昨日、是枝裕和監督の映画「万引き家族」を観ました。
第71回カンヌ映画祭パルムドール受賞作品ということで、映画館は満席でした。
NHKのラジオ「すっぴん」のインタビューに登場した是枝監督が、「この映画は、是枝映画の集大成と言われるが、真骨頂と言ってほしい」という趣旨の話をしていました。
私は、これまで何作品か是枝監督の作品を観てきましたが、一番のインパクトを受けた作品でした。
映画のパンフレットで、思想家の内田樹さんは、この映画について「所有し過ぎることによる空間の狭隘化と自由の喪失、それが彼らの『貧しさ』の本質なのである。だが、それは彼らの逆説的な『豊かさ』の源泉としても描かれている。」と評しています。
ヒリヒリするような現実を突きつける映画でありながら、映画を観終わって心がほんわかする感覚を内田さんは、上のように表現したのでしょう。
内田さんは、「彼らは、個人としてのアイデンティティーを差し出した代償に、家族であるために果たすべき義務からの解放を手に入れた。それはたしかに現在社会において最も手に入れにくい『財』の一つである。」と書いています。
私にも家族があります。家族としてあろうと努力もし、悩みもします。
家族の崩壊を「家族であるために果たすべき義務からの解放」と表現し、内田さんは、それは「現代社会において最も手に入れにくい『財』」と捉えています。
これからの家族はどうなるのでしょうか
縛り合う家族から、豊かな個人の繋がりとしての家族とい方向に行くのでしょうか。
ヒリヒリするような現実を突きつける映画ですが、そのような明るい未来が見えてくるから映画を観終わった気持ちが明るいのでしょうか。
内田樹さんのコラムから、この映画を考えてみました。
先日も5才の女の子が虐待で死亡する事件が発生しました。
この映画のじゅりちゃんを観てこの事件を想起した方は多いと思います。
家族とは何かを考えなければいけない時代であることは間違いありません。
映画「万引き家族」をご覧になったみなさんの感想をお聞かせ下さい。
6日、日本共産党の穀田恵二衆議院議員は、衆議院外務委員会で、政府が導入を狙う地上配備型の弾道ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」が配備先の周辺住民の生活に深刻な影響を及ぼす危険を指摘し、配備計画の低位会を求めました。
先月、京都・京丹後市にある米軍・経ケ岬通信所で強い電波を発するXバンドレーダーが、交通事故の負傷者をドクターヘリで搬送する際に、米軍に電波送信停止を要請したが、すぐには実施されず負傷者の搬送が17分遅れるという問題が起きました。
穀田議員は、「人命にかかわる後期の飛行に影響を及ぼしかねず到底容認できない」と指摘しました。
山本防衛副大臣は「施設区域外の騒音を与える可能性は低い」「騒音を与える場には消音装置を取り付ける」などと答えました。
Xバンドレーダーとイージス・アショアは同じ種類の電磁波ではありませんが、共に強力な電磁波を発するという点では共通しています。
イージス・アショア配備予定地の自衛隊むつみ演習場周辺にもドクターヘリの着陸可能箇所が多数あります。
京都での事案が萩市でも起きる可能性は十分考えられます。
穀田議員は、政府がイージス・アショアの配備候補地としている秋田県の陸上自衛隊新屋演習場や山口県のむつみ演習場周辺には多くの学校や福祉施設が隣接していることをあげ「このような場所を『最適候補地』とするなど、およそ理解できない」と批判しました。
これに対し河野外相は、北朝鮮の「脅威」を口実に「導入に向けた取り組みを進めていく」と強弁しました。
穀田議員は、北朝鮮問題の対話による解決を目指す国際社会の流れに逆行すると強調し「過剰な備えで軍拡の悪循環をつくるべきではない」と強調しました。
日米首脳会談が行われ、安倍首相は、トランプ大統領に「米朝会談で拉致問題の解決を議題にしてほしい」と談判しました。
私は、イージス・アショアの配備は、安倍首相が宿願である「拉致問題の解決」にも逆行するものだと指摘したいと思います。
安倍政権に強く求められるのは北朝鮮問題をめぐり今進展しつつある平和へのプロセスを促進する外交努力です。
軍事的構えの強化を急ぎ、緊張をことさらあおることは本末転倒に他なりません。
陸上イージスが住民生活に影響を与える可能性が深刻です。
皆さんはどうお考えですか。
今日の毎日新聞に「文科相の祝意 是枝監督辞退」とありました。
毎日新聞は「第71回カンヌ国際映画祭で『万引き家族』が最高賞『パルムドール』を受賞した是枝裕和監督に対し、林芳正文部科学相が文科省に招いて祝意を伝える考えを示したところ、是枝監督が自らのホームページ(HP)に『公権力とは潔く距離を保つ』と記して辞退を表明した。」「是枝監督は同日、HPに『(祝意)に関して』と題した文章を掲載。今回の受賞を顕彰したいという自治体などからの申し出を全て断っていると明かした上で『映画がかつて(国益)や(国策)と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、公権力とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないか』とつづった。」と報じました。
是枝監督は、6月10日号のしんぶん赤旗日曜版のインタビューでこう語っています。
「国家のために人がいるのではなく、人が暮らすために国がある。自民党の考えはそこが逆転して、憲法が権力をしばるものだという発想自体がない。僕らの側にも、憲法を学ばすに来てしまった問題があると思う」
「公権力とは潔く距離を保つ」是枝監督の貫く視点をこのインタビューで理解することができました。
しんぶん赤旗のインタビューでは、「万引き家族」について次のように語っています。
「いま、いろんな共同体が壊れてきましたよね。あの家とおばあちゃんは地域に忘れられ、夫婦は企業から排除されている。社会から落ちこぼれた人たちをどう可視化するかを考えました」
先日、私の故郷・宇部市楠地域を歩いていて、「共同体の崩壊」を目の当たりに感じました。
「国家のために人がいるのではなく、人が暮らすために国がある。」
私は、この言葉をこれからの政治活動を行っていく一つの柱にしたいと思っています。
いま、人が暮らすための政治であるというの視点が重要だと思います。
その点で、「働き方改革」法案をくい止めなければならないと思います。
私は、明日、「万引き家族」を映画館で視聴する予定です。
感想を本ブログで紹介したいと思います。
昨日から公開された「万引き家族」ご覧になった方は感想をお聞かせ下さい。
昨日、日本共産党北南地区委員会は、ルネサスセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社宮本佳幸代表取締役社長に対し、「ルネサス山口工場の閉鎖撤回と雇用の継続を求める要請書」を提出しました。
要請書提出には、私と、荒川、時田、藤井宇部市議が参加しました。
山本総務課長に要請書を渡す私と宇部市議団
要請項目は次の2点です。
①ルネサス山口工場の閉鎖を撤回すること。②370人の労働者の雇用の維持を図ること。
要請書を受け取ったルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング株式会社管理統括部人事総務部山口総務課山本富美雄課長は、「受け取った要請書は会社に伝えます」と答えました。
要請書は次の通りです。
・・・
2018年6月7日
ルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング㈱代表取締役社長 宮本佳幸 様
ルネサス山口工場の閉鎖撤回と雇用の継続を求める要請書
日本共産党北南地区委員会委員長 時田洋輔
日本共産党宇部市議会議員団団長 荒川憲幸
日本共産党前県議会議員 藤本一規
6月1日、ルネサスエレクトロニクス(株)は、100%子会社であるルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング㈱山口工場(以下、ルネサス山口工場)の今後2~3年をめどに閉鎖すると発表しました。
ルネサス山口工場は、日本電気山口工場として1985年に操業を開始しました。楠町(現在、宇部市と合併)は、立地奨励金など約2億円を支出し、山口県は、工業用水道の敷設に5億7千万円の負担をしています。ルネサスエレクトロニクスは、行政から多大な財政支援を受けながら、企業の社会的責任を放棄して、地元の雇用を奪う山口工場を閉鎖することは許されません。
ルネサスエレクトロニクス㈱は、2012年7月3日、3年以内に国内18工場のうち山口・柳井工場など計8工場を売却・閉鎖するリストラ計画を発表しました。7月5日には、二井山口県知事(当時)と宇部市長、柳井市副市長がルネサス本社に出向き「事業継続と従業員の雇用維持」を求めました。ルネサスは同年年8月2日、山口工場の前工程を売却し、山口工場の後工程と柳井工場を閉鎖することを発表しました。8月28日、半田県商工労働部長(当時)と宇部市長と山陽小野田市長はルネサス本社に出向き「事業継続と雇用維持」を求めました。ルネサスエレクトロニクスは、これら地元行政の要請に従わず、柳井工場の閉鎖と山口工場のリストラ計画を粛々と進めました。
現在、ルネサス山口工場には、正社員260人、有期雇用を含めると370人が働いています。久保田宇部市長はルネサス山口工場の閉鎖発表を受け「山口工場の存続について、再度検討いただくとともに、従業員の雇用が継続されるよう、県と連携し要請していきたい」とのコメントを発表しています。
日本共産党北南地区委員会は、2012年のリストラ計画が発表された際、市民の皆さんと「ルネサスリストラ『合理化』対策実行委員会」を発足させて活動を行ってきました。今度も、市民の皆さんと共同して運動を展開したいと思っています。
以上の観点からルネサスエレクトロニクスに対して以下の要請を行います。
記
1、ルネサス山口工場の閉鎖を撤回すること。
2、370人の労働者の雇用の維持を図ること。
以上
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昨日、萩原市営住宅集会所で、大平よしのぶ前衆議院議員を囲むつどいが開かれました。
約30名の皆さんが集いました。
大平よしのぶ前衆議院議員を囲むつどいの様子
私は、ルネサス山口工場閉鎖問題で発言しました。
発言の要旨は以下の通りです。
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日本共産党サンきわ後援会主催の大平よしのぶさんを囲むつどいにご参加の皆さんこんにちは。
来春の一斉地方選挙県議会議員選挙に立候補いたします藤本かずのりです。みなさんのお力で5期目の県議会に必ず送ってください。
今日は、ルネサス山口工場の閉鎖の問題についてお話したいと思います。
宇部市万倉に1985年から30年以上操業していますルネサス山口工場。6月1日に、親会社のルネサスエレクトロニクスという会社が、2~3年をめどに閉鎖すると発表しました。
ルネサスは、2012年に大リストラを行いました。1219人いた労働者が、412人となり、807人の労働者がリストラされました。
日本共産党は、労働組合の皆さんと一緒に、「ルネサス『合理化』対策実行委員会」を立ち上げて活動を行ってきました。このリストラには、二井知事や宇部市長などが「リストラ撤回」を本社に求めました。
現在、正規労働者が260人、期間労働者を入れて370人が働いています。お配りしている資料にあるように、本日、時田地区委員長と荒川市議団長と私の名前で、「ルネサス山口工場の閉鎖撤回と雇用の継続を求める要望書」を会社に提出しました。
日本共産党の綱領には「大企業・財界の横暴な支配のもと、国民の生活と権利にかかわる多くの分野で、ヨーロッパなどで常識となっているルールがいまだに確立していないことは、日本社会の重大な弱点となっている。」とあります。
今、国会では、働き方改革の名で「働き方大改悪」を進める法案を一気に成立させようとしています。法律は、働くルールを更に壊すものです。
ルネサスは、内部留保増加額上位10位に入る企業です。2014年から2015年1076億円を3910億円と2835億円増やしました。2018年の1月から3月お営業利益314億円です。にも関わらず、370名を路頭に迷わす工場閉鎖を併記で行う。このことは、もうけ第一主義で地域経済に犠牲を押しつけるものであり、まさに、ルールなき資本主義の典型です。
日本共産党が躍進してこそ、地域経済や雇用は守られます。
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ルネサス山口工場閉鎖問題で申し入れを行ったのは、政党では日本共産党が初めてだと思います。
日本共産党は、働くみなさんの党として、この問題に市民の皆さんと閉鎖撤回を求めて運動を起こしていきたいと思います。
改めて、ルネサス山口工場閉鎖問題に関する関係者の皆さんを始め、幅広い市民の皆さんのお声をお聞かせください。
先月18日から始めたきゅうりダイエット。
3週間取り組み、約3キロ減量することが出来ました。
68.5キロあった体重が、今朝はかると65.5キロに。
身長が165ですので、60キロ前半にしたいと思っています。
この頃のきゅうりはとても美味しいので、ただただ楽しく続けることが出来ました。
朝は、洗っただけのきゅうりをボリボリ。
昼や夕方は、ざく切りにして、鰹節をかけたり、シーチキンと和えたりして食べています。
ここ数日、浅漬けの素にきゅうりをつけて半日で「きゅうりの浅漬け」が完成です。
中二の娘が最近は、「少し頂戴」と一緒に「きゅうり」を食べています。
きゅうりは「脂肪分解酵素=ホスホリパーゼ」が含まれているそうです。
きゅうりに含まれるカリウムはむくみを解消する効果があるそうです。
毎朝のスロージョギングとセットで、健康的に日々活動したいと思います。
これからもきゅうりダイエットを続けたいと思います。
きゅうりを食べ始めて、食事が野菜中心になりました。
他の野菜も美味しく食べられるようになりました。
味噌汁の野菜の具も美味しく食べられるようになりました。
〇〇だけダイエットで、それしか食べないのではなく、きゅうりを食べることを意識することで、食事全体が野菜中心になったことが、減量に効果があったのだと思います。
皆さんも、きゅうりダイエットをお勧めします。
角川書店から「分とく山 野﨑洋光著 きゅうり 食べるだけダイエット」という本に詳しく書かれてあります。
それでは、今から、朝のきゅうりをいただくことにします。
3日から中国新聞で「イワクニ地域と米軍基地 平和都市の周りで」と題する特集記事が掲載されています。
この特集記事を読んでいると、米軍岩国基地の増強されることと軌を一にして自衛隊が敵地攻撃能力を保有しようとしている姿が鮮明です。
3日付、特注記事の第一回では、5月中旬に三沢基地で行われて日米合同訓練の様子が描かれていました。
「青森県の三沢基地に、丸みを帯びた胴体の戦闘機が舞い降りた。米軍岩国基地(岩国市)の海兵隊のF35Bだ。1月、航空自衛隊に初めて配備されたF35A1機との初の共同訓練のためだった。米ロッキード・マーチン社製の日米の最新鋭ステルス戦闘機が、三沢で翼を並べた。」
自衛隊がF35Aを導入したことについて、特集記事はこう書いています。
「日米同盟強化の象徴であるF35の導入。敵基地攻撃能力が高く、米軍との一体運用も可能な機種はしかし、日本の専守防衛の原則を揺るがしかねない存在とも言える。」
4日付の特集記事第二回は、海上自衛隊呉基地の様子を報じています。
「ひときわ大きな艦艇が入港した。海自最大級の護衛艦『かが』。大阪での一般公開後、母校への帰投だった。全長248めメートル。ヘリコプター5機が同時に発着でき、艦首から艦尾まで貫く甲板を備えた姿は、まるで空母だ。」
自衛隊が空母を保有することについて、特集記事はこう書いてかいます。
「昨年3月に就役した『かが』は、同じくヘリを搭載する『いずも』型護衛艦の2番艦。いすれの就役時にも中国メディアから批判の声が上がった。日本が旧海軍の艦船名を『復活』させたとともに、『空母を保有する』ことへの反発からだ。日本は、憲法上の立場から『攻撃型空母の保有は許されない』としてきた。いずも型について海自は、戦闘機などの発着機能がないため空母に当たらないとの見解を示している。」
米軍岩国基地が敵への先制攻撃の拠点として強化され、それに「敵基地攻撃能力」を持とうとする自衛隊が共同訓練を繰り返す。この構図がこの特集記事から読み取れます。
特集記事の第一回の最後に、「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」の坂本共同代表の発言が掲載されています。
「平和都市をうたう広島のすぐそばにアジア屈指の攻撃拠点ができ、F35によって機能強化が進む。その危うさを、広島でどれだけ本気で議論されているのだろうか」
アメリカとともに、機能強化をすすめる自衛隊の新たな任務や装備の増強について、本気で議論する必要があることを私は痛感しています。
同じ、中国地方の萩市にイージス・アショアが建設されようとしています。
これも自衛隊が「敵基地攻撃能力」を保有するための当たらな装備の拡充です。
岩国基地強化と合わせて中国地方の自衛隊基地も大きく変貌しようとしています。
そのことについて、本気で議論する必要があることを私は痛感しています。
米軍岩国基地の機能強化と合わせて自衛隊の増備が増強されようとしています。
これらの問題について皆さんはどうお考えですか。