5日、「県立厚狭高校、南校舎の北校舎への統廃合の見直しを求める意見書」が山陽小野田市議会に提出されました。
意見書は、「計画は、事前に同窓会役員会、PTA等には協議がされ、県のパブリックコメントへの意見・要望を踏まえて実施に移されたとのことでありますが、しかしこれは、厚狭南高の学校設立の歴史と文化・伝統を無視した拙速ともいえる県教育委員会の対応としか云えないものです。」「地域とともに発展し、学校の歴史と伝統を育んできた厚狭南高の『統廃合』計画は、少なくとも地域住民の意向を踏まえて行うこととし、拙速とも思えるような北校舎への移設・建設計画は、当面、見直しを行われるよう強く要望する。」と述べています。
そして、昨日の宇部日報の「無辺」というコラムで「厚狭高統廃合」問題が取り上げられていました。この中で、厚狭南高の前身である「船木女児小学」は、「女子教育のための学校として、東京、京都に次いで全国三番目に開校。」と書かれています。そしてコラムは「伝統を引き継ぐ南校舎は、旧厚狭郡内の近代教育の出発点であり、県内の女子教育の嚆矢として貴重な存在といえるものだ。それをなくすことは、地元の誇りばかりでなく歴史を軽視することにもつながりかねず、およそ教育的行為とはいえまい。」と括っています。
藤井教育長は、私の一般質問での答弁で「『意見を聴く会』の開催や校舎整備工事の中止については考えていない。」と答えましたが、意見書が提出されたらどうするのかとの問いに、「これまでの校舎統合の経過や取組状況等をしっかり説明していきたい。」とも答えました。
いよいよ、市議会で意見書が提出されました。県教委は、議会に対してまず、厚狭高統廃合問題でしっかり説明責任を果たすべきです。
その上で、県教委は、宇部日報のコラムの指摘にあるように「教育行為」に立ち返り、厚狭南高の歴史を学び、歴史を残す立場に立つべきです。
WBCが始まり、我が家でも子どもたちと一緒に、日本チームを応援しています。
そんな中、国内に、ウ・リーグなるものが存在していることを昨日知りました。正式には「日本浮き玉▲ベースボール連盟」です。全国に、沖縄・九州・西日本・北日本・首都圏・北海道の各リーグが存在し、50チーム以上が連盟に加盟しています。
浮き球三角ベースボールとは、漁具のそれで、浮き球を球にして、海岸にある流木をバットに三角ベースで野球をするものです。
作家の椎名誠さんが、数年前、奄美大島の海岸で漁師の方々がされているのを偶然見かけたのがきっかけで、口コミで全国に広がったもののようです。
この近くですと、広島や鳥取にはチームがあるようですが、山口県にはないようです。誰かチームを作りませんか。出来たら仲間に入れて下さい。
情報がありましたらお教えください。
私は、とりあえず、椎名誠著「海浜棒球始末記」を読んでみようと思います。椎名誠の本は、20代のころとても良く読んでいました。久し振りで楽しみです。
県議会は、柳井ショックから小沢ショックとなったようです。自民党席の元気が戻りつつあり、民主党席の元気が少し無くなったようです。
民主党の小沢代表の資金管理団体「陸山会」の会計責任者も務める公設第一秘書が、準大手ゼネコン「西松建設」の二つのダミー政治団体をトンネルした違法献金の疑いで逮捕されました。
小沢氏は記者会見で「政治団体からの献金という認識だった。」と述べましたが、献金の出所が「西松建設」とは知らなかったでは済まされないことは明らかです。小沢代表本人と民主党は、国民への説明責任を果たすべきです。
資金管理団体で西松建設のダミー政治団体からの事実上の政治献金を受け取っていたのは、小沢氏だけではありません。自民党では、森元首相や尾身元財務大臣などにも、小沢氏と同様の資金が渡っていたとの疑惑が明らかです。
これら政治家も自民党もみずからの疑惑について解明する責務があります。柳井では民主に軍配が上がりましたが、西松問題では、民主・自民ともに痛み分けです。
この問題の根本には政治献金があります。いかなる形にせよ、企業献金をやめさせていくことが大事です。
今日、本会議で、わが党の水野議員がこの問題を指摘をした際に、自民党のある議員が、「このままなら、国会議員は、共産党しかいなくなる」とヤジを飛ばしていました。このヤジは言い得て妙でした。
このヤジに励まされながら、やはり、企業献金を受け取らない日本共産党が、政治浄化のために力を尽くす時だと思いました。
本日、一番手で質問に立ちました。答弁も入れて1時間50分、しゃべりまくりました。今、ほっとした気持ちでこのブログを書いています。
今回の議会ほど、県民の命が託されたと実感した質問はなかったと思います。
私は、まず、国体の簡素化について質問しました。選手強化対策費であるトップアスリート育成事業について、今年度は、5億が計上され、新年度も5億が計上されていることについて、私は、更なる財政の縮減を求めました。これに、西村副知事は、「選手強化費用も縮減に努めたい。新年度から3年間で15億円の選手強化費を予定していたが、2億円程度縮減する計画だ。」と述べました。これは、簡素な国体に向けて大きな前進だと思います。
上の関原発に関しては、中電が新年度中に、原子炉設置許可申請を国に行った場合、年度途中であっても県のチェック体制を整備する考えてあることを佐本商工労働部長が明らかにしました。この点も明確な答弁でした。
更に、自衛隊が行った昨日の訓練について、三好部長は、「地元市町へ事前の周知が図られるよう要請していきたい。」と答えました。
その外、焦点の福祉医療費助成制度の一部負担金をなくせの私の質問に対して、二井知事は「ご理解を」を繰り返しました。
また、県立病院を地方独立行政法人化に移行させる問題について今村部長は、メリットを強調する答弁を繰り返しました。
そして、下関市で公園担当職員がホームレスの女性のAさんを車に乗せ北九州市に連れていく際に、福祉担当職員と協議していなかったと思われる問題については、今村部長は、「下関市に状況を聞く」ことを約束しました。
住所が確定していなくても生活保護の申請権は保障される点を県内の福祉事務所長へ周知せよとの質問に対して、今村部長は、近く行われる担当者の会議の中で行うと表明しました。
一人は万民のため、万民は一人のためと言う言葉があります。下関市や県下で、第二のAさんが生まれないための一助に私の質問がなったのなら幸いです。
インターネットで私の質問が視聴できます。ご意見、ご感想をお寄せください。
柳井市長・県議補選で、民主党候補が両方とも当選した選挙結果を受けて、今日の県議会は、さながら柳井ショックの様でした。
私たちが議場に入ろうとする姿をカメラが追います。まず、自民党の代表質問。どうも元気がありません。いつもは飛び交う激励やヤジも自民党席からは今日は少なかったようです。次に民主党の代表質問。
質問の最後に、民主党の加藤議員は、二井知事に「今からでも、予算の組み替えを」という趣旨の発言を行いました。私は、民主党が予算に反対することもあり得ることをほのめかした発言だったと受け取りました。
民主党が当初予算に反対するということになれば、重大な変化です。県民のための予算にしていくために、民主党との共闘が可能なら行っていきたいと思います。
私は、日本共産党県議団の一般質問一番手で明後日質問を行います。第一回目の質問が完成し、これから、答弁を想定しながら再質問を準備します。
福祉医療の現状維持をなど、かつてなく県民の願いのこもった議会になっています。県民の命と暮らしを守る論戦を精一杯行っていきたいと思います。
今日、宇部工業高校の卒業式に参列しました。私は、県議になって高校の卒業式に今度で10度参加していますが、一番泣いた卒業式になりました。
その理由の第一は、答辞の内容でした。「私たちは、浅瀬で泳いでいた稚魚だった。今、大海に泳ぎだす。」。このような内容は、毎年子どもたちが表現することでしょうが、今年の大海は大荒れです。私は、卒業生の皆さんに「頑張れよ。」の想いで涙してしまいました。幸い、宇部工業の全日制の子どもたちは、全員、就職が内定したそうです。
理由の第二は、卒業生が自分の子どもの年齢に近づいてきたことでしょう。卒業生が退場する際に、各学科ごとに、一列に並んで父母の席に向かってお礼を言うのです。短い言葉ですが、これには、堰を切ったように涙が止まりませんでした。実際に、式が終わって、私自身が退場していると、私の高校時代の同級生が卒業生の母親として参列している姿を見ました。
宇部工業高校の校訓は、「誠と熱」だそうです。この校訓通り、子どもたちは育っていることを感じました。この子どもたちには、未来は託せる。こんな感じがしました。
約9割の生徒が、来月から製造業を中心とした会社の現場に立ちます。科学技術立国の最前線で、大いに奮闘してほしいと願い式場を後にしました。
涙は、心のストレスを解消する最良の方法だとテレビで言っていました。大いに泣いて心を解し、いよいよ明日からの質問戦に臨みたいと思います。