24日の宇部日報は、パートナーシップ宣誓制度を創設した宇部市で、初の公認カップルが誕生したと次のように報じました。
「9月に県内で初めてLGBTなど性的少数者のカップルを公認するパートナーシップ宣誓制度を創設した宇部市で22日、公認カップル第1号が誕生した。二人は市内在住の20代で、戸籍上は共に女性。SNSで知り合い、2019年8月に交際をスタートさせ、現在は同居している。市男女共同参画センターでの宣誓書受領証交付式には、そろって出席。6人の市職員が見守る中、原田俊宏市民環境部長に署名した宣誓書を提出し、受領証を受け取った。『いい夫婦の日』に晴れて公認カップルとなった二人。担当職員の心遣いで人気女性歌手のMISIAの『Everyting』が流れた時には、目を潤ませるシーンもあった。二人は『とてもうれしく、人生の第一歩になった。私たちをきっかけに、たくさんの人に制度を知ってもらえれば』と声をそろえた。一方で『パブリックコメントには(マイノリティーは実際ほとんどいないのではないか)という意見が寄せられた。もしかしたらいるのかもと思ってもらえると、当事者も歩み寄れる。そのような社会になることを信じて最初に宣誓した。法的な結びつきも欲しい』と語った。同制度は、夫婦に準じる共同生活を送るカップルが市長に対してパートナーであることを宣誓し、それを認めるもの。性の多様性を認め、誰もが自分らしく暮らせる社会の実現が目的である。市営住宅の入居といった公的サービスに加え、民間でも現時点で病院や金融機関など5事業者が独自サービスを申し出ている。『二人の宣誓によって、これから宣誓しようと考えている人、宣誓をためらっている人に大きな勇気を与えたと確信している』と人権・男女共同推進課の竹田康治係長。問い合わせは、同課(電話34-8308)」
西中国信用金庫が宣誓書受領証を保有するカップルに婚姻している者と同等の対応を図ることを明らかにしたことは、本ブログでも紹介しました。
私は、9月県議会の環境福祉委員会で、宣誓書受領証を保有しているカップルに対し、県営住宅の入居や県立病院など県民向けサービスに対し、婚姻している者と同等の対応が図られるよう求める発言を行いました。
私は、山口県がパートナーシップ宣誓制度を創設することなど、県内で、更に、LGBTQの方々が生活しやすい環境をつくっていくために必要な発言を続けていきたいと思います。
本日から柳井市議会議員選挙がスタートしました。
日本共産党は、新人の長友みつこ候補を擁立して柳井市議選をたたかいます。
今日、行われた長友みつこ候補の出発式で、私は、日本共産党を代表して訴えました。
私が訴えた概要は次の通りです。
・・・
長友みつこ候補の出発式にお集りの皆さんおはようございます。
県議会議員の藤本かずのりです。
前回、無投票で当選した岩田雄治さんが亡くなられ、柳井市に日本共産党の議席はありません。
この1週間の皆さんの頑張りで、ここ柳井市に日本共産党の議席、長友みつこさんの議席を必ず獲得いたしましょう。日本共産党は、長友みつこさん当選のために全力を尽くす決意です。
長友候補は、「子育て応援」の「3つのゼロ」を掲げて戦います。
子どもにかかる国保税の均等割りをゼロに、中学校卒業まで医療費ゼロに、給食費牛乳代ゼロに、素敵な政策ではありませんか。
我が家には4人の子どもがいますが、長友候補は、5人の子育てをしながら、教員として障がい児教育に30年間、携わってこられた方です。
長友候補ほど、命の大切さがわかる候補はいません。長友候補の当選で「なにより、市民一人一人の命が大切にされる市政」を実現いたしましょう。
自民党は、選挙後、「憲法改正推進本部」を「憲法改正実現本部」に名称を変えるなど、改憲にやっきになっています。
米軍岩国基地に、先日、空母化した護衛艦の「いずも」が入港し、米軍のF35Bが「いずも」に着艦する訓練が行われました。
柳井市伊陸には、平和の碑がありますね。米軍機が伊陸に落下し、乗組員9人のうち6人が広島市に連行され、米軍の原爆投下の犠牲になりました。
中国新聞に、当時9歳で事故を目撃した藤里さんが「戦争は人が死ぬだけ。何の得もなく二度としてはいけない」と述べておられます。
あの戦争の悲劇の歴史を刻む、この地から、9条守れと訴える日本共産党の議席、長友さんの議席を必ず実現させてください。
私は、26歳で宇部市会議員に当選以来、30年間、9回の選挙を戦ってきました。心一つに頑張り抜いたものだけが勝利できます。
長友、長友、長友と、この1週間、一人でも多くの市民の方に長友みつこの輪を自信を持って広げに広げようではありませんか。
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長友候補は政策を訴えた後、街頭演説に出発しました。
出発式を終え、街頭宣伝に出発する柳井市議選 長友みつこ候補
柳井市議選で長友候補へのご支援をお願いいたします。
介護保険料を滞納すると、保険給付が制限されるペナルティーが科せられます。
まず、1年以上滞納すると、費用の全額をいったん利用者が負担し、申請により、あとで保険給付分が支払われることになります。
これを保険給付の償還払い化といいます。
更に、2年以上滞納すると、サービスを利用するときの利用者負担の割合が3割になります。これを保険給付の減額といいます。
県内市町毎の保険給付の償還払い化の件数と保険給付の減額等の件数が分かりましたので報告します。
平成26年から平成30年の5年間の合計です。
まず、保険給付の償還払い化件数です。
下関市33件、宇部市46件、山口市5件、防府市1件、岩国市31件、柳井市1件、周南市6件、周防大島町1件、合計124件
次に、保険給付の減額等の件数です。
下関市183件、宇部市103件、萩市43件、防府市6件、下松市27件、岩国市45件、光市34件、長門市11件、柳井市2件、周南市90件、周防大島町8件、田布施町1件、平生町4件、合計557件
毎年県内で、約25件の保険給付の償還払い化が発生し、約111件の保険給付の減額等が発生している状況です。
保険給付のペナルティーは、介護保険を利用せず、高齢者の重症化につながりかねません。
払える介護保険料にするため、国の介護保険への財政投入が必要だと感じます。
県内で、介護保険料の滞納者に対する保険給付の制限が行われています。この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
22日、KRY山口放送は、山口県最大規模の風力発電所計画「西中国ウインドファーム」について次のように報じました。
「最大33基で14万キロワットを超える山口県内最大規模の計画となている。新たに計画されているのは『西中国ウインドファーム』で、電源開発の担当者が県の審査会の委員に計画の概要を説明した。事業の想定区域は周南市と岩国市、島根県吉賀町にまたがる山間部で、敷地面積はおよそ1万ヘクタール。1基あたり最大4300kWの風力発電機を最大33基設置する計画だ。総出力は最大14万1900kWで、事業化すれば県内の風力発電では最大規模となる。電源開発は風力発電機の配置は今後示すとしたが、審議会の委員からは想定区域内にブナの原生林や鳥獣保護区があることから、具体的な記述を求める意見などがあった。今回、電源開発が示したのは環境影響評価の第一段階にあたる計画段階配慮書というもので、来月8日までに関係する自治体で縦覧が行われている。この配慮書について関係する市長は12月10日までに市長意見を、知事は来年1月14日までに知事意見を出すことになる。」
私は、この報道を受け、事業想定区域内に保安林はないのかについて、県農林水産部森林整備課に照会を本日行いました。
11月8日のしんぶん赤旗日刊紙は「主張」で「再生エネ普及の障害」として次のように指摘しました。
「森林法などの現行法は、大規模な伐採や土地の改変をともなうメガソーラーや風力発電の集中立地を想定していません。再エネの地域資源としての活用と大量導入との両立には、環境保全のための森林法の改正、土砂崩れの危険性も評価事項に加えるなど環境アセスの改善が必要です。環境保全地区と建設可能地区の明確なゾーニング(区分)を住民の参加と合意のもとで自治体が行うことも強く求められます。」
大手事業者などによって、地域住民の声を無視した、もうけ本位の開発による再エネの発電施設建設に対しては、規制の強化が求められます。
国の規制と同時に山口県においても保安林や土砂災害特別警戒区域へのメガ発電施設の建設は認めないなどの対応が求められます。
山口県と島根県の県境付近に、県内最大規模の風力発電施設の建設に向けて環境アセスメントの審査が始まりました。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
11月5日、NHKは、自動車専用道路の「非常電話」の故障について次のように報じました。
「三重県と奈良県を結ぶ自動車専用道路およそ60キロの区間に設置されている『非常電話』の8割以上が故障で使えないことがわかりました。国道事務所は携帯電話の普及などで必要がなくなったとしていますが専門家は緊急時に混乱を生むので早急に撤去すべきだと指摘している。事故などを通報するための非常電話の大半が使えなくなっているのは、自動車専用道路『名阪国道』のうち、三重県亀山市と奈良市の間のおよそ56キロの区間です。この区間を管理している北勢国道管理事務所によりますと上下線に設置されている非常電話136台のうち、8割を超える116台が経年劣化などで故障して使えないということです。名阪国道は無料の自動車専用道路で設置の義務はなく、国道事務所は携帯電話が普及し、国道の状況をカメラで把握しているためトンネル以外は非常電話は必要なくなったと説明しています。北勢国道事務所の草川安重副所長は『古くて部品が製造されていない電話もあり更新は難しい。時期は決まっていないが撤去することを検討したい』と話しています。一方、交通政策に詳しい関西大学の安部誠治教授は『非常電話を頼ったのに使えないという事態が起きる可能性もある。誤解を招かないように早急に撤去すべきだ』と話しています。」
私は、このニュースを受け、県道に設置してある非常電話の状況について県道路整備課に調査を依頼し、先日、回答をいただきました。
県道路整備課の担当者は、県道に設置してある非常電話の状況について私に以下のように説明しました。
「地域高規格道路等やトンネルなど県が設置している非常電話は333機ある。現時点で、16機が故障している。非常電話については、デジタル化への工事を行っており、今年度は40機のデジタル化を予定し、今年度でデジタル化工事が完了する予定である。故障している16機については、デジタル化工事の中で今年度中に改修することとしている。333機の非常電話については、削減する計画はなく、今後とも定期点検を行い、適切に管理・維持していきたい。」
非常電話が設置されている地域高規格道路は、山口宇部道路、宇部湾岸道路、小郡萩道路です。高規格道路では、長門俵山道路に非常電話が設置してあります。その他は、長距離のトンネル内に非常電話が設置してあります。
県が管理する非常電話は、今年度中にデジタル化と故障した電話の改修が完了するとの説明に安心しました。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
ワイカムシネマで2017年に作成された藤元明緒監督の映画「僕の帰る場所」を観ました。
藤元監督は1988年生まれ、この映画を作成に着手した頃は20代でした。藤元監督は、この映画を作成するに至った経緯を次のように語っています。藤元監督は、「ミャンマーに関わる長編映画の監督募集」に応募します。
リトル・ヤンゴンと言われる高田馬場に通う藤元監督は次のように映画のパンフレットの中で話します。
「(在日ミャンマー人の方々の)話を聞くと、みんな『難民』や『難民申請中』の人たちなんですよ。そして『なかなか難民に認定されない』と。僕は東京にそんな人たちがいるなんて想像もしていなかったんです。それから入管のボランティアに行くようになって。そのうち、『僕の帰る場所』の父アイセのモデルになった男性に出会うんです。お酒を飲みながら彼に話を聞いたら『(難民)申請をしてもなかなか通らなくて、奥さんが鬱病になってしまった。6歳と3歳の子どもを連れてミャンマーに帰ってしまった。特にお兄ちゃんは日本で育っているから、ミャンマーに馴染めないんだ』と。そして母親に向かって『おまえのせいでこうなったんだ!』と怒鳴ったというんです。僕も親が離婚した時に同じセリフを親に言ったことがあった、と心情レヴェルで共感できて『お兄ちゃんを撮ることは僕にしかできない!』とはっきり思えたんです。」
藤元監督はキャストについてこう述べています。
「6歳と3歳の兄弟を探していたら、在日ミャンマー人コミュニティの方が『いるよ』と紹介してくれたのが、カウン君とテッ君です。二人は実際の兄弟です。会ってみたら、お兄ちゃんはミャンマー人というより日本人に見える。『どうかな?』と思ったけど、条件を満たすのはこの兄弟しかいない。お母さんに挨拶に行ったら魅力的で『彼女はケイン役にぴったりだ』と思えたんです。」
藤元監督は、撮影についてこう述べています。
「『ドキュメンタリー風に撮ろう』とは意識していなかったんです。もともとフレームをしっかり決めて、どしっとフィックスで撮りたかったですが、撮影開始すぐに動き回る子どもたちをみて『この撮り方は違う』と思ったんです。フレームの中に子どもたちを押し込めるのではなくて、子どもたちをカメラが追うのでなければ、って。」
ストーリーが実話で、キャストが実際の親子だということに映画を観た後に知って、だからこその出来栄えだと実感しました。
それにしても、ストーリー通りに子どもたちの演技が、「ドキュメンタリー」のように進行していく様子は圧巻でした。
主役であるお兄ちゃんの演技は素晴らしかったです。同時に、弟の「お父さんに会いたい」「お母さんに合いたい」と愚図る演技は自然でした。
この映画には日本の難民認定制度の問題点が大きなテーマとなっています。法務省入国管理局・難民審査参与員でもある名古屋大学講師の浅川晃広さんは、この映画について「難民認定制度はもちろん、在日外国人の雇用、いわゆる移民一世と移民二世の関係と確執、外国人と言語、外国人の子供の教育、外国人の母国への帰還と再適用(いわゆる『帰還移民』)、といった移民政策研究の立場から見ても、あまりにも多くの論点が盛り込まれている。」と映画のパンフレットで述べています。
外国人問題では、スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんの事件で入管制度の問題点が大きくクローズアップされました。
この映画は、外国人問題を考えていく上で大きな示唆を与える作品でもあります。
やはり、この映画は、今のミャンマーに想いを馳せる作品です。
ミャンマーに帰還した親子は、今、元気なのだろうかと考えてしまいます。
ミャンマーは今年2月1日に起きたクーデター以降、国連の発表では、軍の弾圧による死者はすでに138人にのぼると言われています。
ミャンマーは仏教国という繋がりもあり、念仏者9条の会の関係で、ミャンマーを支援するZOOM会議に数回参加しました。
それ以来、私は、「自由、平等、正義」の3本の指を立てるミャンマー民主化のシンボルをデザインしたバッチを付けて、議員活動を続けています。
2010年代中頃の映画に出てくるサイゴンの街はとても活気があるものですが、今は、どうなっているのでしょうか。
いつしか、私の夢は、国軍の暴挙がおさまり、ミャンマーに民主主義が回復した暁には、是非ともミャンマーに足を運びたいと思います。
今回の映画の売り上げは、ミャンマーの市民を支援する資金となるとのことです。
この映画は、東京国際映画祭「アジアの未来」部門でグランプリと監督賞を受賞するなど、国際映画祭での賞を相次いで受賞しています。
藤元監督、素晴らしい作品をありがとうございました。これからもミャンマーを始め、私たちが知りたい問題をダイナミックな映画として紹介していただきたいと思います。
映画館で近日公開作品であるジョニー・デップ主演の映画「MINAMATA」が紹介されていました。年末には、「MINAMATA」を観たいと思います。
映画は人生を豊かにしてくれます。皆さんの最近ご覧になった映画の感想をお聞かせ下さい。