昨日、宇部市吉部常光寺の前坊守様の葬儀を門徒葬で行いました。
門徒総代の私が葬儀委員長を務めました。
私が葬儀で述べた「弔辞」を以下の通りです。
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常光寺 杉山智子前坊守様は、一九六七年以来、五〇年近くに渡って、常光寺の護持とご法義繁盛のためにご尽力されてきました。
その間、三代にわたる住職とともに、山間の門徒の家を一軒一軒お参りし、元気な声で勤行された前坊守様のお姿は、私たち門徒の誇りでありました。
お浄土に往生された前坊守様のお姿はあまりにも普段のままで、「藤本さん 今日もお世話になりますね。」と、私にお声をかけていただけるようです。
私は、二年前に松永博孝さんより門徒総代を引き継ぎました。前坊守様は、私への門徒総代引き継ぎを見届けてお浄土に往生されました。
未熟な私がこれから常光寺の護持を担うことになりますが、現住職様と共に、前坊守様が歩まれたご法義繁盛の道をしっかり歩んでいきたいと思います。
前坊守様は、お浄土に往生される目前に「降誕会は予定通り行って欲しい」とおしゃっておりました。前坊守様のご遺志通り、明日は、常光寺の降誕会を予定通り行うことを総代一同で決めました。
親鸞聖人の和讃の一つである「恩徳讃」を改めてかみしめています。
「如来大悲の恩徳は身を粉にしても報ずべし 師主知識の恩徳もほねをくだきても謝すべし」
明日の降誕会は、門徒一同が、阿弥陀如来様のみ救いをあきらかにしてくださいました御開山聖人とともに、前坊守様のご恩に感謝しつつ、執り行いたいと思います。
二十一代門主・明如上人の次女であり、大正期の三大女流歌人と謳われた九条武子さんの歌に「おほひなる ものゝちからに ひかれゆく わかあしあとの おほつかなしや」があります。
まさに、前坊守様は、阿弥陀さまの智慧と慈悲の光に照らされ、み教えを拠り所として生きてこられた八十五年だったと思います。
ここにご生前のご遺徳をお讃えし、これよりは、お浄土より、今後の常光寺を、そして私たちを、常にお導きくださることをありがたく思いつつ、合掌礼拝、お念仏いたします。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 合掌
二〇一七年五月三日
葬儀委員長 藤本一規
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今日は、予定通り、常光寺で親鸞聖人の誕生を祝う「降誕会」を行います。
今から、「降誕会」に参加のため出発します。
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