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災害関連死の審査会 県内未整備が7自治体

 12月18日付、読売新聞は、全国の市区町村の6割が災害関連死の認定に必要な「審査会」の規定を整備していないことが分かったと次のように報じました。
 「地震などの災害を巡り、全国の市区町村の6割が災害関連死の認定に必要な『審査会』についての規定を整備していないことが、内閣府の初の調査でわかった。自治体が関連死を認定できなければ遺族への災害弔慰金の支給が遅れる恐れがあり、内閣府は各自治体に調査結果を周知し、規定整備を進めるよう求めた。災害弔慰金支給法では、災害犠牲者の遺族には市区町村が最大500万円の弔慰金を支給すると定める。直接死は自治体が審査などで支給する一方、避難生活による体調悪化などで亡くなる関連死については、医師や弁護士らでつくる自治体の審査会が死亡の因果関係を調査し、関連死に当たるかを判断する。審査会がなければ関連死の認定は事実上できないため、同法では審査会の設置を条例で定めることを各市区町村の努力義務としている。内閣府は全国1741市区町村を対象に、今年8月末時点の規定の整備状況を調査した。調査結果によると、条例で審査会設置について定めた上、委員の選定方法など運営に必要な規定も整備した自治体は685(39・3%)にとどまった。1055自治体(60・6%)は条例で審査会について定めていないか、運営に必要な規定を設けていなかった。弔慰金に関する条例そのものがないのも1自治体あった。滋賀、香川、長崎の3県は、全市町が未整備だった。南海トラフ地震で甚大な被害が想定されている和歌山県も整備率6・7%にとどまった。一方、石川県と沖縄県では全市町村で整備されていた。石川県では昨年の能登半島地震を機に、県と複数市町が合同で審査を行う体制づくりが進んだ。整備が進まない背景には、自治体の人員やノウハウの不足などがあるとみられる。岩手大の宮本ともみ教授(民事法)は『弔慰金は遺族の生活再建の柱となり、早期に支給されるのが望ましい。迅速な認定に向け、市区町村は平時のうちに審査会についての規定をつくり、運営方法も検討すべきだ』と指摘する。」
 内閣府が昨年10月30日に、都道府県災害弔慰金担当部局長宛てに発出した「災害弔慰金等の支給に関する深海に関する条例制定状況等調査結果について(周知)」(今年8月末時点)によると、山口県内の市町の内、審査会開催規定整備済みが12(63.16%)、審査会開催規定未整備が7(36.84%)でした。
 内閣府は、本通知で、都道府県に対して、管内市町村への必要な支援・協力の実施を要請しています。
 私は、県が、市町にこの通知を受けて、どのような支援・協力を行ったのか
照会したいと思います。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

県道宇部船木線の白線が消えかかっています 要望を関係機関に伝えました

 5日、宇部市西宇部地区新年互例会に参加しました。互例会に参加されていた自治会長さんから道路の白線が消えかかっているとの指摘を受け、昨日、調査し、関係機関に要望を伝えました。
 要望場所は、県道宇部船木線の寺田橋前後です。
 まず、中央のはみ出し禁止線(黄色線)が消えかかっています。また、横断歩道の白線が消えかかっています。これら要望を宇部警察署交通課に伝えました。
 次に、道路の両脇の線(白線)が消えかかっています。この要望を宇部土木建築事務所に伝えました。


 宇部商業高校方面に入る市道との合流部分の横断歩道の白線が消えかかっています。 

 

  中央のはみ出し禁止線(黄色線)と両側の白線がほとんど見えません。

 警察、県土木ともに担当者は、「調査し、必要な対応を検討したい」と答えました。
 引き続き、皆さんの要望をお聞かせください。

県内の労働者の実質賃金は、2020年を100として、24年5人以上の事業所で96.5 30人以上の事業所で、97.5でした。

 昨日、日本共産党の田村委員長は、2026年党旗びらきで挨拶し、今日の情勢について「『政治の表層』だけを見れば、日本の政治は右翼的潮流に覆われつつあるように見えます。」「同時に、そうした『政治の表層』と、『社会の深部の流れ』-国民の切実な願いとの間には大きなギャップがある、ここを深くつかみたいと」思うと訴えました。
 その上で、田村委員長は、暮らしと経済の問題に関し、「賃金は上がらない、慢性的な人手不足で長時間労働が蔓延する、こうした労働者犠牲の経済のゆがみをどうやって質すのかが問われているときに、高市政権は、賃上げの最も基本的な政策である最低賃金1500円の目標を投げ捨てました。労働時間の規制緩和を進めようとしています。」と訴えました。
 政府が、「毎月勤労統計調査」を行い、その結果を、山口県が、「山口県の賃金、労働時間及び雇用の動き」として公表しています。この資料を基に、県内の労働者の状況を見ていきます。
 まず、事業所規模5人以上です。2020年を100とした現金給与総額に対する実質賃金ですが、2023年96.6、24年96.5でした。消費者物価が、23年107.0、24年110.3と上がっていることが県内の実質賃金を2020年よりも今日、下げている要因だと思われます。
 直近の25年10月の状況です。実質賃金は、24年10月80.4、25年10月79.7と25年が更に下がっています。消費者物価指数が、25年は更に上がり、実質賃金を更に下げていることが分かります。
 次に、事業所規模30人以上です。同じく実質賃金を見てみます。2024年が、97.5と下がっています。
 直近の25年10月の状況です。24年10月79.0、25年10月78.8と下がっています。5人以上の事業所よりも下がり幅が大きいのが特徴です。
 5人以上、30人以上とも24年は100を切り、25年10月は、前年同月と比べても更に下がっている、その背景には、消費者物価指数の増加があることが分かりました。
 山口県内では、実質賃金を上げる大幅賃上げと、更なる物価高騰を下げる対策が必要だということが分かります。
 県内の統計資料に基づいて、更なる賃上げと物価高騰対策が実施されるよう新年度予算編成を行っている山口県に強く求めていきたいと思います。
 同時に、この点の対策を本気で実施することが知事選の大きな争点になることを訴えたいと思います。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

バックナンバーを聴いています。

 12月中旬、11月県議会が終わった頃でしたでしょうか。
 いつも聴いているNHKラジオから、バックナンバーの「水平線」が聴こえてきました。
 「出来るだけ嘘はないように どんな時も優しくあれるように 人が痛みを感じた時には 自分の事のように思えるように」という平易な言葉ながらストレートな歌詞に心を奪われました。
 一番心を奪われたのは「正しさを別の正しさで失くす悲しみ」という歌詞でした。
 私は、この歌詞を聞いて、次のような、小泉防衛大臣の非核三原則の見直し発言を想起しました。
 「国民の命と平和な暮らしを守り抜くために何が必要かあらゆる選択肢を排除せず議論する必要はある」
 国民の命と平和な暮らしを守り抜くことは極めて正しい政治家にとって必要な姿勢です。
 だから、非核三原則の見直しも選択肢として排除せず議論することは正しいことでしょうか。
 この言葉こそ、「正しさを別の正しさ無くす悲し」い発言だと感じました。
 偶然、ラジオから流れてきた曲、その歌が、なんと紅白で歌われる嬉しさを感じた年末でした。
 年末年始に、「地平線」が入った最新アルバム「ユーモア」、ベストアルバム「アンコール」、そして2012年にリリースされたアルバム「blues」を移動中の車の中で聴いています。
 この中にも考えさせれる歌詞が「青い春」にありました。
 「まぁいいやが増えたのは 大人になったからじゃなく きっと空気の中に変なものを 僕らが考え過ぎんのを よしとしない誰かさん達が 混ぜて垂れ流しているんだろう」
 日本共産党の田村智子委員長は、昨年9月に行われた党創立103周年記念講演で、労働者の働き方について次のようの訴えました。
 「特に、就職氷河期といわれる期間(1993~2005年)に、派遣対象業務の拡大(1996年)、派遣対象業務の原則自由化(99年)、製造業派遣の解禁(2003年)と繰り返され、そのたびに非正規雇用は増えていきました。大学を卒業して最初の働き方が派遣や契約社員、その後も、非正規から抜け出すことができない方々が、この時期、大量に生み出されてしまいました。いまも、将来の希望が見えず、生きづらさを抱える方々からの怨嗟(えんさ)ともいえる切実な声が、私たちにもたくさん寄せられます。若者の人生を傷つけ、一生涯にもわたる不利益をもたらした政治の責任は、あまりに重いと言わなければなりません。」
 バックナンバーのメンバーは、1984年・85年生まれです。氷河期時代の最後の時期を経験した世代です。ストレートな歌詞の中に、理不尽なことに抗う言葉のいくつかを見つけることが出来ました。
 私と20歳違いのバックナンバーですが、彼らの平易でいて、的を突いている歌詞に、年末年始、大いに癒されています。
 「blues」の中では、「ささえる人の歌」もいいし、「僕が今できること」もいいです。
 「ささえる人の歌」は、社会人になった子どもたちに対する親としての私の気持ちにぴったりの歌詞でした。
 「僕が今できること」は、「いつの間にやら誰かの分まで生きなきゃいけない気がする」という歌詞に、大学時代にスキーバス事故で亡くなった同学年の学生の皆さんの事を思い起こしました。
 バックナンバーは、今年もドームツアーを次々に行うビックバンドであり、紅白出場歌手でありながら、一人ひとりの私たちに、寄り添う歌を次々に発表しているバンドであることを実感する日々です。
 今年も、バックナンバーの歌と共に、楽しく日々を過ごしていきたいと思います。
 バックナンバーのファンとしてしては、新参者ですが、ファンの皆さん、お勧めの曲をお教えください。

山口県管理道路の路面陥没は、総計1009件(23年度、24年度)で、全国ワースト6位

 12月27日、読売新聞は、国土交通省が、23年度と24年度に全国でみつかった路面陥没のデータを公表したと次のように報じました。
 「国土交通省は26日、2023年、24年度に全国の道路で見つかった計約2万2000件の陥没データの詳細をホームページで公表した。都道府県別では新潟県と北海道が年平均1000件超と特に多く、愛知など4件も500件を超えた。同省は『陥没の大半は、自治体管理の道路で起きている。自治体は危機意識を強め、巡回や調査を徹底してほしい』としている。公表したのは、国道、都道府県道、市区町村道で見つかった各陥没の路線、場所、要因、大きさ(深さなど)。今年1月の埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、初めて個別データを収集し公表した。発生件数は23年度が計1万2209件、24年度が計9866件。発生場所は、新潟県が総計2274件(23年度1352件、24年度922件)で最も多く、北海道も同2067件(23年度999件、24年度1068件)で続いた。2同県について同省は『道路延長や地盤の状態などが影響した可能性がある』としている。愛知、広島、鳥取、山口の4県も同1000件を超えた。東京都は同620件(23年度378件、24年度242件)で12番目に多かった。総計が最も少なかったのは岐阜県の31件。深さ1メートル以上の陥没は2年間で計500件以上あった。最大は八潮市の陥没で、深さ15㍍、幅40㍍に達した。同省は今後、地質や地下埋設物の状況など道路下の情報をデジタル地図を整備し、今回の陥没データも盛り込む方針。」
 国交省が公表した23年度24年度の道路陥没数の多い順で、ワースト6位が山口県です。総計1009件(23年度594件、24年度415件)です。23年度594件の内訳は、直轄国道1件、都道府県管理の道路129件、市町村管理の道路464件でした。
 都道府県管路の道路の陥没は、宇部市内には、東吉部や中野開作など3カ所あります。最も深いものが深さ1メートルの陥没です。山陽小野田市刈谷と山口市宮野上でした。
 24年度415件の内訳は、直轄国道1件、都道府県管理の道路93件、市町村管理の道路321件でした。
 都道府県管理の道路の陥没は、宇部市内に、中野開作、西岐波大沢西、東万倉、上宇部、琴芝の5カ所でした。最も深いものが深さ2㍍で。長門市日置上黄波戸にありました。
 これらの陥没が、昨年12月時点で、改善されているのか、県土木建築部に照会したいと思います。
 12月23日、関門海峡に巨大なつり橋をかける「下関北九州道路」について、山口県と北九州市がそれぞれ作成した土地計画が国土交通相の同意を経て決定したと報じられています。取付道路など、山口県も巨額の支出が予測されます。
 不要不急の巨大道路建設が進む一方で、都道府県管理道路のあちこちで陥没が発見された事態は、山口県民の命と安全を守る上で対策が急がれる問題です。
 今後、県管理道の陥没の早急な改善を求めていきたいと思います。

映画「ペリリュー -楽園のゲルニカー」を一人でも多くの皆さんにご覧いただきたいと思います。

 昨年12月23日、東京新聞は、映画「ペリリュー -楽園のゲルニカー」について次のように報じました。
 「先の戦争に思いをめぐらす機会が多かった戦後80年の今年、その掉尾を飾るように、太平洋戦争の現実をありのままに描いたアニメ映画が注目を集めている。『ペリリュー -楽園のゲルニカー』(原作・武田一義、配給・東映)。部隊は日本が敗色濃厚になった1944年、ペリリュー島の戦い。日本軍守備隊がたどった過酷な足跡を、ほのぼのとした3等身キャラクターで描く。本作から、現代人は何を感じることができるのか。主人公で21歳の田丸均は、体力や武器の扱いは他の兵士に劣る。しかし、漫画家志望で物語を作る能力を買われ、戦死した仲間の最期を、遺族に送る手紙に書き記す功績係に任命される。それは兵士の『平凡』な死を、米軍に勇ましく立ち向かった末の名誉の戦死などと創作する仕事だった。米軍の上陸作戦が始まると、圧倒的な戦力差に、日本軍はすぐに劣勢に立たされる。守備隊は破滅し、生き残った数十人が島内で米軍の物資を盗んで食いつなぎながら、潜伏を続ける。戦況など知る由もなかったが、ある日、ごみ箱から拾った英字新聞で『日本の敗戦』を知る。これは、真実か、米軍の謀略かー。物語は田丸と、銃の扱いに長けた吉敷佳助の友情を中心に進む。戦闘シーンでは、目の前の仲間が銃弾に倒れて血の海に沈み、爆弾で四肢が四分五裂に吹き飛ばされ、味方の銃の暴発で胸を撃ち抜かれ、無残な姿で次々と死んでいく、キャラの見た目と相反し、実に生々しい。実写なら正視に耐えないが、絵柄のおかげで見続けることができる。日米両軍の迫真の戦いを見つつ、当たり前の事実に改めて気付かされた。国が掲げる戦争の大義など一兵士には何の役も立たない。なぜ、目の前の敵を殺すのか。殺さないと、こちらが殺されるからだ。そして、どんなに美辞麗句を積み上げても、殺した当人には血肉を伴う人殺しであり、国が『功績』と称揚しても、消せない悪夢として残り続ける・・・。各兵士の性格の描き分けも的確で、南国らしい島の自然描写も美しい。先の戦争について日本人が知るべきことを、子どもでも理解することができる。ぜひ親子で観に行ってほしい。本作は、『火垂るの墓』『この世界の片隅に』など国内で戦災に遭った民間人をテーマにしたアニメと違い、加害者である日本軍を率直に描いている点にも感じ入るところがあった。登場する日本兵の多くも、平穏な日常を希求しながら、盧溝橋事件の報道でゅう語句への敵愾心を煽られ、米ハワイ・真珠湾攻撃の報に万歳をする大人に同調した普通の若者だったのではないだろうか。その後、自分が絶望の島に赴くことになるなど、想像すらせずに。鑑賞後、大切なのは、本作を過去の悲劇と思わないことだと感じた。遺骨の収集は続けられる一方、『次の戦争』を容認するかのような不穏な空気もある。本作の登場人物を自分自身に置き換え、印象に残ったシーンで『自分ならあの時どうしたか』と振り返り、知人と語り合うなどして、現代と接続してみたい。」
 私は、前からこの映画を観たいと思いつつ、宇部市内の映画館で上映中だと知り、正月休みの昨日、ようやく観ることができました。記事にある「加害者である日本軍を率直に描いている」点に私も感じ入りました。
 私が、本作で一番、日本軍の本質を描いていると思ったのは、田丸と吉敷が、米軍に投降するシーンです。投降しようとする二人を島田小隊長らが阻止しようとし、吉敷は島田に撃たれ、命を落とします。
 その背景には、1941年に東条英機が陸軍大臣を務めていた時に全軍へ示達された「戦陣訓」があります。
 「戦陣訓」には、「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪過の汚名を残すことなかれ」という一文がありました。
 ペリリュー島に派兵された1万人の内、生き残った兵士たちは、終戦を知らされることなく、1年半以上、武装を解除せず、潜伏を続けていたのです。投降しようとする兵士を日本軍の兵士が殺した背景には、明らかに「戦陣訓」があったと思います。
 しんぶん赤旗日曜版の新年号に、日本共産党の田村智子委員長と元法政大学総長の田中優子さんとの対談が掲載されています。田中元学長は、対談の中で、「明治憲法は、人間は生まれながらに平等で人権があるという『天賦人権説』を排除しました。『国家が人格を与える』という考え方です。」と述べて
います。投降する兵士を日本軍の兵士が殺害した背景には、国家を最優先させる明治憲法があったと思います。
 田中元学長は「国家が人権を与える」という考え方について「高市さんの頭の中も同じ思想です」と高市首相が、排外主義などを助長しようとする政治姿勢を批判しました。
 東京新聞の記事には、「『次の戦争』を容認するかのような不穏な空気もある」ので、この映画を通して「現在と接続してみたい」と書いています。
 私は、この映画は、80年前の戦争の本質を知る、最良の教材だと思いました。一人でも多くの皆さんがこの作品に触れ、主人公を自分に置き換えて、感じていただきたいと思います。
 この映画をご覧になった皆さんは、感想をお聞かせください。