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2019年度政府予算について

 安倍内閣は、21日、2019年度政府予算案を閣議決定しました。

 政府予算案に対して、小池書記局長が以下の談話を発表しました。

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2019年度政府予算案について

2018年12月21日
日本共産党書記局長 小池晃

一、安倍内閣が編成した2019年度予算案は、消費税増税でくらしと経済を破たんさせ、大軍拡で憲法と平和を壊し、二重に亡国への道をつきすすむ予算である。

一、消費税10%への増税は、実質賃金が伸びず、家計消費は低迷し、深刻な消費不況が続くなかで、くらしと日本経済に壊滅的な打撃を与える。政府も景気への影響を恐れ、「増税対策」と称して税制措置などを含め19年度で5兆円ものバラマキを計画している。その結果、予算規模は101兆4,564億円と、過去最大だった18年度当初予算を4兆円近く上回った。対策なるものも、多くの国民と中小事業者に混乱と負担を強いる複数税率の導入、富裕層を優遇し不正の温床となるポイント還元など、重大な副作用をもたらす。消費税増税中止こそ、最大の景気対策である。

一、社会保障では、低所得者の後期高齢者医療保険料の大幅値上げ、生活保護費の一層の切り下げ、マクロ経済スライドによる年金の実質減額など、国民負担増と給付削減が盛り込まれた。「社会保障のため」という消費税増税の口実は完全に崩壊している。安倍首相が大見えを切って導入する「幼保無償化」も、給食費が対象から外されるなど、羊頭狗肉ぶりが明らかになっている。安倍首相のいう「全世代型社会保障」なるものの正体は、全世代の暮らしの切り捨てである。

一、新「防衛大綱」・「中期防衛計画」の初年度となる軍事費は7年連続増額の5兆2,574億円となった。さらに、18年度第2次補正予算案でも3,998億円が追加された。陸上配備型迎撃システム「イージス・アショア」が導入され、ステルス戦闘機F35A、無人偵察機グローバルホークなどが増強される。とりわけ、「いずも」型護衛艦の事実上の空母化に向けた調査研究費とともに、長距離巡航ミサイルの取得費が計上されたことは重大である。宇宙など新領域へも軍拡を加速させ、憲法を蹂躙し、「戦争する国づくり」に本格的に足を踏みだす危険な予算である。しかも、トランプ米大統領の圧力に屈し、米政府の言い値で買わされる「有償軍事援助(FMS)」により、米国の高額兵器を「爆買い」するもので、対米追随、財政破壊の軍拡予算である。

一、今なお、東電福島第一原発事故によって多くの国民が苦しみ、相次いで原発輸出計画がとん挫する中、安倍政権は新たに小型原子炉などの開発支援予算を計上し、永続的な原発推進の姿勢を露わにした。農業ではTPP・日欧EPAによって深刻な影響が懸念される中、規模拡大・生産性向上の一辺倒である。高速道路や国際戦略コンテナ港湾など大型開発の公共事業には重点的に予算を配分する一方、教育、雇用や中小企業対策などはまったく不十分で、くらし犠牲、格差拡大の予算となっている。

一、史上最高の利益をあげ巨額の内部留保をため込んでいる大企業と、アベノミクスで莫大な資産が転がり込んだ富裕層に応分の負担を求め、大軍拡や大型開発を中止すれば、消費税増税を中止してもくらしの財源は確保できる。日本共産党は政治的な立場や税制への考え方の違いをこえて、「来年10月の消費税10%増税反対」で一致するみなさんと力を合わせてたたかう。
 日本共産党は、消費税大増税の予算を組み替え、教育・子育て、社会保障の充実をはじめ、国民のくらし第一の予算にするために全力を尽くす。

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 政府予算案に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

「お念仏とともに 父・東昇を想う」読書ノート

 私が責任役員を務めている吉部・常光寺の報恩講での法話で、ご講師の方は、藤井雅子著「お念仏とともに 父・東昇を想う」を取り上げておられました。

 午後から中座することを詫びながら、ご講師の先生から出版社などお聞きし、先日、注文していた本が届き、数日前から読んでいます。

 ご講師は、ある場所で、歌手のちひろさんの歌を聞いた後、「祖父の事を母が書いた本です」と渡されたといいます。

 実は、ちひろさんのお父様と面識がある私は、身近に感じ、この本に興味を抱きました。

 東昇さんは、鹿児島県に生まれ、京都大学医学部で学びます。

 熱心な真宗門徒だった母の影響があり、「京都学生親鸞会」で学びます。

 東さんは、大学卒業後、国産第一号の電子顕微鏡を制作し、後に「日本電子顕微鏡学会会長」などを歴任します。

 東さんは、日本を代表する科学者であり、親鸞の教えを貫いた方でした。

 東さんは、自然と自然科学、科学技術の使われ方について自著「心 ゆたかに生きる」の中で次のように書いています。

 「人間は到底、自然の上に立つことはできない。自然、そして自然界の生きとし生けるもの一切は、人間だけが生きるためにあると思い上がってはなるまい。これは忘れてはいけないんではなかろうか。自然は徹底的に征服されるべきものではない。征服せんとすれば必ず逆襲される。人類みんなが力を合わせて、自然とともに生きる方向を選択すべきではないか。人類は、今日、自然の持つ深い意味を、もう一度、考える、自然を見直すところへ来ています。自然科学の本質は、指摘渇望であって尊徳を離れています。自然現象に対し畏敬、敬虔の感情をもつところに、科学の本質があることを忘れてはいけないと思います。ところが今日科学技術の個人的、社会的、国家的な使われ方は、実に複雑多岐であります。『科学と政治』だけを簡単に見ますと、政治のエキスはいま述べた科学の本質とは逆に、最大多数の最大幸福を実現するために、損得勘定入っています。アメリカで原爆製造のころのこと、マンハッタン計画の際、一人の物理学者が言いました。『あなた方の良心の呵責で私を煩わせないで。なんといってもこれは、光栄ある物理学なのである』と。科学者は一般に『科学と社会の関係』について訓練されていません。科学者は、専門外のことには口を出すべきではないと教えられてきました。科学研究で気になりますことは、明晰な哲学の欠如です。哲学なき科学技術の独走です。科学者は広い視点をもって、人間の問題まで含めて、ものを考えることが大切ではないか。」

 東さんは、「歎異抄」第5条「一切の有情はみなもって世々生々の父母・兄弟なり」を取り上げ次のように語っています。

 「すべてのいのちは、生まれ変わりゆく中で、父とも母ともなり、兄弟ともなってつながっている。身内だけが救われたらいいというのではない。人間だけが救われたらいいというのではない。全てのいのちが救われなければならない。万物同根、神羅万象なりとされたように、これらの高次の智慧に目を開くことこそ、現代人に求められているものではないでしょうか。」

 私は、政治に関わっています。科学者を政治家と置き換えることができます。

 「政治家は、広い視点をもって、人間の問題まで含めて、ものを考えることが大切ではないか。」

 それに留まらず、「人間だけが救われたらいいというのではない。全てのいのちが救われなければならない。」との哲学を持って現実の問題に対処していくことの大切さを東さんの言葉から知ることが出来ました。

 来年の県議会議員選挙にあたり、浄土真宗本願寺派山口教区教務所長推薦を得た私です。

 更に「歎異抄」など、東さんの著作などから学び、政治家として成長していきたいと感じました。

 大切な本に出合うことが出来ました。これも報恩講に参加した恩なのかも知れません。

 東昇さんについて皆さんの思いをお聞かせ下さい。

 

 

「空をゆく巨人」読書ノート①

 第16回開高健ノンフィクション賞を受賞した川内有緒さんの「空をゆく巨人」を読んでいます。

 この作品は、二人の男性を取り上げています。

 一人は、現代美術界の巨星、蔡國強(ツァイ・グオチャン)さん。もう一人は、福島県いわき市で小さな会社を経営する志賀忠重さん。

 特に私は、蔡さんの芸術家としての生き方に深い感銘を受けました。

 蔡さんは、中国福建省で生まれ、29歳で来日します。天安門事件後、中国に帰ることを諦め、9年を日本で過ごします。

 蔡さんは、その後、アメリカに拠点を移し、世界的な現代芸術家として成長します。

 蔡さんが宇宙をテーマにした作品を作るきっかけになったのが、天安門事件でした。

 川内さんは、次のように書いています。

 「蔡一家は天安門事件の勃発により、帰るき故郷を失った。しかも、中国のパスポートでは他国に渡航したり、移住したりすることも安易ではなかった。何でこの世に国境なんてあるんだろう?蔡はその理不尽さを思い知った。『それで『自分が異星人だったら、国境なんて無視して越えていくだろう』というアイデアが浮かんだんです』」

 蔡さんは、火薬を使った芸術作品を制作していますが、その理由を、蔡さん本人がこう語っています。

 「人類はいつから国境を認知するという不幸な習慣を持つようになったのだろう。人類は文明のひとつの成果である火薬を、この本来損7財しない線の腕でもっとも多く使用してきたし、また今後も使用しつづけるだろう。火薬が国境線を超えるときは、つねに戦争という悪夢が再演される。」

 蔡さんは、「キノコ雲のある世紀」という作品を制作していますが、その理由をこう語っています。

 「20世紀物質文化の急速な発展とともに誕生した原子爆弾は、私たちとに気づかせたのです。人がつくった物質文明は、その果てに、人類自身を破壊させることもできるのだと」

 蔡さんは、現代社会が抱えた問題に芸術家として体当たりして作品を作り上げています。

 この辺りに蔡さんの芸術家として素晴らしさを感じます。

 アートは、私たちの社会と切り離されたところにあるのではなく、社会の歪の中にあるのだと感じさせてくれる蔡さんの作品です。

 物語の後半は、東日本大震災を経て、「いわき回廊美術館」を二人が作っていく経過が描かれます。

 物語の後半もしっかり読み通していきたいと思います。

 次男が芸術系の大学に通っています。次男に読んでほしい物語です。

 いや、アートとあまり関わりのない生活を送る方々にも読んでいただきたい物語です。

 生き方を揺さぶられる大きな物語だと感じます。

 「空をゆく巨人」や川内有緒さんについて皆さんの感想をお聞かせ下さい。

姫井伊介

 昨日、厚南・西宇部・黒石校区人権教育学習会「みなみかぜの集い」が行われました。

 今回は、山陽小野田市厚狭公民館江中幸夫館長を講師に、「姫井伊介に学ぶ」と題する講演が行われました。

 江中先生のお話の基礎になったのは、1991年に出版された当時の小野田市・小野田市教育委員会が作成した「心の響 同和問題の解決に尽くした先覚者・姫井伊介ものがたり」です。

 姫井は、須恵村の助役を辞めて、東京に創立さえた「社会政策講習所」に参加します。

 姫井は、1921年に山口に帰り、「山口県社会事業協会」を設立します。

 姫井は、山口や小野田でセツルメント活動を実践し保育事業などをスタートさせます。

 私は、日本福祉大学に在学中、「ヤジエセツルメント」に在籍していました。

 1959年、伊勢湾台風が日本を襲います。名古屋市も大きな被害を受け、南区弥次ヱ町には被災者のバラックが立ち並びます。その当時、私たちの大学の先輩たちが、支援を行います。

 それが、「ヤジエセツルメント」となり、私は、発災、25年後に弥次ヱ町で活動を行っていました。

 戦前、姫井らによって山口県内でセツルメント活動が行われていたこと知りました。

 姫井は、政治家として活動します。

 戦前は、小野田町会議員、山口県議会議員。

 戦後は、参議院議員、小野田市長。

 姫井は、県議会で、同和問題の解決を先進的に発言します。

 「本問題は第三者はあいません。その自己の罪を知ることは差別者自らを救い同時に被差別者を救うのであります。」

 講演された江中先生は、小野田市長に当選した姫井は、「日本で最も早い『革新市長』」だと話されました。

 姫井が残した言葉に「共感・共苦・共悩」があります。

 「住民が主人公」の地域づくりを進めようとした姫井伊介の人生に共感しました。

 私の政治家の一人として、姫井の生き方に学び、住民の暮らしに「共感・共苦・共悩」して力を尽くしたいと決意を新たにしました。 

 

 

想像してほしい

 米軍普天間飛行場の移設工事で、政府は、14日、沖縄県辺野古の沿岸部への土砂の投入を開始しました。

 15日付朝日新聞に、伊東聖那覇総局長のコメントが掲載されました。

 「想像してみてほしい。自分の街に政府が巨大な施設を造ろうとしている。賛否がある中で知事選があり、反対を訴えた候補が大差で当選する。だが『皆さんに寄り添う』と言う首相が率いる政府は、1カ月後には工事を始め、後戻りが難しくなる段階に踏み込む。米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、沖縄で現実に起きていることだ。沖縄県知事選では4年前に翁長雄志氏が、9月には玉城デニー氏が大勝。ともに辺野古移設反対を掲げており、『辺野古ノー』の明確な民意が示された。だが安倍政権は、行政機関から不利益な処分を受けた市民のための行政不服審査制度を、防衛省も一市民であると強弁して使い、『身内』の国土交通相に埋め立て承認撤回の効力停止を申し立てて、認められた。土砂搬出のために港が使えないとなると、計画にない民間の桟橋を使った。」

 「『辺野古が唯一の解決策』との硬直した姿勢を改めるべきだ。安全保障環境を含め、冷静に話し合い、打開策を見つけだしてこそ、民主主義国家と言えるのではないか。」

 私たちは、今、沖縄の状況が自分の街に起きたらと想像してみる時だと思います。

 民主主義国家と言える状況を取り戻す時です。

 沖縄の民意が生きる政治を実現する時です。

 辺野古への土砂投入が強行されました。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

梅田川の草木除去 来年からスタート

 日曜日に東割集会所で行われた私を囲む集いで二つの要望が出されました。

 一つは、宇部市東須恵にある松江八幡宮(黒石神社)沿いを流れる梅田川の左岸(神社側)の草木の除去についてです。

梅田川要望

梅田川の松江八幡宮側の法面に草木が茂っている

 集いの中で、「地元住民が川の清掃をしようとしても、草木が生い茂り、管理できない。草木を除去してほしい。」との要望が出されました。

 昨日、私は、要望を出された住民の方と現地を視察し、山口県宇部土木建築事務所に要望を伝えました。

 県の担当者は、「地元からの要望を受けて、来年早々から梅田川左岸の草木除去作業を開始したい。遅くとも来年度中には作業を完了させたい。」と答えました。

 二つ目は、琴川橋架け替えに伴い、旧琴川橋の橋脚の撤去についてです。

 「橋脚の多かった旧琴川橋を早く撤去し、厚東川満水時に、堰とならないようにすべきだ」との要望が出されました。

 旧琴川橋を保有している宇部市道路整備課に要望を伝えました。

 市の担当者は、「2017年から旧琴川橋の撤去作業を行っている。来年度から、重機が作業する仮設橋を旧琴川橋に並行して敷設しながら撤去作業を本格的化させたい。旧琴川橋の橋脚は31本ある。工事完了の見通しは現時点では明らかになっていない。高潮対策事業として行う事業でもあるので、なるべく早く撤去工事を完了させたいとは考えている。」と答えました。

 選挙が近づき、要望が続々と寄せられています。

 寄せられた要望は、関係機関に迅速に届けていきたいと思います。

 身近な道路や河川などに関する要望がありましたら、お気軽に藤本までお寄せ下さい。

 本ブログのトップページの「問い合わせ」から私に連絡が取れるようになっています。