「落語 昭和の名人極めつき」のCDマガジンを購読しています。
最新号は、「柳家小さん」②です。「笠碁」「粗忽の使者」「親子酒」どれも「極めつき」です。
「親子酒」は、二代目桂枝雀の落語が印象的です。
2011年に作成された「落語 昭和の名人完結編」の第一回が枝雀でこの中に「親子酒」があります。
小さんの「親子酒」は13分06秒、枝雀は、24分11秒。枝雀が約倍の長さです。
枝雀の「親子酒」は、息子とうどん屋とのやり取りが爆笑を誘います。その部分が小さんの「親子酒」より長くなっています。
小さんの「親子酒」は枝雀程のスピードはありませんが、父親の語りが中心で、何とも言えない「間」に唸ります。
枝雀と小さんの「親子酒」どちらも素晴らしいです。
親子で同じ演目を演じた作品を楽しむこともできます。
「落語 昭和の名人極めつき」①は、古今亭志ん生で、「猫の皿」があります。
2011年に作成された「落語 昭和の名人完結編」の第二回は古今亭志ん朝でこの中に「猫の皿」があります。
志ん生は29分、志ん朝は22分、台詞はほぼ同じです。
志ん生70歳。脳出血で倒れる直前の「猫の皿」です。
志ん朝40歳。まだまだ若い時期の「猫の皿」です。
古道具屋と茶屋の親父とのやり取り。
皿が買えないと分かり、猫を邪魔ものにする台詞は、やはり、志ん生の枯れた味に私は軍配を上げたいですね。
しかし、若い志ん朝の「猫の皿」もイキでいいですね。
同じ演目を違う名人が演じる音源が聴けることに幸せを感じます。
今年に入ってからは、移動中の車の中は、最新のCDを繰り返し聴いています。
何度も同じ演目を聴いていると、その時々の発見があり、嬉しくなるものです。
小さんの「粗忽の使者」や三遊亭金歯の「ずっこけ」など聞いていると、「小さなことは気にするな」と元気づけられる自分を感じます。
しばし落語に耳を傾けながら、心の洗濯をしています。
話す機会の多い私。話術の参考にもしています。
川柳が趣味の私ですが、落語も私の趣味の一つとなりました。
今年は、「落語 昭和の名人極めつき」とともに落語を聞く毎日です。
いつか、生の落語を聞きたいと思っています。
皆さんの好きな落語家は誰ですか。好きな演目は何ですか。
お教え下さい。
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