本日、朝から、実家の田で、最後の代かきを行いました。午前9時頃から始めて、午後1時にようやく終わりました。最初は、家の下の小さな田。次に、家の横の小さな田。最後に、一番大きな田を鋤きました。鋤き終えて畦から上がろうとする時に、トラクターが大きく傾きました。昨年の事故の再来かという想いが脳裏をよぎりましたが、何とか転倒することなく作業を終えることができました。田に水を入れると田の中もはまるし、畦も水分でゆるんでいて大変危険です。今後も緊張感を持って作業にあたりたいと気持ちを新たにしました。まさに、ヒヤリ・ハットです。これからは、畦の地盤の固いところから乗り入れしようと思います。ビギナースファーマーには、試練は続きます。
いよいよ31日は田植えです。我が家6人と保育園の仲間の子どもさんと、姉と母と叔父で合計10名の賑やかな田植えとなります。事故なく無事に作業が終わりますように。
代かきの後、午後4時から「中川広域幹線河川改修事業促進協議会総会」に参加しました。私は、この協議会の顧問です。中川は、私が住む厚南地域(東は、厚東川から西は、山陽小野田市境まで)にある県河川です。厚南地域は、干拓地域で、過去幾度となく浸水被害に苦しんできました。浸水解消のためには、厚東川の改修と同時に、厚東川と平行に流れている中川の改修が重要です。中川改修は、昭和54年からスタートし、延長約5キロの工事が行われています。H18年度末で、事業費ベースの進捗率が83%となりました。この間の工事によって浸水被害は大きく改善されました。
私は不用不急の土木事業の期成同盟会や協議会には参加していませんが、市民の財産を守るために必要な公共事業には、このように顧問になって事業の推進を支援しています。
苦労して耕した田の水面に写る荒滝山
本日、旧美東町土地開発公社の「十文字原総合開発用地」取得に関わる記者会見を県庁で、日本共産党美祢市議団と私で行いました。
党美祢市議団の調査により、旧美東町土地開発公社・十文字原総合開発の用地は、大半が一人の個人およびその個人の親族や関係者が役員を務める法人から、通常よりも法外が価格で買収したことが判明しました。個人は通常の約2倍、法人は約10倍の価格となっています。また、該当不動産には、差し押さえや根抵当権の登記がされていました。こうして売買された十文字原の土地は、H9年3月に登記されていますが、これまで10年以上も造成工事がされずに、山林のままです。
遡れば、この用地は、ゴルフ場開発のために、S48年に取得された経緯があります。しかし、宇部市長リコール運動などに象徴されるように水源を守る宇部市民の運動が高揚した経緯もあり、ゴルフ場としては開発に至りませんでした。その後、医療関係者が福祉施設の建設に乗り出しましたが、それも成就しませんでした。このような曰く付きの用地をなぜ、美東町は、土地開発公社を設立してまで取得したのでしょうか。疑惑は深まります。
県の責任も重大です。公有地拡大推進法に、土地開発公社の設立や、定款の変更には知事に認可が必要と規定されています。また、知事は、土地開発公社に対して立入り調査を行う権限も有しています。更に、美東町土地開発公社の定款には、知事に毎事業年度の事業計画等を提出する規定があります。
党県議団の調査で、県は、旧美東町土地開発公社に対し、この間、必要な立入り調査を一度も実施していないことが明らかになりました。これは、県の怠慢であり、監督責任の放棄です。
土地開発公社は、「地域の秩序ある整備を図るために必要な公有地となるべき土地を取得及び造成する」等のために存在すると法律で規定されています。
この土地開発公社が、差し押さえや根抵当権が登記された土地を法外な値段で購入した。購入した土地は、いまだに目的のための造成さえされていない。これらは極めて不正常なことです。
私は、県の旧美東土地開発公社の監督責任を来る6月県議会で追及する予定です。
更に、県の関わりで言えば、当該用地のど真ん中に、県小郡萩高地域規格道路が横断している問題も疑念を抱きます。この用地も、通常の2倍以上の価格で、県は旧美東町土地開発公社から取得しています。
現在、小郡萩道路と中国自動車道路が、十文字で合流する工事が進捗しています。この合流点を決める際に、なぜ、県は、わざわざ、市場より高い土地を取得するルートを選択したのでしょうか。この経緯についても今後調査したいと思います。
今日の記者会見には、各報道機関がこぞって参加しました。今日のテレビ報道や明日の新聞報道も参照しながら、党美祢市議団と美祢市民の方々と連帯し、疑惑解明を更に進めていきたいと思います。
現況の地図を示しての記者会見(左端が私)
昨日の毎日新聞の夕刊トップに、「療養病床現状維持へ」の記事が掲載されました。報道は、医療型「療養病床」を4割減らす計画について厚生労働省は、削減を断念したというものです。
国は、現在38万床ある療養病床のうち介護型13万床は全廃し、23万床ある医療型病床は、4割削減して、15万床にする方針で、都道府県に「医療費適正化計画」や「地域ケア体制整備構想」の策定を義務づけました。この方針に基づき、全都道府県は、昨年度末、それら計画を策定しました。
山口県には、現在、6034床の医療型療養病床と3532床の介護型療養病床があります。山口県は、昨年度末に計画を策定し、医療型療養病床を4153床にして、5217床の療養病床を老人保健施設などに転換しするとしました。
この報道が事実だとすると、山口県の6034床の医療型療養病床は、そのまま維持され、転換が必要な療養病床は、当初計画より1881床少なくなり3336床になるということになるのでしょうか。
明日にでも、県の担当者の報道の裏づけとなる情報の有無と今後の県の対応について問い合わせたいと思います。
報道には、厚生労働省は、「都道府県ごとに需要を調査した結果」削減を断念したとあります。しかし、厚生労働省は、上記したように、都道府県に、実態を調査を指示したのではなく、「計画」の策定を義務づけたのです。山口県は、これら計画を策定するために素案を作り、それをパブリックコメントにかけました。医療費適正化計画では、800。地域ケア体制整備構想では、680。合計1480件の療養病床の再編成に関わる意見が出されました。その多くが療養病床を残せの声だと思われますが、山口県は、その声を無視して素案のままの転換数で計画を策定した経過があります。山口県の削減率は、報道によると全国トップクラスで、この県の姿勢に対し私は、本ブログでも厳しく批判したところです。
その上で、私は、厚生労働省の、都道府県に計画を策定させた上で、基本的な考え方のフレームを変更する姿勢に憤りを覚えます。これは、計画を策定した都道府県職員も共通の気持ちではないでしょうか。報道が事実ならば、これまで都道府県が策定した計画を今後どうするのか、厚生労働省の明確な指示が求められます。
しかし、報道が事実なら、厚生労働省は、全国の療養病床残せの声に応えざるを得ず、医療型療養病床の現状維持を判断としたとも考えられます。
いずれにしても、療養病床を6割削減するという厚生労働省のフレーム自体に無理があったことは否めません。厚生労働省は、朝令暮改を止め、この療養病床削減計画全体を白紙撤回すべきです。
昨日、岡山県の赤坂県議と末田倉敷市議と、山田山陽小野田市議と一緒に、小野田漁協を訪ね、ナルトビエイ駆除対策事業を視察しました。
漁協に到着してみると、獲れたナルトビエイを飼料会社のトラックに積み込むところでした。以前は、廃棄物として処理していたそうですが、最近は、鳥の飼料としての販路が確立してきたそうです。販路と言っても、無料で、飼料会社に引き取ってもらっているのが現状です。
昨日は、7隻の船が出て4トンのナルトビエイが捕獲されました。捕獲に参加した漁協の組合員に対しては、1キロ80円の補助が国の「有害生物漁業被害防止総合対策事業」として支出されています。また、ナルトビエイの駆除事業としては、県の「重要資源回復計画推進総合対策事業」も行われています。これは、一斉駆除に対する用船費、日当等を県が助成するものです。
ナルトビエイの駆除は、H15年から取り組まれ、昨年度は、3290尾が捕獲されました。ここ数年の駆除尾数は増加傾向です。その結果、依然として、アサリの休漁や漁の網にナルトビエイがかかるなどの被害が続いています。特に、山陽小野田漁協の目の前には、中国電力小野田発電所があり、その排水口から出る温排水にナルトビエイが多数寄ってくる傾向が続いているようです。ある漁業者は、「ナルトビエイの背の上を歩けるほど」集まるといいます。特に雌の個体が多く、産卵場所となっているのではないかということでした。やはり、中電の温排水問題は、実験としてでも、この時期の排水温度を下げてみるなどの対策が必要なのではないかと感じました。
その上で、今後ともナルトビエイが減る傾向がないのなら、この魚の市場を何らかの形で確保できないかとの模索が、この間、県水産研究センターと山陽小野田市で取り組まれていることが報告されました。
水産研究センターでは、ナルトビエイの料理教室の開催やレシピ集の発行などに取り組んだということです。山陽小野田市では、魚食推進プロジェクトチームが設けられ様々な模索が行われていました。
食害だったナルトビエイを食材として利用し、漁業振興につなげたいという熱意が、県水産研究センターと山陽小野田市の職員から伝わってきました。
食材化に向けた取り組みに成果が出るよう、私も地元県議として必要な発言を今後も行っていきたいと思いました。
水揚げされたナルトビエイが飼料会社のトラックへ
今日は、午前中に、小野田漁協に行き、ナルトビエイの駆除の状況を視察します。詳しくは明日以降のブログで報告します。午後は、宇部市PTA連合会の総会です。午後1時30分の理事会から始まり、夜の懇親会までエンドレスです。
さて、私にとって金・土・日は、楽しい週末です。金曜日は、「密命」。土曜日は、「オトコマエ」。日曜日は、「篤姫」。と時代劇ファンにとっては楽しい週末なのです。「密命」は、リアルタイムで観れない時は、ビデオに録画しながら最初から観ています。オトコマエは、先週ようやく観ることが出来ました。中々面白そうだったので、今週から原作を読んでいます。原作は、井坂香四郎作「梟与力吟味帳シリーズ」です。
主人公は、北町奉行吟味与力藤堂逸馬。逸馬の上司は、遠山金四郎。逸馬は、遠山の金さんの秘蔵っ子という設定です。吟味方与力とは、調書を調べて判決文の元になる文書を作成する役職ですが、デスクワークをこなしていくタイプではなく、現場に出向いて納得いくまで調べていくタイプです。
原作を読んでいても、逸馬の活躍は爽快です。悪徳商人や悪徳役人などの巨悪に挑み、次々に解決していきます。私が目指す活動にも通じるところがあって、読みながら「逸馬がんばれ!」と応援しています。
原作者の井川香四郎さんは、57年生まれ。時代劇の作家としては若い方です。これまでテレビ時代劇の脚本家として活躍してこられた方です。ですから、ストーリーが分かり易いし、セリフが生きています。
今少し、逸馬の活躍を応援していくことにいたしましょう。
本日、我が実家の田に水が入りました。しかし、田に水を入れるのも簡単ではありません。我が集落では、川からモーターで、水を高いところに送り、上の田から徐々に水を下ろしていきます。そのモーターが故障してしまいました。今日の午後、部品が届くということです。
午後に実家に帰り、本を読みながら待機。ようやく午後2時頃にモーターが直ったという連絡が入りました。しかし、直ぐには田を鋤くことができません。田の面積、水の勢い、乾燥具合で、水が行き渡る時間が決まります。上の小さな田は、水の勢いもよく、午後3時頃から鋤ける状態になりました。鋤きはじめると30分で作業は終わりました。
次の下の小さな田は、水の勢いが極端に弱く、午後4時頃から少し鋤いてみましたが、全体に水が行き渡っておらずと中で作業を中止しました。とうとう午後6時まで待って、ようやく水が行き渡ったようで、一気に鋤きました。
最後の大きな田は、午後7時になってもほとんど水が行き渡っていません。親戚の方に明日鋤いてもらうことにしました。
田植えまでの最後の作業は、本代かきです。田植えが31日ですので、27日に行います。代かきから田植えまで、3日は空けないと田が落ち着かないと母が言います。
今日の代かきで、田は鏡のようになりました。ということは、田を鋤く目印がなくなったことを意味するのです。昨年は、親戚の指導で最後の代かきを行いましたが、自分がどこを鋤いてきたのか全くわからない状況での作業でした。
さて、今年は、私一人で最後の代かきですが、多少、隙間が出来てもOK・OKの気持ちでやるしかありません。今日の代かきが丁寧だったので大丈夫でしょう。
とにかく農業にはゆとりが必要です。ゆったりとした気持ちで、最後の代かきすることにしましょう。そして、いよいよ田植えは、子どもたちも参加します。