議員日誌

宇部・山陽小野田地域の公共事業説明会

 地元県議を対象にした今年度の宇部・山陽小野田地域の公共事業説明会が20日、県宇部総合庁舎で行われました。

 私が関わったり当日質疑したりした問題を中心に報告します。

 まず、宇部土木建築事務所に関わる問題です。

 事務所から、対前年度比で、補助公共事業が64.9%と説明がされました。その中で、楠地域が22%、小野田地域が37%と特に低くなっています。

 私は、「補助公共事業が厳しい環境の中でも、地域に偏在が起こらない事業の執行が必要」と要望しました。

 この間、私が関わった問題で、新年度前進しそうな場所は、まず、宇部船木線の改良工事です。大和団地入口の道路形状を改良するために、今年度2000万円の事業費が計上されています。

 また、真締川の浚渫工事に、今年度も1000万円の予算が計上されました。楠地域では、荒滝川の護床工事など257万円の予算が計上されました。

 今後とも身近な道路や河川の改善の要望を事務所に届けていきたいと思います。皆さんのお声をお聞かせ下さい。

 次に、宇部港湾管理事務所に関わる問題です。私は、宇部港東見初に関わる事業の入札に関して五洋建設と宇部工業が入ったJVが偏って落札している問題を過去の議会で取り上げてきました。

 東見初開発事業は、97年から昨年まで、27回の入札が行われていますが、五洋建設が落札に関わった回数が19回。宇部工業は、20回となっています。

 その結果、昨年までに、東見初港湾開発事業の入札金額の合計が275億円に対して、五洋建設と宇部工業の関わった入札金額が228億円となりました。

 実に、入札金額ベースで、約83%が特定の業者に落札されているという結果です。

 そして、20日の事務所は、今年度の東見初港湾開発事業に関わる整備事業は、2億5700万円であると報告しました。

 その入札を今月29日に行うと報告しました。

 私は、落札結果の偏在を指摘して、「公正な入札を」強く事務所に要請しました。

 この問題に関するご意見やご要望がありましたら、私に一報いただきますようお願いいたします。

 宇部小野田湾岸道路建設事務所からは、宇部興産道路を活用するロングランプの建設に関して現状が報告されました。

 所長は、「現在工事着工に向けて説明会を開催している。地域住民の了解が得られていないのが現状だ」と報告しました。

 私は、この問題を一般質問で取り上げたこともありますので、「住民が了解しないまま、着手することがないように」要請しました。

 これに、所長は、「住民に丁寧に説明をする」との答弁を繰り返しました。

 この問題に関してもご意見やご要望がありましたら私にご一報をよろしくお願いいたします。

 宇部市を所管する防府水産事務所と山陽小野田市を所管する下関水産振興局に関してはナルトビエイ対策について報告します。

 昨日の新聞に、ナルトビエイの捕獲のニュースが掲載されていました。昨日だけで、195匹、約3・8トンが捕獲さてたとありました。深刻な状況です。

 私は、ナルトビエイ駆除対策の新年度予算について質問しました。

 ナルトビエイ駆除対策には二つの事業があります。まず、有害生物被害防止総合対策事業です。これは買取による駆除ですが、

 宇部・山陽小野田地域で、昨年同様の350万円の予算が新年度確保されました。

 もう一つは、藻場・干潟保全活動支援事業です。昨年は、資源回復事業でした。昨年は、宇部・山陽小野田地域全体で、300万円の予算でしたが、今年度は、新しい制度に組み替えられ380万円の予算が計上されています。

 私は、この問題も過去の議会で取り上げました。アサリ資源回復にとって重要な事業です。この問題に関するご意見もお寄せください。

 最後に、美祢農林事務所に関する問題です。私は、事務所としての新型インフルエンザ対策について質問しました。

 畜産部長は、「この間、豚についてインフルエンザに罹患しているか全頭を検査したが異常はなかった。今後とも定期的に検査を続けていく」と報告しました。

 この問題についても皆さんのご意見をお聞かせください。

 この他、県政全般の相談は、藤本までよろしくお願いいたします。 

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