月別アーカイブ:2018年10月

山口自治労連定期大会で挨拶

 本日、山口市内で山口自治労連第34回定期大会が開かれました。

 私は、日本共産党山口県委員会を代表して挨拶しました。

自治労連挨拶

山口自治労連第34回定期大会で挨拶する私

 私が挨拶した要旨は以下の通りです。

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 山口自治労連第34回定期大会のおめでとうございます。日本共産党を代表して一言ご挨拶申し上げます。
 「ミサイル基地をつくらせない県民大集会で、私は、「今日は、9月30日、沖縄県知事選挙の投票日、沖縄でデニー知事を誕生させ、山口からミサイル基地はいらいの声を安倍政権に届け、今日、9月30日を安倍政権の『終わりの始まり』の日にしよう。」と発言しました。
 沖縄県知事選挙で玉城候補は、39万という過去最高の得票で、自公丸抱えの佐喜眞氏に8万票の大差をつけて勝利しました。
 政治コラムニストで元朝日新聞編集委員の早坂透さんは。玉城知事の誕生は、「安倍政権の今後の3年に黄色信号がともったといっていい。『安倍1強』への地方や民衆からの強い拒否感」が現れた結果だと言っています。
 10日付け毎日新聞社説は「憲法は地方自治を定める。どこに基地を置くかまで地域の理解を得ずに政府が勝手に決めてよいことにはならない。そのような押し付けは国と地方を対等な関係とうたう地方自治法の精神とも反する。」と書きました。
 憲法にある「地方自治の本旨」とは「住民自治」と「団体自治」と言われています。「住民自治」とは、地方の政治や行政が、中央の官僚によってではなく、その地域の住民とその代表者で行われること。「団体自治」とは、地方自治体の責任において事務を行うこと。
 沖縄県知事選挙の結果は、「住民自治」「団体自治」が花開いた「地方自治」の勝利だと思います。
 翁長前知事の妻、樹子さんが、集会で、「私は静かに県民の方の出す結論を待とうと思っていたが、政府の権力を全て行使して、私たち県民を愚弄するように押しつぶそうとすることに『何ですかこれは。』と思いマイクを握った」と発言しました。沖縄県知選挙では、国家権力を総動員し、争点を隠して、組織的な締め付けを行う安倍政権の強権的な「勝利の方程式」が逆に県民の怒りを呼びました。
 「辺野古新基地建設反対」という共通の旗印を掲げ、市民と野党が本気で共闘することが、本当の「勝利の方程式」であることが証明されました。
 「住民の福祉」が脅かされる状況を変える共闘を必ず実現させましょう。

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 沖縄知事選挙に続いて、統一地方選、参議院選で勝利したいと思います。

 沖縄県知事選挙について皆さんのご意見を引き続きお聞かせ下さい。

県道の改修を要望

  市民の方から県道改修の要望をお聞きし、宇部土木建築事務所に伝えました。

 一つは、県道宇部駅停車場線に関する要望です。

 「宇部駅付近の県道の歩道法面に接した土砂が御撫育水路側に流出している。土砂流出を止めてほしい」という要望です。

県道宇部駅停車場線

 県道の歩道の法面下の土砂が手前側に流出

 この要望については、当該土地が県有地がどうか調査し、対応を検討するとの回答でした。

 二つ目は、県道美祢小郡線に関する要望です。

 「上小野から船津方面に登った付近の県道法面が崩落したまま放置されている。早期に改修してほしい」という要望です。

県道美祢小郡線

県道沿いの法面が崩落したまま放置されている

 この要望については、今年度中に崩落した土砂を撤去する工事を行う予定であるとの回答でした。

 また、同県道付近は、「木が茂って、大型車両が通行すると車体に木が当たるので、木を伐採してほしい」との要望もあります。

 その要望についても、宇部県土木建築事務所に伝えました。

 引き続き、県道について要望がありましたら、県土木建築事務所に伝えますので、要望をお聞かせ下さい。

全電源喪失の記憶

 妻が読んでいた共同通信社原発事故取材班 高橋秀樹編著「全電源喪失の記憶 証言・福島第一原発 日本の命運を賭けた5日間」を借りて読んでいます。

 この本の解説で、ジャーナリストの池上彰さんが、こう書いています。

 「あの日、自分はどこで何をしていたのか。みんなが語ることができる。それぞれの国の国民には、そんな共通の大事件や大ニュースがあるものです。(中略)いま日本で共通の記憶は、2011年3月11日でしょう。」

 7年半前の記憶ですから、20代以上の国民は、2011年3月11日午後2時46分の記憶はそれぞれ鮮明だと思います。

 私は、県議会議員3期目最後の2月県議会・最終本会議を終えた時でした。

 当時の知事は、二井関成さん。全員協議会室で、執行部と県議会議員の茶話会が行われていました。

 民主党の加藤議員(当時)さんが、全員協議会室に少し遅れて入ってこられて「東日本で大きな地震があったらしい」と言っておられた姿を鮮明に思い起こします。

 山口県で地震の影響は殆ど影響がありませんでしたので、茶話会は、時間通りで終了して、私は、控え室に戻りました。

 その時、3時過ぎだったと思います。控え室のテレビから、地震の速報が流れていました。

 まだ、地震の全容は分かりません。アナウンサーの緊張した顔が画面から流れていました。

 東日本大震災の直後の2011年4月に県議会議員選挙が行われ、私は、無事、県議会議員として4期目の活動を開始することが出来ました。

 下関市選出の木佐木県議とともに、2011年6月に、災害ボランティアとして、岩手県宮古市を訪ねました。

 更に、2014年9月、福島県を訪ね、事故が発生した原発周辺を視察しました。

 福島原発事故から7年半。高橋秀樹さんは、はじめにでこう書いています。

 「私たちが忘れてはならないのは、避難をしいられている福島県民がいまだ約5万人もいるという事実である。原発事故により長年住んだ我が家を追われ、たくさんの思い出が詰まった故郷に帰ることができなくなった人々が大勢いるという現実。福島を襲った原子力災害は遠いところの出来事ではない。読者の皆さんには是非、自分に置き換えて考えてみてほしい。事故はまだ何一つ、終わっていない。」 

 福島原発事故を、山口県に置き換えてみましょう。

 私は、上関原発は建設すべきではないと思います。

 それは、2014年に自分の目で、福島の被災地を実際に視察をした経験からも痛感する想いです。

 福島原発事故の記憶を私は忘れず、これからも政治に関わっていこうと決意を新たにしています。

 福島原発事故や原発に対する皆さんの想いをお教え下さい。

 

元日経連常任理事・成瀬健生さんの指摘

 成瀬健男・元日経連常任理事の「雇用ポートフォリオ提言とこれからの雇用問題」(『連合総研レポート』2014年7・8月号掲載)からの抜粋です。

 「日経連では、この報告書(1995年『新時代の日本的経営』)を出してから毎年フォローアップ調査をやっていましたが、調査のたびに雇用柔軟型の比率が増えていくのに困惑したというのが実態です。振り返ってみれば、矢張り円高によるデフレへの認識の甘さがあったのでしょう。」

 「プラザ合意とリーマンショックによる過度な円高を主要な原因として、日本経済、日本企業はほぼ20年に亘り多大な犠牲を強いられることになりました。結果を端的に言えば、企業は低収益と研究開発費、教育訓練費の削減を強いられ、働く人間のサイドでは、20パーセント弱だった非正規雇用の比率が37パーセントにまで上がり、常用労働者の現金給与総額も1995年→2012年の間に・・・9.2パーセントの下落(毎勤ベース)ということになりました。そして、こうした雇用・賃金の劣化は日本社会に大きな影響を与えました。ピークで5。4パーセントという未曽有の失業率、職場ではメンタルヘルス問題の深刻化、教育訓練の不足による事故の多発、社会的には犯罪を含む社会不安の増です。」

 日本共産党97周年記念講演で志位和夫委員長は、成瀬氏は、「もし、いま日経連があるなら、今度は非正規の正規化を提言しているだろう」(「朝日:、2017年11月5日付)とも発言していることを紹介しています。

 その上で、志位委員長は、「安倍政権は、財界の当事者が『間違っていた』という道を、『間違っている』という自覚なしに暴走している。このような勢力に日本経済のかじ取りをまかせるわけには、もはやいかない」と指摘しました。

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、8日、現在のペースで地球温暖化が進めば、2030~52年の間に世界の平均気温が産業革命前と比べて1.5度上昇する可能性が高いとの特別報告書をまとめました。

 報告書は、現在の気温は産業革命前から既に1度前後上がり、今のペースなら今後も10年で0.2度ずつ上昇すると指摘しています。

 今朝の毎日新聞は、この問題に関して、次のように書きました。

 「パリ協定に基づき、日本が自主的に定めた2030年度の温室効果が図の排出削減目標は13年度比26%削減。環境省は『達成可能な数字だ』と自信を見せるが、このまま各国の目標を積み上げても2度上昇を超える可能性があり、今回の特別報告書に照らしせば見直しを迫られるのは必至だ。日本は来年6月、中国やインドなどの新興国を含む主要20カ国・地域(G20)首脳会議で議長国を務める。世界自然保護基金(WWF)ジャパンの小西雅子・自然保護室次長は『(1.5度)の達成は困難だが、まだ不可能だと決めつけるべきではない。日本も報告書の内容を真剣に受け止め、G20でも論議をリードする姿勢を打ち出してほしい」

 上記報告書は、東アジアや北米などで豪雨や熱帯性低気圧のリスクが高まると強調しています。

 今年も、日本を豪雨と台風が何度も襲いましたが、気温上昇は、そのリスクが高まる原因の一つだと言えます。

 不破哲三社会科学研究所所長は、「資本主義が利潤第一主義で『高度成長』のあくなき追求、生産と消費の急膨張という道を進んできたことが、ついに、人類の生命維持装置である地球大気の構成を壊すほどの危機をひきおこしてしまった」と指摘しています。

 不破哲三さんは、「資本主義は、自分が21世紀に生き残る資格があるかどうかを試される最大の危機に直面しているのだ」とも指摘しています。

 「ルールある経済社会」をめざし、人間を大切にした、持続可能な社会の実現が今こそ求められているということを実感する昨今です。

 非正規労働と地球温暖化の拡大を皆さんはどうお考えですか。

 

天皇代替わりに象徴天皇制を考える

 昨日、浄土真宗本願寺山口別院で、念仏者9条の会を含む4団体が主催する「天皇代替わり問題を考える集い@やまぐち」が行われ50名を超える県民が参加しました。

天皇代替わり学習会2

 宗教関係者を始め多くの県民が集いました。

 九州大学名誉教授の横田耕一さんによる「天皇代替わりに象徴天皇制を考える」と題する講演が行われました。

天皇代替わり問題学習会

  講演を行う横田耕一九州大学名誉教授

 講演の後、「天皇代替わり問題を考える@やまぐち」の結成が提起され承認されました。

 私も会員に登録しました。

 以下、日本共産党の天皇代替わり問題に対する見解を紹介します。

 以下は、今年3月に、日本共産党中央委員会が政府に申し入れた内容です。

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 天皇の「代替わり」にともなう儀式に関する申し入れ
          2018年3月22日 日本共産党中央委員会

 天皇の「代替わり」にともなう2019年の一連の儀式について、政府の式典準備委員会が基本方針をまとめようとしています。
 昨年、天皇退位特例法の制定を前に、衆参両院議長は、国会を構成する全ての政党会派の意見を聴取し、立法府としての対応を議論する機会をつくりました。これは、天皇退位の問題を党派的な争いにせず、できるかぎり各党の合意を得て対応をとりまとめようとする積極的なとりくみでした。
 「代替わり」にともなう儀式についても、政府が閣議決定等で一方的に決定するのではなく、国会や各党の主張・見解にも耳を傾け、できるかぎり各党間の合意を得るとともに、国民が合意できる内容にする努力がはかられるべきと考えます。
 日本共産党は、日本国憲法の全条項をまもる立場から、天皇の「代替わり」にともなう一連の儀式にあたっても、日本国憲法の原則――とくに国民主権と政教分離の原則を厳格にまもることが大切であると考え、以下の提案を行います。
 わが党の提案は、天皇制反対の立場ではなく、憲法の原則にふさわしい行事にすべきという立場からのものです。
(1)
 新たな天皇の即位にあたって、政府は1989年から90年にかけて行われた「平成の代替わり」の儀式を踏襲するとしています。ここには日本国憲法にてらして重大な問題があります。
 それは前回の儀式が、明治憲法下の絶対主義的天皇制のもとで公布された旧皇室典範と登極令を踏襲したものであったということです。
 旧皇室典範(1889年=明治22年制定)は、「践祚(せんそ)即位」の章で、「天皇崩ずるときは皇嗣(こうし)即ち践祚し、祖宗の神器を承(う)く」として、「践祚即位」と「三種の神器」の承継が一体のものとされました。
 登極令(1909年=明治42年)は、明治天皇が死去する3年前に、明治政府が天皇の「代替わり」を想定して、天皇主権と国家神道にもとづいて「践祚」(皇位継承)、「改元」、「即位礼」、「大嘗祭」など儀式のあり方を定めたものでした。
 いずれも、天皇神格化と国家神道を徹底する立場から、明治期につくられたものです。そして、いずれも、現行憲法のもとで廃止・失効しているものです。政府は、前回の「代替わり」の儀式について、「憲法の趣旨に沿い、かつ、皇室の伝統等を尊重したもの」と説明しましたが、実際に行われた儀式は、国民主権と政教分離という憲法の原則に反するものとなりました。またそれは、明治期につくられたものであり、「皇室の伝統」とも言えないものでした。
 今回の天皇の「代替わり」にさいして、このような儀式を繰り返すべきではありません。儀式のあり方を、現行憲法の精神に即して、全体として見直すべきです。
(2)
 とりわけ、前回の「代替わり」で行われた以下の国事行為や儀式は、明らかに日本国憲法の原則――国民主権と政教分離の原則に反するものであり、根本的な見直しが必要だと考えます。
〇「剣璽等承継の儀」(国事行為として行われた)は、登極令にあった「剣璽渡御(とぎょ)の儀」を、ほぼそのまま再現し、皇位のあかしとされる「三種の神器」を構成する剣・璽(勾玉)と、「国璽」・「御璽」を、新しい天皇に引き継ぐ儀式として行われました。「三種の神器」は、『古事記』や『日本書記』にのべられた神話で、天照大神が孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に、地上を統治せよと命じて高天原から下ろしたさいに授けたとされるものです。
 現行憲法は、天皇の地位について、「主権の存する国民の総意に基づく」としています。天皇の地位は、主権者国民の総意にもとづくものであり、「三種の神器」の「承継」をもって天皇の「代替わり」のあかしとする儀式を国事行為として行うことは、憲法の国民主権の原則と両立しません。また、きわめて宗教色の濃いこうした儀式を国事行為として行うことは、憲法の政教分離の原則とも相いれません。
 それは、日本国憲法のもとで制定された現在の皇室典範では、「天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する」(第4条)とだけのべられ、旧典範にあった「三種の神器」を受け継ぐことを意味する「践祚」という言葉も、「神器」という用語も、ともに削除されたことにも示されています。
「三種の神器」を、天皇家が家宝として大切にあつかい、代々受け継いでいくことを否定するものではありませんが、それは天皇家の私的行為として行うべきであり、国事行為とすべきではありません。
 前回の「剣璽等承継の儀」では、皇族の出席者は男性皇族だけとされ、新皇后を含めて、女性皇族は排除されました。こういう問題が生じたのは、登極令で「剣璽渡御の儀」の出席者を皇太子、皇太孫、親王などの皇位継承権を持つ男性皇族に限定し、それを踏襲したからにほかなりません。ここにも「剣璽等承継の儀」を国事行為とすることの矛盾、時代錯誤があらわれていることを、指摘しなければなりません。
〇「即位後朝見の儀」(国事行為として行われた)は、即位した新天皇が、即位後初めて公式に三権の長など国民を代表する人びとと会う儀式とされています。
 しかし、「朝見」とは、臣下(家来)が宮中に参上して天子に拝謁することを意味します。実際の儀式のあり方も、天皇の「お言葉」に対して、首相が、「最善の努力を尽くすことをお誓い申し上げます」と「奉答文」を読み上げるなど、憲法の国民主権の原則にそぐわない内容となりました。
 こうした儀式を国事行為として繰り返すべきではありません。
〇国事行為として行われた「即位の礼」の一連の儀式のなかでも、とくに「即位礼正殿の儀」は、大きな問題があります。
 前回の「即位礼正殿の儀」は、即位を公に宣明するとともに内外の代表が即位を祝う儀式として行われました。「神話」にもとづいてつくられた、神によって天皇の地位が与えられたことを示す「高御座」(たかみくら)と呼ばれる玉座から天皇が言葉をのべ、その下から内閣総理大臣が祝いの言葉をのべて万歳三唱が行われました。
 しかも、「即位の礼」は、徹頭徹尾、神道行事である「大嘗祭」と一体に行われました。昭和天皇の死去から1年10カ月も経ってから「即位の礼」と「大嘗祭」が続けて行われたことにも、これらが一体不可分であることが示されています。こうした時期に行われたことは、登極令で、「大嘗祭」は、秋冬の間に「即位の礼」に続けて行うという規定にのっとったものとしか説明がつきません。そのために、天皇の即位から「即位の礼」まで長い期間をあけるというきわめて不自然・不合理なものとなっているのです。
 こうした儀式は、憲法の国民
主権、政教分離の原則とは両立せず、国事行為にふさわしくありません。
〇「大嘗祭」そのものについていえば、天皇が神と一体になり、そのことによって民を支配していく権威を身につける儀式として古来より位置づけられてきたものです。
 前回は、宗教上の儀式と見られることなどから「国事行為として行うことは困難」(1989年12月21日、閣議口頭了解)とはされましたが、事実上の国家的行事として多額の公費(宮廷費)がつぎ込まれました。こうしたあり方は、国民主権の原則にも、政教分離の原則にも明らかに反しています。
 天皇の「代替わり」にともなう儀式は、憲法にもとづく国民主権と政教分離の原則にかなった新しいやり方をつくりだすべきです。
(3)
 天皇の「代替わり」にともなう儀式の問題は、国家機関である天皇の即位にかかわる重要な問題であり、「国権の最高機関」としての国会を構成する全ての政党会派による十分な議論の機会がもたれるべきです。
 この点で、「平成の代替わり」と今回の「代替わり」は、条件が大きく異なっています。「平成の代替わり」の際には、昭和天皇の病状などを理由に、国会議員への説明や答弁が事実上拒否されました。その結果、国会をふくめ、「代替わり」をめぐる開かれた議論はいっさいおこなわれないまま、政府内での秘密裡の検討によって一連の儀式が決定されました。登極令にそった「剣璽等承継の儀」や「即位後朝見の儀」の内容が明らかになったのは、昭和天皇が死去した直後でした。
 今回は前回とは事情が異なり、昨年成立した天皇退位特例法の施行としておこなわれるものであり、退位・即位までには1年以上の十分な時間があり、その間、現行憲法にふさわしい天皇即位のあり方を国民的に議論できる条件があります。
 憲法にのっとった儀式はどうあるべきなのかについて、国会の全ての政党会派の意見を反映し、国民的な議論により合意を形成する努力を行うことを強く求めます。

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 天皇代替わりに対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

クレイジーケンバンド

 今年結成20周年を迎えた「クレイジーケンバンド」。

 NHKラジオすっぴんに横山剣さんが出演しておられ、改めて注目しています。

 「タイガー&ドラゴン」などヒット曲は数曲聴いたことがありましたが、本格的に聴くのは初めてですが、驚きの連続です。

 ある曲は、矢沢永吉のよう、ある曲は、和田アキ子のよう、ある曲は、米米クラブのよう、ある曲は吉幾三のよう、ある曲は、嘉門達夫のよう、ある曲は、湘南乃風のよう、ある曲は、東京スカパラダイスオーケストラのよう、・・・。

 「クレージーケンバンド」がお好きの方は、それが「クレージーケンバンド」だと当然のようにおしゃるでしょうが、本格的に聴き始めた私には驚きの連続だったのです。

 殆どの曲が、横山剣さんの作詞作曲です。横山さんの泉のように湧いてくるジャンルを超えた楽曲に目を奪われて続けています。

 金管楽器が入っているので、聴いているだけで心がワクワクします。

 横山さんの七色の声が素晴らしい。

 歌詞もいいです。

 2009年リリースのアルバム「Girls!Girls!Girls!」に収録されている「僕らの未来は遠い過去」に次のような歌詞があります。

 「『未来』お言った瞬間に すべては過去だ 本当に だったら今を大切に そうしたら明日は明るい日」

 「夢は未来だけじゃないさ 夢のような過去もあるんだ そのことに気づける今が 何より大切なんだ」

 横山さんは、私より4つお兄さん。私にとって憧れの先輩となりました。

 11月1日、防府市公会堂で「クレイジーケンバンド」のコンサートがあります。

 妻と一緒にコンサートに行くことしています。 

 移動中の車中で「クレイジーケンバンド」を聴きながらご機嫌な毎日です。

 「クレイジーケンバンド」ファンの皆さん、お勧めの曲をお教え下さい。