議員日誌

PCR検査機器を視察

 昨日、日本共産党山口県委員会新型コロナウイルス対策本部は、山口県予防保健協会がこの程導入した新型コロナウイルスのPCR検査機器を視察しました。

 日本共産党から河合喜代副委員長、木佐木県議と私が参加しました。

 県予防保健協会の板垣多樹郎総務グループリーダーから説明を受けました。

 機器は、富士フィルム和光純薬製の「ミュータスワコーg1」です。全自動で1回に4検体を入れることができます。検査時間は約1時間15分ですので、6時間程度かかる従来の機器より大幅に早く、検査技師の感染リスク回避にも有効ということでした。1日最大30件を検査することが可能だとのことです。

予防保険協会PCR

 左から三人目が私。その横の機器が検査機器

 PCR検査機器は約677万円で、関連機器を含め総事業費は965万円です。

 県は6月補正予算の中に、新型コロナウイルス感染症検査体制強化事業として2億8千万円余計上していますが、この中に、予防保健協会で購入したPCR検査機器の費用も計上されています。

 県は、1日310件の検査が可能としていますが、この内、30件が県予防保健協会分とされています。

 県予防保健協会は、山口・防府医療圏と宇部・小野田医療圏の地域外来・検査センターの検体の検査を主に請け負う予定です。

 宇部・小野田医療圏内に今月末スタートする宇部市内の地域・外来検査センターの検体は、唾液で採取する予定です。

 唾液の場合、検査機器にかける前に遠心分離機にかけるなどの対応が必要です。

 県予防保健協会ではPCR検査用遠心分離機の納品が遅れていることなどにより、当面、宇部・小野田圏域の検体を引き受けることが難しい状況も話されました。

 県予防保健協会では、県環境保健センターで行っているPCR検査のバックアップとしての検査や、今後、民間企業など団体からの依頼に対する検査なども行うことを計画しているということでした。

 県予防保健協会では、更にもう一台の導入も検討しているとのことでした。

 板垣さんは、PCR検査機器は付属して必要な試薬等の入手や機器の研修を含めて国内メーカーがベストだと話されました。

 国内の製品が注文から納入までの期間が長くなってきているとも話されました

 コロナ危機の中で、マスクなどを海外に頼っていたことが大きな問題となりましたが、コロナに対応する様々な物品や器械を国内で自給することが必要だということが分かりました。

 実際のPCR検査機器を見学したのは初めてでした。9月から実際に稼働をはじめると、このような見学は難しいと思います。

 ラストチャンスとも言える見学を快く引き受けていただいた県予防保健協会の関係者の皆さんに感謝申し上げます。

 引き続き、県内で、PCR検査が拡大される体制づくりに向けて必要な発言を行っていきたいと思います。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

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