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岩国基地のF35B10機は、新たなローテーション部隊 今までのローテーション部隊はどこにいるのか

 米軍岩国基地に米海兵隊のステルス戦闘機F35Bの飛行隊が無通告で新たに配備された問題で、27日、しんぶん赤旗日刊紙は、次のように報じました。
 「米軍岩国基地に米海兵隊のステルス戦闘機F35Bの飛行隊が無通告で新たに配備された問題で、日本共産党山口県委員会と党県議団は22日、県に対し、追加配備の撤回と配備機数の増加を容認しないことなどを申し入れました。同基地にはF35Bの飛行隊が、海兵隊の常駐飛行隊2隊とローテーション部隊1隊の計3隊が配備されていますが、今回新たに1隊10機が配備されました。海兵隊第一航空団は『インド太平洋地域における飛行作戦を支援する』ため、10日に、F35Bを追加配備したと発表しています。申し入れ書は、これまで岩国基地への配備部隊の変更等については、事前説明や文書照会、その回答をふまえた検証というステップが踏まえられてきたのに対し、今回の新たな部隊の配備は県、岩国市に通告もないまま強行された『前代未聞の暴挙』と批判。米軍への厳重抗議と追加配備の撤回、2025年米海兵隊航空計画で示された1部隊の配備機数10から12への増加を容認しないことなどを求めています。古谷勉岩国基地対策室次長は『現状では米側に対して抗議を行うことは考えていない。計画については米軍の運用等の状況把握に努め、問題があれば必要な対応を求めていく』と述べるにとどまりました。」

 日本共産党県委員会と県議団の県への要請の様子です。

 岩国基地へのF35Bの追加配備問題で、発言をする私(左から二人目)

 今朝の読売新聞は、F35Bについて、岩国市の照会に国が回答したと次のように報じました。
 「米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Bの1飛行隊が米軍岩国基地に到着、展開している件で、岩国市は27日、米側の情報として、『一時的な運用であり、運用機数の大きな変更はない』とする説明を防衛省中国四国防衛局から受けた、と発表した。市によると、田実博幸・同防衛局長が同日、福田良彦市長らに説明した。同基地にはこれまで米海兵隊の3つのF35B飛行隊が配備されており、このうち二つは常駐で、残る一つは約6か月で交代するローテーションの飛行隊。説明によると、今回の飛行隊もローテーション部隊だという。米側は国に『役割や期間などの詳細を明らかにすることはできないが、日米同盟の抑止力、対処力を強化する目的』と説明しているという。市基地政策課は4月30日に同飛行隊の3機が、5月10日に7機が岩国基地に飛来したことを確認。同月9日、計10機の駐在の期間や目的を国に照会していた。福田市長は田実局長に『回答に長期間を要したことは誠に遺憾。情報提供を迅速、適切に行うよう強く要請する』と述べた。」
 国が岩国市に説明した内容に関する私の最大の疑問は、これまで、岩国基地にいたF35Bのローテーション部隊は、今、どこにいるのかということです。国が、今回の10機のF35Bは、ローテーション部隊と説明するなら、ローテーション部隊の交代であったということなのでしょうか。
 岩国市が国に照会した背景には、3部隊に加えての配備ではないかという点です。ローテーション部隊の交代なら、国は、回答にここまで時間をかけるでしょうか。
 国の回答に時間を要した背景には、常駐部隊2部隊に加えローテーション部隊1部隊に加えて、新たなローテーション部隊であったからではないでしょうか。
 岩国基地にF35Bのローテーション部隊が今、何部隊いるのか、国は、岩国市と県にはっきり説明すべきだと思います。
 私の山口県への照会により、県としても国に回答を求めていることが分かりました。県の照会に対する国の回答の内容について、本日、県に確認したいと思います。
 F35Bの配備の問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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