第64回日本PTA全国研究大会徳島うずしお大会の会場で、日本PTA全国協議会が行った「平成27年度子どもとメディアに関する意識調査調査結果報告書」を購入しました。
この調査は、小学校5年生と中学校2年生約6000人と、小学校5年生と中学校2年生の保護者約4000人を対象に行った調査結果です。
この報告書は、メディアと子どもの今を知ることが出来ます。
ランダムに紹介していきます。
まず、「ネットはどの方法で友だちと会話するのか」の問いに、小学生のトップがラインで20.7%。中学生のトップもラインで64.6%となっていました。電子メールは過去の遺物となり、ラインがこどもたちの主要なネットの会話手段になっていることが分かります。
次に、「インターネットで次のようなものを見たことがありますか。」の問いに一位は、「他人の悪口」で13.1%、2位が暴力的な描写で12.95%、3位がアダルトの画像で8.1%、4位は出会い系サイトで4.6%となっています。
子どもたちの意識状況がよくわかる結果です。
「ゲームソフトレーティング制度の認識度」についても調査しています。
小学生の認知度は57.9%、中学生の認知度あ、75.2%ありました。
保護者の認知度は、56.8%という状況でした。
生活の中で欠かせないものの設問が平成24年度から行われています。
小学生はゲームが一番で21.8%。中学生は、スマートフォンで34.8%でした。
中学生のスマートフォンは、平成26年度は29。0%でしたが、平成27年度は、34.8%と1年間で5.8ポイント上昇しています。
中学生の中で、スマートフォンが爆発的に普及し、生活の中でダントツの一番に欠かせないものになっている様子が分かる結果です。
総じて考えてみると、中学生の多くがスマートフォンを所有し、ラインで友だちとの会話を旺盛に行っている様子が分かります。
また、危険な有料サイトも中学生は結構見ていることも分かりました。
宇部市PTA連合会では、昨年度から教育委員会などと一緒に家庭で「スマホやゲームの約束」づくりを推奨しています。
これらの調査結果を見ると、メディアと子どもの関係を常に見直す家庭での約束づくりの必要性が益々高まっていることを痛感しました。
この調査結果を宇部市PTA連合会の活動に大いに生かしていきたいと思いました。
日本PTA全国協議会の本調査は、子どもを巡る貴重な調査だと感じました。
子どもとメディアに関する問題で、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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