晴らしいことだということに気づかされる映画です。

 今回も山田監督にただただ感謝するばかりです。

 次回は、「ダウンタウンヒーローズ」です。

 この映画は、リアルタイムで映画館で観ていないので、今から楽しみです。

 

実家で田起こしをしました。

 実家の田植えを6月2日にすることにしました。

 5月20日に田に水を入れ始めます。

 今日は、水を入れる前の最後の田起こしをしました。

 父が遺してくれたトラクター。今日も快調でした。

 とてもいい風が吹いて、気持ちよく作業が出来ました。

 朝9時ころから作業に入り、12時過ぎに終了しました。

 耕した後の一番大きな田です。いよいよ水が入ります。

 水を入れて、あと2回鋤いて、いよいよ田植えです。

 今年も家族全員集合での田植えにしたいと思っています。

 今日も、父なる山「荒滝山」に見守られての作業となりました。

 荒滝山は、今日も穏やかに私を見守ってくれました。

 農家の皆さん。皆さん方の準備状況はいかがですか。

 お教え下さい。

自衛隊空域の米軍使用実態が明らかに

 5月11日、日本共産党山口県委員会は、政府の省庁と交渉しました。
 防衛省では、「自衛隊訓練空域の米軍使用の『調整』結果については、事前に関係自治体に情報提供すること」を要請しました。
 防衛省運用企画局運用支援課(管制・空域管理担当)松本防衛部員は、「米軍の運用にかかる情報のため、事前の提供は差し控えてきた。今後も事前に提供することは、差し控えたい。ただ『調整』の実績については、これまでも党の国会議員の要請に応えて、事後、情報を整理したうえで提供させて頂いている。今後についても、例えば関係自治体から情報提供の要請があれば、対応したい」と答えました。
 防衛省が井上哲士参議院議員に提出した記録は、全国28ヶ所ある空域の使用統制機関とされた各自衛隊基地が、米軍からの使用通報を受けて「調整」を行ったものです。2011年1月から今年2月までの飛行日数と飛行時間が記されています。
 中国地方にまたがる「エリア567」は、自衛隊専用空域「エリア7」と「エリアQ」と重なり、地表面から高度7000メートルまでの空域を占めています。
 同エリアでの空域使用は、この資料では、453日、2582時間に及んでいます。
 私は、今後、山口県に対し、防衛省の資料を請求するよう求めていきたいと思います。
 いずれにしても傍若無人な米軍機の低空飛行訓練は、中止すべきです。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

県議会常任委員会の構成が決まる

 県議会は、昨日閉幕しました。

 昨日は、常任委員会と議会運営委員会の委員を選任し、正副委員長を互選しました。

 正副委員長と日本共産党県議団の所属委員会を紹介します。

 総務企画委員会 藤生委員長(自民) 島田副委員長(自民) 藤本委員(共産)

 環境福祉委員会 友広委員長(自民) 星出副委員長(自民) 木佐木委員(共産)

 商工労働委員会 上岡委員長(公明) 吉田副委員長(自民)

 農林水産委員会 有福委員長(自民) 笠本副委員長(自民)

 土木建築委員会 林委員長(自民) 岡村副委員長(自民新生会)

 文教警察委員会 二木委員長(自民) 曽田副委員長(公明)

 議会運営委員会 守田委員長(自民) 西嶋副委員長(民主) 木佐木委員(共産)

 私は、総務企画委員会に所属することになりました。

 所管は、総務部、総合企画部、産業戦略部、会計管理局、監査委員事務局、人事委員会事務局、選挙管理委員会事務局です。

 久しぶりの総務関係の委員会です。

 6月県議会は、参議院選挙のために、通常より早まり、6月12日から28日の会期で行われる見込みです。

 県政全般及び、総務企画委員会所管の様々なご意見やご要望を藤本までお寄せ下さい。

BSE検査対象月齢が48カ月超のみに見直す動き

  内閣府の食品安全委員会プリオン専門調査会は、国産牛のBSE(牛海綿状脳症)検査について対象月齢を現行の「30カ月以上」から「48カ月以上」に縮小する評価案をとりまとめました。これを受け、4月19日、厚生労働省と農林水産省は、都道府県知事らに、「国産牛に関するBSE対策の見直し等について」という文書を発出しました。
 内容は、①BSE検査対象月齢を48カ月超にする厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則を改正し、7月1日に施行することを予定している②全自治体一斉の全頭検査を見直すことです。
 国産牛のBSE検査は4月1日から従来の「20カ月以上」から「30カ月以上」に縮小したばかりですが、今回、更に「48カ月以上」に更に縮小されようとしています。
 全頭検査は、2001年、国内で初の感染牛が発見された翌月から始まりました。国が検査対象を縮小する中、各自治体は全頭検査を実施してきました。
  検査が「48カ月以上」に縮小されれば、肉用牛の9割近くは検査不用になり、国からの補助金は大幅に縮小されます。
 山口県では、厚生労働省が、7月1日からBSE検査対象月齢を48カ月超に引き上げようとしていることを受け、県民から意見を聞くための意見交換会を県内3会場で行うことを発表しました。
 山口会場 5月16日(木)14:00~16:00 山口県総合保健会館多目的ホール
          講師 厚生労働省職員 募集人員100名
 周南会場 5月22日(水)14:00~16:00 山口県周南総合庁舎 702会議室
          講師 山口県生活衛生課職員 募集人員50名
 下関会場 5月24日(金)14:00~16:00 海峡メッセ下関 801大会議室
          講師 内閣府食品安全委員会職員 募集人員50名
 応募方法は、所定の申し込み書に必要事項を記入し、郵送、FAX、Eメールで送付します。 
 申し込書は、各県民局、健康福祉センター、下関市立下関保健所及び市町窓口に置いてあります。また、県のホームページから生活衛生課のページを開き、食の安心総合情報ホームページのバナーをクリックし、「意見交換会参加者募集」をクリックすると申込書をダウンロードできます。
 問合せは、 〒 753-8601 山口市滝町1-1
       山口県生活衛生課 食の安心・安全推進班
       TEL083-933-2974 FAX083-933-3079
       E-mail a15300@pref.yamaguchi.lg.jp 

 山口県は、この意見交換会などを受けて、BSE検査対象を決めることにしています。多くの県民の参加を私からもお願いします。