議員日誌

藤本囲む会を市内2か所で開催

 昨日、「藤本かずのりさんを囲む会」を市内2か所で行いました。

 岬ふれあいセンターでの集いには約30名、藤本事務所での集いには約10名が参加しました。

藤本囲む集い 岬

 岬ふれあいセンターでの集いで訴える私

 私が、岬ふれあいセンターでお話した要旨は以下の通りです。

・・・

 岬ふれあいセンターの集いにお集まりの皆さん、台風一過のお休みの日にお集まりいただきましてまことにありがとうございます。
 浅野謙二さんが、県議として初当選したのが、1975年です。これから、43年となります。日本共産党の県議の議席は山口県政を県民本位に切り替える議席でした。来年の県議選。必ず再選して、来年の参議院選勝利に繋げていきたいと思います。皆さんのご支援をお願いいたします。
 今日は、国政の問題と県政の問題、政府交渉に参加した結果報告の三部構成で約30分お話をいたします。
 まず、国政の問題です。安倍首相が、12日、下関市で長州「正論」懇話会で講演を行いました。この内容は極めて重大です。
 第一は、安倍政権の5年半を、自画自賛する演説を行ったことです。
 安倍さんは、「私は極めて、宥和的な人間だ」「強行的なやり方なんて長続きしない」と語りました。宥和的とは、「対立する相手を寛大に扱って、仲良くすること」です。例に挙げたのが、安保法制=戦争法と「働き方」改革一括法案についてです。
 2015年9月19日、国会に集った何万もの国民の声を無視して強行したのが戦争法=安保法制です。
 過労死遺族は、「働き方」改革一括法は、「過労死を増やす」と廃案を訴え、安倍首相との面会を求めました。安倍総理は、遺族とは会わず、法案を強行しました。自分に反対する人の意見を聞かない安倍首相。何が宥和的ですが、何が強行的なやり方は長続きしないですか。
 安倍首相のこの発言は、総裁選に勝って、これからも暴走政治を続けるという宣言でしかありません。
 安倍さんは、12日の講演で、「自民党としての改憲案を次の国会に提出できるようとりまとめを加速すべきだ」と発言しました。日本共産党は、市民と野党の共闘を更に強め、安倍9条改憲は絶対に認めない立場で全力を尽くす決意です。
 資料1を見て下さい。来月20日投票で行わる自民党総裁選挙の争点が9条改憲となりました。安倍さんは、憲法9条1項2項を残し、自衛隊を明記する案です。
対立候補の石破さんは、「『戦力』でないから軍隊ではないと理解する人がどれだけいるのか」などと批判し、9条の2項削除の持論を主張し、「対立」を演じますが、安倍さんも石破さんも9条改憲では完全に一致しています。石破さんがたとえ自民党の総裁になっても、9条は壊されてしまう。
日本共産党は、自民・公明とその補完勢力を少数に追い込むために、市民と野党の共同を前進させ、日本共産党の躍進を必ず実現する方針です。
  自民党による9条改憲は許さないために、参議院選挙躍進の前哨戦である県議会議員選挙に必ず勝利する決意です。
次に、国政の問題として、沖縄県知事選挙をめぐる情勢についてです。翁長知事が急逝されました。沖縄県知事選挙が9月13日告示、30日投票で行われます。県政与党や経済界、労働組合、中道保守勢力などで構成する「調整会議」は、自由党幹事長の玉城デニー衆議院議員に辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」の候補者として出馬することを要請しました。新聞報道では、明日にも玉城デニー氏は出馬表明を行うとあります。
 沖縄のたたかいは、沖縄の今後を大きく左右するのみならず、日本の政治の在り方を左右する一大政治戦です。
 日本共産党は、辺野古新基地建設反対のオール沖縄の代表が、県知事選挙で勝利できるように、全国的に力を尽くす決意です。
 次に山口県内の情勢について、まず軍事基地問題を取り上げたいと思います。
 まず、岩国基地問題です。岩国基地は空母艦載機部隊の移駐により、東アジア最大の軍事基地となりました。騒音は激増し、お盆も岩国市では、戦闘機が飛行しました。
 資料2にあるように、岩国日米協議会の合意では、「盆の13日から16日は飛ばないようにする」とあります。米軍はこの合意を全く無視して飛行を続けたのです。
 山口県内での傍若無人な米軍機の飛行を中止させなければなりません。
 山口県内では、岩国基地に空母艦載機部隊が移駐されたことに続いて、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」が萩市の陸上自衛隊むつみ演習場に配備されようとしています。
 資料3は、防衛省の住民説明会での資料です。防衛省は、北朝鮮の脅威ばかりを煽り、陸上イージスの配備の必要性を強調しています。
 山口県と萩市が防衛省に対して「イージス・アショアの配備に関する敵地調査の実施について」照会を行い、8月17日に防衛省が回答しました。
 資料4が回答の一部です。山口県などは、配備地を市街地から離れた地点にすべきだと照会しました。これに対して防衛省は、あくまでも、「むつみ演習場を配備候補地として、地質・測量調査や電波環境調査といった配備可能性の調査等を進めてまいります」と答えています。
 防衛省は、イージス・アショアの適地調査の入札を行い、開札を当初8月2日行う予定でしたが、反対意見が相次いだ結果、9月12日に開札を延期しました。
  資料5は、23日の毎日新聞の報道です。阿武町の花田町長は「配備は町の過疎化を加速させる懸念がある。住民説明会でも不安や不信が出た。このような中、計画を進めると泥沼状態を招く」と防衛省の大野政務官に訴えました。防衛省は、9月12日に、粛々とむつみでの適地調査の実施を進める気でしょうが、そのようなことは絶対に認められません。
  資料3に戻ると、防衛省は、仮にむつみが不適との結論に至った場合、「山口県内やその周辺の国有地を検討します」と回答しています。
  山口県内へのミサイル基地のたらいまわしは絶対に許されません。
  安倍政権は、沖縄県名護市に辺野古新基地を押し付け、岩国市には、空母艦載機部隊を押しつけ、萩市にイージス・アショアを押しつけています。
  資料6を見て下さい。米海兵隊新基地建設の出発点となった1996年のSACO(沖縄に関する日米特別行動委員会)合意をめぐり、「普天間の海兵隊地上・航空部隊は朝鮮戦争の戦闘計画において決定的である」と述べました。普天間基地の代替施設として建設されている辺野古新基地は「朝鮮半島有事」のための基地なのです。日本共産党の志位和夫委員長は、朝鮮半島での平和のプロセスが成功すれば、「世界史の一大転換点になる」との見解を明らかにしました。朝鮮戦争の終結を目指す平和のプロセスが成功すれば、辺野古新基地だけではなく、岩国基地を含む在日米軍基地そのものの駐留根拠が消滅する可能性を秘めています。
  更に、朝鮮
半島の非核化を目指す平和のプロセスが成功すれば、イージス・アショアの配備の根拠が消滅する可能性を秘めています。
  資料1の自民党総裁選挙に目を戻すならば、自民党の総裁選で、朝鮮半島の新しい平和のプロセスに対する議論は全く見受けられません。
  政権党の総裁選で、平和のプロセスをどうやって前進させるかの議論がなされず、改憲議論が「最大の争点」とされるのは重大です。
  自民党は、憲法9条を壊すのではなく、守り生かし、朝鮮半島で始まった和平のプロセスを加速させるために力を尽くす時です。
  自民党は、朝鮮半島の和平のプロセスの中で、根拠を失っている辺野古新基地建設、岩国基地の強化、イージス・アショア設置を進めるときではありません。
  最後に、ブロック塀の安全対策についてご報告します。6月18日に発生した大阪北部の地震で、小学校のブロック塀が倒壊し、登校中の小学生が亡くなる事故が発生しました。
  資料7は、7月9日、日本共産党宇部市議団と私の連名で、久保田宇部市長に対し提出した、「ブロック塀等の安全対策について」という要請文です。学校施設だけでなく、市内の保育園・幼稚園では自己負担なく危険なブロック塀の撤去・回収ができるよう求めました。
  私は、7月24日、日本共産党県委員会主催の政府交渉に参加しました。この中で厚生労働省に対して、保育園に対して危険なブロック塀の撤去費用を助成するよう求めました。これに対して、担当者は、保育所は、保育園等整備交付金の「防犯対策強化」の対象に危険なブロック塀の解体・撤去費用を含めて対応していると答えました。
  国交省に対しては、過去に越水・氾濫が発生した県管理河川の改修事業については、国庫補助率を嵩上げするなどの対応を取るよう求めました。
  宇部市の厚東川は、2009年の災害で床上浸水の被害が発生しました。原因は、宇部西高の厚東川岸4キロ堤防が設置されていないからです。県議会この問題を取り上げました。
資料8は、厚東川水系河川整備計画です。沖ノ旦橋から末信地点までの4キロに堤防を設置する計画が含まれました。工事の進捗を急がせます。

・・・

 今日は、宇部市小松小野の4区ふれあい会館で10時から集いを行います。

 ご参加をお待ちしています。

 皆さんのお近くで藤本を囲む集いを開いてください。

 トップページの問い合わせから私に連絡を取ることができます。

 よろしくお願いいたします。

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