昨日は、市教育委員会主催の人権教育セミナー第二回に参加しました。「障害者の人権」というテーマで講師が話しをされました。その方は、まとめで「障害は一つの個性である」と話されました。講師は、その後に、「障害を正しく理解し、それを肯定し」と続けられました。私は、後の話には、全て同感しましたが、障害を個性と特徴づけることに私は違和感を抱きました。障害を個性と言われる意図は、障害を特別視すべきではないということでしょうが、適切な言葉ではないような感じがします。
人権教育セミナーの第一回目では、今日の人権課題として、女性・子ども・高齢者などの問題があることを学びました。それでは、女性や子どもや高齢者はそれぞれ個性による問題なのかといえばそうではないと思います。障害を含めて、それぞれ同じ人間として尊重することが大切であると同時に、それぞれの違いを認め合うことが大切です。その違いを違いではなく個性としていいきること、それぞれの問題を正しく理解し、肯定することにつながらないのではないかと考えます。むしろ、その問題を個人の問題に矮小化させるのではないかと危惧します。
それぞれの違いを深く認識し、理解し、その違いを解消していくための方策を、様々なレベルで行っていくことが、重要ではないかと思います。
講師の先生の話は、外はみなすばらしい内容でした。唯一、「個性」の点だけに、意見の違いがありました。このことが、今回、学習会に参加した成果であったと思います。
真夏のような晴天が続いています。庭の水やりが朝起きての日課になっています。今朝は、植えた枝豆に、団子虫が集団でついているのを発見しました。虫を発見したときには、もう被害は甚大です。隣りのオクラにも被害は広がっていました。先日は、生垣のさざんかの毛虫対策にも苦慮しました。
農薬は使わず、今は、生協があっせんしている害虫よけのバーブ液を使っています。害虫を安易に排除しようと思うと、農薬の散布ということになるのでしょう。無農薬や減農薬というだけでも農家の方の苦労がよく分かります。
おとといは、草刈りの後、実家から梅を5キロもらってきて、梅酒をつけました。妻が昔からよく作っていましたが、私自身が作るのは初めてです。梅酒の砂糖の量には悩みました。多く入れたほう美味しいが、糖が気になる。結局、二瓶たっぷりの梅酒が完成しました。来年以降が飲み頃です。それまでは、妻の梅酒で舌鼓を打ちましょう。
「農」のある暮らしもいいものです。
今日は、山口市で、日本共産党演説会が行われました。私は、カンパの訴えという重責を担いました。日本共産党は、企業団体献金と政党助成金を一切受け取っていません。ですから、個人からのカンパが重要なのです。
しかし、この財政的裏づけにより、企業などのしがらみなく、国民の立場で論戦を行うことができるのです。
今日の、メイン弁士は、小池晃参議院議員・政策委員長です。数年前にも小池議員の話しを聞いたことがありますが、今回の話の方が、数段、面白く、分かり易いものでした。小池議員は、テレビタックルなど、最近特にテレビで鍛えられているからでしょうか。
「関西空港が出来た、中部国際空港も出来た、静岡空港の建設中だ、この調子でいくと、東京から大阪まで、飛行機は、飛ばなくても、滑走路を走って移動できるようになるだろう」など、大爆笑の中で、事の真相を聞き手に分からせる技はなかなかのものです。
話術としても私自身大変参考になりました。
私自身、元気で確信のわく演説会となりました。
会場一杯の参加者で躍進を誓った山口での演説会
今日は、朝方、実家に帰り、トラクターで畑を耕し、その後、草刈りを1時間しました。草を刈ったのは、小野の来見という所です。吉部荒滝とは川を挟んで接しています。二つの集落の間には、沈下橋が掛っています。この橋は、祖父が元気な頃に完成したといいますので、50年も前のものでしょう。我が家では、数年前までは、橋を渡って来見側にある田も耕作していましたが、今日行ってみると、すでに木が生え始めていました。耕作放棄地の凄まじさを実感しました。母から草刈りを頼まれたのは、それから、来見集落への道です。私が子どもの頃、父は、その道の途中に、栗を植え、その先でお茶を栽培していました。しかし、この道も今日行ってびっくり、竹が繁茂して道を覆いつくそうとしていました。父も少しは管理をしていたのでしょう。枯れた竹が、道の脇に積んである所などもありましたが、私が子どもの頃より道が既に狭くなっていました。昔の山すそから1メートル程度は、既に竹林となり、その先に生えている若竹や竹の子を草と一緒に刈って道を確保するような状況です。1時間で、30メートル程度は刈ったでしょうか。今度は、来月にでも来て続きを刈りましょうか。
荒滝も来見も過疎化・高齢化しています。私が久しぶりに帰って今日、わずかの地域道を確保しましたが、大変な勢いで国土が荒廃していることを実感しました。
一部の選ばれた農家だけに、次代の農業を担わせる政策では、この国の農村の崩壊は防げないと思いました。普通に、中山間地域で、暮らしていける政策が重要です。人が、住まなくなり、人が、山に入らなくなると、国土の荒廃は急速に進行します。
山口県では、中山間地域振興条例の制定を契機に、一定の政策の具体化が進められています。私は、県が、わが古里・吉部を含む地域で具体化しようとしている「中山間地域集落ネットワーク形成支援事業」について6月議会で質問したいと思っています。
昨日は、PTAの家庭教学級に参加しました。講師は、この4月から赴任された山田校長先生でした。最初は、参加者が輪になって、「ルックダウン」「ルックアップ」で、目が合った人と交代するというものです。女性ばかりの中に、男性は私一人でしたので、取り分け最初は目が合いません。中盤になって目がようやく合ってきました。目を合わせるには気恥ずかしいですが、目が合えば嬉しいし、合わなければ淋しいです。子どもの声かけでも、「声」だけでなく「目」も向けることだ大切と話されました。
その後、山田先生は、教員生活で感じられたエピソードを話されました。二つ目のエピソードは考えさせられました。小学校1年生の子ども二人が万引きでつかまって、山田先生が立ち会われた時の話です。主犯格の子どもの親は最後まで来なかったそうです。誘われた方の子どもの親は、子どもを叱る前に、来るなり店の人に涙を流してお詫びをされたそうです。それから、その親子は、毎年、子どもが万引きした月に、子どもが貯めたわずかのお金を福祉施設に寄付し続けているそうです。その子どもは、今、小学校の先生になっているそうです。
親の思う通りに子どもであることはないでしょう。何か子どもが問題やピンチを抱えた時、親がどう対応するかが親の力が試されるときでしょう。山田先生は、「親は、子どもに添って、一緒にピンチを乗り越えることが大切」と話されました。
この間も、子どもが風邪とはいえ、二日休みました。熱は下がっているのに、喉が痛いといいます。三日目は、学校に行かしたのですが、学校で子どもが吐き気をもよおしたと学校から連絡がありました。吐き気が病気のピークで、それからは、元の元気な子どもに戻ったのですが、その数日間、本当に、子どもに添って話しが出来ただろうか。と最近の子どもとの関わりを問い直しながら山田先生の話を頷きながら聞いていました。
そして、昨日、散髪をし、映画「大日本人」も観ました。この映画は、事前に内容が一切、明らかにされてきませんでした。松本監督は、映画のパンフレットで、「今回、映画の内容を意図的にふせていると思ってらっしゃるかも知れませんが、正直言うと、教えようがないんです。下手に説明するとなんな小さくとられそうだし、その一方で社会派の映画ととられる恐れもある。例えば子供を寝かしつれる時に、桃太郎の話をするとしますよね、その時子供から「『太郎の話ってどんな話?』と聞かれるのに似ていると思うんです。」
この気持ちが、私には映画を観て伝わりました。私もあえて、映画の内容には触れないことにします。説明しずらいというのもありますが・・・。
私も川柳を作ったり鑑賞したりしますが、いい川柳というのは、理屈ではないと思うんです。そして、その作品を後になって思いだして口ずさんで見ると社会を鋭く風刺するものとして感じられたり。
この作品は、喜劇です。大笑いするものではありません。主役の大佐藤の人生や存在自体が、実に喜劇です。私は、今は、本当に、この作品を観てこう思うと言わない、言えないが、後になって思い出して、色んなことを想える作品だとは思います。
あえて、皆さん是非、ご覧になってください。とも私は言いません。
この作品を観て、松本人志は、同時代を生きる人物の一人として、私にとって益々、気になる存在になったことだけは言えます。
昨日は、県教育委員会に「侵略戦争と植民地支配を正当化するアニメ(DVD)『誇り』を教育に持ち込ませないことについての申し入れ」と山口県後期高齢者広域連合に「後期高齢者広域連合議会の議員選挙の運用改善を求める申し入れ」を日本共産党山口県議団としてそれぞれ行いました。
最初の申し入れにあるDVD「誇り」は、日本青年会議所が作成したアニメです。文部科学省の委託事業として作成されたことから全国で、学校現場に持ち込まれた例が生まれています。
このアニメの内容は、侵略戦争をまっこうから否定する中身で、当然、学習指導要領などとも相容れないものです。村山談話や官房長官談話を否定する教材が学校に持ち込まれることがあってはなりません。
対応した県義務教育課長は、「県教委として市町教委に使えとか使うなとか言えない」としながら、「県内で使用したことろはないと聞いている。」「政府見解から逸脱しているものであれば問題。」と答えました。
私は、「県立中等学校など県教委自らが教材としての適否を判断する場面もあるので、早急に教材としてふさわしいかどうか検討すべきではないか。」と迫りました。これに県は、「申し込まれた時点で検討する」と答えました。
二つ目、後期高齢者医療制度の議会選挙の問題です。この広域連合の議員は、①市長会、町村会、市議会議長会、町議会議長会の推薦があった者②県内の市町議会議員の定員数の10分の1の推薦があった者が立候補できます。選挙の公示は、2月1日と市議会議員に欠員が生じたため、5月1日に行われました。しかし、2月は、6市3町で、5月は、8市で、関係する地方議員に周知されていないまま、選挙が行われ、議員が確定していたことが明らかになりました。私たちは、選挙は無効であり、やり直すよう求めました。
これに、三原事務局長は、「公示は適正に行われた、公示の周知を関係機関に求めてきた。よって適法であると認識している。」との答弁を繰り返しました。交渉の中で、担当者は、「選挙は、公職選挙法に準じて行うよう規則で定められている」ことを明らかにしました。
ならばこそ、立候補資格のある者に情報が提供されなかった責任は、明確に、選挙長である広域連合事務局長にあると思われます。関係した議長や議会事務局に責任を転嫁することは許されません。
責任があるのなら、選挙は、やり直すべきだと私たちは主張しました。最後に、三原事務局長は、「今後の選挙においては、公示の周知徹底状況を広域連合事務局として十分確認する。」ことを私たちに約束しました。
靖国DVDを教育現場に持ち込むなと申し入れる県議団