9月30日、ミサイル基地をつくらせない県民大集会で私は、「今日は、9月30日、沖縄県知事選の投票日です。沖縄でデニー知事を誕生させ、山口からミサイル基地はいらないの声を安倍政権に届け、今日、9月30日を安倍政権の「終わりの始まり」の日にしようではありませんか。」と発言しました。
沖縄県県知事選挙で玉城デニー氏が圧勝しました。志位和夫委員長は、「玉城デニー候補の勝利は、首相官邸が主導し、国家権力を総動員して沖縄県の民意を押しつぶそうとした安倍政権に対する痛烈な審判ともなりました。」との談話を発表しました。
ミサイル基地をつくらせない集会の「集会宣言」に「私達は、戦争せず、戦力を持たず、平和外交によるふる里を守りたいのです。殺し殺される事態ではなく、福祉・教育・医療の充実によって『平和のうちに生存する権利を充たしたいのです。」とあります。安倍政権は、強権政治を止めて、国民の「平和のうちに生存する権利」を尊重する政治を行う時です。
昨日の朝日新聞の伊東聖那覇総局長のコメントが目にとまりました。
「沖縄県民は4年前と同じく、辺野古移設に明確に反対している候補を選んだ。『沖縄に新たな基地はこれ以上いらない」という意思表示だと言える。」「辺野古の海の埋め立ては刻々と近づく。辺野古移設について、我々は決着済みの『過去の問題』と思い込んではいないか。目の前にある現在の問題、移設すれば100年はなくならないという未来の問題ではないのか-。沖縄の選択の意味を、政権も我々も、いま一度考えくてはならない。」
安倍首相は、自ら受け取った「建白書」=「米軍普天間基地を閉鎖・撤去し、県内移設を断念すること。」が沖縄県民の意思であることを再認識し、今後の政治を行う時です。
ミサイル基地をつくらせない県民大集会実行委員会が主催する「ミサイル基地をつくらせない県民大集会」が、9月30日に、阿武町のうそんセンターで行われました。台風が接近する悪天候にも関わらず250名が県下各地から参加しました。
主催者を代表して、広兼事務局長は阿武町長がミサイル基地の配備反対を表明したことについて「阿武町民の皆さんの民主主義を国に届けよう」と挨拶しました。
記念講演を行った山大名誉教授の増山博行さんは「佐世保基地では5月に市民の車の電子機器が一斉に止まるという出来事が起きた。イージス艦のレーダーの電波が影響していることは明らか。防衛省は、レーダーの電波の影響はないと説明しているが、影響はある。」
と話しました。
白菜農家の白松さんは、「高校2年生の孫娘が『お爺ちゃん、イージス・アショアなんか絶対に作らせちゃいけんよ。』と言われたと語りました。
私は、念仏者9条の会のメンバーとして「仏教の経典に『兵戈無用』(兵隊も武器もない世の中)という言葉を大切に念仏者9条の会は活動している。ミサイル基地は必要ない」と発言しました。
集会パフォーマンスとして、ミサイル基地は「いらん!」という文字を参加者でかざしました。
ミサイル基地反対集会でのパフォーマンス
最後に、「私達は、戦争せず、戦力を持たず、平和外交によるふる里を守りたいのです。殺し殺される事態ではなく、福祉・教育・医療の充実によって『平和のうちに生存する権利を充たしたいのです。本日、ここに結集した私たちは、巨大ミサイル基地であるイージス・アショアの配備計画撤回に向けて、さらにこれから力を合わせ歩んでいくことを宣言します。」とする集会宣言を参加者一同で確認しました。
一人ひとりの発言がすばらしく、すがすがしい集会でした。
台風が接近する中での集会でしたが、250名の皆さんの熱気を感じる集会でした。
ミサイル基地をつくらせないために引き続き、力を尽くしたいと思います。
ミサイル基地の建設に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。