藤本かずのりサポーターズ はじめました

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第20回西宇部校区人権教育推進大会

 昨日、第20回西宇部校区人権教育推進大会が西宇部ふれあいセンターで行われました。

 厚南中学校の生徒による人権作文の発表に感動しました。

 西宇部校区人権教育推進大会

 西宇部校区人権教育推進大会で発表する中学生

 私は、西宇部小学校PTAコーラス「グリーンエコーズ」のメンバーとしてコーラスを披露しました。

 そして、西宇部校区人権教育推進委員協議会会長として主催者挨拶を行いました。

 私の挨拶の要旨は次の通りです。

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 第20回西宇部校区人権教育推進大会に多数のご参加ありがとうございます。平川会長の後を受けて今年度より西宇部人権協会長となりました。藤本かずのりです。
 まずは、市教育委員会をはじめ厚南・黒石人権協の会長様など多数のご来賓の皆さんのご参加に感謝いたします。
 アラスカに住み写真と随筆を発表してこられ、22年前に不慮の事故で亡くなられた星野道夫さんの「長い旅の途上」を読んでいます。
 この本の冒頭に、息子さんが生まれた時のことを書いておられます。
「ベットから転げ落ち、大きなたんこぶをつくって泣き叫ぶ子どもを前にして、ふと考えたことがある。かわいそうだと思い、できたら自分がかわってあげたいと思いながら、どうやってもこの子の痛みを自分で感じることができないのだ。」「たとえ親であっても、子どもの心の痛みさえ本当に分かちあうことはできないのではないか。ただひとつできることは、いつまでも見守ってあげることだけだ。その限界を知ったとき、なぜかたまらなく子どもが愛おしくなってくる。」
 私は4人の子どもがいますが、自分は、子どもの痛みが解ってる気になっているだけであったことに気づかされました。
 人権問題に向き合うとは、他人の痛みを知ろうとすることだと思います。痛みを自分で感じることはできないけれど、理解し見守る存在になろうとすることだと思いました。
 今日は、認知症を扱ったビデオを観ていただきますし、中学生の人権作文の朗読をお聞きいただきます。一つでもご参加の皆さんに心に届くものがあり、今日の行事が、人権が尊重される西宇部校区の地域づくりに貢献できれば幸いです。
 それでは、私は、この後、西宇部小PTAコーラスの一員として登場します。その事も気になりますが、ご参加の皆さん、今日は最後までよろしくお願いいたします。以上で主催者の挨拶を終わります。

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 人権にかかわる問題について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

市政・県政・国政報告会

 昨日、宇部市内で、日本共産党北南地区委員会主催の「市政・県政・国政報告会」が行われ70名の市民が集いました。

 市政報告は、荒川・真鍋・時田・藤井市議が行い、県政報告は、私が行いました。

 国政報告は、前衆議院議員の大平よしのぶさんが行いました。

 大平前衆院議員は「憲法9条改悪を許すのかどうか重大な局面。3000万署名を成功させ、改憲発議を阻止しよう」と訴えました。

市政・県政・国政報告会

多くの方が参加した市政・県政・国政報告会

 私は、上関原発とイージス・アショアの問題を中心に報告しました。

 私の報告の要旨は以下の通りです。

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 前県議の藤本です。次期県議選で必ず議席を奪還する決意で頑張ります。   

まずは、県知事選挙お疲れ様でした。市民と野党の共闘に政治を変える大道があることを示しました。
 資料1は、毎日新聞とTYSテレビ山口が行った県知事選挙の出口調査の結果です。艦載機部隊の移駐について賛成が3割で反対は2割、あまり差がないことが明らかになり、上関原発建設計画については、反対が5割、賛成が2割でした。
 2期目の県政を担う村岡知事は、艦載機部隊移駐と上関原発には県民の反対の声が大きいことを肝に銘じて政治を行ってほしいと思います。
 村岡知事は、2016年8月3日、2019年7月6日まで原発予定地での公有水面埋立免許延長を中国電力に許可しました。過半数を超える県民の上関原発反対の声に基づき、来年夏の埋め立て免許再延長を認めない判断を行うべきです。
 さて、上関原発問題では、昨年12月に広島高裁が伊方原発3号機の運転差止を命じる画期的な判決を下しました。
 広島高裁が伊方原発の運転差止と命じた最大の理由は、熊本県の阿蘇山が巨大噴火した場合、火砕流が伊方原発に達する可能性が否定できないことです。原子力規制委員会が定めた「原子力発電所の火山影響評価ガイド」(火山ガイド)には、原発から160キロ以内に火山がある場合、火砕流などが及ぶ可能性が「十分小さい」と判断できなければ、原発立地に適さないとしました。伊方原発について規制委員会は「十分小さい」と判断しましたが、広島高裁は規制委員会の判断は不合理で「十分小さいと評価されない」とし、立地不適と判断したのです。
 図は、1月28日のしんぶん赤旗日曜版に掲載されたものですが、原発立地に適さないのは、有珠山に近い泊原発、東通原発。阿蘇山に近い玄海原発、川内原発、三瓶山に近い島根原発、そして、阿蘇山と三瓶山から約130キロの上関原発も原発立地に適さない場所になります。
 12月26日、仁比さん大平さん、県議団ともに、中国電力に出向いて交渉した際、中国電力の職員は、「阿蘇カルデラと上関原発の距離は約130キロであるので、阿蘇カルデラの活動は調査の対象になる」ことを認めました。伊方原発を止めることができれば、上関原発も止めることが出来ます。資料2の通り、宇部市と上関原発との距離は約70キロです。我が事として、3月24日の県民大集会に宇部市から皆さんで参加しましょう。
 次に、萩市の陸上自衛隊むつみ演習場に計画されている「イージス・アショア」について報告します。まずは、基本的なところから入ります。「イージス」とはギリシャ神話の神の名前で意味は「盾」です。アショアは「陸」を意味します。
 敵国から大気圏外を飛翔する弾道ミサイルは、海上のイージス艦で迎撃する、仮に失敗した場合は、パトリオットミサイルで迎撃するシステムを日本はとっています。イージス艦の機能を陸上にもというのが「イージス・アショア」です。政府は、12月19日の閣議で、山口県と秋田県に2基のイージス・アショアを設置することを決定しました。今年度と新年度予算35億円を計上し、配備場所を決定します。1基が1000億円。500人の隊員が配属され、2023年度中に導入する計画です。
 12月議会で県は、「県内が候補地になった場合は、国の責任で地域住民に理解と協力が得られるよう丁寧に説明してほしい」と答えるにとどまっていました。7日の朝日新聞には「今月6日までに国側から萩市への配備の打診はなく、説明の場を設ける意向も示されていない」と報じています。
 国は、住民に何も説明しない段階で、議会でも県の態度表明はしていない段階で、当選するやいなや村岡知事は、資料3の通り「イージス・アショア」について「基本的に協力しなければならない」と記者会見で答えています。県民と議会をこれほど愚弄する発言はありません。村岡知事は政治家として適格性を欠く態度だと言わなければなりません。
 7日の宮本徹議員の質問で、「イージス・アショア」は敵の弾道ミサイルを迎撃するミサイルと同時に、敵基地攻撃能力を持つ巡航ミサイルが合わせて配備される計画であることが資料4の通り、明らかになりました。
 1959年、敵基地攻撃能力の保有をめぐり政府は「攻撃的な脅威を与えるような兵器を持っているということは憲法の趣旨とところではない」との見解を示しました。憲法違反の敵基地攻撃能力を持つ巡航ミサイルをも配備しようとする萩市への「イージス・アショア」は撤回させましょう。

・・・

 引き続き、県政の問題についての皆さんのご意見をお聞かせください。

長い旅の途中

 昨日、NHKラジオ「すっぴん」高橋源一郎さんの「ゲンちゃんの現代国語」のコーナーで星野道夫さんの本が取り上げられていました。

 妻は、星野道夫さんのファンなので、妻の本棚から、「長い旅の途中」という本を借り読んでいます。

 息子さんが生まれた頃の話しが出てきます。

 息子さんはやっと歩きはじめ、転んだりぶつかったりの毎日です。

 「ベットから転げ落ち、大きなたんこぶをつくって泣き叫ぶ子どもを前にして、ふと考えたことがある。かわいそうだと思い、できたら自分がかわってあげたいと思いながら、どうやってもこの子の痛みを自分は感じることができないのだ。ぶつかったのは自分ではないのだから、あたりまえのことでもある。しかし、親は我が子の痛みを自分の痛みとして感じるという話しがあるではないか。いや身体の痛みと心の痛みは違うということなのか。」

 「それなのに、ぼくは泣き叫ぶ息子をみつめながら、『この子は一人で生きてゆくんだな』とぼんやり考えている。たとえ親であっても、子どもの心の痛みさえ本当に分かち合うことはできないのではないか。ただひとつできることは、いつまでも見守ってあげるということだけだ。その限界を知ったとき、なぜかたまらなく子どもが愛おしくなってくる。」

 私には4人の子どもがいます。

 この文章を読んで、自分は、こどもの痛みを解っている気になっていたんだと気づかされました。

 「子どもの心の痛みさえ本当に分かち合うことはできない」

 「ただひとつできることは、いつまでも見守ってあげること」

 「その限界を知ったとき、なぜかたまらなく子どもが愛おしくなってくる。」

 子どもの痛みを分かち合うことはできないが、解ろうとして、見守っていく覚悟こそ愛情なのだと教えられました。

 「子ども」を「他人」に置き換えてもいいと思いました。

 他人の痛みを分かち合うことは出来ないけれど、解ろうとして、見守っていく覚悟を持つことの大切さを感じました。

 明日は、西宇部校区人権教育推進大会です。

 西宇部校区人権教育推進委員協議会会長として主催者挨拶を最初に行います。

 星野道夫さんの話しをしたいと思っています。

 星野道夫ファンの皆さん、皆さんの心に響いた星野道夫さんの言葉をお教え下さい。

ハンドル

 BEGINファンの妻が2015年に発売されたアルバム「SCCN」を聴いています。

 横で聴いていて「午後から借り入れに行くんでしょ」という歌詞が耳に残りました。

 移動中の車の中で、CDを聴いていると「ハンドル」という曲だと分かりました。

 ネットで歌詞の意味を調べていると、「ハンドル」の歌詞は、居酒屋を営む夫婦のデュエット曲になっていることが分かりました。

 先代が始めた居酒屋を引き継いだ息子。客も少なくなったが、銀行から資金を借りて店を改装しようとしている。

 妻は、大きな改装は必要ないと愚痴を言う。

 先代は、南の島出身だろう。居酒屋の舞台は東京だろう。

 先代は東京で家族を作り、息子が跡を継いだ。家族の歴史は続く、この象徴が「ブーン ブーン」という歌詞なのか。

 島から出て来た家族の歴史を頭に浮かべながらこの曲を何度も聞いています。

 ふと、浜矩子さんが自書で書いておられる「もらい泣きの経済学」という言葉を思い出しました。

 浜さんは、経済学の生みの親であるアダム・スミスが、「もらい泣きの経済学」を説いていると書いています。

 「人のために泣ける人。経済学の生みの親がイメージする経済活動の担い手たちは、そのよう人々だ。人の痛みを我が痛みのごとく感じ、その共感とともに人のために涙する。経済活動の主人公たちは、もらい泣きが出来る人々だとみつけたり。」

 浜さんは、安倍政権は、「取り戻し病」にかかっている。「強い経済」を取り戻すと言う。それは、「国家」のためで「国民」のための経済になっていないと警鐘を鳴らしています。

 安倍政権の経済政策は、「人の痛みが解らず、人のために涙するこおが出来ない。」と浜さんは指摘します。

 安倍政権は「人の痛みが解らない」ことが、5日の衆議院お産委員会での志位委員長の質問に対する安倍首相の答弁で分かりました。

 志位委員長が、貧困ラインが下がっていることを示し、安倍政権のもとで、貧困が悪化していると指摘しましたが、安倍首相は、「悪化していない」と事実を認めようとしませんでした。

 志位委員長が、「生活保護を利用することは、憲法25条に基づく国民の権利だ」ということを首相として表明してほしいと質問しましたが、安倍首相は「国民の権利」だと口にしませんでした。

 BEGINの「ハンドル」という曲にもらい泣きしながら、今の政治が置かれた状況が頭をめぐりました。

 「もらい泣きできる政治」であってほしい。

 「人の痛みが解る政治」であってほしいと望みます。

 そのために、一人の政治家として今日も力を尽くしてまいります。

 今日は9日。うべ憲法共同センター主催の「憲法を守り暮らしに生かす」ことを求める宣伝行動に参加するために、今から出発します。今日もBIGINを聴きながらまいりましょう。

イージス・アショアに巡航ミサイルがセットで導入か

 1月12日の毎日新聞に「政府は陸上配備型迎撃システム『イージス・アショア』の導入に当たり、北朝鮮からの弾道ミサイルに加え、他国から日本を狙う巡航ミサイルを迎撃対象にする検討に入った」との報道があったことは、以前の本ブログで取り上げました。

 昨日の衆院予算委員会で、日本共産党の宮本徹議員は、巡航ミサイル導入とイージス・アショアの関係について質問しました。

 今朝の赤旗日刊紙を元に報告します。

 2017年3月に防衛省が巡航ミサイル導入にむけて調査した報告書で、「LRASM」の地上発射型について調査していたことを指摘。LRASMは従来、『空対地ミサイル』と説明されています。報告書で明記されている地上発射型LRASMの発射装置と地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の発射装置の型式が一致しています。

 宮本議員は、LRASMの射程は900キロで、イージス・アショアの設置候補地にLRASMが導入された場合、北朝鮮全域やロシアの軍事拠点が射程圏内になるとして「長距離巡航ミサイルとイージスアショアをセットで保有すると、他国のきょういとなるのは明白だ」と批判しました。

 敵基地攻撃能力お保有をめぐり政府は、平素から他国に対し「攻撃的な脅威を与えるような兵器を持っているということは、憲法の趣旨とするところではない」との見解を示しています(1959年、防衛庁長官答弁)

 宮本議員は「ロシアや中国まで届く長距離巡航ミサイルを保有することは、この見解に反する」と指摘しました。

 小野寺防衛相は「従来の政府の説明を変えるものではない」「(今回の同ミサイルは)敵基地攻撃能力を目的とするものではない」と答えました。

 宮本議員は、小野寺氏を座長とする自民党検討チームが昨年3月、敵基地攻撃能力の保有の早期検討を政府に求める提言をまとめ、巡航ミサイル保有もあげていたことを指摘し「大臣になったら『敵基地攻撃ではない』とという言い訳は通用しない」と述べました。

 宮本議員は「国民をあざむいて敵基地攻撃能力を手に入れようとしている。長距離弾道ミサイルが憲法違反なのは明白だ」と批判しました。

 日本共産党の宮本徹議員の質問で、萩市の陸上自衛隊むつみ演習場に配意が計画されている陸上型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に憲法違反の敵基地攻撃能力のある長距離巡航ミサイルがセットで配備される可能性が明らかになりました。

 萩市に憲法違反の巡航ミサイルを配備させてはなりません。

 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

「陸上イージス 山口県知事『協力すべき』」との報道について

 昨日の中国新聞は、「山口県の村岡嗣政知事は知事選で再選後初の5日の記者会見で、政府が萩市で検討中の地上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』配備計画について、県内が適地と判断された場合は『基本的に協力すべきだ』との認識を示した。」「村岡知事は、現時点で地元説明はないとした上で、『北朝鮮情勢の不安がある中、配備が必要との議論は一定に理解できる』と指摘。『山口県が適地となれば、基本的には協力しなければならない。住民の不安には、丁寧な対応を国の方でしてもらわないといけない』と述べた。」と報じました。

 県は12月議会では、「イージス・アショア」について「県内が候補地になった場合には国の責任で地域住民の理解と協力が得られるよう丁寧に説明してもらいたい」と答えるにとどまり、県としての主体的な意見はのべませんでした。

 県知事選の中で、くまのゆずる候補は、「『地上配備型イージス』の建設に反対します。」とこの問題で明確な姿勢を示しました。

 陸上イージスの是非について、村岡知事は、選挙戦で態度を明らかにせず、争点隠しと言える態度に終始しました。

 村岡知事は、選挙が終わるやいなや、「基本的には協力しなければならない。」とこの問題での態度を明らかにしたことに、私は、政治家として誠実さに欠ける態度だと指摘したいと思います。

 選挙戦の中で態度を明らかにせず、選挙後、態度を明らかにする行為は、県民を愚弄する行為だと私は指摘したいと思います。

 今日の朝日新聞は、陸上イージスについて「藤道健二市長は、12月の市議会で「萩市が候補地になった場合には国の責任で説明があるものと考える』との立場を示した。だが、市総務課によると閣議決定以後、今月6日までに国側から市への配備の打診はなく、説明の場を設ける意向も示されていないという。」と報じました。

 村岡知事は、常々、「地元の意向は尊重する」と言ってきました。

 地元の住民にも市長にも何らの説明がされていない段階で、更に、『地元の意向」を県が一言も聞いた形跡がない段階で、「基本的には協力しなければならない」との県の姿勢を示す村岡知事は、地方自治や住民自治や民主主義を大切に行政を行おうとされているのかと疑いたくなる発言です。

 更に、県議会の答弁よりも踏み込んだ発言をした村岡知事の行為は議会軽視とも言えます。

 村岡知事は、陸上イージスについて「基本的には協力しなければならない」とする発言を撤回し、今は、国に地元説明の開催を求め、地元の住民らの声に真摯に耳を傾ける時だと思います。

 陸上イージスのついて村岡知事が「基本的には協力しなければならない」と発言しました。皆さんはこの発言をどのように感じておられますか。ご意見をお聞かせ下さい。