月別アーカイブ:2013年11月

空中給油機来年6月から岩国へ

 10月30日(水)に、岸外務副大臣らが、山口県庁を訪れ、10月3日に開催された日米安全保障協議会(2プラス2)の共同発表の追加説明を行いました。

 主な内容は、15機の空中給油機を来年6月~9月の間に岩国飛行場へ移駐する見込みだということです。

 藤部副知事は、「普天間基地の全面返還に係る諸条件の整う前の先行移駐は認められない」という県の基本的な考え方を示した上で、「国は、『空中給油機の移駐は、普天間代替施設の見通しが立った後に行われる』としてきたが、今回、見解が変わった理由」「岩国飛行場へ移駐する空中給油機の機数が12機から15機へ変わった理由」を質しました。

 木原防衛大臣政務官は、「沖縄の基地負担の軽減を目に見える形で精力的に進める観点から、来年6月から9月の間に、空中給油機の岩国飛行場への移駐を実現していく必要がある」「運用上の所要や情勢の変化に対応できるよう適切な態勢を維持するため、岩国飛行場に移駐する空中給油機が12機から15機に変更された」と答えました。

 これは、沖縄の負担が減れば、岩国との約束を反故にしてもいいという暴論だと言えます。

 沖縄の苦しみは、岩国の苦しみとなります。国は、オール山口の「空中給油機の先行移駐は認めない」との意思を尊重すべきです。

 その他、国は、空域の効率的かつ完全な運用を図るため、米軍機と岩国飛行場との間の通信が必要になったことを理由に、「祖生通信所に鉄塔や通信局舎を整備する計画となった」と説明しました。

 祖生通信所は、米軍が使用していなかった施設で、返還の対象となっていた施設でした。この施設に鉄塔と通信局舎が建設されるということも、岩国基地の機能強化といえるものです。

 「沖縄の負担軽減」などを理由に、岩国基地に当初の2プラス2を大きく上回る負担が強いられようとしています。県民運動を強め、岩国基地の基地機能強化を食い止めていきましょう。

  岩国基地の機能強化に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

県議会総務企画委員会の県外視察から帰ってきました。

 10月30日から総務企画委員会の県外視察に参加しました。

 10月30日は、福井県鯖江市を訪ね、メガネ産業の振興策について視察しました。

 鯖江市で生産される眼鏡フレームは、国内製造シェアの約95%を誇っています。

 最近では、中国の台頭などで、鯖江市の眼鏡産業は、縮小の一途をたどっています。

 鯖江市では、眼鏡産業の再生に向けて、①オリジナルブランド構築②後継者育成③情報媒体活用④産業観光に取り組んでいることが語られました。

 10月31日の午前中は、小松市民防災センターを訪ねました。

 

   消火器を使用する体験なども実際に行いました。

 平成12年に、防災学習の場として、約12億円建設費をかけて小松市民防災センターが設置されました。

 7千人だった来館者が平成24年に4千人台になり、展示物等のリニュアルが課題だということでした。

 来館者増加対策としては、近隣の観光施設と連携したリーフレットを作成したり、インターネットのサイトの充実などに取り組んでいるということでした。

 午後は、金沢市立金沢21世紀美術館を見学しました。

 金沢21世紀美術館は、2004年にオープンしました。毎年150万人が来館している日本を代表する地方美術館です。

 現代彫刻に特化した特徴ある美術館です。

 来館者が多い理由は多々ありますが主なものは次の点です。

 まず、美術館の建物が、国際建築賞を受賞するなど特徴的なものであるということです。

 次に、海外作家の企画展など魅力ある展覧会事業に取り組んでいることです。

 金沢市内の小学校4年生を招待するミュジュージアム・クルーズを継続的に行っていました。

 更に、美術館を市民ギャラリーとして提供し多くの市民が活用していました。

 近隣の商店街と連携した取り組みが行われていました。 

 更に、組織の中に広報室があり、積極的な広報活動が展開されていました。

 今日は、松井秀喜ベースボールミュージーアムなどを見学しました。

 山口県政に生かせる様々な視察をすることが出来ました。

 視察を山口県政に生かしていきたいと思います。