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日本共産党第28回大会で発言

 14日から行われている日本共産党第28回大会に代議員として参加しています。

 私は、本日、討論で発言しました。

党大会発言

日本共産党第28回党大会で発言(右後が不破さん)

 私が行った発言の要旨は以下の通りです。

・・・

 28回大会代議員の皆さん、山口県議の藤本です。私は、二つのことについて発言します。

 第一は、安倍政権のもとで、山口県全体が軍事基地化されようとしていることと、それに対決する市民のたたかいについてです。
 第二は、私自身の県議再選に向けた党員拡大の経験についてです。
 安倍晋三首相は、山口4区選出です。山本元山口県知事は、山口県を「安倍政権足下の県」と呼びました。今、山口県全体が、安倍政権の下で、軍事基地化されようとしています。
 第一は、米軍岩国基地です。第27回党大会決議は米軍岩国基地について「空母艦載機約60機も2017年をめどに移駐し、所属機は約130機と東アジア最大の航空基地となる」としました。米軍岩国基地は、東アジア最大の航空基地となり、爆音被害の拡大や市街地上空での飛行訓練も頻繁になっています。
 岩国市で市長選挙が今月26日・投票日でたたかわます。岩国市内の基地関連団体と個人有志で結成された「岩国の自立をめざす2020」が米重まさひこ日本共産党地区委員長を無所属の候補者として擁立しました。米重候補を日本共産党、社民党県連、新社会党県連が推薦して選挙戦をたたかっています。米重候補は、「基地との共存」を掲げ、米軍岩国基地依存の市政を進める現職市長と対決し、「基地依存をやめ、自立した市政に転換しよう」をスローガンに、誰もが住み続けられる岩国を実現するために全力をあげています。市民と野党の共闘で基地依存市政を転換してまいります。ご支援をお願いいたします。
 第二は、イージス・アショアの配備です。秋田県と並んで配備候補地とされているのが山口県萩市と阿武町に隣接する陸上自衛隊むつみ演習場です。
 2018年9月「イージス・アショア配備計画の撤回を求める請願書」が阿武町福賀地区の全16自治会、農業4法人の連名で阿武町議会に提出され、町議会議員全員の賛成で可決されました。阿武町内では、配備に反対する阿武町民の会に有権者の6割近くが会員です。花田憲彦阿武町長は雑誌「世界」1月号に「私の大義は阿武町の住民の安全・安心をいかに守るかということです。これにもとるものがあれば、国が何と言おうと、自民党が何といおうが、住民の立場にたって物事を進めていくというのが基本姿勢です。」と語っています。花田町長は、自民党員ですが、反対を貫いています。
 イージス・アショア配備撤回を求めているのは、阿武町の住民の会と萩市住民の会と総がかり行動萩です。総がかり行動萩が中心となり、この間2回「ミサイル基地をつくらせない県民大集会」が行われ、2回とも200人を超える参加者で集会を成功させました。
 秋田県の運動に学び、総がかり行動やまぐちが県内の市町議会に「イージス・アショア配備に反対」を求める請願署名を行うことを提起しました。請願署名を成功させ、イージスの配備を撤回させる決意です。
 第三は、山陽小野田市への宇宙監視レーダー建設です。新「防衛計画の大綱」は、自衛隊に陸・海・空に加え、宇宙領域専門部隊の新設を明記しました。宇宙部隊の重要な施設が山陽小野田市に建設されている宇宙監視レーダーです。米軍内に宇宙軍が発足しました。山陽小野田市のレーダーでつかんだ情報が、米軍に共有されることは明らかです。レーダー基地は、23年運用開始に向け工事が始まりました。
 山口から日本を変える市民の会・山陽小野田は、レーダー基地の建設の撤回を市長に申し入れ反対運動を強めています。
 県内で顕著な軍事基地化をストップするため、何としても、安倍政権を倒し、新しい野党連合政権をつくることが切実です。
 そのために、強く大きな党を作る課題についてお話します。党建設の根幹である党員拡大の取り組みを報告します。
 県議選宇部市選挙区選挙は2015年から定数が6から5となり、私は、落選しました。党建設、とりわけ党員を増やさなければ選挙には勝てないことを痛感し、昨年の県議選までの4年間の内、3年間は、毎月、一人以上の党員拡大に支部と共に取り組み、約40名の方々に入党してもらうことができ、昨年の県議選までに合わせて50名以上の方々に入党していただきました。
 私は、吉部地区の浄土真宗本願寺派の常光寺の門徒総代長を務めています。今度の県議選は、浄土真宗本願寺派山口教務所長推薦を受けて戦いました。
 安倍首相足下の県山口県内でも、党をとりまく客観的条件の変化と県民との関係の前向きの変化を実感しています。引き続き、党員拡大の先頭に立つ決意を述べて発言とします。

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 発言を終えて、ほっとしています。

 明日までの大会期間中、引き続き、しっかり勉強して山口県での活動に生かしたいと思います。

脱石炭火力 急務

 昨日の中国新聞は、国連報告書「失われた10年」について次のように報じました。

 「2008年から17年までの10年間に世界の温室効果ガス排出量がほぼ一貫して増え続け、国連環境計画(UNEP)が『失われた10年だった』とこの間の地球温暖化政策を厳しく総括する報告書をまとめていたことが12日分かった。各国の削減対象は不十分としており、18年も排出量は増加。パリ協定の温暖化抑制目標を達成するには石炭火力発電所の新設中止など思い切った対策が急務だと指摘している。」

 「国内で石炭火力発電所の新設を進め、海外の建設支援も続ける日本に方針転換を求める圧力がさらに強まりそうだ。」

 「現在、建設中の石炭火力発電所が全て稼働すると気温上昇を1.5度に抑えることは不可能で『新設をやめ既存の発電所も徐々に減らすことが目標達成に欠かせない』と指摘した。」

 宇部市で、宇部興産などが、石炭火力発電所の新設を進めています。

 宇部市は、SDGs未来都市です。

 まさに、持続可能な地球環境を構築していくために、宇部市に石炭火力発電所はいりません。

 国連が、脱石炭火力発電所を求めています。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

テセウスの船

 TBS日曜劇場で、今月からドラマ「テセウスの船」が始まります。

 主演は竹内涼真さんです。このドラマのホームページからストーリーを引用します。

 「今作で竹内が演じる心は、家族の運命を変えた警察官の父親が起こした殺人事件の謎を追う青年。心と母親は父親が逮捕されてからずっと、世間から後ろ指をさされ、身を隠すように生きてきた。ある日、心は最愛の妻から『お父さんを信じてみて』と言われ、拘置所にいる父に会おうと決意。しかし、昔の事件現場に向かうと突然の霧に包まれ、過去にタイムスリップしてしまう!」

 父親役は、鈴木亮平さんが務めます。

 原作は、週刊漫画誌「モーニング」で連載されていた東元俊哉さんによる同名漫画で、昨年6月20日に発売された「モーニング」29号でドラマ化が発表され、翌週発売の30号で最終回を迎えました。

 コミックスで全10巻が刊行されています。

 昨日から一巻を読み始めました。

 タイトルの「テセウスの船」とは、ギリシャ神話がモチーフとなったパラドックス(逆説)のことです。英雄・テセウスの船を後世に残すために朽ちた部品が全て新品に交換されることで、“この船は、同じ船と言えるのか?”という矛盾を問題提起するエピソードです。

 人の体の中では毎日3千億個の細胞が死に、そして生まれていると言われています。

 これが数か月すると体のほとんどの細胞が入れ替わることになります。

 人間の存在そのものが「テセウスの船」なのかも知れません。

 一巻で、心は、過去にタイムスリップしました。

 事件の真相はどうなのか。家族は再生されるのか。

 コミックスを読んで、「本格ミステリー」に挑もうと思います。

 明日から日本共産党第28回党大会が静岡県で行われます。

 私は、代議員の一人として参加します。今日から前泊するため、9時代の新幹線で移動します。

 移動中の新幹線の中で「テセウスの船」を読みたいと思っています。

 とりあえず、3冊を持って移動します。

 そして、大会から帰ってきた翌日、19日から始まるドラマ「テセウスの船」を楽しみにしています。

 東元俊哉さんの「テセウスの船」のファンの皆さん、感想をお教え下さい。

 

小さな神たちの祭り

 昨日、夕方、私が会長を務めている西宇部校区人権教育推進委員協議会主催で、地区別人権学習会が行われました。

 私は、役員を代表して以下の通り挨拶を行いました。

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 明日は、宇部市の成人式です。我が家の次男が20歳を迎えます。
 今日の、毎日新聞に、重い障害を抱えていた松崎胡桃さんのことが報じられていました。胡桃さんは、16歳の時に、熊本地震に合い、十分な医療を受けることができず、短い命を閉じました。
 胡桃さんが生きていれば、今年が成人式。お母さんの久美子さんが、生前の約束通り、身長127センチだった胡桃さんのために振袖を作ったとありました。
 明日、成人式を迎える若者が生き生きと暮らせる社会をつくるために、私たちの世代がもうひと踏ん張りしなければならないと思います。
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 昨日、午後、仕事が一段落してテレビを観ていると東北放送60周年記念ドラマ「小さな神たちの祭り」をRKB毎日放送で放映されていました。

 主人公の青年は、家族全員を東日本大震災で失い、生きる希望を見いだせずに生活していました。

 ある日の夕方、タクシーに乗ったら、運転手は祖父でした。そして、故郷の街へ。

 父も母も祖父母も弟も近所の皆も子どもたちもみんな楽しく暮らしています。

 壮大なファンタジーですが、改めて東日本大震災の人的被害の大きさに気づかされます。

 故郷の家で、父から青年は「生きていてくれてありがとう」と励まされます。

 熊本地震の影響で亡くなった娘さんに励まされる母親。

 東日本大震災で亡くなった家族から励まされる青年。

 死者に励まされる話を聞くと、私は、中島岳志さんのエピソードを思い起こします。

 中島さんが、疲れてはてて眠りにつこうとした時、もう一つ原稿を頼まれた仕事を思い出しました。

 いままでに書いた原稿に少し手を加えてメールしようとした瞬間。亡くなった友人の「それでいいのか」という声が聞こえたといいます。

 何度も、本ブログに書いていますが、私が死者に励まされる経験は、大学生の時のスキーバス事故の犠牲者の声です。

 大学一年生の冬、体育の授業で、スキー場に向かう3台のバスのうち3台目のバスが長野県の犀川に転落し、22名の学生が亡くなりました。

 私は、2台目のバスに乗車していました。

 亡くなった学生と直接話をした人は数人だったけれど、事故以来、亡くなった同級生たちに励まされ続けている人生だと痛感します。

 これも何度も引用していますが、中島岳志さんは、「民主主義の主体はいま生きている人間、つまり『生者』。それに対して、立憲主義の主体は『死者』なのです。」と述べています。

 東日本大震災で亡くなった方々が、熊本地震で亡くなった方々が、そして、これまでの一人一人の死者が、私たちをガードし続けている。それが立憲主義だと中島さんは述べています。

 今日は、次男は、宇部市の成人式に参加します。

 今年成人を迎える多くの青年の未来のために、私たち世代が、もうひと踏ん張りする時だと改めて感じる日々です。

 今日も、私は、バス転落事故で亡くなった級友に励まされています。

 今からは、西宇部校区どんど焼きの準備に出発します。

 明日からは、日本共産党第28回党大会に出発します。

 皆さんの「死者に励まされた経験」をお教え下さい。

 

消防施設整備計画の実態調査結果

 本日、宇部市消防団西部方面隊厚南分団の消防出初式に参加しました。

 来賓を代表して以下の挨拶を行いました。

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 あけましておめでとうございます。
 4年ぶりに厚南分団の出初式に参加させていただきました県議の藤本です。
 昨年は、かつてない大規模な災害が頻発しました。だからこそ、地域の防災対策を日常的に点検・強化する必要があります。
 消防庁は数年ごとに「消防施設整備計画の実態調査結果」公表しています。直近の数字は、2015年のものです。宇部・山陽小野田消防局消防職員数の算定数は442人ですが、整備数は、297名です。
 充足率は67.2%です。私は、これだけ、大規模災害が頻発する今だからこそ、まず、常勤の消防職員を整備指針に基づいて、確保することが何より大切だと思います。そのために、今後ともしっかり発言してまいりたいと思います。
 そして、消防団員の皆さんの処遇改善が必要です。今日は、久しぶりに、じっくり皆さん方のご意見に耳を傾けていきたいと思います。
 今年1年、皆様の活動が事故なく遂行できますことを祈念して、挨拶とさせていただきます。

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 2015年の山口県全体の消防職員の算定数は2758人。整備数は、1948人。充足率は70.6%です。

 消防本部ごとでみると、充足率が一番低いのが、下松市消防本部の45.9%です。次が、光地区消防組合消防本部の58.7%。その次が、宇部・山陽小野田消防局です。

 消防利水は、算定数19421に対して、1502であり、充足率は77.2%です。

 消防施設整備計画通りに消防施設を整備することは、防災対策の大前提です。

 特に、地域の防災力の中心である人的体制の整備は急務です。

 消防出初式にあたり、消防力の抜本的強化を望みます。

 これからも必要な発言を行っていきたいと思います。

 消防力・防災力強化に向けての皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 まず、常勤消防職員の充足率を100%に近づけることが重要です。

病室で念仏を唱えないでください

 しんぶん赤旗に1月からの民放ドラマの紹介が掲載されていました。

 その中に、「病室で念仏を唱えないでください」がありました。

 TBSのホームページからドラマの内容を紹介します。

 「僧侶でありながら救命救急医でもある異色の主人公・松本照円(まつもと・しょうえん)の奮闘を通して、『生きることとは、そして、死ぬとは何か』を問う一話完結形式の医療ヒューマンドラマだ」

 「『医師』として命をどう救うのか、『僧』として死をどう看取るのか。さらに、患者の家族までをも支えようとする松本が、悩みを抱えながらも医師として、僧として、人として成長していく姿を通じ、『生きる』とは、『死ぬ』とは何なのかを、もう一度考えるきっかけを与えるドラマになっている。」

 主人公・松本照円を演じるのは、「海猿」シリーズなどで有名な伊藤英明さんです。松本と一緒に救命救急センターを支える医師の役が、中谷美紀さんです。

 原作は、こやす珠世さんの同名の漫画コミックです。「ビックコミック」に連載中で、コミックスは6巻まで出ています。

 仏教に関わりのある私は、TBS系で17日(金)の10時から始まるドラマをチェックすることは、当然ですが、原作も気になります。

 今朝からコミックス「病室で念仏を唱えないでください」第1巻を読み始めました。

 私は、浄土真宗本願寺派の門徒ですが、松本照円師は、真言宗系の僧侶であることがコミックスを読んでわかりました。

 松本さんがこう語る場面が出てきます。

 「仏の教えには、四苦っていうのがあってな。『苦』は苦しみのことではなく『生・老・病・死』の四つが、意のままにならぬ事をいう。つまり、病も死もいつかは受け入れなければならんという事なのだ。」

 私は、お寺の法話の中で何度も「生・老・病・死」の四苦の事をお聞きしました。

 宗派は違えど、同じ仏教なのだということをこのコミックスを読んで感じました。

 表題の通り、松本は、同僚の医師から「霊安室以外で、念仏を唱えるのはやめてくれる?」と注意されます。

 これに松本師は「お言葉ですが、お経は仏からのメッセージであります。死者を弔うだけのものではないのです。加えて、仏教は己の現実を見つめるものなのであります。気味が悪いという方がどうかしているのです。」と反論します。

 キリスト教など他の宗教以上に仏教と言えば「死者を弔うもの」というイメージが強いのが現状です。

 しかし、50歳を過ぎて、お寺の総代長となり、法話を聴聞する機会が増えるにつけ、松本師がいう「仏教は己の現実をみつめるもの」という意味が少しばかりか理解できる。

 私の尊敬する念仏者である中島晃さんは、自著の中で、法然の思想を「12世紀末の日本で、貧困や格差に苦しむ人々の存在に目を向けて、その救済のために宗教者として何をなしうるかを考え抜いた」ものと評価しています。

 「どうすれば仏になることができるのか」の方法の違いによって仏教でも宗派が分かれていますが、「仏になる」とは「よりよく生きる」方法を説いているものであり、よりよく生きるためには、「己の現実をみつめるもの」であることに違いありません。

 先日のブログで全日本仏教会がヒバクシャ国際署名推進の訴えを出したことを紹介しましたが、全日本仏教会のヒバクシャ国際署名推進を知らせるホームページに「仏陀の和の精神をもとに仏教文化の宣揚と世界平和を願う立場」とありました。

 決して、仏教が「死者を弔うもの」だけのものではないことが、この一文からも理解いただけると思います。

 今月から、「病室で念仏を唱えないでください」をコミックスでドラマで楽しみながら、私なりに仏教と親しんでいきたいと思います。

 そして、県議会環境福祉委員として救急医療の現場の状況についても学んでいきたいと思います。

 コミックス「病室で念仏を唱えないでください」を読まれた皆さん感想をお聞かせ下さい。