本日、島田県議会議長に対して、山口県の特別支援学校を充実させる会(相本寛子代表)が山口県の特別支援学校を充実させる請願書を提出しました。
請願署名は、27219筆集められました。私は、紹介議員の一人として参加しました。
請願項目は以下の通りです。
①県内どこに住んでいても通えるよう、特別支援学校の新設を積極的に計画して下さい。
②特別支援学校の寄宿舎は、通学保障はもとより生活自立等を保障する場としても、希望者がだれでも利用できるようにしてください。
③希望するすべての子どもが通学バスを利用できるようにし、添乗員は原則として複数としてください。
④特別支援学校の教職員を大幅に増やして下さい。とりわけ深刻な人手不足となっている小・中学部できめ細かく丁寧な教育が受けられるようにしてください。
どれも心から賛成できる内容です。
私は、大学時代に、養護学校教諭(現在の特別支援学校教諭)の資格取得のため、当時の宇部養護学校で教育実習をした経験もあります。
大学のゼミは「障がい者問題」でした。私は、ライフワークとして、障がい児者の権利擁護のために尽くしたいと常々思っています。
今回、このような形で、特別支援学校を充実させる請願の紹介議員になれたことを幸せに感じます。
議員になってからも、当時の宇部養護学校の通学バスに実際に乗車した経験もあります。
議会でもその実態をもとに質問し、それがきっけで、宇部市営の通学バスがノンステップバスに切り替えられたこともありました。
障がいのある児童生徒を抱えた保護者の方にだけ、過大な負担をかける社会は平等な社会とは言えません。
この請願が採択され、県内の特別支援学校の環境が向上することを願います。
特別支援学校に関して皆さんのご意見をお聞かせください。
紹介議員として署名提出集会に参加する私(左)
落語「昭和の名人・完結編」2、古今亭志ん朝を聴いています。
題目の「猫の皿」は、人間の業が描かれストンと落ちへとつながります。
「猫の皿」は、20年以上前に編集されたCD「NHK落語名人選」、五代目古今亭志ん生で初めて聴きました。
志ん生の「猫の皿」は、茶屋の主人の飄々とした姿が実によく描き出されています。
志ん生落語の真骨頂でしょう。
志ん朝は、粋な江戸っ子、佐平治が主人公の「居残り佐平次」の方がぴったり来るようです。
店の者からの勘定を、言葉巧みにかわす場面は、志ん朝の真骨頂でしょう。
志ん朝は志ん生の息子です。志ん朝の弟子の志ん橋が志ん朝から「いいかい、親父の噺で覚えるなよ、間違うぞ。あれは親父だから通用するんだよ」と言われたそうです。
昭和の大名人を親に持った志ん朝の苦労の一端が窺えます。
しかし、独自の落語を確立し、志ん生世代の次代を代表する落語家として名を残すとは、並々ならない努力があってのことでしょう。
志ん朝は、昭和13年生まれ、平成13年に享年63歳で亡くなりますが、今生きていれば、志ん生とは違う、飄々とした上手い落語を演じたことでしょう。
枝雀もそうですが、名人は早く亡くなるものですね。ライブで聴けないから、CDやDVDで名人の演技が求められるのでしょう。
枝雀には枝雀の良さが、志ん朝には志ん朝の良さがあり、落語は面白いですね。
2月議会とその後の選挙は、昭和の名人の落語をマイカーで聴きながら乗り切ることといたしましょう。
ただ聴くだけではありません。喋る勉強にもなり一石二鳥です。
皆さんのご贔屓の落語家さんをお教えください。
落語「昭和の名人」完結編を聴いています。
第一巻は、二代目桂枝雀です。演目は「代書」「親子酒」です。私の車が寄席に変わる瞬間です。
私は落語が好きで、前から聴いていましたが、東京が中心で、また、三代目古今亭志ん生世代が中心でしたので、枝雀の落語をじっくり聴くのは初めてでした。
面白い面白い、一気に虜になりました。
年譜を見ると、枝雀襲名が昭和48年です。昭和39年生まれの私は、テレビではよく枝雀を観ていました。
落語というより、俳優としての枝雀の方が私の記憶に残っています。
特に、「代書」の松本留五郎は圧巻です。
田中優子さんの「江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか?」に、「現代では、一人前に挨拶ができたり仕事についたりしないと「自己責任」といわれ、貧しくて当たり前、ホームレスでも当たり前、とされてしまう。しかし江戸時代、いや高度経済成長前までは違った。そういう人たちは村落や長屋の中に受け容れられ、皆がそうゆうものだ、と理解してそれなりの役割を与えられていた。」とあります。
高度経済成長の真っただ中に育った私ですが、いわゆる村落で育ったせいもあるのでしょうが、私は、地域のネットワークを知る最後の世代かも知れません。
松本留五郎を受け入れにくい現代だからこそ、松本留五郎に会いたくなります。
田中さんは、「自分の境遇や能力を人と比べて劣等感を抱いたり、憂鬱になって閉じこもったりはしない。職を転々とするものの、友人も多く、常に働こうとするし、それを周りが支えているようだ。」とも述べています。
現代社会が松本留五郎から学ぶことは多そうです。もう一度桂枝雀の「代書」を聴くことにします。
第二巻は、三代目「古今亭志ん朝」です。田中さんの本を導きに、車での移動時間は、名人の落語にじっくり浸ることにいたします。
皆さんのお薦めの落語家と演目をお教え下さい。
数日前、年長の長女が高熱を出しました。かかりつけの小児科で検査をしたらインフルエンザA型でした。
昨日は、私が看病しましたが、今日は、妻も私も休めず、病後児保育に初めて預けました。
今は、熱も下がり、機嫌も良く、来週からは保育園に通えそうです。
一人でも子どもが元気がないと親の私もどこか元気が出ません。
我が家の子ども達のインフルエンザは峠を越えたようです。今度は、親にということにならなければと願います。
長女も、後数十日の保育園生活を充実した日々にさせてやりたいと思います。
長女が通うこぐま保育園には、13歳になった長男からお世話になっています。長女の卒園と同時に、我が家もこぐま保育園卒園となります。
あと数十日と思うと、感謝の気持ちと同時に、一抹の寂しさが心に迫ってきます。
出会いと別れの春ですね。皆さんのご家庭ではいかがですか。
本日、日本体育協会は臨時国体委員会を開き、昨年の第65回千葉国体に出場した山口県選手の内35名に参加資格違反があったとする第三者委員会の答申を承認したとの報道がありました。
国体委員会では、ほかの都道府県にも同様の違反がなかったか調査を行うようです。
違反のあった35名の選手に対しては、処分は行われず、減点は行われるようです。したがって千葉国体での山口県の順位は、総合で13位から16位となるようです。
また、参加資格の規定に、第三者委員会が示した「対象期間の半数を超えて、住民票がある都道府県で生活の実態があること」などが盛り込まれる見込みです。
第三者委員会が求めていた開催都道府県が総合優勝する慣例を是正する点などについて泉国体委員長は、「各団体の意見を聞いて、前向きに検討していく」と述べたとされています。
時事通信によると、県体育協会会長の二井知事は、「新基準に従い適正に対応する。総合優勝への道のりは険しくなったが、最大限の努力をしたい」とコメントしたとあります。
35名の選手に参加資格違反があり、県体育協会が第三者委員会の答申で厳重注意とされたことに対する体育協会会長としてのコメントが二井知事からなかったのなら残念です。
現時点では、インターネットの情報しかありません。詳細を今後、私なりに検証したいと思います。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
先週から、NHKドラマ「四十九日のレシピ」が始まり、昨夜は、第二話が放映されました。
昨年6月6日のブログで、この本の事を取り上げました。その時に、「この作品が映画化されることを望んでいます。」と書きましたが、ドラマ化という形で夢が叶いました。
伊吹有喜さんの原作を再読していますが、やっぱりいい作品です。
原作に一番ぴったりなのが、百合子役の和久井映見さんです。弱そうでいて芯がしっかりしている百合子そのものです。
井本役の徳永えりさんは、原作の方が強烈ですが、しっかり脇を固める演技に好感が持てます。
百合子の継母・乙美の死を通して、家族や彼女に関わったそれぞれが彼女の生きた人生を振り返ります。
その行為を通じて、各々自分の人生を振り返ります。そして、前を向いて各々が歩みはじめます。
原作では涙を流すことはありませんでしたが、ドラマを観ながら、時々涙しました。
ドラマは4話で終わりますので、後2回です。クライマックスの宴会のシーンがどう映像化されるのか楽しみです。
私の大好きな小説を映像化していただいたNHKのスタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
NHK火曜10時の「ドラマ10」の枠で、4月12日から海堂尊さん原作の「マドンナ・ヴェルデ」が放映される予定です。
この原作の姉妹作である「ジーン・ワルツ」は映画化されて現在ロードショー中です。
「マドンナ・ヴェルデ」を読んだ感想は、昨年7月6日のブログで触れましたが、映画「ジーン・ワルツ」を観た感想も加味して、ドラマ化がとても楽しみです。
ドラマの配役を見ると、母親のみどり役は、松坂慶子さんで、娘の理恵役は、国仲涼子さんのようです。
「マドンナ・ヴェルデ」のドラ化に感謝しつつ、ドラマ開始までに、原作を再読しようと思っています。
ドラマ「四十九日のレシピ」をご覧になった皆さん感想をお聞かせ下さい。