昨日、2016教育のつどい山口IN岩国が行われました。
この中で、同志社大学大学院教授の浜矩子さんの講演会が行われました。
岩国市周東町パストラルホールで講演する浜教授
演題は「取り戻すべきは民主主義~下心の世界からの脱却を目指して~」でした。
浜さんは、2015年4月の訪米時に、安倍首相が笹川平和財団米国での講演に注目します。
「・・・デフレから脱却をして、経済を成長させ、そしてGDPを増やしていく。それは社会保障の財政基盤を強くすることになりますし、当然、防衛費をしっかりと増やしていくこともできます。また、海外に対する支援も行うことができる。日本のプレゼンスを引き上げることができる。つまり、強い経済はしっかりとした安全保障、安全保障政策の立て直しに不可欠であると、こう考えています。」
浜さんは、安倍政権は、「軍備増強のために経済を強くしようとしている。我々を幸せにする事を目指してはいない。」と分析しました。
浜さんは、安倍首相が「戦後レジュームからの脱却」を繰り返すことを上げ、「これは、戦前のような政治にしたい表れだ。」と述べました。
その上で、浜さんは、「安倍首相は富国強兵を進めようとしている。アベノミクスで富国にし、憲法改正で強兵を進めようとしている。」と指摘しました。
浜さんは、最後に、耳と目と手が重要だと訴えました。
耳とは、違う意見や弱者の意見を聞くことの出来る耳です。
目とは、人のために涙することの目です。
手とは、痛みのある人にさしのべることのできる手です。
浜さんは、「チームアホノミクス(安倍首相が進める経済を一緒にする進めようとするものたち)は、聞く耳を持たず、涙かれし目しか持たず、さしのべるどころか奪い取る手を持っている。」「安倍首相の進める経済政策は、部分的でも評価できるものはない。」ときっかり批判しました。
浜さんは、「経済は人のための経済であり、優しい経済でなければならい。」「弱者の苦しみに耳を傾け、目を向け、手をさしのべる経済でなければならない。」と語りました。
浜さんは、「手をつなげは、現状を変えることは出来る。」と繰り返し、参加者を励ましました。
浜さんの講演は時には参加者を笑わせ、唸らせるものでした。
浜さんの著作を数冊読んでいたので大変よく理解できました。
来年の3月4日には、宇部市で浜矩子さんの講演会を行います。
浜先生にご挨拶をしました。
会場をいっぱいにして浜さんをお迎えしたいと思っています。
浜さんの著作で更に学びながら宇部市講演会を成功させたいと思っています。
アベノミクスを皆さんはどうお考えですか。
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