昨日、宇部市内で、美祢・山陽小野田・宇部地域実行委員会主催の放射性廃棄物の中間貯蔵施設建設問題討論会が開かれ、田布施町議会議員の小中進さんがメイン講師を務めました。
私と、中島県議が、県議会報告を行いました。
昨日、宇部市内で、中間貯蔵施設に関する報告会が行われ、私が県議会報告を行いました。
私がお話した要旨は以下の通りです。
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地域実行委員会主催の中間貯蔵施設討論会にご参加の皆さんこんにちは、今日は、嬉しいニュースからお話したいと思います。今夜、台湾で唯一運用されていた原発が停止し、原発ゼロが実現されます。
私は、4月に、ドイツを訪ねる機会がありましたが、ドイツは、2023年4月に3つの原発を停止し、原発ゼロを実現しました。世界で2例目が台湾です。原発事故が起こった日本でこそ原発ゼロを実現しましょう。
資料1です。5月13日の中国新聞に、中間貯蔵施設の「適地」判断が遅れるのではないかという記事がありました。参議院選挙や来年の町議選や町長選挙も睨んで中電の判断が遅れるという記事です。この背景には、田布施町の選挙結果や反対決議可決などの動きがあると書かれています。参院選で野党が議席を伸ばし、柳井市議選でも議席を伸ばし、中電に中間貯蔵施設を断念させましょう。
資料2は田布施町議会で採決された中間貯蔵施設の反対決議です。村岡知事が、朝日新聞のインタビューで、中間貯蔵施設について、上関町だけでなく周辺の「地元の理解は欠かせない」と述べています。
資料3は、エネルギー基本計画についてです。今年2月18日に、新しいエネルギー基本計画が閣議決定しました。3月4日に行った一般質問で、資源エネルギー庁の職員が、原発の建替え先に上関が含まれていないと回答していることを国に照会すべきと尋ねますと、県は「上関原発の重要電源開発地点指定は引き続き有効で解除されていない」ので照会しないと答えました。地点にしがみつく中電です。
資料4は、電源立地地域対策交付金についてです。国は、新年度予算に13億5千万円確保した、これには、県知事が同意した場合の9億8千万円もふくまれていると中国新聞が報じました。3月4日に、国にこの点照会すべきと質しました。県は、「現在は、立地可能かどうかの調査段階なので」国に照会する考えはないと答えました。
資料5は、田布施町議選、柳井市でのアンケート問題です。
ご承知の通り柳井市では、約4000件のアンケートで7割を超える方が、中間貯蔵施設反対でした。田布施町議選では、中間貯蔵施設反対派の得票が推進派を上回りました。
私は、これらについて、3月4日、県の認識を尋ねました。県は、選挙結果は有権者の自由な意思が反映されたものとの認識を示しましたが、県としての見解は述べませんでした。
最後に資料6です。毎年、中電は、連休前後に、3月末までの埋め立ての状況報告書を県に提出しています。資料に示したのは、24年3月末のものです。埋め立ての進捗はゼロ、2027年6月までに工事を終えると書いていますが、そんなことは出来ません。今年3月末の報告書を現在、申請中で、今月末には私の手に届くと思います。
25年3月末も進捗率ゼロであることはほぼ間違いありません。
そもそも知事は、22年11月に、発電所本体の着工時期の見通しが、つくまでは、埋立工事を竣工しないことと要請しているのですから。
エネルギー基本計画にも位置付けられていない上関原発は、きっぱり計画を中止すべきです。
フランスで処理された放射性廃棄物が六ケ所村に返還されて30年になります。核のごみの最終処分場も、再処理工場も稼働する見通しが立っていません。「核燃料サイクル」は完全に破綻しています。ならば、上関町に計画中の中間貯蔵施設は、最終処分場になる可能性が大きく高まっています。中間貯蔵施設の建設は、中止すべきです。美祢・山陽小野田・宇部から大きな声を上げていきましょう。今日は、中座します。申し訳ありません。
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